匿名さん 2016-03-08 23:27:05 |
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……そんな事ない。長谷部くんの指示は的確だったし、僕のヘマにも、直ぐに対処してくれたじゃないか。……君は隊長向きだよ。
(それに此方にではなく自身に非があると述べている彼の姿は、己からすれば慕いたくなる隊長に見えるもので。まだ会ってから日は浅いが、彼が近侍で部隊長をしているのが分かるなぁとそんな事を考えながらポツリと呟き。帰還ゲートへと足を進める中、此方が問い掛けた事に返って来たのは空耳と言う答えで。然し自身にはキチンと聞こえていた為に訝しんでいれば、視線を逸らされたので、矢張り何か隠している事でもあるのだろうかと思い。けれど、今このボロボロの状態で詮索する気力は湧かなかったので、素直に思った事だけを微笑みながら言い切っていき。)
……空耳、ね。君に名前を呼ばれた時、何だか懐かしく感じたんだけどな…。_まあ、でも…空耳と言う事にしておくね。
…しかし、こんな所で負傷者を出してしまったのは事実だ。(必死に相手から紡がれたフォローの言葉も、恋人と同じ刀剣を傷付けてしまったと言う事からか今は素直に受け止められず。相手を支える様に添えた腕に力込め、悔しげに唇噛んで。帰城ゲート前まで如何にかたどり着けば、此方に反応して眩い光放ち始めた其れに躊躇い無く消えていく仲間達の姿見届けて。その最中、弱り切った燭台切に紡がれた言葉に、一瞬相手の言葉理解出来ずさらり流そうとするも、ふと”名前で呼ばれるのが懐かしい?彼は昨日鍛刀されたばかりだぞ。”と気づき。其れは嘗ての主にそう呼ばれていたからか、其れともひょっとして隣にいる人物は嘗ての俺の愛した人なのだろうか。後者である筈がないのは分かっているつもりだ。だからこそ彼の発言は胸に刺さり、瞳細めながら口開いて)
…おかしな話だな。今まで遣えて来た主にそう呼ばれていたのか?
死ななきゃ安いよ。…嗚呼、勿論僕自身の場合のみね。
(ふと、まさか其れが相手の口癖とは知らずに脳裏に浮かんだ言葉を呟いていって。加えて、自分自身の事は死なずに負傷する程度で済めば安いと言っている訳であるので、他の刀剣達が傷付けば軽く見ずに事態を重く受け止める為に、そう勘違いされない様に付け足していき。不意に会話をしていたからか、気が付けば帰城ゲートへと辿り着いていて。相手から何処か切なく苦しそうな表情で返された言葉に、脳裏で記憶を掘り起こしていき。そもそも信長公にはあまり名前を呼ばれる機会が無く、かと言って政宗公にはその号を貰ったとあってか燭台切と呼ばれていたので、該当する者が居なく。少し首を傾げながらも眉を下げて微かに笑みを浮かべていき)
いや、違うよ。…あれ?何か本当に、おかしな話だね。…ごめん、痛みで変なこと口走ってるかもしれないや…。
…俺の真似か?意地が悪いな。
(こちらの口癖引き合いに出されてしまえば、これ以上何も言えず自嘲気味に鼻で笑い。ゲートを潜る直前に聞こえてきた彼自身も分からず混乱している様に、彼が言うとおり怪我を負い記憶がごちゃごちゃになっているのかもしれない。流石に彼が嘗ての恋人のわけがないか、と何処か安心と、其れから深い哀しみ胸の中に潜めながら無意識に彼支える様に回した腕に力込め。再び来る時と同じ様な浮遊感に当てられながら目を開けば、本丸の門が目前に見え。先に帰城した四振りが主に怪我人がいると報告したのだろう。心配そうな顔で隣の燭台切を見つめながら「おかえり。直ぐ手入れ部屋に行こう。痛かっただろう?長谷部、このまま連れてって上げて。」と捲したてる主の姿に何時もなら他人と言えど”この位擦り傷ですよ。”と答えていた筈だが、今日に限ってそんな言葉一言も出てこなく。ただ頭を縦に振り「主命とあらば。」と返して)
? …偶然だよ、偶然…。
(相手の口癖とは知らずに言った言葉は如何やら効果があったようで、然し自身は其れが偶々だと思っていた為にそう言っていき。其れにしても何で会って数日の長谷部くんの真似が出来たのだろうと、この光忠と呼ばれた時の懐かしさも含めてボンヤリと思っていれば、一瞬相手の腕に力篭るのを感じて疑問を覚え。だが直ぐに帰城ゲートを通って、心配してくれる主くんから言葉を掛けられれば疑問は霧散し。主くんにも格好悪い所を見せちゃったなと思いながらも「…手入れ部屋の手配、ありがとうございます」とご迷惑を掛けてしまっているのでこの時ばかりは自然と敬語になり、そう小さく頭を下げ。そのまま長谷部くんの肩を借りたまま手入れ部屋へと向かえば、流石に中まで同行して貰うのは悪いと感じてゆっくりと相手の肩から手を離せすと、手入れ部屋の障子に手を掛けて。)
