王様ﾌﾟﾘﾝの次位に、特別【非募】

四葉さんが帰ってくる少し前に……いや、やっぱり何でもないです
(迷惑をかけなくない為、途中で言うのをやめて、下を向き)

本当？なら良いんだけど...
(再び椅子に腰下ろせば携帯で先程まで調べようとしていた相手の症状について調べ始めて。)

何、調べてるんですか？
(横から相手の携帯を覗き込み、そう聞いてみて)

いおりんのさっきの咳と花、どう云う症状なんだろうなーって思って。
(端末の画面スクロールしながらそう告げれば 原因とか分かれば対処できるじゃん？ と付け足し。)

そう、ですね。
(それだけ言うとベッドに横になって、息を吐き。)

--...花、吐き病?
(一つの病名にたどり着けば聞いたこともないその名前をぽつりと呟いて。)

何ですか…それ……
(初めて聞く病名に、どくりと心臓が波打ち、声が震え)

...いおりんさ、片想いしてる？
(その病の原因に目を通せば直球で問い掛けて。真っ直ぐに相手の瞳見詰めては。)

片想い……まぁ…して、ますね…
(見つめてくる相手から目を逸らし、きっと叶わない恋なんだ、と思っていて)

--へえ、相手は？
(相手に既に想っている人が居るのかと複雑な心境になりつつもまずは相手の病を治すのが先だと考えて問い掛け。)

私の好きな人は……貴方、です…
(顔が真っ赤になり、目も合わせられなかったが、自分の想いを相手に告げ)

--え、？本当...？
(どんな人物の名前が出て来るのだろうかとクラスの女子を頭で思い浮かべていれば相手の口から紡がれたのは予想外の言葉で。嬉しさよりも驚きが上回り鼓動が速くなっていくのを感じながら相手に近づき。)

本当ですよ…！
(近付いてくる相手の手を引き、抱き寄せて。じんわりと頬に暖かい涙が伝い)

...いおりん。
(不意に抱き寄せられれば動揺してしまうも、相手の頬に涙が伝っている事に気がつけば考えるよりも先に体がうごき、相手の唇へと口付け落としていて。)

っ…ん……よかった…振られるかと思ってました…
(ぽたぽたと涙が溢れ、自分からも夢中で唇を重ねて)

...いおりん、俺だって絶対告白しないと思ってたんだかんね
(夢中になって唇を重ねてくる相手が酷く愛おしく思えてくれば強く抱き締め。)

好き…大好きです、四葉さん…
(きつく抱き返し、何度も相手に好意を告げ。その声は今までになかったくらい甘く、色気があり)

--うん、俺も好きだよ。...あと其の声、すげえ好き。
(其れに応える様に相手の頭撫でてやり。聞いたことの無いような声色に口許緩めれば告げて。)

っ……恥ずかしいので…あまり言わないで下さい…
(相手の胸に顔を埋め、赤く染まった顔を隠すようにして)

やだ、言う。今までの分。
(強く抱き締めると嬉しそうに口許を緩めて。)