風紀委員長 2018-05-22 20:30:25 |
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そうか?…あ。別に考えなしとかそーいうことじゃないかんな?(とりあえず主張)ふーん?お前もそういう風になったりすんだな。照れ?(にやぁ)
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(タオルで頭を拭きながら一息ついたところでちらりと相手の教室を見上げれば、窓際の席に座る相手の姿を見つけ思わず二度見。視力はかなり良い方で、目を閉じているような様子に居眠りでもしているのかと珍しそうに首を傾げながら今度茶々でも入れてやろうかと企んで。気になっていたところで相手の姿が見られたのは嬉しいとニヤついた瞬間はっとすれば「おいおい、俺は恋する乙女か」と自分に素早くツッコミを入れながら首を振り。早めに戻らないとまた心配をかけてしまうと足早に授業に戻ると午後の授業もあっという間に終わりを告げて放課後に。)
はいはい、ちゃんと分かってるよ。考えるより先に身体が動いちゃうんだろ? ( くすっ ) …っ、くっそ、言い返せないのが腹立つ。けど…そういう可愛くないこと言う奴は、お仕置き。 ( 頬ぎゅうぅ )
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…ほんっとに、要らねえ事しか言わないんだよな。
(授業の合間に普段とは違う己を見てか、はたまた偶然か。副会長から好きな女にでもフラれたか、なんて言われてしまえば頭部へ軽く手を振り下ろしつつ。いつもより長く感じた時間も漸く終わり、訪れた放課後。活動日ではないものの、休みを与えられた事により持て余した時間を埋めるように自然と生徒会室へ向かう足。あれほど苦でしかなかった活動も楽しみの一つになっていて、誰かに譲りたいと願っていたはずのこの立場も今では守りたいと思うようになった。この変わりようには口許を緩めてしまい、「仕事が恋人だ、って言う日も遠くないかもな…」軽い足取りで進んでいく廊下で小さく呟き)
勝手に動くんだから仕方ねーだろ(ぐぬぬ)
案外可愛いとこあるんだなお前も…っていてててっ!離せって(不意打ちくらい驚いて)
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お、生徒会長じゃん。今日は活動なかったはずだけど…自主的に?
(荷物もまとめて予定通り図書館へでも行こうかと教室を出て歩き出した先で見慣れた背中を見つければ駆け寄って。歩く方向を見るに生徒会室であろうと察するとまた色々と抱えているのかと眉をひそめ。今の足取りは軽かったものの、そういえばさっき寝ていたのは疲れからかもしれないと先程の光景を思い出してはそっと額に触れてみて「最近ちゃんと寝れてんの?」とじっと顔を覗き込み。)
…だから心配なんだよ。頼むから、一人で無茶すんなよな。 ( 頭ぽんっ )
んなとこねえから、ほら…悪い事したらなんて言うんだっけ? ( 徐々に力込め )
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…引き受けた案件、まだ纏めきれてない所があるからさ。そういう委員長はこれからどちらへ?
(生徒会室へ向かっている途中、聞き慣れた声を耳にすれば様子が気になっていたもののあの光景がちらついて内心舌を打ち。向き合ったところ見えた表情に不思議そうにしつつ漸く察しがつくと、思うことはあるものの一度飲み込んで心配ないと伝え。不自然にならないよう話を切り替えるように問いかけて。不意に額へ触れられた手から伝わってくる温もりに数回の瞬きを繰り返しては間を空けることなく覗き込まれ、突然のことに思考が追い付かず忙しくなる鼓動を感じながら視線を逸らして「…休み貰った分、睡眠は十分とれてるから大丈夫。」やんわりと額から手を離れさせるように触れながら頷き返して)
俺が大丈夫だと思ったら無茶にはなんねーの。お前が近くにいれば考えるけどな。…そういう約束だし(ぽそり)俺がいつ悪いことしたんだよ…はーなーせっ(自分は何も悪くないと頑なに拒否。ぐぐっと手に力を込めて)
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…何、不機嫌なの?
