半堕刀剣 2018-04-15 23:28:01 |
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わっ…。…あんたのが、涙で汚れる…。離してくれ、少し落ち着いた。( 肩ぽんぽん )
空きっ腹に一気飲みする方が酔うに決まっている。…これは何だ?( つまみを手に説明を要求← )
俺の猫になら、なっても良いんだろう?( 目細め )
…それで、口の中はもう大丈夫なのか?( ちら )
( どれだけ周りが盛り上がろうと、相手のことが気掛かりで堪らず。己が一番祝福して欲しいのは彼だというのに、宴の場に居ないのは酷く寂しいもの。卑屈を克服した事を共に喜んでくれると思っていたが、やはり変わらぬままで居た方が良かったのか。酒の酔いを冷ますべく、夜風に当たろうと頃合いを見て席を立ち、庭先へ出ると天高く昇る月を仰ぎ見て )……祝い事の夜に一人というのは寂しいものだな…。
別に構わないのに…本当に大丈夫か?( 少し身を離し心配げにじぃ )
これ?これは…何と言ったかな。…燭台切が殆ど作ったんだが( ぽそ / ← )あ、ぼかどのいたりあん風だとか言っていた。とまととあぼかど、ちーずをおりーぶおいるで絡めたものらしい。( こく )
……ぅ、( 目ふよよ )鳴いたからと笑うなよ。—―…に、にゃ…( 恥ずかしそうに鳴いてみせ )
少しひりひりするが…平気だ。( きり )
――…くしゅ、( 段々と寒くなってきた気候の中、ひゅうと冷たい風が吹き込むと同時に小さく嚏をかましふるり身震いを。体に纏った布を出来る限りとり囲んで暖を取るもそれでも肌寒く不意に上を見上げてみれば綺麗に輝く月を見、あの時自身の態度をとってしまったことに後悔と申し訳なさで一杯で自然と目からは涙を流し )…すまない、国広。
…ああ。すまない、取り乱したりして。( こくこく、涙を拭い力なく笑って )
トマトとちいずなら辛うじて分かるが…後のは何だ?日本語か?毒でも入っているまいな…?( 横文字苦手系男士 )
――…っんぐぅ…。( 謎の呻き声、眉間に指先を添え俯き嫁が可愛くて辛いというポーズ )
…すまん。もうあの遊びは廃止しよう。鶴丸にもきつく言っておく。( 眉下げ )
( しんと静まり返った夜。己の呟きに答うる者は無し。だが、不意に耳に捉えたのは誰かのくしゃみの声。確か、庭の片隅の物陰の方で聞こえたような気がして其方を見遣るも、この暗闇ではその正体を確かめることは出来ず。そろりと其方へ近付きながら怪訝げに眉を潜め )……誰か居るのか?
…ばか。そうやって無理に笑うな。( 両頬弱めに摘まんでは苦笑い )
後…?あ、あぼがどのことか?俺にもよくわからん。( きぱ )毒なんて入っていない。ほら、食べてみろ。( あぼかどを箸で取り彼の口元へもっていきずずい )
えっ、国広?( おろろ )きっ気分が優れないのか?!それともやはり俺には似合わないから頭痛がするとか、か?!( ずずん / 嫁大パニック← )
…いいや、いい。たまにはこういうふざけた事するのもいいと、思う。( ぽそ )あいつは何を言っても聞かないと思うが。( 酷 )
――…そういえば国広、( 裾くいくい )これを話しかけていいかどうか迷った挙句気になって、な。聚楽第、進んでいるか?俺達に関りがあるらしい謎の人物をどう思っているかと思って…。俺の方は何とか進んで、報酬やあの刀を手に入れたが…、( 目伏せ )
!( ぴく。誰かの声が耳に入ってくると其方へ顔を向け今は暗闇の中で姿が見えずともわかる彼の声で。今はまだ会いたくないのにどうして。慌ててその場から立ち上がり逃げようとするな否や今迄雲覆い被さっていた月が顔を出し辺りは明るく照らされ二振りの姿をもまるわかりでそれを見た自身は目を見開き一歩後退りつつ )……っ、くにひろ。
――っ、しゅまなひ…。れもほんとうにらいじょうぶだ。( あう )
自分でも分からないものをよく人に勧められたものだな。( 半おこ )――っぬぐう…、ぅ……っ、( 身を引きながらも観念してぱくり )
い、いや、そういうわけでは…。――そうやって可愛く媚びるのも、俺の前でだけにしておけ。( ぎゅ、頭撫で )
