見習いマスター 2018-09-02 23:37:37 |
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御影尋.
…ッぁ、おこちゃまランチ食べてる奴に言われたくねーんだけどー!
( ハッとした顔…先に誘ったのはそっちだろうと言う顔でスプーンをカチカチ齧っていると、この賑やかな空間には毒とさえ思える甘言を、耳元で囁かれ。聞く者によっては容易に意味を察せられる響きに微かに顔を顰め…同時に太腿を噛まれた時のことを思い出し、歯の感触をうやむやにしようと無意識のうちにそこに爪を立て。幸い仲間には聞こえていなかったようで話を咲かせる周囲を一瞥してから隣人のご飯を見遣り。チョコ一袋にシュガートースト、激甘コーヒー…これだけ食べてもどちらも欲しいと申すか。「プリンとアイスどっちか、…アイス選んだら良いことあるかもよ。」お子様ランチだってそう何個もデザートはついてこない筈、アイスがデザートなら自分は謂わばオマケのおもちゃのような物だろう…選んで、と選択を迫り、)
>>アンリマユ
…それじゃあ、プリンは明日にします。アイス一緒に食べましょうね
(飼い犬をいじめる趣味はないと断言できるけれど、こうも反応されてしまうと何だか楽しくなってしまって困る。コーヒーとトーストと、交互に楽しみながら愛らしい飼い犬の様子を見ていたものの、おこちゃまランチ…否、ディナーと評されたそれを改めて見下ろせば、まあ言いたい意味は分かるというか。悪い事に抵抗が些かないはずの貴方が、最近弓兵の彼のようになってきているようで僅かに眉尻を下げたものの、強欲さは相棒譲りということにして。「デザート楽しみですね」と、両手を温めながら、何事もなかったかのようにポトフを食べきって)
御影尋.
はい、ご褒美にこれやるよ。遠慮せず食べて!
( 好物よりも“ アイス ”を選んでもらえたことはまあ良いとして、デザートが一体どちらを指しているのか判断がつかない言い方に、また居た堪れなくなる。視線を彷徨わせ付け合わせのサラダに目がいくと、プリンを我慢したご褒美と銘打ってプチトマトをトーストが乗ったお皿の上に勝手に置き。もごもご…膨れた頬を動かしながらポトフが入っていた器を見遣り。飼い主と夕食を…それも完食してるところを見れるなんてとても珍しい体験。「全部食ったんだ、偉い偉い。あとでオヒメサマごっこしてやります。」嬉しそうに、或いは揶揄するように言いながら手の甲を軽く撫でて、)
>>アンリマユ
うわぁ、嫌がらせばっかりお上手に
(全てを食べ終えて、せっかくのプリンはまだぷっちんしていないのでこのまま冷蔵庫に…と思っていた矢先、ころんと登場した赤い野菜に思わず本音が。失敬…と頭の中で某プリテンダーが過ぎったものの、小さい英霊たちもいる手前好き嫌いは見せられない…仕方なく口に放り込み、コーヒーで流すことに。お姫様ごっこだなんて言う貴方は、いつだって自分に優しく触れてくれるのに、その実全部を壊してしまいたいと思っていることも分かっていて…手に触れた体温は、今日はどちらなのだろう。「…早く食べないと、アイス、自分が貴方の分も食べちゃいますから。お先に!」と、立ち上がったなら弓兵の元へ駆け足で。食べ切りました!と無表情ながらドヤ顔で報告する自分と、褒めるように笑った彼と、どちらがオトナなのかは怪しいところ)
御影尋.
ああッ!待てよぉ…!
( あからさまに嫌そうな顔つきでトマトを流し込む飼い主を肴に、カレーを食べ進めていたが反撃のつもりなのか脱兎の如く駆けて行く背に思わず上記を。ただ、自分のアイスを食べられるのが嫌だったからではなく…こんな賑やかな場所でぼっち飯はキツいな、と思うと叫ばずにはいられなかった。残りのカレーを半ばかっこむように、口の中に入れ口をもごもごさせながらやってきた復讐者に弓兵はやれやれといった眼差しを向けるがスルーし、「先行くなよな~。」と抜け駆けした飼い主に不満を垂れつつ、二人の横を通りちゃっかり冷蔵庫に一着ゴールを決めて、)
>>アンリマユ
あっ____メロンシャーベットあるじゃあないですか、自分それがいいです
(よしよし、と褒められていれば、平然と先を行った飼い犬…ウサギとカメならぬ犬と猫。一着は取られてしまったけれど、遅れは取りたくない…お皿を流しに運び、早足で飼い犬の傍へ。冷凍庫を開け、中を覗けばソフトクリームやら、バニラアイスやら、フルーツシャーベット…と美味しそうなものを発見。のそりと手を伸ばせば、緑色の小さな容器を取れば、早速「スプーン…」と近くの棚を漁って…はてさて、飼い犬は何を選ぶのか)
御影尋.
