おそ松、 2016-01-15 19:41:58 |
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大袈裟じゃないさ…本当に嬉しかったんだ。この感情は抑えが利かなくて、な( デコピンを受けながらも表情は何処か幸せに満たされた笑顔。自分を抱き締めてくれる腕に感じる安堵感、頭を撫でる掌に嬉しさを感じつつ「俺も…おそ松が、好きだ」と胸に溢れた想いを言葉にして )
…えっ、( 今の何処に痛いの要素があったのか分からず思わず声を上げるが取り敢えず撫でる行為には拒絶反応はないらしい、途中眠そうにしている相手の頬するり撫でながら微笑み浮かべているともういいと言われてしまい「そうか、もういいのか…」と残念な気持ちに。手首掴まれては余儀無く制止されて )
( 相手が求めるものを聞き逃すまい期待に満ち溢れた眼差し向けているが一向に言い出す気配がない、それ所か困ったように視線を泳がせている。再び自分から聞き出すことも考えたが相手から導き出される言葉を待とう、そう思った瞬間何故か突然泣き出した相手にギョッと双眸見開かせ「…え、えっ?……どうした兄さん、なぜ泣くんだ!?」と慌て出し、オロオロ狼狽しながらも元気付けようとする意味合い込めて優しく頭を撫で )
…ンンッ、…、っふ…ァ、…にい…さ…んっ、( ぬるり滑り込んだ舌が生き物のように口内蹂躙始めると直ぐに翻弄されてしまうが然し男としてただやられっ放しは性に合わない、互いの絡み合う舌の熱と気持ち良さに脳が蕩けてしまうのではないかと感じてしまいそうになるが自らも水音鳴らしながら舌を絡ませ )
…〜~っ、イタくないカラ松の破壊力で兄ちゃんもうダメっぽい…絶対俺の嫁さんにするー…。( あぁもう可愛い、とじたばた暴れ出したくなるのを抑え代わりに抱きしめる力を強くしていき。顔がどんどん熱くなっていくのを感じつつ「あー…めっちゃ幸せ…」と呟いて )
……だってカラ松ってば撫でるの上手いんだもん、俺つい寝ちゃいそうだしー。( 若干まだ眠たげな様子で気だるそうにしていれば起き上がろうとするしぐさは見せず。「…何その顔、もうちょっと兄ちゃんやりたかった?」手首から手を離せば見上げたままきょとりと )
っ、うぇ、……見んな、よぉ…っぐす、…( 撫でてくる手をパシッと叩けばその場にしゃがみ込んでうわぁぁん、と更に声を上げて号泣し。よし、流れは掴んだ!なんて口端若干にやりとすれば嗚咽を漏らしつつ「…あっち行ってろよ、馬鹿ぁ……!っ、…あと出来ればあとからアイス買ってこいぃ…。」ちゃっかり自分の要求伝えつつ自分が引き止められるのならバレないうちに相手を追い出してしまおうと、 )
……っ、ぅあ、……んんっ、は、…か、らまつ…っ!( 相手の力を抜けさせるだけだったはずが自分までだんだんとボーッとしてきて耳には相手の声とはしたない水音しか入らず。下半身に熱が溜まっていくのを感じこれ以上はダメだ、と自分をセーブさせれば仕上げと言わんばかりに相手の舌を強めに吸ってそっと離れて。 )
イタくなくても!?そんな、八方塞がりじゃないか…俺という男は一体どうすれば――…何を言うんだ兄貴、嫁になるのはおそ松だろう?( イタいの意味は分からないが素の状態でも相手に何らかのダメージを与えているらしい、ならどうするのが正しいんだ俺はと苦悩、然し途中聞こえた嫁発言には嫁は自分ではなく相手だろと至って真面目顔。抱き締める力が強まると自分からも相手の腰に腕を回し「奇遇だな兄さん、俺もだ。世界で一番幸せ者だぜ」と頬を紅潮させ緩んだ表情で笑顔見せ )
