眼帯 2017-01-30 14:20:23 |
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─そうだった。皆で林檎を食べようか、折角五条さんが持って来てくれたしね!
( 頭を撫でられる度にへへっと嬉しげな笑みを浮かべ、家族全員が揃った所で思い出したかのようにお見舞いの品で籠盛りの果物の詰め合わせを見せ。自身にと持って来てくれたが到底ひとりじゃ食べ切れる量では無いため、それならと上記を提案するなり母に果物ナイフを借りてどこか慣れた手付きで林檎の皮剥きつつ兎の形を作り )
こりゃまた可愛らしいうさぎだ、ぴょんぴょんってな
(手際よくりんごでウサギが出来ていくのを見ているとやはり記憶はなくとも感覚は残っているのだろうかと思い。皿に盛り付けられるとそれをひとつ手に取り上記を述べると口へと運び「ん、美味いな」と頬を緩ませ)
( / 五条国永様の背後様、無言放置大変申し訳御座いませんでした。当方の諸事情により此方に顔を出す事が難しかったとはいえ、何か一言だけでもお伝えする手段は幾らでもあったのですがそれすら出来ず本当にすみません…。
とりあえず生存報告をと思い、このような形を取らせて頂きました。こんな不甲斐ない主ではありますが、もう一度お相手を願っても宜しいでしょうか。良ければお返事をお待ちしております/礼 )
(/お帰りなさいませ。いえいえ、誰にでもそのような事はあります。お気になさらずです
こちらこそ、不甲斐ない者ですがまたお相手できたらと願っておりました。またよろしくお願いします。)
( / お優しいお言葉の数々、痛み入ります。あなた様が寛大な方で心が救われます、また一緒に物語を紡げると思うと嬉しくてなりません。此方こそ不束者ですが宜しくお願い申し上げます…!
このまま>102の返信にレスを返すのも良いかと思うのですが、再開するという意味で光忠が退院する辺りからロルを回そうと考えています。如何でしょう? )
( / 了解しましたー。ではその方向で初回文を投下させて頂きます。他に何かあれば遠慮せず仰って下さいね )
( 退院当日。母親の持ってきた服を身に包むと私物ばかりの荷物を鞄の中に整理しながら纏めれば、少しずつではあるが記憶の方も何とか取り戻せる迄に回復し病室で安静にしていたお陰で、病院側からの退院許可が下りて今に至る。それほど物がある訳でも無しに短時間で荷物の纏めが終わり、肩に鞄を提げて母親と共に家に帰るので病室を出れば出口に向かい )
(/はい、その時はよろしくお願いします…!)
(彼が入院を始めた頃約束をしたように、毎日病院へと通い彼に学校での生活や日々の話、過去の話などに花を咲かせる日々を過ごして。その合間に自身の教えられる勉学などもしながらいつの間にか月日も経ち、彼の退院する当日になり。事前に話を聞いていた為午前の授業を終えるとすぐに病院へと向かい病院の外で待ち)
( / はい、ではこれにて背後は下がりたいと思います。改めて今後とも宜しくお願い致します! )
─── あっ、五条さん。来てくれたんだね。
( 正面玄関先に向かう途中、入院中世話になった看護婦や医者に一礼と共に感謝の言葉を伝えると顔を上げ笑顔を見せ。挨拶を済まし母親と軽く会話を弾ませながら病院の外に出れば、見慣れた容姿の彼を視界に入れてぱあっと表情が明るくなりつつ駆け寄り。退院の日でも変わらず病院に姿を現して逢いに来てくれること心から嬉しく思い )
よっ、やっと退院だな光坊!
