主おじさん 2017-01-26 20:28:46 |
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美しき 人よ , 如何か . ..
( 孤独に 其れを呟きて , 然し 誰も 止まりは 不 .
其れも 当然 , 皆 自身の事で 忙しい想に して居り.
各言う 私も他者を 考えている暇等 無いと
言うのに 忘れる 事を 許さんとする 様に彼女は
脳内を過ぎる 彼女は 私の 太陽 だ ッた .
白日は 私を照らし 桜花は 翼を 反射させ
今にも 舞おうと して居る .
心色 乱れ染めにし 行くのと 対極に ,
照らす 太陽が 憎く思えた . さぁ 戦慄の 空へ ,
颯爽と 舞う 私を 美しき君は 見守って暮れて 居た
だろうか , 在の 憎き太陽と 共に . )
( . 何回目の “触れるだけのキス” だろうか。何回目のハグだろうか。そんな事を考え、君の暖かくない頬に己の手をソッと置き “触れるだけのキス” をする。君は嫌がらない。愛し合ってるからかな?そんな独り言を床に惨めに倒れる貴方に、おふざけ程度に訊ねる。返事は、勿論ない。だって彼は死んでいる。私を死を受け入れられず、彼を側に置いてしまっている。彼の好きなカレーを彼の口に入れ、口から溢れるカレーを見て頬を濡らす。こんな無様な彼の姿、見たくなかった。そう願っても遅い。止まってしまった心臓は、動かないんだから。ねぇ、神様。今の私を許して下さい。彼の居ない世界に怒り、嘆いて下さい。私のような失敗作の死で泣かないで下さい。神様ですら、自分の死を悔やまない。そんなの知っている筈なのに、そう願って私の首に刃物をつきつけ、 . )…__今逝くね。
スペ感
…風呂。
( 家の中に汚い体を、家に入れれる筈がない。自分に着いてくる同居人の姿は泥だらけで、見ているだけでも汚れそうだ。表情をしかめて見せれば、溜息を吐き風呂場の場所に視線を向け。取り敢えず体を綺麗にしてほしい。そう言いたげな表情を浮かべれば、背中を丸めて洗面所へと歩き出して )
寂:…基本的な身体機能に異常は無い様だ。下手に薬で治そうとするより、様子を見た方が良さそうだね。( 聴診器を外し、カルテに要点のみ走り書きしながら告げれば、ここに来てずっと不機嫌を隠そうともしない顔の相手に視線を戻し、面倒な事になったな、と心中で嘆息し )
乱:……!?………!!………!!( 『 はぁ!?何悠長なこと言ってんだクソジジィ!!こちとら暇じゃねぇんだ、さっさと治せよヤブ医者!! 』 その言葉は少しも空気を震わす事無く口がはくはくと動くのみに留まる。違法マイクの奇襲で声が出せなくなった。違法マイクを持ったゴロツキは、都合よく渋谷に用事があったというこの医者に、あっという間に片付けられてしまったが、このまま一人で居るのは不味いし、傷の手当てもするため、渋々新宿へ来たのだった。しかし、どうにもならない現状とこの男に大きな借りをつくってしまった不甲斐なさに歯噛みして )
寂:声が戻るまでここで過ごすといい。今日は出張往診もないし、1日中院内に居るから、何かあればすぐに対応できる。(パクパクと動く口の動きで何を言っているのかはハッキリと分かった。彼との関係は良好ではないといえ、今の彼は患者だ。さらっと流して、悔しげに歯噛みする相手の頭に手を伸ばして)
【不特定多数のキャラによる背景ロル実験※現在進行形をば】
(砲爆撃、飛び交う実弾、指向性エネルギー兵器、対空、対地、対戦車、多用途問わぬ無数の誘導弾や地対地多連装ロケットの噴煙、不気味な飛翔音をたてて師団・連隊規模の多層式エリア防空網を地形追従飛行で掻い潜り目標群へと殺到する自律型の各種戦闘・自爆ドローン、第三次大戦ーーーその初戦でかつて繰り広げられた大会戦の記憶をなぞるが如く、カッタラ低地、エジプト北西部マトルーフ県の辺鄙なこのだだっ広い砂漠地帯は今再び予備兵力を大動員し立て直したエジプト正規軍守備隊と再編され増強されたNRC軍侵攻戦闘団間で繰り広げられる地獄の業火のような凄惨で情け容赦の無い一進一退の消耗戦の只中にあった。)
<<敵阻止砲火熾烈、前面右翼展開中のカイザル支隊稼働戦力の70%を損失、推定全滅判定です!>>
<<航空支援は!?空軍は何をやっている!>>
<<可搬レーダーも大半がやられた!対空火器も殆ど使い物にならん!>>
<<司令部、こちらヌアリ1-1、敵AWGS、AFV多数、戦術人形及び随伴歩兵も大隊規模です。至急火力支援を!!>>
<<中隊長が銃撃ってんだ!繋がるまで続けろ!>>
<<HQ、オシリス1-4、我残弾無し、燃料僅か、RTB>>
あっナナくんツイートしてる!