フッ…、そうだろう眠りを司りしヒュプノスに授かったレクイエムで兄貴に安息を……、眠かったら寝てもいいからな?兄さんの寝顔を見るのも好きなんだ( 痛い台詞つらつら言うが気怠く眠そうな相手に口元柔らかな笑み浮かべ「…確かに、おそ松の兄という立場は魅惑的だ。だが、俺は…俺の唯一の兄さんであるおそ松が……一番好きだな」と照れ臭そうに告げては微笑して )
す、すまない!( 見るなと泣きながら手を払われてしまうと慌てて謝罪、しゃがみ込んだ相手におろおろしてしまうがアッチに行けと言われアイスを所望されると「わかった、アイスだな!俺に任せてくれ兄さん!」と疑うことなど一切せずに踵を返せばダッシュで購入しに走り出し )
……ッふ、はァ…ん、ん…っ、おそ、まつ…ぅ…( 長く濃厚なキスに頭は朦朧としたまま何も考えられない、ただ相手を欲しいと渇望する想いだけ。幾ら口付けても満足を知らない理性もない状態だったが流石に続けては身体の奥底疼き出し色々大変な事態になる、そう危惧していた所で一度強く吸い上げられたのち解放され脱力、乱れた呼吸は肩を上下に揺らし )
あーうん、だからお前はそのままで――…は?…いやいや、冗談はよせって、だってお前が下でしょ?そしたらほら、自然の摂理でカラ松が嫁!( いつも通りの返事を返そうとするも聞き捨てならない言葉が聞こえ。は?え?俺が嫁?なんて明らかに困惑した声を出せばがばっと腕を解き両肩に置いてじっと相手見つめ。なんとも可愛らしい笑顔に思わず流されそうになるも「…俺が嫁は、ない!」とはっきり述べて )
…ウッ、…だから不意打ちは、…やめ…、( 一瞬背骨の痛みで本気で意識遠のけば今にも死にそうな声を絞り出して。くたり、とそのまま体の力抜けば口だけ動かして「……おっけー、んじゃもうちょっと待ってね、背骨やばいから回復したら俺が膝枕するから。」と )
……、…行った、か?( 相手が走り去った後少し顔を上げればいなくなったことを確認してほっと息をつき。そのままだらん、と寝っ転がって肘をつけば疲れた、といわんばかりの表情を浮かべて。「ったくもー、優しすぎるのも問題だよなぁ、ちょーっと煽って嫌いって言っただけじゃん。泣き真似しただけじゃん。ちょっとからかっただけじゃん。」なんて独り言ぶつぶつ呟けばこれからどうするかなぁ、なんて溜息一つ )
……っん、はぁ、…はぁ……おま、…エロい顔しすぎ。( 自分のキスで荒い呼吸を繰り返す其の姿に無理矢理抑えつけた興奮がまたじわじわと疼き出すのを何とか堪えて。相手の口の端を伝う唾液を人差し指で拭えばペロリとそれを舐め熱の籠った瞳で相手の目を見つめ。己もまだ息が収まらなければ恐らく力が入っていないだろう相手の上にどさりと覆いかぶさり。「…気持ちよかった?」 )
――…?すまないが冗談で言ってない。…というより、俺が下だと一体いつ決まったんだ。嫁は可愛いほうがなるべき……つまり、おそ松兄さんこそ相応しいだろ?( 何故だか冗談と捉えられてしまったが至って自分は真面目である、確かに相手は格好良いが可愛くもあるのだ嫁は相手を置いて他ないだろう向こうの自分が下だの自然の摂理も受け入れ不可能、そもそも自分だって男である嫁になるより嫁が欲しい、即ち聞き捨てならないのは此方も同じ自分を見据える相手の目を真っ直ぐ見つめながら「…俺が嫁も、ない」ときっぱり返して )
