主* 2016-03-26 00:30:34 |
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こっちも終わったよ。
( こちらも丁寧に満遍なくスイートポテトの種にハケで塗り終え、そう返事を返しては同じく洗面台の方に置き。オーブンからいい匂いが漂ってきてキッチンミトンを両手に嵌めてクッキーを取り出すと、確りと焼き上がっており心なしか満足気な顔で )
うん、ちゃんと焼き上がってるね。それにすごく美味しそう。…長谷部くん、一つ食べて感想を貰える?
良い匂いだな。…食べて良いのか?なら、味見をさせて貰う。
( オーブンから取り出されたクッキーは程よくきつね色に焼けており、見た目も匂いも美味しそうでいて。不意に相手からそう振られれば目を瞬かせるものの、こくりと頷けば熱いそれを摘んで口に運び。サクサクの食感とシンプルな甘みのあるクッキーは子供も大人も口に合う仕上がりになっており )
…美味いな、食感も味も良い。短刀達もきっと喜ぶぞ。
…よし、クッキーは完成だね。それならトースターでこれを焼いて来る。
( 味見を引き受けた相手の感想を無言で待つと、食感も味も良く美味しいと褒めてくれれば嬉しげに頬を緩め。焼き立ての内はラッピングは無理なので、もう少し冷ましつつトースターでスイートポテトの種を数個入れて焼き目が付くまで待っていて )
嗚呼、分かった。
( 相手がスイートポテトの種をトースターに入れていくのを横目に、自身は棚からラッピング用の袋とリボンを取り出してはいつでも使えるようにテーブルの上に置いていって )
( 少しトースターを開けて焼き目を見ればこんがりときつね色に焼いており、棚から皿を取り出し其の上に置いて残りの種も纏めて入れていき。先に焼き上がったスイートポテトをテーブルの上へと置いていって )
スイートポテトが焼けたよ。こっちも美味しそうだ。
そうだな、これも良い具合に焼けている。
( 程よく焼き目の付いたスイートポテトを見ては頷き、これも冷めてからラッピングするのだろうと考えれば先に冷えたクッキーを袋に入れつつ )
スイートポテトは燭台切が味見をしたらどうだ?
そうだね。…なら、半分こにして一緒に食べようよ。
( 相手の言葉に同意しつつ横目でクッキーを袋に入れる作業を見れば、焼き立てのスイートポテトを半分に切ると其れを“はい”と手渡して )
…お前が言うのなら有り難く頂く。
( 手渡されたスイートポテトに視線を降ろしては再び上げて、このまま美味い物ばかりを食べていたら餌付けされそうだと思いながらも現状既に前から相手の料理などに胃袋を掴まれている訳だが、上記を述べると口に運んでいき。普段から皺の寄っている額を和らげるとつい微かな笑みを零し )
これも美味いな、薩摩芋の甘さが丁度いい。
どうぞ。…うん、美味しい。
( 相手が食べたスイートポテトの感想を待っていると、微かな笑みを零し再び褒められれば我慢出来ずに嬉し気な表情を見せつつ自身も口に運んでは自画自賛になるが、薩摩芋の味が丁度良くそう呟いて )
短刀達が喜ぶな、スイートポテトもクッキーも。
( 呟いた相手の声が聞こえると此方もふっと小さく笑んでいき、再び丁度良い温度にまで冷えたクッキーを袋へと詰める作業をしていって )
そうだと嬉しいな。…これでよしっ、
( お菓子を渡した時の短刀の子達が喜ぶ姿を、隻眼を閉じ目に浮かぶ様で微かな笑みを零し。ゆっくりと目を開けてクッキーを姿へと詰めたままのそれを取り、手元に置いてある可愛らしいピンク色のリボンで結んでいき )
さて、後はスイートポテトを詰めるだけか?
( 同じくリボンを結び終えるとクッキーの入った袋を端に並べていき、程よく冷えたスイートポテトを見ると改めて別のラッピング袋を取り出していって )
特にやる事はもう無いからそれで最後だよ。
( こちらも軽く結び終えると端に並べた所へ袋を置き、残りは焼いたお菓子を詰める作業だけでこくりと頷いて取り出されたラッピング袋を何枚か貰って )
そうか、分かった。
( クッキーと同じ様に黙々とスイートポテトをラッピング袋に入れていき、自身の手元にあるものを全て入れ終われば相手へと声を掛けていって )
よし、燭台切。終わったぞ。
( テキパキとした手付きでスイートポテトを袋詰めにして、最後に色違いのリボンを結び終えるとこちらも作業の手を止め。隣の相手を見て労いの言葉を掛けて )
僕も終わったよ。やっと完成したね、お疲れ様長谷部くん。
嗚呼、お前もお疲れ様だ。…それで、早速ハロウィンと洒落込むんだろう?
( 小さな紙袋を二つ取り出すとラッピングした菓子をそこに全て平等に入れていき、片方の紙袋を渡しては炊事場から大広間へと向かおうと足を進めて相手を見遣り )
うん、大広間で皆は待ってるし行こう。
( 受け取った紙袋の中へと既にラッピング済みのお菓子を相手同様、平等に入れていけばそれらを持って炊事場から出て行こうとする彼の後に付いて歩きながら )
分かった、行くぞ。
( 相手の返答に頷くとそのまま炊事場を出て行き、廊下を歩いて行って。大広間に着けば、お化けかぼちゃと呼ばれる大きなかぼちゃのランタンや蝙蝠の飾りが天井からぶら下がっていて、ハロウィン一色になっており。ふと、こちらの存在に気付いたミイラ男姿の鶴丸が“よっ!お二人さん。既にハロウィンは始まってるぜ。そう言うわけだ、とりっくおあとりーと!お菓子をくれなきゃ取って置きの驚きを披露するぜ!”と話しかけて来て )
――わあっ、すごい。大広間がハロウィン一色だね。
( 大広間に着いて真っ先に目に映ったのは書庫の本で見た事のある西洋で言うジャックランタンが天井からぶら下がっており、他にも色々と飾られて部屋があっという間にハロウィン模様で。中に入って見れば仲間と主くんが其々仮装に身を包んでいて自然と笑みを零しては、早速鶴さんが話し掛けて来てそちらへと視線を向け )
あっ、鶴さん!それミイラ男だっけ。…取って置きの驚き?どうしようかな、お菓子は持っているけれどどんなものを披露してくれるのか気になるなあ。
嗚呼、そうだな。華やかだ。
( と同意をしていれば菓子の催促に来た鶴丸を見遣り、さて如何したものかと思っていれば燭台切が興味津々で見ていた為に鶴丸も“嗚呼、今年はミイラ男にしてみたぜ。おっ、気になるかい?敢えて悪戯をご所望するのも粋だな!俺の悪戯はこうだ、そら!”とノリノリで相手が掌を上に向け右手を上げたと同時に大広間の明かりが消え真っ暗になり、但しカボチャのランプと蝙蝠の天井飾りが仄かに輝きだしたお陰で視界に困る事はなくいて。“どうだ?驚いたか?”とこちらの反応を待っている相手に取り敢えず )
…凄いが、他の奴らまで巻き込んでいるぞ。
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