（　　山吹色のお部屋　　）

　
　
　
（　手のひらぱんぱん　）ふう、こんなもんやろか。今の時間はどこも人多いやろうしすぐ流れるやろ（　うんうん　）

寝に帰るくらいやろうけど遊びに来てくれる人おるんやったら歓迎するわなあ。
　
　
　

あのー…居やはるやろか…？（ おずおず、扉ﾉｯｸし ）えっと…夕べ少ししかお話してまへんけど、覚えておいででしょうか？僕です、紫音いいます（ 相手の反応待ち ）

　
　
　
ん、はいはーい、おるよー？───…あ、紫音くんやん、よう来たね〜いらっしゃい（　ノックの音に気付けば声かけしつつ扉開き／手招きちょいちょい　）
覚えとるに決まってるやん！へへ、おれ頭悪いけど記憶力はええんやでえ。───あ、思えばおれの部屋きたの紫音くんが初めてや〜（　ほわわ　）今日はもうお風呂入ってきたん？
　
　
　

やっぱり…（ ぽつり、溢すも口押さえ ）へ、へえ。えっと、ほな…お邪魔します（ 深々頭下げては部屋に入り ）
いえ、昨日は話したかったのに長う居れんで…（ 首振り ）そないなんですか！？それは…嬉しいわぁ（ ふにゃ、と砕けた笑み浮かべ ）へえ。僕、お風呂は早よう頂いてるんです。

　
　
　
───んん？やっぱり、ってどうしたん？なんや気になることでも………あ、（　はた、　）そういや昨日の夜バタバタ聞こえとったんやけどなんか関係あったりするん？（　きょとり、目を丸くさせながら首傾げ　）へへ、ゆっくりしてってなあ。おおきに、そう思ってくれるんは嬉しいわあ！おれも結構眠かったしお互い様やん？（　自身より低い位置にある頭を手のひらで軽くぽふり、　）おれいっつもうだうだしてるからお風呂最後の方なんよ。勝ち組味わいたいさかい今度誘ってもらおかなー、なんて（　ぱっと相手の頭より手を離すと屈託のない笑顔見せ／にぱっ　）
　
　
　

あ…の！あの…今売り出し中の人気アイドルの陽向はん、ですやんな！？（ 堪らず言い出せば、相手の手を取り ）僕、アイドル好きなんです。応援しとりますんえ、昨日気付いてから…ずっと、言いたかったんです（ 興奮気味に捲し立てては、満面の笑み浮かべ ）
あは…は、僕の場合…人の多さに酔うたんと、やりたい事があっただけなんですけどね…っ！！（ 苦笑い浮かべるも、不意に頭に触れられた感触に赤面し ）へえ。勿論です、ほな今度…誘いに来させて貰いますね？（ 一つ頷いて見せては、小さく笑み洩らし ）

　
　
　
んあ……？（　突如両手取られ双眸ぱちり　）え、うそ〜！紫音くんおれのこと知ってたん…！？そうそう、まだひよっこなんやけど──…どうしよ、おれ今すっごい嬉しいわあ（　興奮気味な相手の言葉に照れ勝り、ぽわわっと目尻朱に染め　）──っ！おれ、喋るとイメージ崩れるって言われることも多いんよ、だ、大丈夫やった？（　褒められにまにまと口元緩めていればはた、と突如動き止めあわあわと伺うような視線向け　）
昨日めっちゃ人多かったからなあ、いつもあーなんやったらおれすぐ流されてまうわぁ。（　へにゃりと眉下げ頼りなく笑い　）んあ、紫音くん照れ屋さんなんやねえ、ふふ、可愛い可愛い。…──ええの？じゃあ楽しみにしとこ。おれ居らん時は基本部屋で寝とるさかい、起きやあって起こしてくれたら多分起きる…はず…たぶん（　どんどん小さくなる声量←　）
　
　
　