無理をするな兄貴。……あ、嬉しくないわけじゃないんだ、膝枕はしてもらいたいが、その、無茶だけは止めて欲しい( 無意識とはいえ自分が仕掛けた言葉に相手がダメージを受け、わたわた、眉尻下げ不安げな眼差し無理はしないでくれと気遣いつつ膝枕という幸せも味わいたい思う複雑な気持ち、ごにょごにょ )
( アイスを求め奔走するなか、ふと相手から何のアイスが欲しいか聞いておけば良かったと後悔するが後の祭り、今更戻るのは大幅な時間のロスである下手な鉄砲も数を打てば当たるようにアイスも何種類か纏めて購入すれば万事解決と考えに至り幾つか買えば袋を手に急いで戻り )
……ふ、ァ…っ…、おそ松こそ、…随分とイイ顔してるじゃないか…( 熱を帯びた瞳、乱れた呼吸それら全てが煽情的である相手に此方も興奮を抑えること出来ず、それを誤魔化すよう挑発的に返してみたが口端に伝う唾液人差し指で拭われ、あろう事が舐める仕草にゾクリ震えてしまい自分の上に覆い被さってきた相手の体重心地良く受け止めながら「…ああ、気持ちよかった」ふにゃり柔らかな笑み浮かべ )
……はぁ?…あっそう、…長男様に逆らうの、お前。( きっぱり返されれば途端にスッと目の光を消して。明らかに不満、と言ったオーラを身に纏えば片頬に空気含め眉間に皺寄せてぶっすり。つか何、コイツ下じゃねぇの?可愛いのはお前だってそうじゃん、なんてうだうだと浮かび上がる文句を押し殺して「…やだ。」と低い声で駄々こね、)
……、…わかったわかった、んじゃ無茶じゃないから膝枕すんね。( じ、と己に優しさを向ける相手の表情真顔で見続ければごにょごにょと話す相手の頭ぽんぽん、コイツは何処まで優しいのか、よっこいしょ、と背骨の痛みなどまるでなかったかのように起き上って再度欠伸すれば相手の肩に手まわしそのまま膝へと向かうように押して )
ぶはっ、一松はやっぱり猫耳とかそういう女の子好みなのね、はー…でも俺もこういうの嫌いじゃないかも…。( 先ほどまでの悩みはどこへやら。勝手に弟のコレクション漁って読み始めればごろごろとすっかりくつろいでいる様子で。寝っ転がって笑いながらページをめくっていればふと、玄関が開く音を耳に入れ。あ、やばい。慌ててコレクションを自分の服の中に隠せばうつ伏せになって顔伏せて、)
…そりゃよかった、……あーやばい、兄ちゃんお前の匂い好きだわー…( はは、少しだけ酸欠でだるさ覚える身体に苦笑すれば何とも幸せそうな声を漏らす相手に胸の奥がほわんと暖かくなり。もう暫くこのままで居たい、なんて余韻に浸るように目を閉じて。「…ね、兄ちゃんお前から離れたくないんだけど。」)
……う、( 自分に逆らうのかと問う言葉を皮切りに突然がらり雰囲気が変わる相手に一瞬ぞくりと背筋冷たいものが走り、普段の飄々とした人懐っこい表情とは異なる相手に逆らえば面倒臭い事態になるのは必須。ここで兄貴のほうが可愛いだろ、絶対に嫁はおそ松だ…など貫き通せば幾ら自分とて先の展開が易々想像出来る、俺が嫁という立場に収まる事で終熄するのだ溜息をひとつ「……わかった、俺が嫁で、いい」と )
――…ぅわ、( 頭を撫でていた相手が起き上がり膝枕をすると肩に手を回し膝へと導けば素直に頭部がぽすんと納まり、女性と異なる硬い膝だというのに何故だろうか相手の膝枕は心地良すぎて嬉しげに )
悠久の旅路より無事に帰還したぜマイブラザー( 玄関で靴を脱ぎ捨てバタバタ賑やかな足跡、そして襖すぱァん開け放ち目に入るは何故かうつ伏せている相手が居る、まさか自分の居ない間も泣いていたのかと瞬時に勘違いを発動させると「…す、すまない待たせてしまったな」と謝り )