あんた、お人好しそうに見えて案外辛辣だな。俺は好きだが…この遊び。( にこやか )
…ああ、聚楽第か。俺の方も無事に攻略し、二振り目を手に入れるべく周回中だ。どう…って…、奴とは仲良くなれそうにないが、俺は嫌いじゃない。修行前のあんたにはさぞ複雑な心境だろうがな。
( 月明かりに照らされ露わとなった相手の姿。その頬には先まで泣いていたと見える涙の轍が薄く浮かび上がっており。理由は分からないが誰しも情緒不安定になることはあるはずで、彼の感情の何もかもを受け入れるつもりで困ったように微笑み、努めて優しい声音で離し掛け )……、こんな所に居ては風邪をひく。部屋へ戻ろう。( 嘗ての己ならばこんな状況に動揺するばかりであっただろうが、敢えて何も聞かずくるりと踵を返し、先に部屋へ戻ろうと歩み始め )
…はあ、あんたがそういうなら、( 両頬をぱ、と放して溜息 )
燭台切が説明してくれていたがいまいちわからなかったんだ。…仕方ないだろう。( しょぼん )…どうだ?( じぃ / 期待の眼差し )
ぅ?え、俺…いつそんなことした?( きょと / 無自覚 )
にこやかに言うな。そんなあんたなんて嫌いだ。( ふい、むぅ )…腹が減った。( ぽそ )
そ、そうか…それなら良かった。( ぱあ )ああ…二周目、か。俺の世話係と違って頑張っているんだな…。一振り目で満足してしまってから出陣がなくてだな。( 遠い目 )…ぅ、それは…そう、だが。あいつもあいつで複雑なんだろうな…と思ってな。
……、すまない。まだ、ここにいたいからあんたは先に…戻って、くれ。( その様に優しい声音で話しかけられても涙を誘うだけで、一度止まった涙でさえまた溢れてきそうになると、無理やりにでも抑え込みつつまた一歩、二歩と後ろへ後退るもののその後ろには木がありどん、と背中をぶつけもうこれ以上表情を見せまいと布を深々と被り今にも消えそうな声音で彼の誘いをも断ってしまい )
…顔を洗ってくる。( ぐしぐしと目や頬を擦りながらふらりと立ち上がり )
燭台切は物知りな刀だな。流石だ。ばぼがど?というのも食ってみると意外と美味い。口の中でとろける。( ほわほわ )
飼い猫は人間に媚び、餌をもらって生きる生き物だ。あんたが俺の猫になるというのなら、今みたいに可愛く鳴いて俺にだけ媚びればいい、と、そう思ったまで。…すまん、独占欲が強過ぎるな。( 目逸らし )
…今食べたばかりじゃないか。( 嘆息 )
一振りでも手に入ったのなら良いんじゃないか?楽しみ方は人それぞれだからな。ただ、もう一振り在れば習合が可能だ。( きりっ )…ああ、そうだな。奴もいずれ修行に出れば、何か心境変化があるかもしれないが。
駄目だ。風邪を引くと言っただろう。そら、行くぞ。 ( 着いて来る気配のない相手に歩みを止め其方を振り返れば、頑固に言い張るその様を甘やかしてはなるまいと先程よりはきつく諭して。つかつかと迷いなく相手の元に歩み寄り、手首を掴んで強引に自室まで連れて行こうと )
…俺も着いて行く。( ふらつきを見せた相手に心配げに見上げては、一足遅く立ちあがり相手の腕を掴み支えてあげ )
ふふ、そうか。なら良かった。( ほっ )俺も一口…、( あぼかどぱく )んー美味い( ほわ )
……、( 彼の言葉にぱちくり瞬き )――…にゃあ、( するり頬擦りしては甘え始め )
何を言う。あれは食べたことにならんだろう。あんたはともかく俺は一口しか食べていないのだからな。( む )
それなんだ。それに今気づいたんだ世話係が…( 遠い目 )まだ間に合うが…気力がなくなった世話係をなんとかしてくれ( ちら / ← )…だといいんだが。まあ…だが、まさかこのたいみんぐで本歌がくるとは思わなかったがな。
ッ、( びく、と肩を揺らし後退ろうとするものの後ろは桜の木に遮られ身動きができず容易く彼に捕まってしまい。修行後の彼と自身の力の差があるのか振りほどこうとしても解けずにいても負けじと” っいや、だ…!離せ…っ、離して、くれ…! ”声を荒げ抵抗はしたまま自室へと向かっていき )
…、催促するのもどうかと思ったんだが、やはり気になって仕方がなくて…すまない。( しゅん )
