通りすがりさん 2017-09-06 13:46:17 |
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よく言われるよ。変わってるって。
(クスクス笑いながらこちらから指を話す相手が変わった人間だと言えば、こちらも上記のように言って苦笑し返して。しゃがみこんで足元の草花に触れる相手がちらりとこちらを見ながらまるで明日も来てほしいような発言をすると相手の思惑を見透かしているのか「随分強引な誘い方だなぁ…」と苦笑いしながらそう言えば、こちらもしゃがみこんでは「そうだな…また杏花さんの声が聞こえたらここに来るよ。」とそこにあった小さな白い花を摘めば相手に手渡して微笑んで。)
(/スキップしますか?)
変わっとる言うても、悪い意味やないよ?
( 苦笑まじえて返答する相手は悪く意味を捉えたのだろうかと、首を緩く傾げつつ ふわりと微笑み。可愛らしい白い花をこちらに手渡し微笑む相手に、僅かに胸が高鳴るのを感じてはフイッと視線逸らし「声…?ウチ何か言ったやろか。」と無自覚に孤独の念を飛ばしていたと気付かず呟くと「この花が枯れんうちに来んとアカンよ。……さ、暗なってきたし、もう帰り。」と摘まれた花の命は短いと分かっていながら意地悪を言っては、逢魔時の空を見上げ帰宅を促して )
(/そうですね、お願いします!)
わかった、約束するよ。
(手渡した花が枯れる前に来いと、一つの約束事を設ける相手に頷いては上記のように誓って。相手と話していれば気づけばあたりは薄暗くなっており、確かに暗い山の中を歩くのは危険だと思えば「じゃあな、またすぐ来るから」と帰宅を促す相手のいう通り、来た方向の鳥居をくぐっては手をひとふりして家に帰って)
~一週間後~
(相手と約束したのに、かなり遅れてしまった。この一週間大学や友達付き合いでなかなか時間を取ることができず、結局一週間後の今日になってしまい。「明日来ないと信憑性がない」、その言葉を思い出しては申し訳なく感じながら、お土産のいなり寿司を手に雨の中、相手と出会った社へと向かい。やがてその社に着くと、鳥居をくぐりながら「杏花さーん、いるかー?」と大きめの声で呼んで)
(/了解しました!こんな感じでいいでしょうか?)
─……すぐ来ると言っとったのに。
( 生命線を絶たれた白い花は、日が経つと共にどんどん萎れあっという間に枯れてしまった。一人で数百年もの間過ごして来たというのに、久しぶりの来訪者により孤独がより辛くなり。ぽつ、と上記をか細く呟いた時、待ちに待った相手の声が耳に届けばピンと耳を立て。しかし早々に姿を見せてしまっては明らか待ち焦がれていたようだからと、ゆっくり社から出て来ては「…そんな大きい声を出さんでも、聞こえとる。」と胸の前で腕を組みながら皮肉めいたことを言い )
(/大丈夫ですっ、ありがとうございます!)
ごめんごめん。
(大きめの声で呼びかけても相手の姿は見えず、そのまま社へと向かえば、ようやく相手の姿が見えて。しかし、どうやら相手は怒っているのか腕を組んでいて、その様子に苦笑いしながら上記のように謝れば「お土産持って来たからさ、許して」と、手に持っている袋を掲げて。中身はいなり寿司で、「相手は狐だからと買って来たものだが安直すぎかな?」とも思っていて。やがて社の屋根の下へと入れば傘を畳んでは「なかなか時間取れなくてこれなかったんだ。ごめんな?」と改めて相手との約束を破ってしまった経緯を説明して謝って)
……この匂いは稲荷寿しやろ?…しゃあないなあ、それに免じて許したるわ。
( お土産だと掲げられた袋をチラリと見遣り持ち前の嗅覚でお土産の正体を嗅ぎ当てると、久しぶりの好物の稲荷寿しに待ちきれない様子でそわそわして。「それが無かったら達也を喰ってしまうところやったわ。…ほら、はよこっち来て。」と冗談を仄めかしつつ社の階段部分に腰掛けると、隣に座るよう尻尾を揺らして促し )
(/お待たせしました…!)
はは、ありがとう。
(どうやら相手はかなりの嗅覚も備わっているらしく、袋を掲げただけで、中身を言い当てると、そのことに感心しながらもこの1週間来れなかったことを許してくれると微笑みながら礼を述べて。冗談をほのめかしながら隣に座れと促す相手に対してそれもきっと嘘だろうと、この妖狐はそんなことはしないと先週出会った時に確信しており、嘘だろうとはあえて言わずに「はいはい、今行きます。」と、苦笑しては傘を柱に立てかけて相手の隣に座って。「一応、自分で作ってみたんだけど。上手くできてるといいな。」と、どうやら手作りらしい稲荷寿司が入った弁当箱を袋から取り出して「はい、どうぞ。」と箸で1つ掴んでは相手の口元に向けて。)
(/お待ちしておりました!)