(本日の授業が全て終了し他の生徒が部活に勤しむ中1人の少女がスマホを片手に楽しそうにスキップをしながらるんるんと。至って平凡な日常に潤いを与えてくれる一滴の雫。ナナくんのツイートは彼女にとってのそれであった。
周りから見たらただの変人に見えるだろう。
それもそうだ急に叫び出したり蹲ったり…これを変人と言わなければなんと言う。然し、こんな彼女にも常識は持っているのだ。そんな風には見えないが。だから友達も多い。
所謂ネタ枠というやつだ。友達に声をかけながら廊下をスキップで駆け抜けていく。心底楽しそうに頬が緩みきった表情で駆け抜けていく。
LINEのオプチャでなりきりをしているのですが、始めたばかりで炉留の廻し方?始め方?が分かりません。誘う時は「誰か絡みませんか~」とかで良いのでしょうか…(/;ω;\)
<88
炉留必須と書いてある場合は、ソロル(ここに書き込んであるような文章)を置くかノートで絡み募集をすることが多いです。
逆に炉留を回さないオプチャでは「絡みませんか?」「チラッ」などが多いです。
オプチャによってかなり違うので他の方の様子を見ながらそれを真似するのが一番いいと思いますよ。
お。元気か?
(ふっと微笑むと頬を赤らめ白い息を吐く)
元気だよ
(マフラーで口元が見えないが口角を上げる)
ん。あ?(訳 変な炉留出来ちゃった…)
そうなんですよね、彼女は少し怖い印象もうけますが根は親切だと感じます
助け合うと幸せな気持ちになれるって本当ですね
(うんうんと頷きながら彼女の方を見て、先ほど助けてくれたことに感謝し。目の前の彼に視線を戻し今度は自分がと彼に手を差し伸べて)
文章力をもっと鍛えねば…変な文章とロルにしかならないです。泣きそう
俺さぁ、転校するんだ。
( 間延びした調子で唐突に言い出すと、億劫そうに揺れていた薄汚れたブランコから飛び降り。体操選手が如く着地のポーズを決め茶目っ気ある笑顔で振り向くと、君の顔にぷは、と吹き出して )
っはは!そーんなこの世の終わりみたいな顔しないでよ。_べつに、永遠のお別れってわけじゃないだろ。なぁ?
