通りすがりの匿名 2016-11-15 06:39:24 |
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(身の回りの世話をしてくれるのは助かるが、さすがにこれでは過保護ではないか思うほどで。しかしある日拒否した時の相手は想像を絶するもので、それ以来拒否できずにいて。実際助かってるのだからいいかと割り切って。今日の朝の献立はザ・和食といったもので、旬のものが並べられた食卓に付けば恋人のようにこちらに卵焼きを向けてくると「あ、あーん…」と少し抵抗があるも食べなくてはと卵焼きに食いつけば「うん、うまい」とやはり妹の作るごはんは美味しくて頬を緩めては食べ続けて)
(兄妹でも照れがあるのか、躊躇いながらも美味しいと笑って食べてくれる姿を愛おしい気持ちで見つめていると自分の口元も自然に緩み「良かったぁ、兄様はいつもおいしそうに食べてくれるから嬉しくなっちゃいます……こうしてると、何だか恋人同士みたいですね」なんて浮かれてうっかり口を滑らせてしまい、恥ずかしさにほんのり頬を赤くして。変な妹だと思われたかもしれない、内心そんな風に焦りつつ照れ隠しのように笑って「今お茶を入れてきますから、あったかいうちに食べてください。早く食べないと遅刻しちゃいますよ?」話題を朝食に戻しては赤い顔を隠すためにリビングに背を向けて飲み物を準備して)
(相手が食べさせてくれた卵焼きを咀嚼していると、まるで恋人のようだと口を滑らすと「そ、そうだな…」と相手が言ったことを妙に意識してしまえばこちらも頬を赤くして頷いて。照れ隠しのように相手も微笑めば、お茶を持ってくるといえば相手の注意通り、時計を見ればそろそろ家を出なければならない時間が迫っていて。ご飯をかき込むように口に放り込めば、妹が持ってきてくれたお茶を飲み干して「じゃあ三葉、今日もバイトだから少し遅れるから」と玄関へ向かい靴紐を結びながら今日も帰りが遅くなると告げて)
(/どうしましょうか?三葉様の不安を煽るため、女性の匂いでもつけてきてもいいでしょうか?)
(急いで食事を詰め込む姿をじっと眺め、今度からは魚も皆ほぐして骨を取り除いてから出してあげなければ、もっと食べやすいメニューが良いかもしれない、なんて考え込んでいるうちに登校の時間が迫って来ると兄の後をくっついて玄関まで鞄を持っていき。今日も遅くまで働いてくれる事を頼もしく、そして寂しく思いながらも笑顔は絶やさないまま「わかりました。今日もお仕事が終わる頃にお迎えに行きましょうか?疲れてるのに重い荷物を持って帰ってくるなんて大変でしょうし……」ただでさえ昼間は会えないのだから、一秒でも早く会いに行きたい。そんな気持ちもあっていつものように提案し)
(/はい、そうしていただけると有り難いです!場面スキップのためにも今日の送り迎えは無しにしますか?)
(靴紐を結んでいればいつものようにカバンを持ってついてくると、今日も迎えに来ようかと提案すると「ダメだ、いつも言ってるけど夜遅くなるから三葉は危ない」と自分が帰ってくる頃には真っ暗になっているはずでそんな中に妹一人を歩かせていては痴漢にでも遭ったら…と相手のことを思ってのことで「なるべく早く帰ってくるから、大丈夫」と相手の頭にポンと手を置けば「じゃあ、行ってきます」と家から出ていって)
(/了解しました!そうですね、バイトの日は送り迎えなしという形で行きます!)
(兄の気遣いは嬉しいし、外には怖いものや危険がたくさんあることだってわかっている。それでも兄と離れて一人でいる事のほうが自分にとっては辛く嫌な事で、つい暗い顔をして俯きそうになるがポンと頭を撫でられると再び小さな笑みを浮かべて「……じゃあ、美味しいご飯を作って待ってますね。いってらっしゃい」何とか笑顔で送り出し、それでも不安で広い背中が曲がり角の向こうに消えるまで、姿が見えなくなってからもその場に立ち尽くして「……早く帰ってきてくださいね……」祈るように呟きながらいつまでもいつまでも見送って)
(/了解しました!では帰宅までスキップしていただいて良いでしょうか?)