手作り?ほほう、中々のやり手やなあ。
( 人の笑顔は何百年経っても、心を擽る不思議な力がある。心があたたかくなるのを感じながら、手作りの稲荷寿しなのだという相手の主張をピンと狐耳を立てて興味深そうに聞き。すると食べさせてくれる様子で口元に稲荷寿しが来ると目をパチクリとさせた後はにかんだように笑い「な、なんか赤子みたいやねえ…。まあ良いわ、いただきます。」と、あーんと口を開け稲荷寿しに食らいつき。咀嚼し飲み込めば「ん…美味しいやんか。」と料理上手な相手の一面に少し驚いたように口元に手を当てて感想を言い、「達也、はよ次のやつ食べさして。」と、再度あーんと口を開き強請って )
まぁね。一人暮らしだから自然とできるようになったよ。
(こちらの手作りと聞いた途端に特徴的な耳をピンと立てては、興味深そうに聞く相手に上記のように答えて。相手がこちらの差し出したいなり寿司を食べると驚いたように口元を抑えると「よかった、初めて作るからレシピとにらめっこだったから心配だったんだ。」と、安心したように呟けばこちらも1つ寿司を頬張って。すると、もう1つと口を開けていなり寿司をねだってくれ「はいはい。」と微笑みながらそう言っては相手の口元にいなり寿司を持って行き。やがてそのやり取りを何回か繰り返していれば弁当箱に入っていたいなり寿司がなくなれば「お粗末さまでした。」と弁当箱を直しては、「杏花さんに渡した花は…枯れちゃってるかな…?」と、先週に約束した花が枯れる前に来いという約束は多分守れなかっただろう。そう思いながらも申し訳なさそうについ問いかけて。)
(/す、すみません…今レスに気が付きました…!今日は返せそうになく、遅くても明後日にはお返事しますので、お待ちくだされば幸いです。すみません…!
もし待つことがストレスになるようでしたら言って下さい、)
(/んー、仰られた時間に来られなかったので、再募集させていただきますね。短い間でしたが、とても可愛らしいお狐さんでした。またご縁があったらお願いいたします。)
(/言い訳になりますが仕事が繁盛期にあり、中々時間を取る事が出来ず何度もお待たせしてしまったこと、大変申し訳ありませんでした…。此方こそ、少しの間ですが息子様とお話しが出来、楽しかったです。
お礼を申し上げたいが為の書き込みですので、下げさせて頂きます。ありがとうございました。)
(/杏花様、お久しぶりです。まずは一言。申し訳ございませんでした。なかなかレスが帰ってこないことと、当時、本体の生活で失敗続きだったため、イライラが募り、自分を制御できずに杏花様本体のことを気遣うこともできず、規定の期間より短い期間でキャラリセをしてしまいました。もし、このレスを見て、杏花様が許してくれて、またお相手をしてくれる気があれば是非お願いしたいです。是非御返事をいただけたらと思います。)
(/お久しぶりです!相変わらず返事が遅く申し訳ありません。
私なんかで良ければ是非お相手を…とは思うのですが多忙な日々が続いておりまして、職業柄、本格的な繁忙期が11月から2月頃なんです。ここ最近もサイトを覗くくらいしか出来ておらず、書き込みには当日に気付けたのですが、中々お返事を書く暇がなくこうして遅れてしまった程です。
これからの時期になりますと、一週間を優に空けてしまう場合もあると思われます。
それでも大丈夫でしょうか…? )
(/お返事いただきありがとうございます。返信遅れて申し訳ございません。それでも大丈夫です。気長に待ちますので、ぜひまたお願いしたいです。)
ご馳走様、なかなか美味しかったわ。
( 稲荷寿司が無くなった空のお弁当箱を見ては満足したようにぺろりと唇を舐め、余韻に浸っていると花について問われ。稲荷寿司に意識を持っていかれていたが話題を掘り起こされては「当たり前やんか、花の命は短いんやし。」とプイッとそっぽを向き言うと、チラリと横目で様子を窺うように盗み見て )
(/お待たせしました!ご理解いただけて良かったです。では改めてよろしくお願いしますね。とりあえず続きから始めさせて頂きましたが、よろしかったでしょうか?)
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