( 君の顔に触れ、ゆっくりと掌を持ち上げるとぐいっ、と頭に押し付け。涙ぐんだ瞳から雫が溢れないように首を左右に振ったが、きっと震えた声色でバレてしまっている。格好悪いなぁ、なんて思い始めたらもう止まらなくなっていって。君を柔らかく抱きしめ背中に縋りながら、君にしか聞こえない声で )
君の前で泣くのって、…初めてだなぁ…最後に思い出作れたな!よかった、よかっ、た…っ、
とあるオリキャラなりチャトピでのことなのですが
自分の未熟さが原因ゆえの事なのですが設定を途中から変更させてほしいと言ったり、ロルが短く拙い文しかかけず読みづらかったり、キャラに喋らせる言葉も全然上手く書けずに同じトピの仲間に迷惑をかけてしまっているのではないかと
自分のせいでそのトピが盛り上がっていないのではないかと
そう思うと夜もあまり眠れず吐き気がこみ上げてきて泣きそうな気分になってしまいます
自分が悪いのは分かっているんです。だけど、だからこそ改善したいとも思っているんです
皆さま、オリキャラなりチャにおけるアドバイスを頂けないでしょうか、助けていただけないでしょうか
わがままなことを言って申し訳ありませんが、なにとぞよろしくおねがいします、お願いします
本当のことを申し上げます、マダム。私がここに来たのは…あなたが呼吸する空気を呼吸するためです。
(あの人はそんなことを言っていた。
エリザヴェッタはホテルの一室から鉛色の河を眺めていた。「お身体に触ります」そういって付き人のラファエラが窓を閉めようとする。「いいえ、もう少しこのままでいさせてちょうだい」「ですが、明日は」「わかってる、わかってるわ」黙ってラファエラの方を見ないでいると、何を察したのかラファエラは「失礼します」とだけ言って部屋から出て行った。
エリザヴェッタはある男の影を側に置かせていた。
「あなた、何を見ているの?」おもむろに口に出してみる。
『あなたの人生を』男の声が聞こえる。
『それは全て、あなたの顔に表れている。あなたの目を見張るような人生、あなたの勇気、力、犠牲…あなたの美しさ!』
「……クサい言葉」河岸に一匹の黒サギがいた。
「結局、わたしは遊ばれていたのかしら」サギがギャア、ギャア声を上げる。
「それでも、私は」鳴き声に誘われ、白サギがやってくる。
「……あなたに会いたいわ、フェリックス」
二匹が翼をはためかせ、顔を向かいあわせて回り始める。黒と白が、混ざり合う。
エリザヴェッタには、あのベルリンのホテルの扉のように、それがいつまでも回転し続けるような気がした。)
(/某舞台作品の二次創作でロルを回したくなったので投稿しました。最初と『』付きの台詞は本編からの引用です。うろおぼえな部分があるので一部間違ってる描写があるかもしれません。
スペース感謝致します。)
3月の頭、天気は快晴。
スイッチの入っていない炬燵に足をツッコみ、ポチポチとフリック入力の練習をしている。
テレビには以前撮っていたゆるゆるアニメがエンドレスで流れ、天板の上には買ったクラフトコーラと家族の誰かが買ったクッキーの袋が鎮座している。
ついでに今後ろに飼い猫が来てめっちゃ寛いでるご様子。
他にも色々とやりたいこと、やらなければならないことがあるにはあるのだが、今までとこれからの仕事量を考えると、今日はゴロゴロとしていたい気分なのだ。
あまりにも日常過ぎて。きっと忘れてしまうのだろう。こんな風に書きでもしなければ。
「……もっと長い靴下履けば良かった…摩擦ですごい脱げる……」
他愛ない3月の頭の、きっと明日にはもう忘れているだろう、数分間の記憶。
(炉留ってこうゆうことですか?!分かりますん!)