(少し間が空いてからの返事はいつもより僅かに素っ気ないような気がして。タイミングが悪かったかなんてしれっと言いつつ相手の姿勢にはやはり見習うところがあるなと。「俺?折角だから気分転換に近所の図書館に行くつもり。ここよりは多少落ち着いてるからなー。気になることもあるし。折角だから誰か誘って行こうかと思ったんだけど、予定があるからって断られちゃってさ。その様子だとお前も忙しそうだな。」さり気なく払われてしまった手をゆっくり下ろしながらちらりと小さく残る頬の傷跡を見て。怪我については未だに自分の無力さが胸をつつくものの、自分といた方がかえって気分も落ち着かないかと軽率な行為に反省しながら誘おうとした言葉を飲み込んで。「そ。ならいーけど。邪魔して悪かった」軽くひらりと手をあげて立ち去ろうと方向転換し)
ああ言えばこう言うのはどっちなんだか…。分かったよ、約束忘れてないならそれで良い。もしも無茶しそうになってたら、俺が止めればいいだけだしな。 ( 小さく笑み ) …強情、大人しく謝れば許してやったのに。 ( 大袈裟に肩を竦め、両頬をぎゅっと摘み上げて )
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いや…別にそういうわけじゃないけど…
(直接何か言ってないにしろ、八つ当たりに近い態度を取ってしまったため反省し。言い表しようのない想いに僅かに眉を寄せれば歯切れ悪そうに言葉を紡いでいきつつ、これから図書館へ行くという彼に聞く事が出来なかった連れのこと。断られたと続けられた言葉にはほんの僅かに落ち着いていく鼓動だが、誘われるような空気でもなく。浮き沈みの激しい心情に唇をきゅっと噛み締めていると、今にもこの場を後にしようとする相手に咄嗟に腕を掴んで。「……何でもない。引き留めて悪かった、何か…疲れてんのかも。」思わず引き留めてしまったまでは良かったものの、開いた口から中々出てこない言葉に一度強く握り締めつつゆっくりと手を離していき。そのまま額を押さえては力なく笑って)
それは、お前(指さし)おお、それは心強いな(にっ)
いあっ!?いたいいたいいたいっ!なんだよもうっわかった悪かったから!!!(眉下げ懇願)
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……神城?
(引き留められたことに数回瞬きをしながら振り返れば先程からやはり様子がおかしいと流石に心配になり。疲れていると自分で口にするくらいには疲労が溜まっているのか。熱はなかったはずだがそのまま置いていくわけにもいかずじっと考え込むように見つめ、「おし、帰るぞ。案件はとりあえずまた明日。生徒会とかクラスの奴とか、他の奴に任せた方がいいのかもしれないけど、お前のことだから一人で帰れるって上手く断りそうだし…俺が送る。嫌でも今回は引かないからな。ほら、荷物は?それで全部?」保健室で休むよりも、もう帰って寝た方がいいだろうと勝手に判断すれば相手の意思など確認もせずに話を進め。持ち帰る荷物がまだ教室にあるならば取りに帰る必要があるため一応聞いてみて)
お前もだよ、バーカ。 ( べしっ ) だから…いつでも駆け付けられるように、俺から見える所に居てよ ( 指先ぎゅっ )
本当に?…それなら、許してやるかな。 ( パッと両手離して )
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(気持ちを落ち着かせるようそっと瞼を閉ざしたところで一向に正常へと戻る気配はなく、それどころか意識すればするほど忙しくなる鼓動に眉間を寄せていると耳にした彼の声。それだけであれだけ速まっていた鼓動は落ち着いていて、ゆっくりと手を下ろしていけば当人を無視して進められる話に驚きを隠せないのは彼自身のことで。よく知っているわけではないもののこんなにも強引だっただろうか、とただ見詰め返して頷くことしか出来ず。「あぁ、これだけ…って、はっ?送るって、お前図書館に行くんじゃ…そもそも、付き添いが必要なほどじゃないし。相手が誰だろうが断るよ、勿論お前だとしても。だから…俺に構わって無駄な時間過ごしてないで、早くお帰りください。」手元の荷物を確認しながらも途端にハッとしては、直接聞いたこの後の予定や先ほどの己の態度を踏まえて断りを入れ。簡単に折れる相手でもないと理解しているため、早々に話を切り上げて踵返すように背中を向けながら冗談混じりに告げて)
いてぇっ、お前、意外と乱暴だよなあ(自分のことは棚に上げて)っ、(どきり)なんだよ、別に遠くに行くって訳じゃないんだから。大袈裟(くは)………鬼め(両手で頬を何度もさすりながらぽそり)
