見習いマスター 2018-09-02 23:37:37 |
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>>アンリマユ
そ、…嗚呼、もう、
(唇を尖らせて、拗ねたような表情をする飼い犬はとてもこう、殻の姿も相俟って少年らしいというか、青年らしいというか。だからこそ、その口から飛び出た言葉に、深い意味がないと分かっていてぶわっと顔に熱が集まる感覚…嗚呼もう、本当に、どこでそんな言葉を覚えてくるんですか…パーカーから手を離して、片手で頬を押さえて。先輩たちに言っていないといいけれど…各方面のセコムに怒られてしまいそうだし。というか、マスターと二人きりでキャンプで水着で、自分の心臓が持つか不安。「花火、二刀流とかやりましょう。深夜のアイスも食べちゃいましょう」と、気を取り直すかのように飼い犬の手を握って)
御影尋.
良いな!あとはバーベキューしたい!肝試しもして、湖あるらしいから泳ぐだろ。コテージの風呂、露天風呂だといいなぁ。
( 勿論深い意味は込めたわけで…可愛い格好をしているからだろうか、恥ずかしそうにしている飼い主にいつにも増して男心を擽られる。今回は泊まりがけで寝ても覚めても彼女と一緒に遊べる、と思うと何だか無性に嬉しくて軽く肩をぶつけ戯れる姿は、どこから見ても飼い主によく懐いた犬。一緒にしたい事を指折り列挙しているうちに自分の部屋に到着して。「…こんくらい持っていけば足りるか。なあネズミ花火もやっていい…?」花火保存庫にしている引き出しの中から手持ち花火セット2袋とねずみ花火を引っ張り出すと危ねえかな?と小首を傾け、)
>>アンリマユ
どうぞ。小さい子達が居たら止めましたが、今回は大丈夫でしょう
(戯れるように寄り添って、嬉しそうに瞳を歪める英霊はこれでも悪い人なのだけれど…どうにもこうにも、楽しそうにプランニングする姿は殻の歳相応でそれが何だか余計に愛しく思える理由なのだろう。そわそわと花火を取り出した飼い犬の後ろから、その手持ちの量の多さに苦笑いを薄ら浮かべたものの止めはせずに…むしろ賛同するように頷いては「ほら、後悔するよりは良いでしょう?」と。微小特異点といえど、楽しめるものは楽しんでおいた方が得に違いないのだから…早く行きますよ、とでも言いたげに手を差し出して)
御影尋.
じゃあ持ってこーっと!他忘れ物ねえ、よな…んじゃあ行きますか。
( 飼い主から許可が降りると瞳に喜色を滲ませて。花火やら水鉄砲やらオモチャが詰め込まれたバックはさながら遠足に行く子供のリュックか、少し遅い夏休みへの期待で膨らんでおり。散歩の合図が掛かるとリードを渡すように自分からも腕を伸ばし、管制室に入る直前まで手を繋いでおり。職員の1人にレイシフト先を伝えると怪我が完治していない腹を一瞥されその後、あまりハメを外し過ぎないように、と釘を刺されてしまった。ヒラヒラ片手を振りながら「分かってますよー、」なんて怪しい返答をしつつカプセルに身を納め。飼い主の方もOKが貰えたのならいよいよ出発だ、)
>>アンリマユ
____はい、ええ、大丈夫です
(ぱんぱんに膨らんだ鞄を手にして、空いた手をこちらに伸ばす飼い犬を可愛らしいと思う。だから、ぶんぶんと手を振りながら管制室まで歩いて…手を離したあとは、こちらのバイタルの状態を確認する職員に大人しく手を伸ばして状態を見せて。包帯越しとはいえ、爛れてはいないだろうから大丈夫…なにより、令呪があるから、仮にも“復讐者”と一緒にいても大丈夫だと判断されるに違いない…「行きましょうか、アンリマユさん」と、チェックが終われば大丈夫だったと伝えるより先にコフィンへ向かい)
御影尋.