急に温度が急変したりして風邪ひいてないか…?体気を付けてな。
…数日何も言わずに日を空けてすまなかった。
どうしても筆が取れなくて、な。あんたは悪くないのに、俺の気持ちの問題で。すまない。
…!国広、いや…謝らないでくれ。俺の方こそ急かしたようですまない…。あんたはなにも悪くないし、そんなこともあるから、な…。本当にすまない。
急かされただなんて思っていない。何故お前が謝る?謝らなければならないのは此方の方だ。
そ、の、実を言うと、まだ気持ちの整理がついていない。お前のことが好きなのに…、いや、好きだからこそ自信が無くなってしまった。
今の俺には、あんたに上手く気持ちを伝える事も出来ない。これでは何のために修行に出たのか分からんな。はは。
…本当は変に言葉を書き違えたのかと、そう思ってしまって不安だった。嫌われた。こんな俺なんて興味が失せた。そう、…思ってしまった自分が、情けなくて。だから…その、すまない。
――不器用なところは…変わってない、な。( 控えめに笑み )俺とてあんたにどう気持ちを伝えるかなんて、どうすればいいかわからない。だが、俺はあんたから前に言われた言葉ではなく行動で表してくれればいいと、言ってくれた。だからこそ行動で俺はあんたに気持ちを伝えてきた。それだけじゃ…駄目なのか…?上手く言葉が伝えられなくても…俺はあんたと共に居れば幸せだぞ。
――いや、不安にさせた俺も悪いんだ。だからどうか、謝らないでほしい。( 頭撫で )
行動で表してくれれば良い、確かにそう言った。これだけ会話を重ねているというのに、よく覚えてくれていたものだ。あんたの気持ちは、ちゃんと伝わっている。とても有難い事だ。俺もあんたの気持ちに応えたい。けれど…自信が無い。あんたを幸せにするのは、別に俺でなくても良いんじゃないのか。なんて、思ってしまって。
…面倒くさくてすまない。自覚は、あるんだが。
…国広こそ、そうやって自分を責めないでくれ。
面倒くそいなんて思ってない。そこまで悩んでいたと言うことは俺のこと、考えてくれていたんだろ?
あんたとこれだけ会話を重ねてきて何もかも全部俺にとっては…宝物、なんだ。俺、不器用だからあんたに気持ちを伝えられてるか不安だった。…けれど、あんたにそう言われて安心した。
こう言っても納得するか分からないが…俺はあんたから沢山の幸せをもらっていたんだぞ。幸せすぎてどうしようもないくらい。
…その言葉、信じても良いのか。
俺は案外独占欲というものが強いらしい。だから、それであんたに嫌われるくらいなら…此処を離れようと思った。俺がいなくても、お前は愛される刀だ。幸せにしてくれる者は他にも居るだろう。
俺は、別れを告げようと思って此処に来たんだ。でも、駄目だな。生半可な覚悟では。
いざお前と顔を合わせたら、とてもそんな気にならない。もっと話を、紡ぎたいと思う。
――嗚呼、信じてくれ。言葉数が少なくてすまない。だが、これだけは本当の事なんだ。
っはは。馬鹿だな。俺があんたを嫌うわけがないだろう?そう笑ってしまったが、俺も…あんたと同じで独占欲というものがあるようだ。離したくないし、俺だけのものにしたい、と。不器用でいい。そのままのあんたでいい。俺の傍に、居てくれ国広。もっと。もっと、あんたと一緒に話をしていたい。
切国。また不安にさせてしまったな、済まない。
俺を求めてくれてありがとう、純粋に嬉しく思う。俺もあんたの気持ちには応えたい。応えたい、んだが……実を言うと、以前からすらんぷなんだ。気持ちがぐちゃぐちゃで、筆を取っても、それを纏めるだけの言葉が何も思い浮かばない。こうして文章を認める集中力も続かなくて、結局放り出してしまうんだ。
今後いつ回復するかは分からない。今の俺には、やはり以前の様にあんたと遣り取りを続けていける自信が無い。きっとお前を不安にさせるし、待たせることにもなると思う。――俺の、力不足だ。本当にすまない。…これ以上お前を振り回す訳にはいかない、から。だからどうか、あんたには俺よりも良い刀を見付けて、幸せになってほしい。
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