――…俺も、おそ松の匂いは好きだ。この温もりも…( 密着することで感じられる相手の匂いと体温は余りに気持ちよく心が満たされ、どくどく脈打つ心音は相手に伝わっているかも知れないがこの幸せを手放したくはない、願わくば少し余韻に浸らせて欲しいと思えば離れたくないの一言、「…ああ、俺も兄さんから離れたくない。もう少し、少しだけでいいんだ……こうしていたい」と )
……あ、やっぱりー?兄ちゃんもそう思ってたんだよねー!( 相手が認めたことを確認すればころりと態度を変えいつも通りの雰囲気を身に纏い。へらへらと緩い笑み浮かべて手をひらひらと振り何もしないことを示せば鋭い視線一瞬向けて。「…嫁はお前しかいないもんな。」なんて釘を刺すようにぼそり。)
…ん、どう?兄ちゃんの膝枕ー。( 居心地いいだろ。素直に自分の膝に収まる相手にやっぱり此奴は弟だよなぁとしみじみ実感すれば先程己がしてもらったように壊れモノを扱うかのように優しく頭撫でて。時折猫とじゃれているかのように顎を撫でまわしたりと楽しそうに微笑み )
……お、お帰り。…は、早かったな。( 伏せた状態のままくぐもった声で返事を返し。さっきの間に逃げていればと後悔するも時すでに遅し。とてもこの状態から動けそうになく少しだけもぞり、と身体を動かして。少し間を置いた後、「あー…、…兄ちゃん今の顔見られたくないからさ、…アイス置いてどっか行ってくんない?」)
……ふは、こんなところチョロ松かトド松に見られたら俺ら追い出されちゃうね。( ほんのりと心地よい体温と心音に暫く浸っていれば床に手をついてゆっくりと上半身起き上って。「そろそろ離れなきゃ。」なんて口にすれば名残惜しそうに、寂しそうな笑みを浮かべて相手の頬ゆるりと撫でて。)
( そう思ってたと曰う相手へ自分から言わせた癖に何を言うんだと返す勇気もない、先程まで感じた威圧感ある相手から普段の彼へ雰囲気は元通り緩く笑み浮かべるものの一瞬だけ見せた鋭い視線、見事に釘を刺される形となれば「…ああ、そう…だな」と )
……ふふ、余りの心地良さに眠ってしまいそうだ( 本来男の硬い膝に居心地良さを感じる筈もない然し相手なら話は別である、特有の硬さすら心地良く感じているのはその所為だろう、笑みを浮かべながら告げ、頭を撫でる手付きは優しく眠りへ誘うようで時折顎を撫でられては「…ん、…くすぐったい…」と双眸細め小さく身動きするが嫌そうでなく )
フッ、俺が兄貴を待たせるわけないだろ?少しでも早く……、ブラザー?( 此方に語り掛ける相手は依然伏せた状態のままである、漸く動いたかと思えば少し身じろいだだけ。見られなくない、つまりそれは泣きはらした顔を自分に見られたくないということだろうか勘違いするには十分「それはダメだ!……あ、いや、その…、ひとりで泣かないで欲しい、というか…俺では頼りないかも知れないが、少しくらいは……頼って、ほしい」と )
……俺は兄さんと一緒なら追い出されても構わないぜ?おそ松と二人なら怖くない――…、なんてな( マイブラザーたちに限ってそんなことはないさ…そう口にしようとした言葉を止め代わりに告げた台詞は紛れない自分の本心。冗談めかしたような口振りで締め括るが表情からは本気が窺えて。心地良い体温と心音に浸っていたが上半身起こした相手の名残惜しい口振り寂しげな微笑、自分も同じ気持ちだと自惚れではない筈と敢えて引き止めるよう片腕を背に回せば身体を引き寄せ再び密着「すまないな兄貴、少しばかり我儘を言わせてくれないか?…まだ、離れたくない」頬を撫でる手に自分の掌を宛てがい )