( コフィンに乗り込んだということは無事に健康チェックをクリアしたらしい。レイシフトが始まりいつも通り辺りが眩しく白んでいき意識が途切れる─その間際、突如として脳内に映像が流れてくる。何かの実験の記録と思しき文字数字の羅列、紅白の面、半壊した薄暗い和室…カメラのシャッターを切るように次から次へ移り変わる画に覚えはなく、また絶えず鼓膜を這いずり回る呪文にも聞き覚えはない。……何だコレ、誰かの記憶か?やがて要領の得ない映像が唐突に終わると再び目の前が眩しくなり目を細めて──、)
>>アンリマユ
(貴方が無事に乗り込んだのを確認して、目を閉じる。いつも通りの浮遊感には未だに慣れず、ただ…漠然と、ノイズ混じりの何か…そう、ホラー映画のような、それもごくごくよく見られる展開のベターなもののような、そんな薄気味悪い映像に、少しずつ身体は深い眠りのような泥濘の中へ。悪夢を見ながら眠ることには慣れていて、それがどんなに眠りたくなかった理由だとしても抗う気力もない。せめて、次に目を開けた時に飼い犬がそばにいて、空中あるいは水中でないことを祈って____)
御影尋.
( …パチリ。重たい瞼を開け体を起こすとそこは緑豊かな高原地帯、すぐ目の前には大きな湖もあり家族連れなんかにはもってこいの避暑地…尤もそれは土地が汚染されていなければ、の話だが。自分のような鈍い輩でも感知出来るほど周囲一帯あまりにも呪術の気配が濃く…先ほど垣間見た記憶といいやはり楽しいだけの夏休みとはいかなそうだ。状況に反して穏やかな乳白色をたたえた太陽に溜め息が溢れつつ、まずは隣で寝息を立てている眠り姫を起こすことに。決して強くないが何度も頬を叩き、口付けの代わりに吠える、)
おーい、さっさと起きねえとパーカー脱がしちまうぜー。
>>アンリマユ
(小さなせせらぎの音に混ざって、不満げな声が…ぺちぺち、何かが頬を叩くような、不穏な声が聞こえたような…ぱちり、と瞼を持ち上げればこちらを見下ろす黄色い目。と、何よりも喉にまとわりつく重たくて苦いようなドロドロの呪いの気配…最近は呪いに縁があるようで。「…おはようございます」と、ゆっくりと体を起こせば辺りを一瞥…景色がいい、バカンスには申し分のない場所に違いないのに。少なくともこの呪いの発生源がこの飼い犬ではないはず、と、確認がてら鼻先を貴方に少し寄せて)
(/主様~ッお返事のほうお待たせしてしまい申し訳ございません!!胃腸炎を拗らせてしまいまして、お休みしておりました。徐々に回復傾向にありますので引き続きのんびりお付き合いいただけますと幸いです。)
御影尋.
…あっ、起きた。服ひん剥いてやろうと思ったのに、夜までお預けかぁ。
( 起きて早々動物的な行動に出る飼い主に多少驚き、ただそれがいつもの甘えではなく、取り調べの類だと察すればうっそりと微笑みが浮かぶ。匂いなんかで呪いの判別をされた日にゃあ、おちおち悪さも出来ないが疑い疑われ…ああでもないこうでもないと飼い主の悶々とした様を間近で観賞出来るのは悪くない。故に身の潔白の証明なんて野暮な真似はせず、立ち上がると平然と手を差し伸べて。「まずはどこ行く?部屋見にコテージに行くか、それとも水遊びする?」その手を掴めたのなら立ち上がらせてデートと洒落込もうじゃないか、)
>>アンリマユ
(/は、背後様~~~!?!?!?大丈夫ですか!?!?!?大丈夫ではありませんよね!?!?!?残暑もまだまだ厳しい折、どうかくれぐれもお大事にしてくださいませ!!!尋も背後もお戻りはのんびりとお待ち申し上げておりますので、どうかご無理だけはなさらないでくださいませ~~~!!!!!)
