土方十四郎 2017-01-26 23:24:29 |
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何にもねーでさ。今日は仕事してェ気分なんでぃ、土方さん向こう行きやしょう…!(近くにいれる僅かな時間失うと思えば、大丈夫だと意思表示してみせ。タタと走って指差した方へいき)
っ、おい!いきなり走るなっ…(顔を痙攣らせ仕方なく相手を追いかければガシッと腕を掴んで)あぶねェだろ、ったく…市民にぶつかったらどーすんだよ。…しょうがねェな(腕を掴んだまま足早に歩き出し近くにある公園へと向かい)
総悟、隣座れ(公園へと着くなり近くのベンチに腰掛け隣に座るようにと目線をやり)今日のお前は明らかにおかしい。危なっかしいんだよ…(ため息交じりに言葉を放ち人気の居ないこの場なら大丈夫だろうと軽く頭を撫で)
そう、ですかィ?
いつもと変わンねーですぜ、(指示された通りに隣に座るも、本人普段と変わらないつもりなようで不思議そうに首傾げて)
土方さんが可笑しいだけでさ。(どうして自分の頭撫でたり、ちゅーしたりするのか疑問でいっぱい。色々考えた末……。
普段悩まない脳は思考停止に)
俺が?俺こそいつもと変わらねェよ。好きな奴を心配する事なんざ当たり前だろ(自分が可笑しいと言われれば不満気に眉間に皺を寄せ、タバコを取り出せば火をつけながら述べ)
好き?、今好きって言いやした!?(相手の言葉にバッと隣を見遣り、瞳を丸くし信じられないとばかりに驚き見つめて)
………好きな奴、なンですかィ?、
そうか…まだちゃんと言ってなかったな
俺はお前が好きだ。命狙われてようが惚れたもんはしょうがねェ…、つか好きでもねェ奴にキスなんかしねーよ(驚き見つめる相手を真っ直ぐ見つめ返し、人目のない隙にもう一度唇を重ね何もなかったようにベンチから立ち上がれば満足気に見下ろし)
……!、ひ、土方さん…(真っ直ぐに此方を見て告げられた告白。 端整な彼の顔が近付いて来たと思えば其の直後唇に感じた感触に、直ぐさま顔に熱が集って、。力が抜けてしまったのかベンチに座ったままの状態で相手を見上げ)
…………
フッ…、んな無防備な顔してっと命狙われんぞ(思わず笑みを零しながら見下ろしくしゃりと頭を撫で手を差し伸べて)ほら、立て。今日はもう帰る、そんな間抜けなお前とじゃ仕事にならねェからな(平然としているつもりだかいつもと違う色を出す相手に自分自身が抑えられそうにないと感じ戻ろうと考え)
(言われて初めて自分の状態を自覚し羞恥心覚え、けれど怒るというよりは優しい声音の相手が意外でもあり数秒見つめ、其の後ハッとしては差し伸べられた手に己の手を置いて、彼の力を借りてベンチより立ち上がり)
…土方さんは、帰ったら見廻り行くンですかィ?(仕事人間の相手ならば有り得そうで、己にしてはさりげなくを心掛け聞いてみたり)
…いや、今日は部屋でゆっくり資料でも整理すっかな…(立場上流石に相手と一緒に居たいとは言えず、とっさに嘘をつくも罰の悪そうに目をそらし頭を掻き)総悟も暇なら手伝え…、嫌なら山崎にでも頼むからいい(そう言葉を残せば手を離し背を向け先に屯所へと歩き出して)
資料の整理…、別に嫌じゃねェけど俺に手伝えやす?(ザキの方が己より資料類ならば役に立ちそうに思うも、離れたくない気持ちが勝り相手の後ろを付いていきながら上記問い)
それかザキも呼んで三人ですりゃあ、早く終わりまさぁ…!(いい考えだとばかりに、少々得意気に付け加え)
バッ…バカ言ってんじゃねェよ、資料如き三人掛かりでやるなんざ俺が許さねェ(お前が黙って俺のそばに居ればいいんだと心の中で呟き、少しイラつきながら太々しく先を歩き)…テメェは黙って俺の言う事聞いてろ馬鹿総悟(投げやりに言葉を放ち気づけば屯所へと着き自室へ向かい)
……な、何でィ。其の方がいいと思って言っただけじゃねェか…んな怒らなくても(さっきまで優しかったのに急に怒り出した相手に、意味が分からず憮然とし。納得いかない物言いにも自室に戻る気にはなれず彼の後を付いていき)
別に怒ってねェよ…、さっさと終わらせるぞ(相手と目線を合わせる事なく資料を取り出し床にずらりと並べて)項目事に振り分けてくれ、そのあと俺が目を通す(2つ座布団を用意すれば向き合うように座りタバコに火を付け指示をして)
……(さっき告白時には真っ直ぐに見つめてくれていた視線が今では合わなくなり、肩を落とし。でも基本ポジティブ思考の考えで今は仕事に一生懸命だからだと結論付けてしまい、用意された座布団に座り資料に手を伸ばし)
分かりやした。此れくらいなら俺にも出来まさ…!(気合い入れて資料に目を遣り、言われた通りに項目事に振り分けていき)
総悟がこんな真面目に俺の手伝いしてるとこ近藤さん達が見たらびっくりすんだろうな(気合いを入れ振り分ける相手を見れば感心するように笑みを浮かべ)…つか、俺まだお前の返事きいてねェよな(資料に目線を戻し相手に聞こえるくらいのトーンで呟き)
……?、俺の返事…?(自分の気持ちはとっくにバレてしまっている為彼の告白により己の中では完結しており、其のため何の事かさっぱり分からず首を傾げ。資料から相手に視線向けて)
俺はお前が好きだと伝えた、総悟は俺の事どう思ってんだよ(なんでこう言う所だけは鈍感なんだと心の中でツッコミ相手を見つめ視線を絡ませ。相手から返事を聞くまで目を逸らさまいと言うように)
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