名称未設定.

う-ん､何処か暇そうなところへ顔を出したい気もするけど､もう少し粘ろうかな｡

人間は忘れる生き物で､それと同時に忘れ去られる生き物なのは少し悲しいね｡俺も結構な人数を忘れてると同時に､結構な人数の人に忘れ去られてるんだなあ｡面白い｡

夜は本当にやることがなくて困るね｡

爪を切りすぎてしまった｡やれやれ｡利き手じゃないとどうしても上手く切れなくて嫌になる｡

この名前飽きてきたな｡何時かの日に薺君が言ってくれた名前を呼ばれると嬉しい､っていう感覚が俺には程遠いって良く解ったし､捨ててしまおうか｡

もういいか｡暫くは無名でいこう｡零智､っていう名前覚えててくれる人なんて居ないだろうし､困りはしなさそうだからね｡

今さらになって迷うことではないけれど､少し心がぐらついてるような感覚だ｡

最終的に行き着くのは無だからね､もういいか｡

名前は､彼処でだけでいいかな｡捨てるものの再利用｡

日本人独特の謙虚さと自虐は､遣り過ぎると他者を怒らせてしまうから難しいところだね｡褒められたことに対して､一に十を返すような感覚で自虐的な言葉を吐かれると､何処からそれを崩せばいいのか､と長考してしまう｡

眠たいな｡電車内で何度意識を手放しかけたことか｡

爪割れた､ｺｰﾃｨﾝｸﾞしてたのに参ったな…｡

俺が単に嘘を吐くのが嫌なだけで､他人にそれを押し付ける気は微塵もないんだよね｡事実､嘘を吐かなければやっていけない人間も居るだろうし｡

此処の人たちは皆何かしら抱えてるようで､見ていて大変そうだな､と思う｡背負っているものが重くなれば重くなるほど､抱えているものが増えれば増えるほど､苦しいのだろうな､と｡

人気者というのは確かに優しいが､だからといって救ってくれる存在ではないんだよね｡ﾏﾆｭｱﾙ通りの優しさで､逃げ道を塞いでくれるものだから､たまに鬱陶しく思うよ｡八つ当たりも出来ないし｡

髪色混ざってきてるから､早く染め直したいのだけれど､時間がね｡

見抜きたくない嘘が多すぎる｡

あ-…寒い｡朝からずっと寒い｡

駄目だ､起きられない上に起きても意識がはっきりしない｡頭がぼ-っとする…｡

起きてるであろう時の記憶も曖昧だな､やれやれ…｡