…一先ずコテージに荷物を置きに行きましょう、それから水遊びでも何でも
(鼻先で揺らぐ気配は飼い犬のものだけで、呪いの類を振りまいているのはこの諸悪の根源ではないようでほっとする。目を伏せて、小さく息を吐いたあと差し出された手を握り返して立ち上がり…それにしてもこの気配は呪いなのだろうか、濃すぎて発生源に辿り着くことも難しいのが歯痒い。「テレビゲームもできると聞きました、夜はゲーム大会ですよ」と僅かに緩んだ表情を見せながら飼い犬の手を引いて歩き出したのは、周りに誰もいないから好きなように感情表現をしても大丈夫だと思ったから)
御影尋.
じゃあコテージに…、お前さんゲームとかやんの?全然イメージないんだけど。
( エサを前に待てを言いつけられた犬の気分だが、思わぬ提案に蜂蜜色の目をまん丸くし、穏やかな横顔を見遣る。知識はあっても実際にやったことないので遊んでみたいし何より、彼女がどんなゲームをするのか気になる。某アニマルの森などほのぼの系のゲームだろうか、アイスに花火にゲーム…夜の楽しみがまた1つ増え見えない尻尾を揺らしながら飼い主との散歩を続け。──そうして山の中を歩くこと暫く、森林を抜け、ひらけた場所に出ると山小屋が一軒ポツンと建っているのを見つけ、)
…あそこか?他の奴らも、もう来てんのかなぁ。
(/お心遣い痛み入ります、主様と尋ちゃんのおかげで今治りました!( ? )暑いと思ったら急に涼しくなってきましたので、背後様もどうか体調を崩されないようお気をつけ下さいね!いつも癒しをありがとうございます…。/蹴り推奨)
>>アンリマユ
スプラッタは苦手ですが…今回新しく発生した特異点でもありませんし、仲間は少ないかもしれませんね
(ゆっくりと進む湖畔の傍、穏やかな気候に合わない息苦しさは地に染み付いた呪いなのだろうけれど飼い犬が一緒ならそれも別に気にはならない。想像していたよりもしっかりとしたコテージが見えてくれば、自然と涼しさを求めて少し早足になりながら進み…ふっと頭を過ぎるのはレイシフト中に見えたザッピングのような映像のこと。ワクワクは沢山で大変結構、だけれど、先に不安の種は潰しておこうと)
ここに来るまで、何か変なものを見ませんでしたか?
御影尋.
変なものぉ?んー…、レイシフトしてすぐに変な記憶見たな、砂嵐の映像みたいであんまよく覚えてねえし、意味も分かんなかったが。そういうアンタはなんか見たの?
( 賑やかな空間はあまり得意じゃないから人が少ない方が自分としては好都合…と、聞こえた声に少し歩調を落とし、ここまでの道のりを思い返してみる。レイシフト直前に見たおかしな映像、特異点に蔓延る呪い…コテージに向かう途中も遠くの方にマンションらしき背の高い建物が建っているのをぼんやりと確認出来た。飼い主の推理姿を見物したいが、疑いも晴れてしまったようなのでこれ以上黒幕ムーブをかましても無意味、大人しく遭遇した異常を白状すれば此方からも情報共有を求め、)
>>アンリマユ
それは…それは、自分が見たものと同じかもしれません。あとは、不気味な仮面が、
(少しだけ思案するように落ちたスピードに合わせて、自分も視線を遠くへ向ける。貴方が一緒なら怖いものなんてないけれど、それとこれとは少しだけ話が別で所謂嫌な予感がする、というやつ。英霊と同じものを見たということは、コレがこの地のキーワードというやつに違いなく、頼りに特異点からの脱出を図ったとして…不気味過ぎませんか?口にすると怖くなってくるのは人間の性、きゅっと唇を引き結んだあと、さっさとコテージの扉に手を掛けて「まあでも、一度解決した特異点ですから。何かあったとしてもそれは先輩たちの取りこぼしで残骸ですし…」と言い訳のように一言)
御影尋.
