公衆衛生局 2016-02-06 18:48:07 |
通報 |
あ、ああ__何かアンタ逞しくなったな。いや、良いことだが。
(こちらへと投げられたモップを片手で受け取れば、エンジンを切ってキーをトレンチコートの裏へと仕舞い。しっかりとロックをしたのを確認すればスーパーへと足早に向かって行く。何体かゾンビはいたものの相手をするほど進路を塞がれていたわけではないので、彼女にジェスチャーで‘無視しろ’と言った風に合図をしていき。そのままスーパーの入り口まで来るが、家具が無造作に積まれた簡易的なバリケードが張ってあったので入れず。)
……既にスーパー内に誰か居るようだな。裏口から入るか。
(/何人か出て来ますがお相手様はサブキャラへの返信は人数分しなくて平気ですので…!今まで通り一回の返信で大丈夫ですよ! はい!武器とゾンビの宝庫の予定です!← ではでは何かご質問が無ければ背後はドロン致しますね!)
ちょ__!それ女性として喜んでいいの?…裏口は確かあっち
(逞しいとは褒められているようだがけなされている気もして複雑な顔をして。相手の後を追っかけていくとゾンビが数人、直視してしまうと恐怖が強くなってしまいそうだったからなるべく相手のことだけを見て指示に従ってゾンビは無視。入り口が固められていることから中に誰かいるのか?と思いつつも裏口と言われれば前に業者が出入りしていた場所があると思い出して案内し。)
(/わかりました!引き続きお願いします。では此方もドロンです!)
(女性に対して逞しいというのは褒め言葉では無かったなと思いつつも、アメリカのパワフル過ぎる女性達に比べればまだ可愛い方で。そんなことを頭の隅に置きながら、彼女に案内されるがままにスーパーの裏口へと辿り着き。開いてるかどうかは分からないが試しに裏手のドアノブを回してみれば開いたので。ゆっくりと中を覗くと、無人の倉庫に繋がっていた為に後ろにいる相手に振り向いて。)
──スーパーの裏口は開いているみたいだな。莉子、ここから中に入ろう。
先頭はオレが行く。アンタは後ろを頼む。
(裏口から入った倉庫は暗くはあるもののちかちかと天井の電気はついている。相手の予想通り電気はとおっているようだ。後ろを任せられるとなるとそれなりの責任感がのしかかるとさもそれをモップの柄をぎゅと握ってこらえれば言われた通り後方を監視しながら足を進めていき。)
_わかった。私を信じて。礼央は前だけ見ててくれればいいから
OK. 頼もしい限りだ。
(相手の言葉に自身は前を向いたまま彼女には見えない笑みをフッと零せば、足音を立てないように裏口の倉庫を進んで行き。高く積まれたダンボールの横からゾンビが出て来そうだと考えつつ、モップの柄を構えて用心していると__やがて薄暗い倉庫にまで光が漏れている扉が見え。それを慎重に開けてみれば、どうやらスーパーの店内へと繋がっていたようだ。ザッと見たところだと1階は惣菜やデザート、飲料水が中心のようで。ゾンビを警戒しつつ中に入ろうとした瞬間__その行為を咎めるような声が聞こえて来た為に足を止め。そちらの方を見れば、険しい顔をした男女が数人おり。)
……やはり、先客がいたか。
そこの二人組!手に持っている物を捨ててそこで止まれ!!
(今姿が見える日本人の中でも、恐らくリーダー格で最年長だと思われる50代半ばぐらいの男性がこちらにノコギリを向けながら、厳しい顔つきで指示を出して来て。)
───
あら、やだ。外人さんじゃない。日本語通じるかしら?はろー。
(リーダー格の男性の左後ろでは化粧の濃い女子大生っぽい若い女性が人の懐っこそうな。しかし、どこか人を小馬鹿にしたような態度でヒラヒラと手をこちらに降っていて。)
───
馬鹿か春原!隣の日本人の女の人ならともかく、得体の知れない外人なんかに話し掛けるな!