…… 。
( この学園は、エリートから一般の頭脳を持つものまで、頭が悪いと言われる人材はいないものの、それでも様々な人が存在する。そんな学園は彼の父…公爵家が運営する学園だ。元々別荘に近い役割をこの建物は担っていたが、母が亡くなってからというもの、父も自分も足を運ぶことが少なくなっていった。とはいえ、ここは母が大事にしていた建物。取り壊すことは出来なかった。母が最後を迎えたのも、母の持ち物の一部が残っているのも」、最早この土地この建物だけなのだ。中庭にある大きな木に触れる。この木は例の事件のせいで一部の生命力が尽き、毎年咲くはずの花が数年に一度しか咲かなくなった。それゆえか、数年に一度しか咲かないこの花が開花している時、この木の前で好きな人に告白すれば、その恋は必ず実ると噂された。そしてもっと凄いのはそれが現実になりつつあるということだ。この木が開花して枯れるまでの短い間に告白した人は必ず恋が実っている。だが、木はそんな魔法のような不思議な木ではない。ただ生命力をほんの少し失った美しい花を咲かす木。否、もしかしたら……亡くなった母の魂がこの世に留まるために憑依しているのかもしれない。もしも、そうなのだとしたら、この木が噂と同じようなものを現実にしたとしても不思議ではない。だって母は、とても愛情深く、皆に平等で、誰でも笑顔にさせてしまう、そんなお方だったから。まあ、これも自分の憶測でしかないし、魂がこの世に留まるなどそんなことはないと思うから…恐らく違うのだろう。只々奇跡が重なった。それだけ。 父と母は似たもの同士だった。父もまた、人を笑顔にする才能を持ち合わせていた。その間に生まれた私自身も我ながら笑顔が多かった方だと思っている。あの日までは。事故が起こった。防ぎようがないと言ってしまえばそれまでだが、予期していなかった事故だった。父も私も仕事が貯まっており、別荘にいたのは療養している母だけだった。先ず耳に入ったのは別荘の一部が燃えているという報告だった。その場で呆然とする父を置いて左程遠くない別荘に走ったのを覚えている。ただ行くだけなのにその道は長く感じられた。着いた時にはもう亡くなっていたが、あまり時間は経ってなかったからか本当に一部しか被害はなかった。その一部の場所に室内庭園があり、母はそこで茶を楽しんだいたらしい。葬式が終わってから一年が経つまでは早かった。その間に父は変わってしまった。お金を乱暴に扱うようになり、酒を飲む量は明らかに増えた。それまで私が行っていた習い事と仕事にプラスして自分の仕事や新しい習い事もさせるようになった。それからはニ人で話す事もお互い」の笑顔を見る事も少なくなっていった。話したくなかったとは言わない。でも段々荒れていく父と昔の父を幾度か無意識で重ね、距離をとっていたのだ。今となっては呼び出しを受けた時、何らかの行事について話し合う時ぐらいしか話さなくなっている。そろそろ年齢的にも継承の案件とこの学校を引き継ぐかどうかを迫られる時期になってきている。学園は、学園の方は受け継ごうと思っている。でないと金遣いの荒くなった父がいつ売り捌くかわからないから。自分が準責任者ではなく、責任者になってしまえば、私の許可なく学園を崩すことは出来ないだろうから。家の継承にあたっては迷っている。一番の理由は、父と母のような悲劇を二度と繰り返したくないし見たくないから。それにここまで荒れていれば財政を立て直すのに相当な時間を要するだろう、公爵家を新しく建てた方が早いくらいには。だから迷っている。そこに関しては成人してからでもいいだろう。先ずは学園の事からだ。一通り考えた後大きくため息をつく。やるべき事がありすぎる。と思いながら。木にもたれかかり、少しくらい休んでもばちは当たらないよなと思いつつ、木の下で空を見上げる。茜色になりかけている空を追うように暗闇へと引き摺り込もうとする闇空が迫る。あの日も、こんな風景だった。この風景の中で引き留める己の秘書の言葉も聞かず、自分の事も顧みずに馬車では時間がかかるからと安全点検も疎かに馬を走らせた。今思えば愚かな行為だ。母が狙われたという事は自分も狙われていたかもしれないというのに。でも過去の自分はそれも考える事が出来ないほど慌てていたのだ。今となっては想像する事が出来ない己の姿に思わず笑ってしまいたくなる。この木が近くにあると母が戻ってどってきた気がする。たまには、ここで昼寝をしてみるのもいいかもしれないと思いつつ、瞼を静かに閉じて。 )
…… 。