うーん……ダッツにするかぁ。
( 隣にやって来た飼い主が選んだのは自分も好きなメロン型アイス…某詐称者的にこれはアリなのか、ナシなのか判定が気になるところ。顔面に冷気を浴びながら少し悩んだ末に取り出したのは、某高級カップアイス…カルデア調べによるとストロベリー味が1番美味しいと聞いたので今夜は少しだけ贅沢をしてみることに。少し溶けかけが食べ頃らしいのでカップを両手で包みながら棚を漁っている飼い主に、)
ついでにスプーン取ってくんない?
>>アンリマユ
…はい。嗚呼、あとで一口差し上げますね
(律儀に美味しい食べ方を踏襲しようとする飼い犬はなんだか微笑ましくて、棚から取ったスプーンの一本を差し出し…ここで食べるのもいいけれど、このままいくと小さな英霊たちから強請られるのも時間の問題に違いない、ので、「…部屋に行きましょうか。ゆっくり食べましょう」と提案を。あたたかい毛布にくるまって、穏やかに過ごしたい…当てつけのようにメロンのアイスを選んだものの、この美味しさは譲れない。手が冷えてしまう前に早く、と急かすように小走りで階段に向かい、)
御影尋.
マジで?ヒヒッ、やりぃ!
( スプーンを受け取ると軽く礼を述べ、提案に従い部屋に戻ることに。ドアを開け自分の縄張り…は、万が一落としたら掃除が面倒な為、ミニテーブルの側に腰をおろして。早速アイスの蓋を開け表面をスプーンで叩いてみるもまだまだカチコチ…溶けるまで放置する事にしてテーブルの上にカップを置いては、ひざ掛けを引っ張り出してきて。「ん、お嬢こっち。アイス一口くれや。」と言いながら床を叩き、前に座るよう促して、 )
>>アンリマユ
そのアイス、中々溶けないですよね
(部屋に戻るなり、慣れた様子で巣…否、居場所を整えてくれる貴方にアイスを持ったまま少しだけ笑ったあと、呼ばれるままに傍に。夜の間はこのコテージから出れない、大人しく寝るしか選択肢がない中でこの時間は贅沢に違いない…スプーンで淡いメロン色をすくって、「はい、アンリマユさんどうぞ」と差し出し。もし恋人だったら、甘いはずの行動も最早餌付けに近いというか、慣れているというか。そんな自分を客観視して、バカな子だと妖精王が呆れたように言う姿が頭を過ぎるものだから困ったように少しだけ表情を崩し)
御影尋.
あーんむ…ん、うめぇ。
( 前に座った飼い主の膝にそっと毛布をかけてから背中にお腹をくっつけ、いつもの独り占めスタイルに。見えない尻尾をパタパタ動かし、慣れたように餌付けされる姿は、犬以外の何物でもなく…終末装置の片鱗は見られないだろう。ヒンヤリしたメロンの味を咀嚼しつつ、何を思ったのか弱ったような表情を浮かべる飼い主…苦そうな目が見る先にはメロンの容器が。グッと後ろから体重を掛けたのなら「もう一口プリーズ、」と口を開き…話が違いますよ、と言われればその通りなのだがおかわりを要求し、)
>>アンリマユ
____はい
(いつも通り、慣れた様子で自分を抱きしめる貴方はそれはもう大型犬というか…どちらかというとアレ、野生を忘れた狼。一口分の少ないシャーベットを嬉しそうに食べる貴方を横目に見た後、嫌がらせのように掛けられた体重に…そんな不満そうな表情をしなくても、別にあの妖精王と自分が仲良くできる未来は無いはず。だってほら、お互い嘘つきだから…そっともう一口をスプーンに乗せ、口元に差し出しては「…自分はいつか、彼と貴方が、全部終わって自由になった後、カルデアの外で綺麗な空を見てくれたらいいなぁと思っています」と小さな声で。叶えたい願いは沢山あるけれど、叶えるための障害が大きい…故に人間は足掻くのだと知って、確かに自分も貴方と仲間の為なら何だって出来るのだと、苦そうな目を細め)
御影尋.
綺麗な空ならアンタと特異点先でいっぱい見てるよ。ここ(カルデア)でだって結構、好き勝手やらせてもらってるしな。
( そっと二口目を差し出されれば口内に含み。咀嚼するまでもなくじわりと溶けたソレを喉に流した後、静かな室内にポツリと落とされた願いに今度は、此方が弱ってしまい表情を微かに崩して。かの御人はともかく、自分はそこまでこの生活を不自由だと思っていない。…むしろあそこは、ずっと焦がれていたユメが叶う場所で、この先どれだけ傷付こうが日常を甘受出来るなら戦いと引き換えでも構わない。…なんて言ったら彼女は、この救済の旅を止めてしまうかもしれない。だから、自分だけの秘密にして、「でもまあ、強いて言うなら花火したいな。まだ出来てねえだろ。」と飼い主にしか叶えられない願いを口にし…窓の外は獣の知らせとでも言うのか、魔獣の遠吠えが聞こえてきて今日は難しいかもしれないと、 )
>>アンリマユ
____花火、明日ですかね
(二口目を当然のように口に含んで、それから…少しだけ笑った飼い犬を見て、また困らせてしまったなぁと思う。それでも、こうして傍にいて生きているように振舞ってくれる貴方が少しでも幸せを感じられる機会が増やせるなら…うん、多少苦しくて、悔しくて、残酷だとしても、これまでの選択肢は悪くないのだと思える。外から聞こえ出した物音と、明らかに感じる何かの気配に“やっぱり特異点は特異点か”とほんの少し眉尻を下げては「…大事になる前にアイス食べちゃいましょうね。そろそろ食べ頃でしょう?」と、いちご味のアイスに視線を向け)
御影尋.