長谷部くん…肩貸してくれて、ありがとう。…後は一人で大丈夫だよ。
(先程彼が紡いだ言葉は、自身の口癖であったが、分かった上で紡いだ訳では無さそうで。偶然だ、と言われれば確かに昨日初めて会った相手の前ではまだ言った記憶は無いと思い出し、どこか腑に落ちず。然し今更深く聞くのも変か、とそのままにして。誰に対しても何時もは砕けた様な話し方をする燭台切の敬語に「そんな畏まらないで良いよ。」と苦笑する主の命に従い、彼を手入れ部屋の入口まで運び。此処までで良いという相手の言葉紡がれれば、本丸に戻ってきたからだろうか、今までの心配や優しさ嘘の様にすんなり従い。)
俺がお前に肩を貸すのは最初で最後だ。
(きっぱり、二度と御免だと冷たい言葉紡ぐと相手の方一度も見ずに身体反転させ、その場後にして)
(/いやー、拙い戦闘ロルに付き合って頂きありがとうございました。さて、次あたりからまた新たな展開に進めたいのですがご希望などはありますでしょうか。)
! 長谷部くん…!それ分かってるけど、でも本当に助けてくれてありがとう。
(冷たい言葉でも此処までの対応は丁寧かつ暖かいものであったのでその言葉を鵜呑みにはせずに、離れていく相手の肩を一度掴んで止めては微笑み掛けて礼を言っていき。そして「それじゃあ、またね」と別れの挨拶をすれば自身は手入れ部屋に入って行って、其処にいた狩衣姿の一寸法師に似た職人に肩の傷をぽんぽんと打ち粉ではたかれていき。何やら中傷らしく、それなりに時間が掛かるそうで。戦場帰りで緊張が解けたからか、ついウトウトと微睡んでいたものの急にガラリと手入れ部屋が開けられて目が覚め。何やら鶴丸さんが心配して来てくれたようで、刀装を溶かしてしまった事を謝りつつ大丈夫だと言う事を伝えれば、最後の方に長谷部の方は平気だったか?と言った主旨の言葉を相手から聞かれたので、己は其れを外傷的な意味だろうと捉えてコクコクと頷けば、何やら意味深な表情で納得していたものの直ぐに手入れ部屋から出て行って。何だか此の本丸には自分の知らない事が有りそうだなと、そんな事を訝しげに思いながら傷を治していき。)
(/いえいえ、こちらこそ!そうですねー、何か長谷部とほんの少しは仲良くなれる様なイベントをやりたいのですが、今の段階では無理ですかね?)
(静かに立ち去る筈だったものの、肩を掴まれ何度目か分からない感謝の言葉告げられれば一瞬だけ足を止めて。次いで別れの言葉告げ手入れ部屋の中に姿消す彼を見届けると、目的も無く廊下を歩み続けて。中庭まで差し掛かれば、いつの間にか春の景趣に変えたのだろう。西日に照らされた満開の桜の大樹の花視界一杯に入り。惹かれたように廊下から外に出て其の儘木の下迄向かえば、桜の花片と同じ薄紅色の髪を持つ左文字の次男が樹の幹に背中預けているのが見え。一瞬顔顰め引き返そうとすると、袖口を薄い唇に当てほくそ笑みながら「やっぱり。貴方が此処に来ると思ってましたよ。」と自信満々に言われれば彼の意図図れず。怪訝そうに桜の木の下迄行けば、「貴方何かあると何時も此処来ますから。彼が怪我したのを気にしてるんですか?」と遠慮無くズケズケと此方の心暴こうとする宗三に舌打ち隠さず。然しながらよく知った相手だからこそ取り繕う必要も無く、其れまで張っていた気が緩むのを感じ。相手同様幹に凭れかかると顔を手袋嵌めたままの手で覆い隠して)
死ななきゃ安い。彼奴がそう言ったんだ。…はは、一回死んでる癖に。
(/そうですねー。私ももうそろそろ二人が近づけたら良いなと思いましたので。二人で内番、若しくは主に言付けられた休みの日を二人で一緒に過ごすとかですかね。そしてこの中で燭台切が二振り目だってことをカミングアウトしたいなぁ、とか思ってますが如何でしょう。長谷部は恋人の事は伏せますが、他の人からその事も聞く若しくは長谷部の態度からバレるなんてのがやりやすいかと思うのですが。よければご意見聞かせて欲しいです。)
