紅玉 2018-03-25 00:00:27 |
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(/現在、お相手様を一名募集中です。PFの提出やロルの有無と形式はご自由に。PFなしの場合、見た目や年齢については会話の中で教えてください)
あー…くそ、見つからないじゃないか
(おどろおどろしい周りの様子など意にも介さず、ぶつぶつと独り言の多いその人は何やら茂みを漁っており。山の端から名残惜しげに差し込んだ陽の光が、紐で括られた短い金髪をきらりと照らす。それも一瞬の後に終わり、あとはただただ暗闇を待つばかり。それでも探索を終えようとしないその人の前に現れたのは何とも見事な毛並みの白狼。ぽかんと口を開け突っ立ってしまったのは、その美しさに現実味が湧かないせいだろう。そして危機感が湧かないのは、きっと知りたがりの学者精神からだろう。)
こんばんは、素敵な狼さん。
とりあえず仮称をわたし、とでもしておこうか。わたしの名はゾーイ。学者の卵のようなものだ。つまらない人間かもしれないが長い夜が暇で仕方がなかったんだ、お相手お願いできるかな?もしよければ、そうだな私の性別は君が決めておくれ。では色良い返信、期待しているよ。
PF
名前/小豆<あずき>
女/小豆色の瞳に真っ黒な髪。髪は一つの三つ編みにして青いリボンで留めている。年齢は8歳程の少女。服は若草色の振り袖を着ていて、素足。何時もにこにこしている。身長は130センチ程。
(/短いですけど良いでしょうか…?/)
>2 >3
お二方、誠に申し訳ない。
昨夜は立てて30分経たないうちだが、寝落ちしてしまっていたよ…。不甲斐ない。
今夜はまた零時過ぎまではいるつもりだから、良かったらまた来ておくれ。
美しいロルと素敵なPFも投稿して貰えたのに、済まないうえに、惜しいことをしたな…。
1対1形式だから、一度にお相手できるのは一名様だけだが、今夜一晩は枠を空けてお待ちしている。
何の気なし、ではあったが覗いてみるものだね。昨夜お邪魔したゾーイという者なのだが、今夜こそお相手お願いできるかな。口上は昨日のままなんだけどさ、もし相手をしてやってもいいってことなら私の性別を君が決めてくれないかい?それでは、色良い返事を期待しているよ。
よく来てくれた…!
まさか本当にまた来てくれるとは、嬉しいね。昨夜はすまなかった…。
それなら、女性でお願いしようかな。ざっくりしたストーリーは、こちらに任せてもらって大丈夫かい?希望があれば、教えておくれ。
こちらから話しかけておいて返信遅れてすまない。そうか、では私は女性なのか。改めてよろしく頼むよ、紅玉…さん?ストーリーはお任せしておこうかな、自分で考えるのは苦手でね。
もちろん気にせんよー。
ならば、教授の指示で俺の住む山に、珍しいキノコを採りに来たという背景をお願いしよう。若年であれば、大学院生などでも構わない。
この後、>2に返信させてもらう。
>2
こんな時間に人間の娘がいるとは、珍しいな。落とし物でもしたのか?
(夕闇が迫るうら寂しい山沿いの道に、その美しい金色の髪に微かな西日を反射させた相手の姿を認めれば、獣の姿のまま、悠然と近付き少しの距離を置いたところで立ち止まって。こちらに気付いた様子で動きをとめた相手を、ルビーのように紅い瞳でじっと見つめれば、やがて、低い声で話しかけ)
……!ッ喋るのか…
(これだけ大きければ学術的発見と認められるだろう。群れで生活しているのか、それとも個体で生活しているのか。いや何よりもこの白銀の体、アルビノ種だろうか。それならば瞳が赤いのも頷けるが狼ともなれば珍しい。連れて帰ることは不可能だろうか。_ざっとこんなものであろうか。邂逅から一瞬の間に働いた思考は、よもや身の危険など考えておらず、完全に無防備な状態で。そこへ目の前の獣が喋るときた。好奇心が擽られるどころじゃない、瞳孔の開ききった状態で薄笑いを浮かべる彼女は一歩間違えれば不審者そのものだろう。相手の質問には答えずに、ぽろりと不躾な感想を漏らすとふらりと一歩を貴方へ近付いて。)
ふふっ…あるいは、自ら進んで命を落としに来たのか…って、え?