お面…うーん、分かんねえ。でも、仮に何かあっても他の奴もいるし大丈夫じゃね多分。
( 幾つかおかしな点は見受けられてもまだまだ材料不足故に、推理は考察の域を出ず。真相まであと一歩どころか尻尾すら恐らく掴めていない状況にやや浮かない様子ながらも扉をくぐると、そこには既に先客のサーヴァント達がおり。彼等は物音がするといっせいに此方に振り向く、大半は歓迎してくれる中で1人、見慣れない少女がしれっと混ざっていることに気付き。黒髪をお団子にし、ピンクのワンピース風水着を着たどこかで見たことあるような無いような顔をした少女…隣にいる飼い主にそっと耳打ちし、)
…なあ、カルデアにあんなサーヴァントいたっけ?
>>アンリマユ
…いえ、初見です。ただ、誰かととても似ているような?
(こちらを向いた多くの視線は知っているもので、後輩の遅刻を咎めるような声にも軽く手を振って返事をしつつ中へ…耳打ちされた言葉に辺りを見回せば、確かに知らない目が。少なくともカルデアから呼ばれた英霊では無さそう、で、こちらへと歩み寄ってきたその人と、目線を合わせるようにしゃがみ込めば「自分は尋と申します、貴女のお名前は?」と。小さい体、よくおままごとに誘われていたらしい飼い犬でも知らないのであれば自分が忘れているだけということでもなさそう)
御影尋.
…記憶がない、ねえ。
( 自分だけならいざ知らず飼い主も同様の既視感を感じている事がやや引っ掛かる、ただマスター達が知らないと言うことは彼女は土地に呼ばれた所謂はぐれサーヴァント…というヤツなのだろう。誰かが教えてくれた補足を小さく独りごちつつ、柔らかな黒髪を揺らしながらとてとてと近付いてきた少女と飼い主を黙って見守り。名前を聞かれると少女はニコリと微笑み言った。『“殺生院リリィ”と申します。』殺生院…少なくともその名に聞き覚えはなく、そんな名前の英雄もいなかった筈。ちらりと隣人に目配せし、)
>>アンリマユ
よろしくお願いします、殺生院さん…部屋、ちょっと覗いてきますね
(小さな身体、ふわふわな髪、どこか…どこか、見た目とは裏腹な底の見えない暗さ。そっと握手をするように、その小さな手を握った後、立ち上がり辺りを見回し。見た限り、彼女がこの場にいることに異議を唱える者はいないようで、仲間がここに居ることを許したのならそれが正解なのだろう。これから暫く滞在するコテージを見回ってから遊びに行こうかと、階段の方へ向かいながら…くるりと振り向き飼い犬に、ちょいちょい、と手招きを。知らないけれど、聞いたこともないけれど、何だか分からないけれど…階段を上がりながら、それはそれは小さな声で「…嫌な予感がします。アンリマユさん、気をつけていてください」、こういう時の自分の勘は当たるから、唇を引き結び)
御影尋.
……、ん。擬似サーヴァントっぽいが真名も聞きそびれちまったしなぁ。
( ひとしきり少女と話した後、此方に向かって手招きしてくる飼い主に置いていかれまいとその後を追って。密やかな囁き声に耳を傾ける一方で、やはり少女のことが気になり最後にチラッと後ろを見る、警戒されていることに気付いてないのか知った上で気にしていないのか。相も変わらず少女は、微笑みを絶やさず目が合うと手まで振ってきて、今のところ敵意は全く感じない。せっかくの休暇なのに気を張らなくてはいけない物悲しさを少し感じつつ、廊下を進み。一応配慮して別々の部屋を用意されたにも関わらず、)
2人だけだしアンタの部屋、泊まっていいだろー?
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