(そのまま手入れ部屋で傷を治されるのを大人しく受けながら、今日の事を思い起こしていて。死ぬ瞬間に覚えた既視感、光忠と呼ばれた事、長谷部くんの気になる態度。全部が全部、自身に関係している事なのに自身には分からない事ばかりで。よく分からないなと思っていると、再び手入れ部屋が開けられたので驚けば其処には大倶利伽羅が居て。ジロリと睨まれれば流石にたじろぎ、突然この頭に拳を振り下ろされて「!?」と痛さで視界が点滅したものの直ぐにネクタイを引っ張られれば「自分の死に場所ぐらい自分で決めろ。敵に決めさせてやるな」と怒気を含んだ声で告げられていき。これは要するに敵に殺されて死ぬなと言う事かと納得すれば「…ごめんね、次は気を付けるよ」と謝っていき。その言葉を聞けば大倶利伽羅はフイと後ろを向いて「死んだら次も何も無い。だから最初からそうしていろ」と呟けば手入れ部屋から出て行って。本当に自身は不甲斐ないなと反省しつつ、引き続き治療を受けていき)
(/でしたら、主に言付けられた休みの日を二人で一緒に過ごしたいですね。とは言え、長谷部の心情的には主命で無い限りは光忠と行動したくないと思いますので、主命を受けて光忠に本丸の周りを案内させるなどは如何でしょう?その際に光忠が、長谷部と前の光忠との思い出の場所ばかりに無意識の内に既視感を覚えて留まりたがるのも良いかもしれません。おお、遂にカミングアウトですね。光忠の反応は気にしないorショックを受けるでしたらどちらが良いでしょうか?そうですねー、長谷部の態度に疑問を覚えつつも最終的には他の人がうっかり口を滑らせてバレるとかでも良いでしょうか?)
(/本体のみで失礼致します。では、休暇を一緒に過ごすと言う事にしましょうか。本丸周り、となると具体的にどういった場所でしょうか。町等の人工物、それとも何もない自然の場所でしょうか。
カミングアウトに関しては、なんと無く想像が付いていたのですんなり受け入れそうですね。ただ後々一人で傷ついてしまいそうではありますが。
では、恋仲をバラすのは他人ということに致しましょう。)
(/はい、是非それで宜しくお願い致します。そうですね…基本は四季折々の豊かな自然に囲まれた場所ですが、少し進んだ所に万屋などの少しばかり外装は江戸の建物っぽい町があると、個人的には考えてますが如何でしょうか?
主様の言う通り二振り目と言うことはあまり気にしないですが、長谷部と恋仲だったと聞くと聞いた時は凄く動揺するかもです…。ただ光忠なので、長谷部や皆の前ではいつも通りカッコ良く振る舞う事を心掛けると思いますが。なので、主様の仰る後々一人で傷付く、と言うのを採用させて頂きたい次第です。
因みにバラすタイミングは休暇を終えた後でしょうか?)
(/成る程。では本丸を出て万屋を案内がてら町を見ていく感じですかね。
傷ついているのにかっこよく振舞おうとする光忠。なんか健気すぎて泣けてきます。早く抱きしめてあげたい。
そうですね。この休暇が終わった頃にバラしてもらいましょう。因みにバラし役は…矢張り鶴丸、宗三あたりですかね。)
(/そうですね、そんな感じで散歩や軽く買い物などをして……あっ、最後の最後で一振り目と長谷部しか知らない夕日が綺麗に見える等、いわゆる秘密の場所などに、偶然(潜在的な記憶で)二振り目が長谷部を連れて突発的にそこに行ってしまうのはアリでしょうか?
一振り目と二振り目で板挟みになってしまっている長谷部も、切な過ぎて早く光忠に抱き締めさせてあげたくなりますね。けれど不謹慎ですがこう言うシリアス好きです。
そうですね、その二人がしっくり来ますね。こちらはどちらでも大丈夫ですので、是非動かしやすい方をお選び頂ければと思います)
(/素敵な設定を提示して頂いてありがとうございます。秘密の場所に連れ出されて長谷部はきっと戸惑ってしまうでしょうね。
嗚呼良かったです。シリアスな展開ばかりで嫌だったらどうしようかと思っていたので、安心しました。
ではバラすのは鶴丸にさせて頂きますね。鶴丸ならぽろり零しちゃいそうなので。その方が気も楽そうですし。
では次から描写回しますね。)
(/いえいえ、こちらこそ許可ありがとうございます。
シリアスで薄暗い底から徐々に解決に向けて這い上がっていく過程なども好きなので、むしろシリアス展開は好物です。嫌気など全く差しませんので大丈夫です!