(恐れられることは慣れている。稀に命知らずな猟師に遭遇することもあったが、今、目の前にいる相手はとても武闘派には見えない。こちらの姿を視認した途端に動きを止めたのも、大方、恐怖と驚きで固まってしまったからだろうと、そう踏んだ。しかし、少しおちょくってやろうと言葉を紡げば、相手の反応は予想外のもので。無様に悲鳴をあげて逃げ出すのではと期待していたのに、近付いてくる…しかも、なんか微妙に笑っている…というか、目付きもちょっと…。思わず、尾を下げて僅かに後ずさり)
え、やだ。何だよ、お前、怖ぇ!
どーどー。大丈夫、怖くない怖くない。
(後ずさりを始めた相手に逃げられてはまずい、と間違った危機感を働かせれば尚距離を詰めて。己の持つこの頭は専門分野の知識は蓄えていようとその他一般常識など詰め込まれておらず、獣の宥め方が一般常識に入るのか否かは置いておき、肉食獣相手にまるで馬にでもやるように声をかけ。なにか、なにか引き留めるものは、そう記憶を探れば採取したキノコを思い出しポシェットから取り出せば「ほれ、ほれ。美味しいキノコだよー」なんて実際のところ名前不明危険度不明のぶつを片手に怪しさ満点、しかし本人は至って本気の言葉を吐いて。)
いや、超怖ぇえよ!とまれ、頼むから!
(最早、最初に想定した力関係は完全に逆転し。正直なことを言うと、今すぐにでも駆け出して、この場を去りたいのだが、どのような行動を取るか予想できない相手を前に、突発的な対処をするのは避けたいという気持ちもあって。しかも、相手が差し出してきたのは、何故か麻痺と誘眠の作用がある毒キノコ。…コイツ! 自分を麻痺させて何をするつもりなのかと乙女のような警戒心が強まり。吠えるように静止を要求するが、そこでふと、自分の外見が原因で相手の興味を引いてしまっているのではないかと思い当たり、咄嗟に嘘を思い付いて)
獣と思ってなめるな!俺は本当は人間だぞ!
…ふふ、ふふふふ。出会ってまだ数分だが君、そんなことで私が止まるわけないということくらい読めるだろう?
(本来ならば見た目と喋り方が男性的なだけでちょっと研究が好きなだけの至って普通の乙女だというのに、どういうことだろう今や獣にまで怯えられ不審者の烙印を押されているではないか。しかし今は周りに人が誰もいない、外面を取り繕う必要もないわけである。故に先程の、己がいかに変態的な行動を取っているか自覚している台詞は、確信犯だという決定的な証拠だろう。まあ証拠云々は山奥では何の意味も持たないが。じりじりと距離を詰めつつあるなか、不意に相手が叫んだ言葉にぴたり動きを止めて。ぎぎぎ、と危ない動きを見せ呟いたのは、いや叫んだのは「なに?!それは…それは本当か!!」更なる興奮であり、ああ瞳が輝き出すのを止められない。もはや距離を詰める、なと頭になく冷めやらぬ興奮そのままに相手へ突撃すれば「さあ、教えて。ここは人間でいうどこの部位だい?相同器官の原理なんかも関わってくるのかな」なんてぶつぶつ呟こうか。)
ぎゃあ!と、とまれぇえ!