　
　
　
ん、んあ──…？（　ぼんやり目開け瞼ぱちぱち　）うあー、気ぃついたら寝とった…。
紫音くんは帰ったんやろか？今日は休みやし気にせえへんからここで寝とってもええけど──（　ぎゅるる、／腹の虫　）う、あかん…腹減ったさかい、ちょお朝ごはんもらってこ（　ぐうっと伸びすれば部屋から退出　）
　
　
　

　
　
　
んん、さすがにこうもええ日差し入ってくると眠なるわあ…。（　ベッドにごろり／掛け布団にくるまるようにずり上げ　）
　
　
　

いるかどうかわからなかったから...此方にお邪魔するね。(　ひょこっ、　)いたら反応して欲しい、かも。(　こく、　)あ、甘いもの好きそうだから一応これ、置いとくから。(　クッキーの袋テーブルに置き、　)

　
　
　
わ、翡翠くん、ようきたね、いらっしゃーい！（　にへら、ドア開け　）正解、顔出しといていろいろやっとったら遅れてしもたわぁ。
───！（　手土産に視線落とし／ぱああっ　）ええの？ええの？おれクッキー…ってか甘いんめっちゃすきやねん…！（　ガタッと勢いよく立ち上がり　）立ち話もなんやし入って入ってー。クッキーには紅茶とかの方が合うんやろか？…─あ、でも翡翠くんは甘いん苦手やっけ？（　首傾げ　）
　
　
　

...お邪魔します。(　すっと部屋に入り、　)やっぱり、僕もよくやらかすからさ。顔出しておきながら声掛けられても全く返さないまま流れてく、とか。(　苦笑、　)
ふふ、めっちゃ喜んでるじゃん。持ってきて正解ー。(　くすくす、　／　頭ぽんぽん、　)紅茶なら好きだけどクッキーとかの甘いものは得意じゃないんだよね。(　こく、　)

　
　
　
それめっちゃわかるわあ！人多なってくると気付いたら流されてどこまで返したかわからんくなる、とか。（　苦笑いしつつ頬掻き　）あんまおれ要領ようないから片手で数えるくらいしか1度に話されへんねん…──、しょ、聖徳太子？になりたいわあ（　←　）

わ、なんや照れるわあ。俺そんな子供やないでえ？（　撫で受け／擽ったそうにけらけら、　）じゃあ紅茶入れよか、おれも甘いん食べてる時は紅茶も無糖行けるタイプやし…、あ、でも普通に飲む時は砂糖とかガムシロめっちゃ入れるけど（　にへら／蒸したりと面倒なことはせず、ぱぱぱっと手際よく紅茶入れテーブルに　）はい、良かったらどうぞ〜。…あ、このクッキー知っとるわあ、ええとこのやん、気になっててん…！（　ほわ…　）
　
　
　

だよね、知らないうちに流れててスルーしちゃってることとか。(　苦笑、　)え、なんか意外かも。陽向だったら皆と上手くやりそうだし。聖徳太子って同時に聞き分けるやつじゃん、なんか意味違うような...？(　うーん、　)

反応が素直で可愛いなって思ってさ。子どもっぽいとは言ってないよ。(　目細め、　)砂糖とか要らなくない？紅茶もだけど珈琲も無糖の方が飲みやすいじゃん...(　ふ、　)お、手際良いね。有り難う、貰うよ。(　猫舌らしくふーふーと息吹き掛け、　)あ、そうなの？バカ兄貴がわりと気に入ってるから、なんとなく買ってみたんだけど。(　きょとん、　)

　
　
　
そうそう…！んあ、おれもそんな万能やないで…？（　ぽかん　）どっちかっていうと、短く多くの人と話すより少なくてもがっつり話す方が好きやもん。（　はっ、　）うあ、確かに…聞くだけやったらあかんやん……！え、じゃあ口がようさんあったらうまいこと出来るんやろか……？（　←　）そうなったらバケモンやけどなあ。