鶴丸ですね、了解しました。はい、ではお手数お掛けしますがロルの方を宜しくお願い致します)
(今日も今日とて近侍として主の為に頑張ろうと張り切り、身嗜みを軽く直し執務室の扉を開け。薄い唇弧を描き笑顔浮かべながら主へと朝の挨拶をすれば、何故か其処にこの間共に出陣した伊達の刀の姿が有り。無意識に眉顰めるながら視線は彼の肩に向けて。手入れが終わって完治したのだろう、何事もなかったように衣服纏うその様子に安堵しつつ、何故彼が此処に居るのかという疑問を投げかけるべきか否や考えていれば、呼び出した当人たる主の「お前達は今日一日休暇だから。偶には外で息抜きしなさい。」との言葉に吃驚して。何故休暇なのか、自分が何かしてしまったのか、近侍を解かれてしまうのか等と次から次へと浮かぶ疑問を身を乗り出し主に突きつければ、余程此方の威圧が凄かったのか苦笑い浮かべ「燭台切は万屋も分からないだろう?折角だし長谷部に案内してもらうと良いよ。…長谷部、主命だ。出来るね?」との言葉に直ぐに深々と頭下げ嬉しそうに頷き。直ぐに立ち上がり燭台切に淡々と「半刻後、門の所に来い。」と用件だけ告げるとその場後にして)
(手入れが終わって傷もすっかり治った頃。主くんから用があるとの事で執務室で待っていれば、長谷部くんがやって来て。彼の姿を見ただけで声を掛けたいと思ってしまう自身に苦笑しつつも、其れから主くんから話された突然の休暇に彼同様驚いたが、何やら話を聞くに此の休暇はまだ本丸の外には出ていない自身に周囲の事を案内する為の任務みたいなものらしく、成る程と腑に落ちて。自分のお守りで主くんの側で働く事が出来ない長谷部くんには申し訳ないなと考えながらも、矢張り己の本心は素直であり内心ではワクワクしていて今から楽しみで。主くんにお礼を言って、長谷部くんの言葉に「うん、分かったよ」と笑顔で頷けば、早速用意をする為に一旦自室へと向かって行き。)
(自室に戻り、ストラとカソックを外し軽装になると、主から支給された給料手に取ると自身の本体腰に帯刀して。先程は主に頼まれた事で思わず何も考えず頷いてしまったものの、今日一日燭台切と二人きりで過ごさないとならないという事今更ながら理解し。彼が鍛刀された夜、皆の前であからさまに突っ撥ねるような態度を取ってしまった事もあり気まずさ感じながらも、別に主命で本丸周辺を案内するだけなのだから大した事では無いと自身に言い聞かせ。脳内で効率の良い案内ルートを組み立てながら早めに門前に着いたのか壁に凭れながら相手を待ち)
(相手と一緒に町を散歩出来るなど仲良くなるには絶好のチャンスで、つい嬉しさで微かに桜の花弁を舞わせながら自室へと行けば、姿見の前で此のネクタイや燕尾服に可笑しな所が無いか細かく見ていって。偶然部屋に居た鶴丸さんに『大丈夫だぜ、伊達男だ!』と快活な笑みと共に送り出して貰えば、急いで門前へと向かって行き。既に壁に凭れ掛かって其処に居た長谷部くんに流石だと感心しながらも、明るく声を掛けていって。)
長谷部くん!お待たせ。今日は宜しくね。
(壁に凭れながら待機していれば、待ち合わせ時間より早めに姿現す相手に相変わらず真面目だと感心しながら、壁から背中離して。あそこ迄自分に言われておきながら尚も明るく声をかけられれば、気まずさから眉顰めると相手を怪訝そうに見つめ)
妙に元気だな。行くぞ、ついて来い。
(直ぐに背を向け歩き出すと門をくぐり抜け。一先ず町に向かい万屋に行くべきか、と彼の数歩先を歩みながら考え。春の麗らか風感じ花弁揺らす菜の花畑や春告鳥の声を聞き、自称文系名刀や等が喜びそうだと自然に口元緩め。この分だと自身も少しは休暇を楽しめそうだ、と笑いながらゆっくりと足を進めて)
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