(夜9時頃、あたりはもう真っ暗で肉体労働を終えた体に鞭打つように冬の寒さが突き刺さると体を震わせて家へと歩いて。早く帰って妹のご飯を食べて暖まりたい。妹のこちらに対しての異常な感情はどうにかするべきなのだろうが、帰ってくるとご飯を作って待ってくれていたり、朝起こして身の回りの世話をしてくれたら、なんだかんだで自分の心の支えになっている妹に対して何も言えないのが事実で。家の前に着くと、まずドアを開ける前にもはや習慣となっている自分の匂いの確認。女性の匂いなどついていないだろうか?ついていた日にはどうなったかわかったもんじゃない。一通りに確認して大丈夫なようで扉をあけて「ただいま」と言うも、自分とでは気づかないほど女性の微かな匂いがこびりついていて)
(/了解しました!こんな感じでいいでしょうか?)
兄様!おかえりなさい……!
(バイトの終わる時間に合わせて夕食とお風呂を用意して、体を冷やして帰ってくる兄の為に部屋を暖めて今か今かとその帰りを待ち。ようやく玄関の開く音が聞こえると小走りで迎え、そのままぎゅっと抱き着いてずっと欲しかった温もりと匂いを堪能するが、突然ぴたりと息を止めて「――兄様。今日は、学校が終わってからずっとお仕事に行ってたんですよね?……誰か、女の人とお喋りしましたか……?」大好きな兄の匂いの中に、薄くても気持ちが悪くなる化粧品と香水の甘臭い匂いが混じっている。その事にすぐ気がつくと甘えるように胸に顔を埋めたまま、不気味なほど優しく穏やかな声で問いかけて)
(/ありがとうございます!こちらもこんな感じの進め方で良かったでしょうか?)
おっと…ただいま…
(ドアを開ければいつものように飛びついて出迎えてくる相手はもう慣れており、ドアを開ければ少し構えて相手を受け止めて。こちらの胸に顔を埋めてくると相手の背中に腕を回して外で奪われた体温を取り戻そうとすると、胸に顔を埋めたまま不気味なほど優しい声で問いかけてくれば、まさか女の匂いが付いていたのだろうか。自分でも気づかないほどの匂いを嗅ぎ分けたのだろうか。確かに事務の女性と少し喋っていたがそんなこと言えるはずもなく「い、いや…喋ってないけど…?」と嘘をついて)
(/はい、大丈夫です!)
嘘、ですよね。……兄様……昔は私に嘘吐いたりしなかったのに……
(どうして嘘なんて吐くのか、何を隠そうとしているのか、誰かにそうしろと言われたのか。正直に話してくれれば妙な人間に近付かないよう叱っておしまいだったのに、隠し事をされると裏切られたような気持ちになって悲しげにぽつりと呟き。今にも泣きそうな、しかし冷ややかな憎悪を孕んだ顔を上げると背伸びをして首筋や髪にも口づけをするように鼻先を寄せ「……お化粧と香水の匂い。学校の先生じゃないですよね……バイト先の、事務員の女の人。確か、吉野さんでしたっけ。あの人とお喋りしてたんでしょう?」すん、と嗚咽のように息を吸い込んで、兄の身の回りの女性達と照らし合わせてそっと囁き。「あの人、いつもいつも兄様に近寄ろうとして……兄様の事を気持ち悪い目で見てるから気をつけてくださいねって、私言いましたよね?」兄を取り巻く人間の名前くらい知っていて当然。ちゃんと要注意人物は予め教えておいたのに、どうして擦り寄られてしまったのかと僅かに取り乱した様子で訴え)
(/イメージと違ったら仰ってくださいね!なんだかストーカーっぽくなってしまったので…!)
(どうやらこちらの嘘は見破られたようで。悲しそうな声で一言ぽつりとつぶやくと、普段の妹からは考えられないような表情が見られると、その表情にゾッと恐怖を覚えては全身の鳥肌を立てて。首筋に鼻を寄せてくると、化粧、香水、果ては話していた女性の名前まで当てられると「なんでそこまで…!」とあまりの事に自分から女性と話していたことをバラしてしまい。取り乱した様子で訴えてくると「わ、わかったから…これから気をつけるから…」と相手から離れるように後ずさりをして)
(/大丈夫です!)