(相手の動きが止まり、吐いた嘘が功を成したのかと安心しかけたのは、ほんの一瞬のことで。飛びかかってきたかのような勢いで急接近されては、反射的に掠れた声で悲鳴をあげてしまい。どろんと白い煙を発し、シンプルな学者風の服を着た人間の姿を取れば、相手の両手首を押さえるように片手ずつで掴み。若干、呼吸を弾ませつつも、自分より幾らか背の低い相手のつむじを見下げ、無意識のうちに相手の問いかけに答えて)
前足が…手。
そうか…
(ぼふん、と気の抜けた風船のような音がなり視界が真っ白で埋め尽くされる。確か勢い込んで突撃したところまでは覚えているのだが。薄れてゆく白煙をぱたぱたと手で振り払おうとして、ふと両手の自由がきかないことに思い至り。多少の疑問は感じたが、明確な形をもった疑問でもなく何だろうこれ、位の気持ちでふと目線を上にやればあれほど追い求めた生きる神秘、新たなる発見、浪漫の塊である白狼は消え目の前には見知らぬ男性。可愛らしく尾を垂れさせ怯えていた先程の狼を彷彿とさせる焦り具合に、これまた白一色の姿と赤い瞳。いやいや、まさか。まさかなぁ。あ、前足が手なんだね。「ってえぇぇ…っ!??」ばっと両手を上にあげ拘束から逃れると今度はこちらが目を白黒させる番であり。科学を生業とする身、理屈では通らぬことを目の前にしては言葉が出ずに。)
な!?次の攻撃か…!?
(精神的な打撃はともかく、実際には一度も物理的攻撃は受けていないのだが、手首を拘束した自分の腕を素早く振り払った相手の挙動に驚き、被害妄想を交えた感想を口にすると、半歩ほど身を引いて。自分の身を守るように右腕のみ、胸の辺りで構え、情緒が乱れているせいか、その途端に狼の耳と尾だけ、ぴょこんと出てしまったが、気に止めている余裕はなく…しかし。そこで気付いたが、先程までと異なって、今の相手は少々怯んでいるように見え、恐る恐るといった様子で口を開き)
…なんだ?…お前はまさか、狼より人間の方が怖いのか…?
なっ…!人間が人間を恐れる分けないだろう?!
(一人臨戦態勢に入り、未だ怯えの引かない目をこちらに向ける目の前の男に何をしているのだ、というような視線を一つ。先程まであれほど胸を高鳴らせた未知なる獣はいまや一介の人間となってしまっている、それがどこか居心地悪い。なにせ研究に没頭するあまり人とコミュニケーションを取った経験があまりに少ないのである。それもこれも致し方ない反応、といえば反応ではないだろうか。現代風に言えばコミュ障の部類にあたるのだろう己だが、恐る恐るという体で聞いてくる相手の問いにまさか素直に認めるわけにもいかず、不自然に大きな声で否定をしよう。それでも対人間、というだけでハードルが高いのにそれが異性である日にはもう喉から心臓が出そうな緊張感である。これはさっさと帰ってキノコと睨めっこするに限ると、その場でくるりと反転。それでは獣姿の時にまた来るよ、やはり学者精神が疼くのかそこは執着しつつbyeと手を振っては逃げるように歩き出し。)
さてさて、夜遅くまでお付き合いすまなかったね。とても楽しい時間だったよ、ありがとう。だが如何せん睡魔がもう御しがたくてだね…、これでお開きにさせて頂くよ。また、来てもいいかな?
え、あ、おい!……もう暗いんだから…、気を付けろよ…!
(一瞬、向けられた冷ややかな視線にこちらも、どこか妙な居心地の悪さを感じてしまい、一文字に口を閉じて。次いで、先に自分が発した疑問に相手が答えてくれたが、強気そうな物言いとは裏腹にその相手の素振りから、獣姿を取っている時に感じられた不気味とも形容できそうな余裕は消失しているように思え。普通の(?)人間の娘の雰囲気を嗅ぎとると、一層、及び腰になっていた自分自身に決まりの悪さを覚えるが、何か格好のつく言葉をと脳内に検索をかけた瞬間に、結果が表示されるのを待たず、相手は踵を返してしまい。西日もそろそろ差し込まなくなり、夜の戸張が落ちかけている頃合い…長い影を作って駆けていく後ろ姿に、やっとかけられた言葉は、何故か相手の身を案じるようなもので)
こっちこそ、楽しませてもらった。
遅くまで感謝するぞ。
来訪は不定期になるかもしれないが、もしまた時間が合えば、是非来てほしい。期待して待っている。それじゃあ、良い夜を。
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