( この学園は、エリートから一般の頭脳を持つものまで、頭が悪いと言われる人材はいないものの、それでも様々な人が存在する。そんな学園は彼の父…公爵家が運営する学園だ。元々別荘に近い役割をこの建物は担っていたが、母が亡くなってからというもの、父も自分も足を運ぶことが少なくなっていった。とはいえ、ここは母が大事にしていた建物。取り壊すことは出来なかった。母が最後を迎えたのも、母の持ち物の一部が残っているのも」、最早この土地この建物だけなのだ。中庭にある大きな木に触れる。この木は例の事件のせいで一部の生命力が尽き、毎年咲くはずの花が数年に一度しか咲かなくなった。それゆえか、数年に一度しか咲かないこの花が開花している時、この木の前で好きな人に告白すれば、その恋は必ず実ると噂された。そしてもっと凄いのはそれが現実になりつつあるということだ。この木が開花して枯れるまでの短い間に告白した人は必ず恋が実っている。だが、木はそんな魔法のような不思議な木ではない。ただ生命力をほんの少し失った美しい花を咲かす木。否、もしかしたら……亡くなった母の魂がこの世に留まるために憑依しているのかもしれない。もしも、そうなのだとしたら、この木が噂と同じようなものを現実にしたとしても不思議ではない。だって母は、とても愛情深く、皆に平等で、誰でも笑顔にさせてしまう、そんなお方だったから。まあ、これも自分の憶測でしかないし、魂がこの世に留まるなどそんなことはないと思うから…恐らく違うのだろう。只々奇跡が重なった。それだけ。 父と母は似たもの同士だった。父もまた、人を笑顔にする才能を持ち合わせていた。その間に生まれた私自身も我ながら笑顔が多かった方だと思っている。あの日までは。事故が起こった。防ぎようがないと言ってしまえばそれまでだが、予期していなかった事故だった。父も私も仕事が貯まっており、別荘にいたのは療養している母だけだった。先ず耳に入ったのは別荘の一部が燃えているという報告だった。その場で呆然とする父を置いて左程遠くない別荘に走ったのを覚えている。ただ行くだけなのにその道は長く感じられた。着いた時にはもう亡くなっていたが、あまり時間は経ってなかったからか本当に一部しか被害はなかった。その一部の場所に室内庭園があり、母はそこで茶を楽しんだいたらしい。葬式が終わってから一年が経つまでは早かった。その間に父は変わってしまった。お金を乱暴に扱うようになり、酒を飲む量は明らかに増えた。それまで私が行っていた習い事と仕事にプラスして自分の仕事や新しい習い事もさせるようになった。それからはニ人で話す事もお互い」の笑顔を見る事も少なくなっていった。話したくなかったとは言わない。でも段々荒れていく父と昔の父を幾度か無意識で重ね、距離をとっていたのだ。今となっては呼び出しを受けた時、何らかの行事について話し合う時ぐらいしか話さなくなっている。そろそろ年齢的にも継承の案件とこの学校を引き継ぐかどうかを迫られる時期になってきている。学園は、学園の方は受け継ごうと思っている。でないと金遣いの荒くなった父がいつ売り捌くかわからないから。自分が準責任者ではなく、責任者になってしまえば、私の許可なく学園を崩すことは出来ないだろうから。家の継承にあたっては迷っている。一番の理由は、父と母のような悲劇を二度と繰り返したくないし見たくないから。それにここまで荒れていれば財政を立て直すのに相当な時間を要するだろう、公爵家を新しく建てた方が早いくらいには。だから迷っている。そこに関しては成人してからでもいいだろう。先ずは学園の事からだ。一通り考えた後大きくため息をつく。やるべき事がありすぎる。と思いながら。木にもたれかかり、少しくらい休んでもばちは当たらないよなと思いつつ、木の下で空を見上げる。茜色になりかけている空を追うように暗闇へと引き摺り込もうとする闇空が迫る。あの日も、こんな風景だった。この風景の中で引き留める己の秘書の言葉も聞かず、自分の事も顧みずに馬車では時間がかかるからと安全点検も疎かに馬を走らせた。今思えば愚かな行為だ。母が狙われたという事は自分も狙われていたかもしれないというのに。でも過去の自分はそれも考える事が出来ないほど慌てていたのだ。今となっては想像する事が出来ない己の姿に思わず笑ってしまいたくなる。この木が近くにあると母が戻ってどってきた気がする。たまには、ここで昼寝をしてみるのもいいかもしれないと思いつつ、瞼を静かに閉じて。 )
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