(その横では染めた茶髪で傷んだ髪が特徴的な、スーツ姿の新社会人のような男性がぎゃんぎゃんと吠えていて。こちらを指差して睨み付け。)
__私たちは怪しい者じゃないわ。ほら、ゾンビ化だってしてないでしょ?食料を分けてほしいの、それに情報交換しましょう。彼も日本語を話せるのよ
(光が漏れてる先に食料が少なからずあるのだろうと思っていた。ようやく目の前まで来たのに引き止めがかかっめしまって相手とほぼ同じくしてそちらを向けばあからさまに敵視されているきつい眼差しをこれでもかというくらい浴びて。早く仲間だとわかってもらいたくて自分たちはゾンビ化していないことと、ここにやって来た目的を短く話せば反応を伺い。)
ふん、怪しいか怪しくないかはこちらが判断する。そこの如何にも怪しい外人の話は一切聞かんがな。_とにかくそんなことよりも早くその場に武器を置け!
(リーダー格の男性は、ジロリとした目付きでこちらを観察するかのように見た後。早くその手に持っている物を捨てろと言うように、こちらのモップを指差していて。)
───
へぇ、日本語話せるんだぁ。あー、でも榊の言う通り外人さんってかなり怪しいかも。
(言葉が通じると言う点に反応をしたものの、先ほど横の男性に注意されたことを思い出したのか、女子大生は訝しむような瞳で見ており。)
───
それとテメェらに渡す食料なんざねぇ!そこのアンタにはすっげー悪いけど、こっちだって必死なんだよ!
(しっしっと手で払うような動作をしていたが、根っからの人で無しと言う訳ではないらしく。しかし隣の外人はどうでも良いと言った風に、主に莉子の方だけを見て、遠回しに罪悪感を覚えているような言葉を口にしており。)
──やれやれ、外人のオレには手厳しいな。聞く耳すら無いのか。
(こんな所で外見のハンデが出てしまったかと肩を竦めていき。特に榊と呼ばれている若いスーツの男は、終始己を睨み付けており外国人に対する警戒心が誰よりも強い。それもこの状況では無理もないかと考えつつも、リーダー格の男性が先程からしつこく武器を置くことを促しているので、ここはこれ以上反感を買わないように大人しく従ってモップを地面に置いていき。そして、相手に聞こえないよう小声で隣の彼女に話し掛けていって。)
……済まないが莉子、オレはどうやら話すら聞いて貰えないようだ。大変だとは思うが、説得はアンタに頼みたい。
なによそれ…!__わかったわ。武器も置く。それにこれ以上近づかないからせめて落ち着いて話だけでも聞いてほしいの
(相手方の言い分はひどかった。どれもこれも礼央に対する人種差別のようなものばかりで怒りがふつふつこみ上げる。しかし逆ギレしたところで何も始まらないし礼央に向ける顔もないと思えば反論を何も言わずにおとなしくモップを置いてリーダー格の男のいいなりに。彼らに聞こえないように礼央に目配せして。)
彼らもこの状況でまいってるのよ。言われたことは気にしないで。…ええ、説得頑張ってみるけど一筋縄ではいかなさそうね
Thank you 莉子。説得を頼む。
(彼女からの目配せと返答に微かに頷いていき。それにゾンビが現れてからまだ2日目だ。人々が未だにパニック状態なのも納得出来、少しでも毛色が違うものは冷たく当たられるもの。そう考えると隣の相手はそれに対して理解力があり、やはりそう言った者と初めに会えたのは運が良かったと改めて思いながら、己はスーパーの先客達を黙って見ていき。)
……ようやく武器を置いたか。本来ならば即刻追い返しているところだが、こちらも情報は欲しい。話ぐらいは聞いてやる。
(隙の無い硬さを体現しているような50代の男は少し考える素振りを見せていたが、やはり外の情報は欲しいのか。相変わらず上から目線のままだったが、思い直したかのように莉子に向けてそう言い。)
───
きゃー、鈴木さんってば太っ腹ー。春なら追い返していたのにぃ。
(きゃぴきゃぴとした感じで、女子大生は鈴木と呼ばれるリーダー格の男の背を遠慮なく叩いていて。空元気なのか、状況が飲み込めていないのか。兎にも角にも場違いなのは明確なものの今はそんな明るさでも有り難いのか、周りは誰も咎める様子は無く居て。)
───
話だけだからな!高々情報ぐらいでやれる食料はここにはねぇ!