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(そのまま連れていける流れだったにも関わらず、ハッとした相手からの言動に見られるあからさまな拒絶に胸が傷んだが、それでも心配なものは心配だと譲れず。「図書館は別に急ぎの用事でもなんでもないからいつだって行ける。ていうかお前全然大丈夫そうに見えねーもん。そんなんで帰りなんかあったら俺一生後悔するからな。そのせいで夜発作起こすかも…。あーあ。」背中を向けて今にも走り去っていきそうな背中を今度はこちらが引き留めて。片手をぎゅっと掴みながら大袈裟な言葉を並べ、「…そんなに嫌なら途中まででもいいからさ、ちゃんと帰れるって分かるまで付き合わせろよな。何かあれば話し合い、だろ?無理に聞いたりはしないけど、心配くらいさせろ。」顔の見えない相手にぽつりと本音をぶつければ握りしめた手のひらにそっと力を込めて。)
どの口が言ってるんだか…というか、お前にだけは言われたくない。 ( 指差し ) 何かあれば何処へでも行っちゃいそうだから…心配なんだよ。 ( ぽつ ) …なに、まだお仕置きが足りなかった? ( 口許に笑みを浮かべてじりじりと距離を詰め )
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発作…
(互いに会う予定ではなかったが、偶然か必然か顔を合わせたことにより余計な心配を掛けてしまったかと少し反省。続けられる言葉に後ろ髪引かれつつ一歩踏み出そうとした足が止まったのは、掴まれた手と発作という単語。彼の息苦しそうな姿を見掛けたのはたった一度だけ、それでもあの時のことを忘れたことはない。一瞬血の気が引いて心臓が嫌な音を立て始めたものの、次々と零れていく言葉の暖かさに表情を和らげていけばゆっくりと振り返って困ったような笑みをみせ。「先に言い出したのは俺だったのにな…。嫌とかそういうことじゃないから。…それから、ごめん。なんか、感情のコントロールが上手く出来なくてさ…すげえ変な態度取ってよな?悪かった。」一歩歩み寄って肩口に軽く額を乗せては、ぽつりぽつりと言葉を紡いで)
この口(自分の口を指さし楽しそうに笑って)心配してもらえんのは嬉しいけどな。大丈夫だって(背中ぽん、)いや足りなくない。十分、十二分過ぎるほどです(両手で頬をガードしながら後退)
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ま、それは冗談として…。変な態度っていうか、気になったというか。別に謝って欲しいわけじゃねーんだ、本当に大丈夫だって言うなら、俺も気にしないんだけ…ど。
(振り返った時に見えた困り笑顔。自分がそうさせているのだろうと何とも言えない気持ちになる一方で初めて見る表情にぶわりと熱くなった心臓が少しだけ苦しさを訴えてきて。赤面しないように留めながら冗談だと一言。嫌がられていないことに安堵しながら、自分はどうするべきか悩んでいる時に感じた肩の重みで、必死に押しとどめようとした熱が溢れそうになり硬直し。軽くパニックになりつつもここが廊下であることを思い出すと、相手の背中にぐっと手をかけそのまま支えるように階段横の掃除用具入れの影へ。放課後とはいえ人目のあるところで男二人が立ち止まっている理由はなんとも説明し難いと笑いながら「…こうしてれば落ち着く?」と背中を数回さすって)
……塞ぐぞ。 ( 真顔で暫し停止しつつ告げて ) 心配掛けられんのは良いけど…お前の大丈夫、は信用出来ないからなー。 ( 肩竦め
) ふーん、なら足りなくなったら言ってよ。…また摘まんでやるから。 ( 立ち止まり指先でジェスチャーして )
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(何を思ってなのか自分でもよく分かってはいないが、寄り掛かってしまった己を拒むことをしない彼は優しいのかお人好しなのか。小さな笑みを浮かべつつ触れた手に支えられて移動して来れば、今の状態も弱っている姿見も誰かに見られるわけにも見せるわけにもいかないため此処なら安全か、なんてぼんやりと考えて。背中を擦り始めた相手に無意識のうちに手を伸ばしかければグッと堪えるように強く握り締め、そこで漸く己が取った行動をしっかりと認識して気恥ずかしさを感じ始め。落ち着いていたはずの胸の鼓動が徐々に忙しくなっていき子供かよ、なんて内心悪態をつきつつ「…かなり、ホッとする。さっきまで頭の中でごちゃごちゃしてたものも、今はすっきりしてる。…ありがとう、烏城」この束の間は己にとって大切にしたい時間で、噛み締めるように瞼を閉ざしながら穏やかな口調で述べてはゆっくりと顔を上げて柔らかい笑みをみせ)
悪かったって、ジョーダンです(くすくす)えー、そんな事ねーって。(うーん)二度と訪れないと思ってください(片手を前にぴしゃり)
