凛栄 2017-01-14 17:12:30 |
通報 |
朝8時15分
いつものように教室に入る
行きたくない・・・あんなところ・・・あそこは・・・
島沢沙夜
「なんかあいつうざくない?」
山野ララ
「あの社会の川井でしょ?たまたま忘れ物しただけで弄りやがって!」
同じクラスの島沢沙夜と山野ララ
いつも人の愚痴をズカズカと・・・
木野下遥希
「じゃあ無視れば?態度デカくてムカつくし」
関係ない
関係ない
寒いし早く入ろ・・・
1➖D
白井乙葉
「おはよう・・・」
沙夜
「あ・・・乙葉ちゃんおはよう今日も川井無視ね」
乙葉
「う・・・うん・・」
1時間目(社会)
川井将太(社会教師)
「じゃあこの問題を・・・島沢の沙夜!」
沙夜
「ッチ・・・」
川井
「聞いてんのか?おい!じゃあ忘れ物したバカ!」
ララ
「・・・」
川井
「んだよ・・・じゃあ相澤の真那!」
相澤真那(学級委員長)
「口分田です!」
川井
「正解!」
しーーん
川井
「お前ら最近何なの?」
キンコンカンコン
1時間目の終わりのチャイムが鳴った
沙夜
「どういうこと?空気読んでくんない?真那」
遥希
「本当困る!」
真那
「だって忘れ物するのが悪いんじゃん!」
ララ
「こういう奴寒い!」
真那
「乙葉ちゃんもそう思うよね?」
乙葉
「あ・・・」
遥希
「巻き込むんだそうやって!かわいそ!」
バカみたい・・・
2時間目(数学)
岡田香奈
「・・・・」
沙夜
「ねえこの問題もわかんないの?!」
岡田香奈
クラスで一番バカ
真那
「怠けてる証拠ね」
3時間目(美術)
水原海苑
「でさ〜隣のクラスの奴のかのじょが・・・」
古西弘
「釣り合わなくね?」
真野優雅(美術教師)
「お前ら喋ってないでやれや!」
沙夜
「聞こえない〜なんて言った」
二学期からこのクラスはずっとこんな感じだ
きっかけは・・・
月浜中学校
この学校は陰湿ないじめが問題になっていた
それはこのクラスはいじめは無かった
でも・・・
風月由麻
「サイテー!!古西!」
富谷優華
「・・・・」
それは夏休み明けすぐのことだった
弘
「意味わかんねー!」
沙夜
「どうしたの?」
由麻
「古西が先生に優華が体育休んだのは生理だからだって言ったの!しかも男の先生!!」
池元真也
「まてまて!先に優華が弘の好きな人バラしたんだ!タイムラインで!!」
由麻
「どっちにしろ身体のことバラすなんてサイテー!」
沙夜
「そっちだって前にバラしたじゃん!」
弘
「うぜえ!俺女子と口きかねえ!」
デブで意地が悪くて
威張りやな古西弘はそう簡単に謝らず
それが原因でクラスの雰囲気が悪くてなった。
そんなある日
花守茉里
「優華ちゃん今日もプール休むの?」
優華
「・・・うん・・・」
優華がプールを休むのは生理なんかじゃない
泳げないからだ・・・
小学生の頃教師に無理やり練習させられてからプールに二度と入らなくなった。
でもさすがに・・・
霧島朱莉(体育教師)
「随分タイミングの悪い生理ね?」
授業が終わると富谷優華は霧島に呼び出された
優華
「・・・・」
霧島朱莉
「このままだと評価つかないわよ?」
優華
「ごめんなさい・・・」
弘
「・・・・」
次の日
栗澤淳太
「なあ!聞いたか?プール荒らされてたらしいぜ!なんかシャワーだのいろいろ壊されて!!」
真也
「犯人富谷じゃね?授業嫌がってたぽいし・・・」
茉里
「はあ?からかうのもいい加減に・・・」
弘
「・・・・」
優華
「まさか・・・」
ガラガラ・・・
槇下聖也(担任)
「チャイムなったぞ座れー遅刻にするぞ〜」
ララ
「そういえば今日の1時間目新任の先生だよね・・・」
沙夜
「確か・・・」
1時間目(社会)
川井
「そこのガール!この問題答えてみ!」
優華
「えっと・・・あの・・・」
弘
「ブリックス・・・」
弘が小声で言った
優華
「えっと・・・ブリックス・・」
川井
「正解!」
優華
「・・・」
茉里
「弘やるじゃん助けるなんて・・・・」
授業後
優華
「あの・・・さっきはありがとう」
弘
「・・・話しかけんな!つうか口聞くなって言われてるだろ!」
優華
「・・・ごめ・・」
茉里
「何あの言い草!本当古西だわ!」
最初は話しかけちゃいけないルールだったけど
そんなの日がたてば忘れていた
一ヶ月後
沙夜
「あ〜フラワーラインとか本当だるいわ!」
毎年春と夏にやる「フラワーライン」部活ごとにやる行事だ
学校の花壇の雑草を抜いて花を植える
結構めんどくさい
先生a
「ほら〜しっかりやれ〜!」
ララ
「さっきから偉そうに言っといて何もしてないな」
沙夜
「ムカつく。。」
澤村幸平(技術教師)
「おい!お前ら!何つった?!」
茉里
「怒らせた・・・」
澤村
「聞いてんだよ!」
沙夜
「別に先生のこと言ってるわけじゃ・・・自意識かじょ・・・」
ララ
「ちょ・・・沙夜・・・」
弘
「・・・・」
バシャア!