あははっ、おれめっちゃ顔に出やすい……っていうか態度がうるさいってよう言われる。人狼ゲームとかしたら役職持った瞬間真っ先に釣られるんやでえ、酷ない？（　ぐぬ、　）──う、うーん、コーヒーは……（　思わず口噤み　）翡翠くんはほんま大人やなあ、あ、でも猫舌なんや？（　けらけらと笑いつつ平気そうに紅茶口に含むとクッキーの封あけ　）お兄さん、姿はまだ見てへんなあ、お兄さんのほうは甘いん好きなん？……─そう、これこれ。この紅茶のクッキーはあんま甘くなくておれんとこのメンバーも好きやって言っとったんよ（　紅茶のクッキーいちまい取りだし相手の口元へ　）騙されたと思って食べてみぃ！
　

　

それもそうか、陽向凄い長く返してくれるもんね。一回が長いから...まだあんまり話せてないはずなのに仲良くなったような気がするっていうか。(　ぼそ、　)聞くだけ聞いて対応しないのも悪いしね。口が沢山...？無理、やめて。(　想像しびく、　／　←　)

態度が...確かにね。黙ってても煩いって言われるタイプでしょ。役職持った瞬間って凄い、でも陽向から釣るのが一番楽なんじゃない？わかりやすいし。(　くすくす、　)珈琲美味しいよ。(　ふ、　)だって紅茶熱いじゃん、舌火傷する...何ですぐ飲める訳？(　むっとして言い返すと不思議そうに見て、　)僕と違って色入ってないからたまにくる感じで、住んでる訳じゃないから。あの人は甘党。見えないけどね。(　こく、　)あんまり甘くない？いやでも、これは陽向の分だから...(　断ろうとするも口元に近付けられればぱくり、　)あ、ほんとだ。これならいける。

　
　
　
へへ、おれも！翡翠くんとよう話した気ぃなっとるよ（　にしし、　）入居してまだ３日くらいしか経ってへんのにねえ。翡翠くんと話してるん楽しいで（　こくり頷き、　）あははっ、おれも想像してもた。こことなあ、こことここに口が──…（　自身の額と両頬指差し　）

う、うぐ……。ひどい話やんなあ？おれ黙ってんねんで、なんも煩くしてへんのに（　思わずいじけ←　）やっぱそう思われとるんやんなあ、村人ん時は見事に仲間から釣られへんねん、あー陽向いま村人やなって…。うええ、珈琲苦いわあ、行けるとしたら生クリームかかったコーヒーゼリー…（　←もはや珈琲じゃない　）んー、なんやろ、猫舌の人は飲むのが下手やって番組でやっとったよ。おれは舌使わんとえいって喉に流すからやろか…？でもたまに火傷するん。（　不機嫌そうな相手気にすることなくあははっと笑ってみせ　）……─！せやろ？おれのために翡翠くんが持ってきてくれたんでも一人で食べるんも味気ないし一緒に食べよーや、な？（　ぱああっと表情綻ばせるともう１枚とクッキーの入った袋に手を伸ばし←　）
　
　
　

　
　
　
────…（　くあ、／大あくび　）
ふう、今日はようさん話せてよかったわあ。明日は不定期やし部屋にこもっとこかな、でも部屋におったら暇なんよねえ───…、ま、考えるんは明日にしよ。（　ぽふぽふと軽くベッド整えればそのまま横たわり　）おやすみーっと。
　
　
　

　
　
　
ふう、えーっと…今日は２時から雑誌の取材やなあ、んん、夜ご飯時には戻ってこれるやろうか（　ううむ、　）
　
　
　

　
　
　
夜ご飯時どころか寝静まる時間やったとは──、なんやまだ10時くらいやと思っとったんやけど（　思わずため息／はあ、　）これ食べたら明日に備えてはよ寝な…。明日のスケジュールは……っと、今日に比べたら軽いもんやなあ。（　大あくび一つすればベッドに横になり／就寝　）