三日月宗近* 2016-03-12 16:23:51 |
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…君はこんなにも甘えたがりだったか?(声量を落としそう呟くと穏やかな寝顔に頬を緩ませ「おやすみ、三日月」と返して自分も寝ようと目を瞑り)
……、つる、鶴(一時間程時間が経つと自然と目が覚めゆっくりと目を開けると相手を起こそうと軽く揺さぶるもすぐに揺さぶるのをやめ、一瞬間を置くとそっと相手の髪に口付けてみて)
んん…?(揺さぶられた感覚に目を覚ましふるりと睫毛を揺らし目を開けるもののまだ眠気が残っているようでぼーっとしているとなにやら髪に触れられた気がしてそれをぼんやりと見ていて)
…、おはよう、鶴(にこりと笑いかけると優しく髪を撫で「もう夜だな」と僅かに開いた襖から月の光が漏れているのが見え小さく微笑み)
おはよう、すっかり夜になってしまったな(どれだけ寝ていたのだろうか、そう思いながら襖の方へと視線を送り「さっきよりも月が綺麗だ」と呟いて)
はは、口説きか?(くすくすといつもと変わらぬ笑みをみせると同じ月の瞳は輝いたようで相手と同じように襖越しから月を見上げてみて)
…口説きだと言ったら君はどうする?(無意識にぽつりとそう呟くものの、はっとした表情になり「あっ…今のは何でもない!気にしないでくれ!」と慌てたように続けて)
……、(相手の言葉は予想外で不意をつかれたように目を丸くするとそのまま俯きがちになり、そっと口元に袖を持っていくと顔が熱を帯びていくのが自分でもわかり)
…君?(恥ずかしさから顔を赤くするものの今はそんなことは関係なく、自分の隠していた想いを聞いた彼はどんな反応をするのかと思い様子を伺うものの顔はよく見えずのぞき込むようにして)
…あまり、期待をさせるな…(ぽつりと呟くと言葉を発するのに精一杯で顔が真っ赤なことなど気にも留めず、相手に顔を向けるとそっと目を伏せて)
…期待って何だよ(つい零してしまったその言葉を聞いた彼は顔が赤く大丈夫だろうかと心配しながらも「でも…うん、先の言葉に嘘はない」と呟いて)
…こりゃ驚いた、君にも慕われていただなんて…(思ってもいなかった言葉に目を丸くし改めてそう真っ直ぐに言われると気恥ずかしくなり照れ笑いを浮かべて)
……恥ずかしくなってきた(言葉の伝え方がうまく出来ず、とりあえずまっすぐに言葉を伝えたのは良いもののなんだか途端に恥ずかしくなってしまい)
はは、そうだな。しかし想いが通じたのは嬉しいことだ(朗らかに笑うと相手を抱きしめてやり「これからもよろしく頼むぞ」と微笑んで見せて)
…鶴、明日は非番か?(自分は明日が非番だったと思い出せば予定は合うだろうかと首を傾げ「予定が合うのなら一緒に散歩でも行こう」と笑いかけ)
明日か?…確か非番だったな(明日は特に予定もなくこくりと頷くと嬉しそうに微笑み「あれだな?散歩じゃなくて、“でーと”というものだろう。前に主がテレビというもので見ていたからな」とその時のことを思い出しつつ)
…鶴と「でーと」がしたい。(相手の言葉にこくりと頷くと小さく微笑み「明日が楽しみだなぁ」と笑ってみせると相手に甘えてみて)
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