沙夜
「何?!」
気ずくと澤村は近くの池に落ちていた
真也
「ザマアミロ」
それから嫌いな教師にはドンドン嫌がらせをしていった
先生達の間でこのクラスの評判は最悪だ
でもみんな今の状態に満足している
それが皆んなの為になるなら・・・
香奈
「あのさ!もうやめない?!こんな事!!」
一時間目が終わり
みんながどんな手使って懲らしめようか考えてる時だった
真也
「空気読めよ・・・」
遥希
「バカは黙れ!」
私も香奈には賛成だ・・・
こんなの間違ってると思う
口には出せないけど・・・
木村杏珠
「香奈ちゃんの言うとうりだよ!」
みんなが一斉に振り向いた
杏珠
「このままじゃ成績落ちるし先生だって悪気があってしてる訳じゃないと思うな〜」
沙夜
「杏珠ちゃんが言うなら・・・」
木村杏珠は学年一の優等生で教師にも信頼されてるし
家柄も良くて友達も多い
真那も優等生だが一匹狼タイプなのでちょっと浮いてる
キンコンカンコン
川井
「え〜今日から二十年前日本で何が起こったでしょう!日本人としての常識だぞ!島沢の沙夜!」
川井目線
どうせ答えられないだろう・・・からかってやる!
沙夜
「阪神淡路大震災・・・」
川井
「山野!今から三十年の間に来ると言われてる地震は!」
ララ
「南海トラフ巨大地震・・・・70%の確率できますね・・・」
川井目線
無視らない・・・改心したのかな・・・
由麻
「十万人も死んだんですよ・・・怖いな〜」
川井
「あ・・・そのことについてYahoo!で調べたんだ!」
真那
「バカ・・」
二時間目
遥希
「香奈!その図形さあ!」
昨日までとは比べものにならないくらい
クラスがまとまってる
三時間目
真野
「みんなよく描けてるな!」
二週間後
私達のクラスは信頼を取り戻しつつあり最高のクラスだ
偽りの・・・
主な登場人物(生徒)
・島沢沙夜&山野ララ→親友でクラスで目立つ人
・木野下遥希→フレンドリーでよく人を笑わす
・岡田香奈&富谷優華→クラスでは目立たないグループに所属している友達同士
・相澤真那→クラスの優等生。杏奈と仲が良かった
・木村杏珠→優等生で人気者
・風月由麻→茉里の友達
・花守茉里→由麻の友達。実はお金持ち
・池元真也→危ない系男子
・小西弘→真也の悪友
教師編
・霧島朱莉→体育教師。スタイル良くて人気者
・真野優雅→美術教師。評判悪い
・川井翔太→社会教師。チャラい。あるサッカーチームに所属している
・槇下聖也→国語教師。このクラスの担任で頼りない。生徒にいじられてる
・澤村航平→技術教師。普段はいい先生
香奈
「・・・・・」
沙夜
「クスッ汚い〜」
真也
「近寄るなよ!臭いから!」
授業中はいい子ちゃん
裏ではイジメがある
いい子でいるのはストレスだし
気に入らない教師を無視した時の反応が楽しいからやっただけ
ララ
「ほら!未提出者の皆勤賞!良かったね!」
そう言って課題を破った
香奈は提出物を一つも出していない
イヤ・・・出せない
真那
「情けない人ねえ!」
沙夜
「本当!なんか言えよ!つまんねえ!あんた本当とろいね!」
ガラガラガラガラ・・・・
杏珠
「何してるの?」
みんな黙り込んだ
杏珠
「酷い・・・なんてこと・・・」
遥希
「ハ・・・」
杏珠
「私は体育館裏でやれって言ったでしょう?槇下先生来たらどうすんの?!それに甘いのよ!どうせなら・・・」
優華
「・・・・」
杏珠
「クスッ優華ちゃん・・・カバンのストラップ可愛いね〜香奈ちゃんとお揃いで買ったの?」
優華は怯えながら頷いた
杏珠
「はい・・・ハサミ・・・」
優華は震えながら香奈のカバンの方へ行った
優華
「・・・ッ」
優華は香奈のストラップのクマの頭を切った