んなしょんぼりする事じゃねえでしょ。
( 気落ちする様子を見て頭の片隅で思う、きっと根底にある願いを言ったら彼女は迷わずに願いの成就に尽力してくれるだろう、そう自惚れられるくらいには大切にされている。確信めいた予測にまた苦笑いが出そうになり、すぐにニンマリと悪戯な表情に作り変えたのなら雑に頭を撫でて…もう片方の手で放置していたアイスを手に取り。先ほどよりかは溶けたソレをスプーンで一口すくうと「ほれ、お嬢あーん!」と今度は自分がアイスをお裾分けする番、口元に持っていった銀を誘うように少し揺らしてみせ、)
>>アンリマユ
____あー、
(わしわしと雑に撫でられた頭に、だって貴方がせっかく明るい希望を口にしてくれたのに、と思ったりもした。ほら、あれしたいコレしたいと言う割りに、貴方は貴方自身が人間のように生きる欲に対して無頓着だし。ぼさぼさになった髪を不服げに指先で整えていれば、差し出されたピンク色のソレにゆるゆると口を開けて。有難く頂戴して、比較的お安めのメロンとはまた違った濃厚な美味しさに幸せそうに背後の体温に背中を預けつつ…ふと「あ、キスはダメでも間接キスは良いんですか?」と思い出したように背後を見遣り)
御影尋.
よく覚えてんな、もう夜になったからセーフ。
( あーっと律儀に声を出す飼い主に笑いそうになるのを堪えつつ、スプーンを口の中に運び。幸せそうな様子に美味しいかと、一応感想を尋ねようとして…此方に向いた目にそういえば、とすっかり忘れていた制約を思い出す。丁度良くこちらを見た為、触れるだけの口付けを落としたのを合図に、待てはおしまいだと宣言し。一瞬だったからイチゴの味は分からなかった…鼻を擦り寄せつつ「…ん、食わせて。」と本日何度目かになるあーんの催促、持っていたカップを小さな手に握らせようとして、)
>>アンリマユ
…ご存知ありませんでしたか?自分、とってもイイコなんです
(口の中がじんわりとイチゴの味で満たされて、手の中に残されたあと少しのメロンシャーベットが忘れるなと不服を唱えているような気がするものの…ほんの一瞬の口付けに目を丸くした後、擦り寄せられた鼻先に抵抗することなく目を細め。二口譲ったものの、自分のアイスはあと少し。ぱくりとメロン味のそれを全部食べ切ったなら、望まれるがままにまだ冷たいイチゴ味のアイスを手に取って…スプーンで掬い、貴方の口元へ。「ほんと、貴方は可愛らしい人ですね」と続けたのは、何度も噛みつかれてもなお飼い犬を溺愛する飼い主らしい台詞)
御影尋.
か、わいいって…てかこれ結構甘いね。ビックリ、し、た──?
( 良い子ならもうちょい健康的な生活を送って欲しいものだ。スプーンをくわえると思っていたより濃厚が味が広がり、勿論美味しいが、自分には〇リ〇リくんやソウのようなアイスのほうが口に合っていると思った。途中、だいぶ反応に困る感想には引き攣った苦笑いが浮かびつつ、二口目を差し出そうとした刹那──プツンと、備えつけのテレビの電源が勝手に入った為、そちらを見遣り。流れてくるのはホラー映画らしき予告動画…「マスター超能力使えるんだ。」近くに置いてあるチャンネルのリモコンを見て見ぬふりをし、軽口を叩いたのは現実逃避、どこの誰かは知らんが折角2人きりなのに茶々を入れないでくれ、)
>>アンリマユ
そんな能力あるわけ…よこくへん?
(いつも通り苦笑いを浮かべる飼い犬を可愛がりたい思いは飲み込んで、大人しくアイスを渡すことに専念しようと…した矢先。突然ついたテレビと子どもの声にテレビを見る____あの仮面、どこかで、違う、いつか見たような…映った言葉を反芻して、それから何度もその言葉を考えて…言葉の意味をではなくて、“予告編”というのはまるで映画のようだと…階下から響いた大きな物音に視線は直ぐに扉の方へ。「アンリマユさん、アイスはおあずけですね」と、令呪を確認するように一瞬目線を手に落としたあと、急いで立ち上がり)
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