(ふんすと言う効果音が聞こえてきそうなほど両手で腕を組んで仁王立ちのまま、こちらを牽制して来ており。だが、リーダー格の鈴木が話を聞くことを了承した為か。彼もまたその言葉に従って、莉子の話だけは聞く気であるようで。)
(どうにか話だけは聞いてもらえるようだが温かく迎え入れてくれる気はないらしい。さてどうしたものか。さっきからの様子を伺っていると結局はリーダー格の男性が言うことなら全員従うらしい、他の女性と青年は所詮彼の言いなり。ここで自分たちまでもあまりに謙って接してしまえばリーダー格の男性の思う壺である。頭では必死で知恵を振り絞っているが表情には出さないよう配慮しつつ、一か八かやや語気を強めて駆け引きをはじめた。)
__そうね、ひとつだけ情報を与えられるとしたら……貴方たちが店の前に作ったバリケード、私たちが来る頃にはゾンビたちに突破されそうだったわよ?…大丈夫?貴方たちだけで。ゾンビたちとやり合える?彼はかなりの腕利きだし、私は看護師。彼はゾンビに物怖じしない精神とそれに伴った力を持ち合わせているし、私なら傷ついた人を救える。_いても損じゃない人材だと思わない?
私たち同じ人間じゃない。協力し合わなくてどうするの?どうしても食料をわけてもらえないのならこっちもここに長居する気はないの。他をあたるわ。
(少し大袈裟にだが恐怖を与えるように言ってみる。じわじわと忍び寄る狂気にきっと彼らは耐えられないから此方の提案も呑んでくれるかもしれない。リーダー格の男に視線は集中させあくまでも最後まで強気で訴えかけるように伝えるとおもむろにモップを持って、礼央にも置いていたモップを握らせる。これでも相手たちが拒否するようなら『さっさと帰ります、貴方たちはゾンビたちに殺られちゃって下さいね』とでも言わんばかりの態度で礼央の腕を引いて戻ろうとして。いざ去られてしまうとなると引き止めたくなるだろう。腕利きの外人と看護師だとわかってしまった今なら特に。)
……ほう、言うじゃないか女。簡易的とは言えあのバリケードは昨日作ったばかりだ。そう破け__。__っ!?
(リーダー格の男はこちらの言葉に鼻で笑えば、入り口のバリケードは破れないと妙な確信を持っているようで取りつく島はあらず。しかし、直後。ガシャンと言ったガラスが割れるような不吉な音が聞こえて来た為に、その男の言葉は途中で掻き消されていき。驚いたような表情で、入り口のある方面へと視線を向けていて。)
───
……え、なになに?今の音……。もしかしてその人が言っていた通り、バリケードが壊れたんじゃ……。
ねえねえ…!あの人達、看護師と後何か強いとか言ってるんだから協力して貰おうよ…!食料まだめっちゃあるし命のが大切だし!
(さすがに明るく騒いでいた女子大生も、不穏さを煽られるには充分だった音を聞いたからか。急に青ざめては震え出していき。莉子の方をチラリと見れば、周りの人達にその不安と共に訴え掛けていて。)
───
うっせえ!まだ破られたかどうか分からねえだろ!……俺が見て来る!
(やや苛立った様子でそう言ったものの、やはり怖いのか枝切り鋏を持つその手は些か震えていて。周囲の制止を振り切って、青年は入り口へと向かって行き。__その数秒後。焦って奥へと戻って来る姿が見え。)
クソッ!奴らにバリケードが壊されていた!何体かスーパーに入って来てやがる!
