匿名さん 2016-12-28 21:29:47 |
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(まだ暫く滞在する事になるモーテルに、塩や銃など今は必要のない物を鞄にまとめて置いておき「あぁ、そうだな。ルーカス君について情報が必要だ」戸締まりを確認、フロントに鍵を預けて地図を片手に出発の準備を整え)
家は・・遠いな
(メモ書きした位置と地図を見比べ住所を調べ今いる場所と少年の家までは距離がある事を確認し「長くなりそうだな…」パソコンの画面に向きないながら不意に口から本音をこぼし)
暫くはドライブを楽しむぞ
(地図を横目に位置を確認し、上がらない気分を少しでもマシにしようと明るい調子の曲を掛け。道程は勿論のこと解決までの道も長くなりそうな予感に「だな。気合い入れないと」淡々と相槌打ち前を見たままハンドルを握り)
(昨日見た同じような景色が車窓をひたすら横切り、暫く進むと昨日までいたサーカス団のテントが目に入り懐かしく思いながら通り過ぎ。郊外を抜けるとのどかな場所につき「ルーカスの家はその角を右の赤い屋根だ」地図と現在地を見比べ指を指し)
分かった
(今日も賑やかしいサーカスのテントが並ぶ広場を横目に寂しさや懐かしさを振り切り、弟の案内に従い住宅街を右に曲がった所の赤い屋根の家の近くに車を停め「あれだよな」それを指差し確認し)
あぁ、あの家だ
(思考を切り替えようと両頬を叩き頭をスッキリさせ、家の確認がし終われば「それで、どう言って調べる?」いつも通りに本性を隠し職業を偽り)
鏡…サムお前アンティークおたくになれよ
(少年については勿論のこと彼の家にあっと思われる鏡についても調べたい所で、インテリっぽく見えなくもない弟ならサーカスで見た鏡に魅了されてなんて言い掛かりも可能かと。今回特に使えなさそうな偽造身分証明書をダッシュボードにしまい)
僕が?…わかった、それで兄貴は?
(人形の時といいどうして自分はそんな役回りに回されるんだと頷くべきか一瞬頭を悩ませたがここは素直に頷き、まさか兄はそのまま行くんじゃな気だろうか念のため聞き直し)
あーん、俺は…まあ適当にお前の付き添いでいいだろ
(サーカスに興味があるだの心霊現象を調べてるだの考えれば言い訳は色々と思い付くが口にはせず、面白がって弟を先に歩かせ少年の家のドアを前に開ける順番を譲り)
…覚えてろよ
(自分はそんな役目が似合ってるからやらせているんだろうと思うがいい加減にして欲しいのが本音。ちらりと横目で兄を見てから気を取り直しいつものように家のチャイムを鳴らし)
はいはい、悪かったよ
(呆れたり文句を言ったりしても結局は行動に出でくれる弟は何だかんだで優しいのか。チャイムの音に顔を覗かせた年老いた男性に「近くのサーカスでバイトしてる者です」強ち嘘でない挨拶し軽く頭を下げ)
ジャクソンさんですか?実はミステリーハウスにあるアンティークの鏡のことについてお話しをお聞きしたいのですが
(少年の父親らしき人は一瞬何のことだと首を傾げるが、鏡という単語に反応し快く向かい入れへやへと案内してくれた。部屋には骨董品だろうか壺や絵画などが綺麗に並べてあり)
その男の子は?
(案内された部屋へ続く廊下に飾ってある絵を指差し、それが自分達の所有する写真のルーカスと似ている事を確信した上で問い。部屋で椅子へと腰かけた男性が寂しげな表情で行方不明となった息子の絵だという)
…息子さんはいつから?
(男性は5年前からだと重たい口を開き、ルーカスがいなくなったのも5年前と一致し「ビンゴかも」コソリと小声で耳打ちをし。本題の鏡のことを聞こうとした時足元に当たる何かを感じテーブルの下を見ると小さなボールが転がっており)
お気の毒に。辛い事を尋ねてすみません
(鏡の部屋で悪戯する少年を止める手掛かりを目の前の男性から得られないかと、耳打ちに僅かに頷き返し。男性とサーカスの関係を聞こうとした段階でテーブルの下を覗く弟に「どうした?」何事かと一緒に覗き込み)
これ…
(手のひらに収まるサイズのボールをひろい上げ見せ、机のそこに頭をぶつけないよう頭をあげ「これ、息子さんのボールですか?」どこかで見たことのあるようなボールを男性に見せれば小さく頷き)
どこから転がってきたんだ・・・?
(弟の手に収まるボールに懐かしむ視線を送る男性は質問に対し頷き返し。まるで自分の話を聞きに少年がやって来たかのようなタイミングで転がるボールに首を傾げるが一旦保留に「すみません話が逸れて。あのサーカスに置いてある鏡は貴方の所有品ですよね?」弟に目配せして玄関で述べた話を続きを出し)
さぁ?…でもどこかで見たことあるような
(父親が懐かしむと共に自分もどこかで見たことあるなと小さく首をかしげ。本来の質問に軌道を修正した兄の視線に気が付き小さく頷き、父親はあの鏡は家の家宝だと思い出し懐かしむように口を開き息子があの鏡が好きだったと付け足して)
一体どこで?
(そう言われると見た事があるように思えるが具体的な場所が浮かばず、進む会話に置いて行かれぬよう思考を停止し「鏡には少年の強い思いが篭ってんのか…?」生前思い入れの強かった物に出るなら壊せば早い話「少年のお墓に花を手向けたいのですが」然り気無さを装い墓の場所を聞き出し)
それが思い出せないんだ
(ボールを見つめしばらく考えてみるも思い出せないまま話がそれぬよう、一旦ボールを近くの棚に置き。もし父親の話が間違ってなければ確証は掴めるはずで、墓地の場所を聞かれるとこの家からすぐの集合墓地だと分かり「ありがとうございます」住所をメモして)
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