杏珠
「儚い友情ね・・・香奈ちゃんもう友達いないね〜優華ちゃんも離れちゃった!」
香奈
「・・・・」
香奈は泣きそうな顔で杏珠を見た
杏珠
「こいつ体育館裏でやっちゃいな・・・・」
沙夜
「了解!!」
真也
「金の為なら!」
優華はその場で跪いた
優華
「ゴメンナサイ・・・」
これが裏の
一年B組
予鈴5分前
川井
「は?!また忘れたの?!お前さあ・・・やっぱ成績悪い奴は・・・」
優華
「・・・・」
優華は香奈が杏珠達に隠された社会の課題を机の中に隠した
杏珠達に言われて・・・
香奈
「・・・・」
香奈は優華に助けを求める目で視線を向けた
杏珠はそれを察知し優華にそっと
杏珠
「もし渡したら優華ちゃん標的にするから」
と、言った
優華
「バーカ」
川井
「だいたいこの前の・・・・」
ガラガラガラガラ・・・・
川井
「何?・・・」
来たのは他クラスの生徒だった
「トイレのゴミ箱に同じプリントで同じ名前の人のプリント捨ててありました・・・・」
杏珠
「!!!!!」
>6-7
同意ですねぇ…。名前+台詞のみの部分が多いですが、もっと主人公の視点からの風景描写等も入れると分かり易くなるんじゃないかと。
それだと書きにくいということなら、気にせず今のままでもストーリーには惹かれていますので続けてほしいのですが、例えばこんな感じは如何でしょう・・・?
朝8時15分。いつものように教室に入るけれど、正直、最近は・・・あんなところに行きたくないと思ってしまう。だって・・・あそこは・・・。
教室に入ると、クラスでも目立っているリーダー各の二人が大声で話をしていた。
「なんかあいつうざくない?」
島沢沙夜が片方の腕で机に肘をつき、もう片方の手では自分の髪をいじりながら、突き放すような言い方で言う。
「あの社会の川井でしょ?たまたま忘れ物しただけで弄りやがって!」
すると、すかさず山本ララが島沢と同じようなキツい口調で同意を示す。
同じクラスのこの二人はいつもこうだ。人の愚痴をズカズカと・・・。
失礼しました。
杏珠はびっくりした顔でシァーペンを落として優華を睨みつけた後
杏珠
「もしかして加奈ちゃん・・・誰かに・・・」
川井
「どう言う事だ?このクラス・・・この件は槇下先生に報告するからな!!」
川井は教卓を叩きみんなを疑い深そうに睨みつけた
沙夜
「誰よこんな下らない嫌がらせしたの!!」
沙夜は肘をつき怒った顔で周りを睨んだ
春希
「香奈かわいそ!よく考えたら真面目な香奈が提出物1つも出せないのおかしいし!」
春希は机を叩きそう言った
その後周りは「そうだそうだ」と反論し1時間目は気まづい雰囲気で終わり
授業どころでは無くなった
それから二時間目、3時間目、4時間目もいいクラスを装い
昼休み
お弁当を食べ終えいつもなら外へ行く人も教室に残った
杏珠
「誰があんなわかりやすいところに捨てたの?!ふざけてるの⁈」
杏珠はキレて近くの机を蹴り長いストレート髪を触りながら言った
みんなは怯えていた
私はそんな状況は関係なしに本を読んでいた
すると
優華
「私、トイレのゴミ箱にプリント捨ててるのみた」
一人が小さい声で呟いた
沙夜
「誰なの?!」
みんな一斉に優華を見た
優華
「白井・・・乙葉・・・」
今まで自分は関係ないと思っていた
このクラスのこの現状・・・
その時
何かが動き始めた
視線は私に向けられた
ララ
「嘘はいけないと思うな〜」
ララは優華の方を振り向き笑みを浮かべながら言った
茉里
「優華ってそういう奴?いくら友達のためだからって・・」
みんな一斉に優華を責めた
私は腹わた煮えくりかえった
こんな下らない奴等が嫌い
友達庇って何が悪いの?!