(莉子の説得に舌を巻きつつも、渡されたモップを再び片手に持っておき。相手がこちらの意見を聞くのも時間の問題かと思っていれば__突然のガラスの破壊音が鳴り響き。パニックになり掛けている周囲に目を走らせつつ、スーパーの者達には悪いがこちらとしては説得するには好機で。彼女の側から離れないようにして呟き。)
……莉子、後一押し行けるか?
自分たちの身を危険にさらしてゾンビを追い払いに行く?それか、ここでいつゾンビに襲われるかもしれない状況でじっと待つ?それとも__私たちに賭けてみる?
(礼央の言葉に力強く頷いて返せば焦りが滲み怯んだ連中らの隙を狙い追い討ちを掛けるようにして迫っていく。相手にとっては自分たちは動かなくていいし、此方がゾンビとやりあっているうちに最悪の場合逃げ出すこともできるのだから悪い提案ではないはずだ。しかし此方も無駄に命を差し出すようなことはしたくないのでゾンビを追い払うことができたときにはそれなりの報酬をもらえるように最後にしっかりと条件を述べて。)
_ただし私たちに頼るならそれなりにこっちの意見も聞いてもらうわ。最低限の食料と、対等に話し合える場を保障して。
さ、ゾンビは刻一刻とここに近づいてきてるはず……さあ、どうするの?
__っ。……分かった…!お前の条件を呑んでやる!食料も話し合いの場も全て用意をしてやる!その代わりに今言った通りゾンビを追い払って来い!
(リーダー格の男は苦々しい顔をして悩んでいたようだが、莉子の説得に逆境の中にいる今、答えを先延ばしにすればするほど危機に陥ると判断した為か。力強く頷くと声を荒げて言い。)
───
……ッ、もうあいつら……近くに来てる……!うぅ……気持ち悪い……。
(飲料水の棚の裏側から聞こえて来た唸り声に、女子大生は体を震わせて小声で呟き。早く倒してと言わんばかりにこちらに縋るような視線を送って来ていて。)
───
__チッ、俺は入り口を塞いで来る!テメェらは大口を叩いたんだから、スーパー内に入って来たゾンビを一人残らず倒せよ!
(主に怪しい外国人と決め付けている方をビシッと指を差して強く指摘すれば、スーツ姿の青年はこれ以上ゾンビを入って来させるかと言うように、入り口の方へと向かって行ってしまい。)
……交渉成立か。
莉子、助かった。それと、このスーパー内ではオレからあまり離れるなよ。
(ギリギリで纏まった話し合いにそう呟けば、モップを片手に構え直していき。説得を成功させた隣にいる相手に感謝の言葉を送っては、これからゾンビを追い払う作業へと行かなければならないので、なるべく自身が彼女のことを助けられる範囲内に居て欲しい為に、そんなことを言っていき。そして、棒立ちをしているリーダー格の男と女子大生に視線を戻し。)
Mr.鈴木、Ms.春原。アンタらはそこの倉庫に避難してろ。その間にお望み通り、スーパー内のゾンビを倒してやるよ。
ううん、説得に時間がかかちゃった。ゾンビと戦う羽目になってしまってごめんね。
__わかった、なるべく礼央の近くにいる
(冷や汗がたらりと額を伝う頃ようやく相手方も状況を感じ取ったのか条件を呑んでくれて。しかしゾンビが侵入してきていることは想定外であったために礼央に謝罪する。戦闘となればいつどうなるかわからない、きつくモップを持ち直せば礼央の指示に従うように返事をし邪魔にならないように背中側に移動して後をついていき。)
(Mr.鈴木は『ふん、言われなくても身は隠す。お前達の邪魔はしない』とツンケンとした態度で、足を竦ませているMs.春原を引っ張れば、こちらの言葉通りにゾンビのいない裏口に繋がる倉庫の方へと隠れて行き。それを見届ければ、自身の背後に莉子が回ってくれたこともキチンと確認していき。小さく息を零せば視線をスーパーの奥へと遣り。)
ゾンビのことは不可抗力だ、気にするな。
……まずは、飲料水コーナーから見て回るぞ。
トピック検索 |