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(数秒なのか数分なのか、自分には分からないくらいの時間が過ぎて漸く落ち着いたらしい様子にほっとして。面と向かってお礼を言われるのは擽ったい気がしてふい、と僅かに視線を逸らしながらも「いいよ。…あんま詰め込みすぎんなよな」最後にぽん、と叩いてから手を離しつられて微笑んで。結局のところ、相手が何を考えていたのかまでは分からなかったが、すっきりしたのであればそれでいいかと納得し、「…でも、今日はやっぱりあんま遅くなる前ちゃんと帰れよ?」念を押すようにじっと見つめて)
あんまからかうと、どっかからガムテープ借りて来るからな。 ( じと ) よっぽどの事でもない限り、大丈夫で済ませそうだし。 ( ため息 ) それは非常に残念です。 ( へらり )
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…努力はしてみる。
(別の理由で高鳴った鼓動は直ぐには落ち着かないものの、モヤモヤとしていたものがなくなると一息ついて。逸らさせれた視線に不思議に思いつつ、それが彼の機嫌に左右したものではないと分かれば離れていく温もりに寂しさのようなものを感じつつ。詰め込んでいるつもりは全くなかったが、今回の事で反省点が見付かり思わず苦笑い。意識していると直せることも、思考と動作が別の働きをしていれば少し難しいため視線を逸らして。よほど心配を掛けたのだろうか、念を押すように言われてしまい途端に頷いてみせ「これ以上心配させるわけにはいかないからな。けど…万が一発作でも起こされたら、今度は俺が心配だからな…。一度断っておいて何だけど、一緒に帰らないか?…もう少し、お前と居たいなー…って」せっかくの彼からの誘いだ、そう思うと同時に芽生えた想いは寂しさを感じてしまうほどの温もりをが伝わってきたからか。いずれにせよ口から零れた本音に照れくささを感じてはにかんで。)
お前の場合、本当に持ってきそうで怖ぇよ(汗)あー…(そんな気もしなくもないと言葉を濁し)…俺もほっぺ引っ張っていい?(じ、)
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おー、それでいいよ。今のところは。
(素直な返答に満足そうな表情で頷くと、ぐいっと伸びをして鞄を持ち直し。いつの間にか自分が心配される立場にいると気付けば慌てて手を振り「さっきのは冗談だよ。そんな簡単に起こったりしないって。…でも、まあ。生徒会長さんからのお誘いですし、折角ならお受け致しましょう?」嬉しくて顔が綻びそうになるのを感じながらも照れ隠しで誤魔化しつつ頷いて。はにかむ柔らかいその表情に再び騒がしくなりそうな心臓をぽんぽんと叩きながら「そんじゃ、帰るかー。」とゆっくり歩き出し)
いやー、いくら俺でもそんなことはないって。 ( 白々しく ) ほら、これだから心配なんだよ。 ( すかさず指摘 ) 俺の?…まさか仕返し… ( 疑いの眼差し )
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(未だに手元にある書類を丁寧に仕舞っていき、誤解を解くような仕草に首を傾けながらも次第に笑みを浮かべて「…分かってるよ。けど念には念だろ?だからせめて、一緒に居る間ぐらいは心配させてよ。…ははっ、それはどうも。まぁ…先に誘ってくれたのは委員長だけど。」限られた時間でしか会うことは出来ないものの、互いに手を取り合うと決めた以上、仮にそうでなくても己にとって気に掛けるべき相手なため自身に負けず劣らず詰め込んでしまいがちな彼にせめてもと告げ。照れ隠しなのか何なのか彼らしくない物言いに可笑しくなり小さく吹き出しつつ、せっかくの誘いを一度断ってしまったことには何ともいえない表情をみせれば歩き出した相手に歩幅合わせるように歩いて「そうだな…あまり長く残ってると、二人仲良く先生方に捕まりかねないし。」と冗談混じりに述べながらへらり、と笑って)
本当かよ…(じと)いや、ほら…大丈夫なんだよそれはきっと(あはは)お前の。仕返しっていうか、うーん引っ張りたくなった(手伸ばしながら素直に)
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多少はセーブかけられるんだけどな。でもお前がいてくれるんなら心強いか。ふは、そうでした。でも別に気にしてないって。