乙葉
「私が捨てたの!わざと!」
私は無意識にそういった
真也
「偽善者、、、」
一人が冷たい声でそう言った
杏珠
「イジメの時は自分関係ありませんって顔して美味しいところ持ってくのね、、私そう言う人間が1番嫌いなの!偽善者よりもたち悪いわ!」
杏珠は暗い声でそういい
私にそっと近づき
杏珠
「貴方の居場所もうないと思ってね、、、」
私の耳元でそう言った
その時チャイムが鳴りみんな一斉に席へ座り次の授業の準備をした
由麻
「今日辞書いるっけ?」
茉里
「必要だって、、」
直ぐに何気ない会話に戻った
次の授業は担任の槇下先生だ
ガラガラ、、、
教室の扉が開き先生は教卓へ向かった
槇下
「ちょっと聞きたいことがある、、、」
登場人物の名前は>8でまとめて頂いていますし、現代的で良いと思います。その一方でキラキラネーム(当て字系の名前)を使っていない点に、凜栄さんのネーミングセンスを感じますね。羨ましいぐらいですし、今から変えるのは勿体ないと思います。
個人的に>13から描写が増えて読み応えが増したように思えます。コメントを活かして貰えたようで倍、嬉しいです。応援していますね。
思うに…「誰が誰だか分からない」「登場人物の名前が頭に入らない」という指摘を受ける理由は…。やはり各人物の個性が反映された描写が少なかったからではないかと…。>13から少し増やして頂きましたが。
登場人物が複数いる小説では、各人を把握するのは基本的に大変ですが、描写の多い小説では名前を忘れても、描写で「あぁ、そんな奴いたな。○○って名前だったっけ」となるんですよね。
例えば、
弘「・・・・」バシャア!
沙夜「何?!」
気ずくと澤村は近くの池に落ちていた
真也「ザマアミロ」
これだと名前と台詞以外は、動作のみで誰も個性を言及されていません。もしここで
その時、弘は黙って澤村に近付いていっていた。誰も気に留めていなかったが、もしかすると何人かは彼が太くて短い腕を澤村の背に向けて、ぐんと伸ばす瞬間を目撃したかもしれない。
弘「・・・・」バシャア!
沙夜「何?!」
誰もが気付いた時には、澤村はもう近くの池に落ちていた。池の渕では、弘が細い目を更に細め、澤村の背を見つめたまま、仏頂面で立っていた。
真也「ザマアミロ」
弘の悪友で、少し雰囲気が危ない真也が池に落とされた澤村を尻目に吐き捨てるように言った。
これぐらい描写があると、もし「弘」という名前を忘れていても肥満を強調する描写から「あぁ、なんかそんなデブいたなぁ。あぁ、あれか、なんか生理をばらした奴か」となりませんかね…?
出過ぎた真似でしたら申し訳ありません。書きにくくなったり、もしも創作への意欲が削がれてしまったりするようなら、私のコメントは無視してください。
槇下
「あんまりいい話じゃないんですけど…」
みんなは真剣な顔をして身構えていた
バレるんだ‥‥…‥…
このクラスの事‥‥…‥…
槇下
「多分君たちじゃないと思うんですけどC.D組のトイレの下辺りに唾吐いて笑ってるグループがいたそうです‥‥…‥…」
そのときクラス中がほっとした
槇下
「何か知ってたら教えて下さい‥‥…‥…君たちはそんな意味わかんないことしないと思うけど‥‥…‥…」
真也
「柄悪い奴等だな」
真也はあきれた顔でそう言った
そして五時間目が始まった
遥希
「今日はあのガ潰すシーンですか?」
遥希はニヤニヤしながら言った
槇下
「おまいりガ好きすぎ(笑)」
槇下は少し呆れながら笑った
五時間が終わり今日は五時間授業で終わりなので帰り支度をして掃除の準備をした
ろうか
私たちの班は一番下の階の廊下の水拭きだ
私は水を濡らしに水道へ行った
ララ
「っ‥‥…‥…」
乙葉
「キャ‥‥…‥…つめた‥‥…‥…」
その時蛇口を私の方へ向けた
私の制服は袖の辺りが濡れただけで被害はなかった
ララ
「ごめん‥‥…‥…手が滑った」
ララは冷たく乙葉を見つめて言った
この時間は班員の私を見る目が冷たかった
次の日
私はいつものように教室へ入った
悪口を書かれた上履きを履いて
そのとたんみんなの話し声は一瞬にして視線は私へ向けられた
ララ
「キモッ何あの上履(笑)どんだけ自分は可愛そうアピールしたいんだし(笑)」
ララは机の上に座りながら私を睨み感じ悪そうに言った
私は流しへ行き上履きをを洗った
真也
「落ちないよ~(笑)」
弘
「バカだなああいつ(笑)」
真也たちはバカにするように笑いながらそう言った
杏珠はその様子を笑いながら見ていた
しばらくすると杏珠は席を離れ流しへ向かった
乙葉
「‥‥…‥…」
杏珠は私から上履きを奪いとった
乙葉
「ちょっ‥‥…‥…返し‥‥…‥…」
杏珠
「汚‥‥…‥…」
杏珠は窓から上履きを落とした
そうするとクラスの奴等は笑いだした
杏珠
「拾え‥‥…‥…」
トピック検索 |