(病院の外で待ちしばらくすると外へと出てきた見慣れた二人の姿。彼はこちらの存在に気付くとパッと顔を輝かせ駆け寄ってきて。それを微笑ましく思いながら手をひらりと振りそう告げて)
うん、お陰様でね。
( 退院の日をずっと誰よりも心待ちにしてにこりと嬉しげな笑みを浮かべ小さく頷けば、母親も感謝の気持ちで胸が一杯の様子で目の前の彼に向けてお礼を述べていて。このまま話に耽るのも良いが一旦家に帰る予定なので「これから母さんと一緒に家に帰るんだけど…五条さんも付いてくる?」とゆるり首を傾げて見 )
ん?そうだなぁ、午後も特に予定はない。久々にお邪魔するとしよう
(彼の母に感謝してもしきれないと言われるものの自分は出来ることをしたまで、彼が努力したから早くに退院も出来たんだろうも笑み浮かべそう言って。そうしていると、彼が一度家に帰るようで自分はどうするのかと尋ねられると言葉に甘えることにしたようで)
良かった、まだ五条さんと話して居たくてさ。
( 退院したばかりで欠落部分の多い記憶はまだ完全とは言わず、今日一日自宅で過ごす事になると思っている為か午後の予定も無く遊びに来るそうで彼の聞かせてくれる話は何れも面白いものばかりで好きらしく。母も歓迎の様子で承諾を貰うと笑みを絶やさずゆっくりと話したい旨を伝えた後に「此処に長居してても意味は無いし家に行こっか」と病院の前に居ると他の人の邪魔になるので母の後ろに付いて歩き出し )
ははっ、そりゃ嬉しいな。きっと退屈しないぜ
(彼がまだ自分と話していたいということを聞けば素直に嬉しく笑みを浮かべて嬉々とした表情で上記を述べて。それから確かにここにいても何も意味など無いために歩き出した彼らの後ろに続くように自分も歩を進め)
え?今晩は何が食べたいかって?…うーん、何だろう。
( 前方で母と他愛ない会話を繰り広げるも、唐突に今晩の献立を考える為か自身の好物を作ってくれるそう。然しながらそれにしても気が早すぎだと思わず苦笑しつつこの日迄はずっと病院食だった為、久々に母の手料理を食べれると思えば暫し考え込むように小さく唸り。あ、と声を出した後に " カルボナーラが食べたいかな " と告げ。くるりと彼の方向に振り向き「五条さんも家で食べていかない?」なんて訊ねてみては )
いいのかい?それなら俺も嬉しいな
(母と息子の会話を微笑ましく眺めながら歩いていると不意にこちらへと身体を回し夕食まで誘ってくれるようで。しかし、彼の家族も退院するこの日をどれほど待ちわびていたのか、今日くらいは親子水入らずで過ごした方がいいのではと思いながら申し訳なさそうにそう言って)
ふふ、勿論だよ。良いよね?母さん。
( 申し訳無さそうに言葉を発する彼に向けてこくりと頷くと今度は母の方に身体ごと動かし、今日位はお願いを聞いて貰おうと頼めば又と無い息子の願いでもある為に了承を得る事が出来、" ありがとう! " と嬉々とした表情を浮かべ。病院から家までの帰り道は世間話で盛り上がりながらあっという間に自宅へと辿り着き、母の後から家の中に続いて入ると「ただいま。── うん、やっぱり家に帰って来ると落ち着くなぁ」と靴を脱ぎ揃えて廊下を歩けばリビングに向かい、ソファーへ鞄を下ろすとぽつり呟き )
邪魔するぜ、懐かしいなぁ。第二の我が家に帰ってきた感じだ
(昔からの繋がりもあり、彼が入院をしている間は世話になったこともあるのでと快く自身も夕食を共に出来ることを了承してもらえると礼を述べ微笑んで。それから見慣れた道を歩みつつ世間話をしているといつの間にか彼の家に辿り着き。玄関へと入れば上記を述べ靴を脱ぎ揃えるもう慣れた家であるためにそのままリビングへと向かい)
五条さん、こっちで座って話そう?
( ぼふ、とソファーの上に座って身を預けるように凭れ掛かり家の中を見渡しては、記憶を失った日から久々に帰ってきた我が家は殺風景な病室よりも当然落ち着くためほっと安堵の息をつき。無意識に真っ白のクッションを抱き締めつつ視界に彼の姿を捉え、鞄を床に置くと少し横にずれてスペースを空けつつぽんぽんと軽く叩きながら隣に座るよう促し )
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