(普段心配されるのは自分が迷惑をかけていると思い知らされる瞬間でありあまり良くは思わないのだが、相手からの心配は不思議と嫌な気持ちにはならないとぽつり。先程のことを振り返ってか、難しそうな表情の相手に笑って気にしていないと告げ。居残りしていて捕まるのは高頻度で慣れているところでもあるが、今は折角の時間を邪魔をされたくないと冗談混じりの話に苦笑いを浮かべながら頷いて。「そういえば、神城の家ってどの辺?方向一緒かねー」朝門の近くで相手を見かけることはあっても一緒に帰るのは初めての為、いまいち場所が分からず尋ねてみて。)
それはまぁ、烏城次第かな。 ( くすっ ) 頼むから、目の届く範囲内に居てください ( 片手ゆるりと掴んで ) …まっ、減るもんでもないからいいけど ( 小さく頷いて伸ばされた手を目で追い )
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そういう約束、だからな。…それなら、まぁ…いいんだけどさ。
(何かあればお互いを頼る、という口約束は言い出した己が守れていなかったものの改めて再確認しては自身にも言い聞かせるようにしっかりと述べて。先ほどの態度や誘いを断ってしまった事に対し、あまり気に留めた様子が見られない彼には少し安心しつつそれならばいいか、という考えには至らないため僅かに引き摺り。ただ相手が何も言わないならとそれ以上何か言う事はなく廊下を歩いて行けば、不意に自宅のことを聞かれて思わず首を傾けるも相手とこうして顔を合わせる機会が増えて少しずつ互いを知れていっている一方で、まだ限られた部分しか知れていないことに今更気付き。「そっか、こうして一緒に下校するの初めてだったな…。俺は最寄り駅付近だよ、交通機関を使わないにしろ…朝は人通りが多くて大変です。そういう烏城はどの辺なの?」この時間帯に顔を合わせたことによって出来た彼との時間に、緩みそうになる頬をグッと堪えてしみじみと呟いてはゆっくりと応えながらも気になったように問いかけて)
俺っ…?(うげ、)…お前は俺の保護者かって(掴まれた手を見つめながら恥ずかしそうにぽつり)おお、じゃあお言葉に甘えましてっ(ふにふにと遊ぶようにゆっくり引っ張り)
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はい、忘れてませんって。ん、だからこの話はここでおしまいにしとこうなー!
(約束であると告げられればしっかり胸には刻んでますと笑って。言葉では納得しつつも、表情がそう言っていないことに気付かないはずもなく。それでも相手から突っ込まれることもなかった為そのまま気付かなかったフリをして。「まさかこうして一緒に帰る仲になるなんてなー。去年までのあの雰囲気の中じゃ考えられないわ。…あ、なんだ一緒か。確かにあそこは人通り多いもんな。俺は駅前のバス停からバスで帰ります。そっからは数十分程度だよ。バスはそんなに混んでないからやっぱ大変なのは学校までの道。」名前程度の認識でしかなかった上、仲良くなんてならないだろうと思っていた頃が数週間前までとはいえ懐かしく感じて。せっかく一緒に帰れるなら途中まででも、と思って聞いてみれば殆ど一緒だったことに嬉しくなり、もしや今後も一緒に帰れる機会があるのではと思う程には相手のことを考えてしまっているようで、そんな自分に気が付いた途端に恥ずかしさで思わず俯いて。)
他に誰が居るんだよ。精々その口塞がれないよう頑張って? ( へら ) ちゃんと守ってやれるなら、保護者でも何でもなってやりますよ。 ( 掴んだ手をぎゅっと握り締め ) …烏城って、時々幼くなるよな ( されるがままになりぽつり )
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忘れてないならよし。
(交わした約束が今でも彼の胸にあると分かり、つられるように笑って。直ぐには切り替えが出来ないものの、いつまでも引き摺っているわけにもいかず区切りを付けるように小さく頷いてみせれば彼の言葉から、打ち合わせをしたあの日からこれまで出来事を振り返り。懐かしむような表情を浮かべる反面思わず小さな笑みを溢し「…そうだな、俺も全く考えられなかった。誰かさんは敵陣に乗り込んできたのか、ってほど敵意剥き出しだったしな。…へぇー、方向が同じなぐらいかと思ってた。今まで会わなかったのは時間帯の関係だろうし、もし重なることがあったらその時は…また付き合ってよ。」一度登校中に会ったとはいえ門の手前辺りだったため正確な事は分からず、相手の口から聞いたことによって方向のみに限らずほぼ自宅が同じ辺りだと知り思わず表情を和らげて。登校はそれぞれの時間の関係で中々重なる可能性は低いものの、下校であればさほど時間帯は変わらないため淡い期待を抱き始めて途端に零れた本音に、照れくささを感じはにかんで)
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