(結局すぐにボロを出してしまうのは元々嘘なんて吐けない優しい性格だからだろう。そんな兄をたぶらかす女なんて許す訳にはいかない。すぐにでも手を打たなければ、と冷静に思考する一方で罪悪感からか慌てる兄の姿に同情し「……だって、三葉は兄様の妹ですから。兄様の事なら何でもわかるに決まってるじゃないですか」兄"は"悪くない、だから引け目を感じることはないと伝えるように耳元で優しく囁いて。後ずさる体を捕らえるようにぎゅっと腕にしがみつくとぐいぐい引っ張って風呂場へ連れていき「わかってもらえれば良いんです……じゃあ、早く綺麗にしましょうね。このままじゃ制服まで臭くなっちゃいます」まずは匂いを洗い流そうと、微笑みながらもやや乱暴な手つきで制服やシャツを脱がせ)
(あぁ、「あの」妹だ。自分のことになるとまるで人が変わったようになる妹はどこか恐怖さえ感じさせる「あの」妹だ。こちらに同情するように悪くないと耳元で囁くと、妹だからという理由だけでこれほどまで事細かにわかるのはもはや異常ではないか。そのことにゾッと鳥肌を立たせると後ずさりしようとすればそれも腕を掴まれることによって辞めさせられ、そのまま風呂まで連れていかれれば乱暴な手つきで脱がせてくると「!?お、おい、自分で脱げるからやめろって!」と相手の手首を掴んでそれをやめさせようとして)
(一刻も早く兄を女の匂いから引き離したい。その一心で動かしていた手を掴まれたことと大きな声にびくっと怯み、怒らせてしまっただろうかと一転弱気な表情で恐る恐る視線を上げると「あ、……ご、ごめんなさい。迷惑でしたか……?」女性の影と自身の拒絶という重なる不安にうろたえながら謝って、先ほどの気迫はどこへやら、叱られるのを怖がるように俯き「ごめんなさい……兄様も、もう18歳ですもんね。これくらい一人で出来ますよね……」二度目の謝罪と共に手を離し、言われた通り服を脱がせることはやめて。それでも風呂には入ってもらわなければいけないため、兄の事は兄に任せて今度は先に自分の服を脱ぎ始めて)
(/いつも一緒というていで考えていましたが、最近(数年?)はお兄様はバイトで遅いため一緒に入っていなかった…というほうが新鮮で良いでしょうか?)
(今までの妹も、一般世間からしたら常識はずれの妹だが、今日の妹は自分にとっては常識から外れていて。今までの妹はこれほどまでに取り乱すことはなかった。これほどまでに匂いについて執着することはなかったはずなのに、自分が甘やかしてしまったからだろうか。頭を抱えながら服を脱いでいると、目の前の妹も服を脱いでいることに気づき「お、おい三葉!?なにしてるんだよ…!?」とすべての服が外され一糸まとわぬ姿になると慌てて視線を逸らして取り乱して)
(/ごめんなさい、期末考査期間中で勉強していたため、パソコンに触れることすらできませんでした。
一応、三葉様のアイデアで進めさせてもらいます)
(最近はバイトや色々な都合のせいでままならなかったものの、昔は入浴も眠るのもいつも兄と一緒だった。そのため何の躊躇いもなく裸体を晒し、取り乱した様子の兄にもきょとんとした顔をして「何って……服を着たままじゃ、兄様を洗ってあげられないじゃないですか」とさも当然のように一緒に入る意思を伝えて。しかし逸らされた視線にまた拒絶されるのではないかという不安を抱けば「兄様、三葉と一緒にお風呂に入るのは嫌ですか……?」今度は自分から兄の手を掴み、不安そうな、それでいて甘えるような表情で顔を覗き込み)
(/期末考査お疲れ様です!お時間のあるときにお相手してくださるだけで嬉しいので、ご無理はなさらないでください。
また、こちらのアイデアに合わせていただきありがとうございます!)
(昔は毎日のように一緒に風呂に入り、夜になると寂しがる妹を寝かしつけた。しかし、中学生の頃から妹を女性と意識し始めて遠ざけるようにしてきたため久しぶりに妹の裸を見ると、未発達ながらも女性らしい体つきになっており、やはり意識せずにはいられなくて顔を赤くしながら背けるとまるで一緒に入るのは当然だと言わんばかりの言葉を伝えてくると「な、なぁ三葉…俺たちもう18と16だろ?俺はひとりで体洗えるし…な?」とさすがにこの歳で一緒に風呂に入るのはまずい。それに兄弟だとなおさらで、相手に分かってもらおうとして。顔を逸らしていると、前も隠さずにこちらの手を掴み、不安そうな表情の中にもどこか甘い感情を含んだ顔を向けてくると、ここでまた拒絶すれば不安定になるかもしれない。そんなことを考えているとやはり拒否できず「嫌…じゃない、一緒に入ろうか」と掴まれた手をそのまま握り、そのまま浴室へとリードして)
(/ありがとうございます。期末考査はまだ月曜日まで続きますので頻度は落ちると思います。
いえ、素敵というか私得なシチュエーションなので逆にありがとうございます!)
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