満月の夜に祈りを　　‘　非　’　

ちゃんと僕の事、見張ってなよ？（ははっ）
ん、大丈夫だと思うよ。（頷き）
ホントだよ！（キッパリ）余裕…僕だってそれなりに体重あるよ？そんなひ弱じゃないんだから！（不満気にしつつ、やってみろと相手に両腕を伸ばして）

らじゃ（びしっ）
じゃあ、やるぞ？（両手を首に回させ、腰と膝の裏に手をかけて）せーのでやるけど、いいか？

よし！（満足気に口角上げ）
ん。何か少し緊張するな…落とさないでよ？（相手の首に軽く手を回し捕まると頷き）

せーの、よいしょっ！（勢い良く持ち上げて、夜の体重を自分に預けさせて安定させ）
な、できただろ？（どやっ）…っと、あぶね、バランスが…。うわっ！（机に当たり、よろけて夜もろともソファに倒れこみ）

うわっ！（勢い良く抱き抱えられ咄嗟に回した手に力を入れて）
まぁ、これくらい出来て当然。（何となく悔しく少し意地悪な事言って）わっ、ちょ！（急に崩れたバランスに慌てるも、そのままソファに倒れ反射的に目を瞑って）

あっぶな…。今ので酔いが覚めたぜ…。夜、大丈夫か…？（とっさに抱きしめてしまった夜を心配して見ると目を瞑っていて、その綺麗な顔になにかひきつけられるものを感じて戸惑い目を逸らし）

ん、何とか大丈夫。はぁ…吃驚した…。
（上記を述べ目を開ければ近い距離にある相手の顔に目尻を淡く染めるも、視線の交わらない相手を見つめ「祈？大丈夫？」と頭をそっと撫で。）

え……あ、うん…。大丈夫だけど…。…っ！（怪しまれると思い、ゆっくり顔の向きを戻し目を合わせるが、そらせなくなってしまうような感覚に陥り再びずれた所に目を向け）

…さては、僕を持ち上げるくらい余裕とか言ってたのに、フラついて倒れたから凹んでる？
（視線を逸らされては不思議そうに見つめた後、ははーんとニヤリとして）

…なっ？！ち、違うし！ふらついたのは酔ってたからで…。そうじゃなくて、あー、なんていうんだ、その…。（まさか見惚れてしまったとも言えず、適当にお茶を濁して）

んん？何か怪しい…。（じと…）そりゃ！何を隠してるんだ〜！（相手の脇腹に手をやり擽って）

うひゃあ！？ちょ、ちょっとおい、夜！あはははっ！あはっ！ぎゃぁっ！や、やめろって！くすぐったい！あはははははっ！す、ストップストップ‼（くすぐったさに身をよじらせて叫び）

ふふふ、参ったか〜！降参する？（にまにまと口角を上げ）

（/ すみません、少々忙しくレス返しできませんでした。明日返します）

（/いえいえ、大丈夫ですよ。お待ちしておりますね。）

ぐぐぐ…。こ、降参するよ…。（仕方なしにそう答え）

よーし！解放してあげよう！
（擽っていた手を離して）

…隙ありっ！（とうっ！、夜を反対方向に押し倒し腕を抑えつけて）
へへーん。これで手も足もでまい！（どやっ）

わっ！…足ならまだ使えるよ？ふふ。（見事に隙をつかれ形勢逆転されてしまうも、“手も足も”と聞いては自分の足を相手の腰に巻き付けて得意気に笑って）

…そんな人の揚げ足を取るような事を言う子にはお仕置きしちゃうからな！（ぷん）
この足も…。もう誘ってるとしか思えないんだけど…！可愛過ぎかよ！（お酒のせいで何時もよりも素直なのかふるふると体を震わせて絞り出すように小さくそう言うと）