……よーしよし、…んな怖がるなって、別に殴ったりしないよ?俺。( 今は、と付け足せば恐怖心を与えてしまっただろうか、とやりすぎたことを少し反省しつつ相手の肩に手回せば横から顔近づけてにんまり。自分の発言にこうも従順な姿になんとも可愛らしいと。 )
…でっかい猫飼ってるみたいで俺この方が好きかも。( 少しだけ身じろぐものの全く嫌そうではない、と判断すれば先程自分が膝枕をされていたときと今の現状を比べてみて。やはり自分は最早根っからの長男癖が付いてしまっているのか、とも同時に考えつつ撫でたり擽ったりする手を止めなければもっと可愛い姿が見たいと無意識に両手使いだし )
……え゛っ。( マジか、コイツマジか。普段であれば間違いなくと言っていいほど嬉しい発言。日頃甘えることがあまりない自分にとってはもしこの場で本当に泣いていたならば即座に相手に抱きついていただろう。が、然し今は泣き真似にすぎない。流石にこの状況で涙は出てきそうにないし、ずっとこの体勢でいてもいずれはバレる。でもこうなった相手は自分からは離れないだろうと察すれば一か八かの賭けに出るしかない。ともぞもぞ起き上がってその場に正座し俯いて。 )
……っ、おま、……うわっ!?( 起き上がると同時に耳に聞こえる口振りとは全く違う、目に入る相手の真剣な表情に思わずヒュッと息を飲むほどときめけば口を開こうとして。しかし同時に引っ張られ再び相手の身体の中に収まる形になれば言おうとしていた言葉も白紙に戻り。油断故に暫しの動揺、まだどくどくと収まらない心臓に「う、……ぇ、あの、…。」と上手く言葉が出てこなくなれば小さくこくりと頷くことしか出来ず。 )
怖がってないさ、俺は兄貴を信じてるぜ( 確かに相手に対して怖く感じることもあるが常に恐怖を抱いている訳ではない、故に今は…と付け足されても恐怖に身を震わすこともなければ相手を嫌いになることもない、結局は惚れたもの負けで今後も相手には敵わないのだろう内心笑い )
…猫、か。どうせならワイルドな虎こそ俺に相応しいと思うが…、…おそ松に愛でられるなら猫も悪くない( 可愛らしい猫より凛々しくも逞しい大型獣の方がいいと主張するが相手に愛でて貰えるなら猫も悪くないと瞬時に切り替え膝枕で幸せを満喫していると今度は両手用いて擽られ流石に耐えきれるものではなく「…ンン、…っ、ちょ…、にいさ…、さすがに…これは、…ふふっ…」小刻みに身体を震わせ笑い出し )
――…、( 相手の内心は当然知る由もない、一見ちゃらんぽらんなようで実は誰より兄弟を大事に想う相手に兄弟を嫉妬の対象としてしまった罪悪感、謝罪してもしきれない訳だが今は兎に角相手の話に耳を傾けるべきだと起き上がり正座をして俯いた彼に視線を )
( よもや相手がときめいてくれたとは分かっていない自分の本音が口から出てしまっただけである。取り合えずは“俺は嫌だわ”などと否定的な台詞を聞かず済んだことに安堵しつつ、また密着していたいと自分の我儘は聞き入れられたらしい頷く姿に嬉しげな表情見せれば依然己の頬に宛てがわれた彼の手を自分の手で唇へと導けば愛おしそうに口付けて )
……、…俺、思ってるより愛されてんのね。( てっきり怖がらせたかと思っていたがそんなことはなく、逆に信頼されていると分かれば双眸ぱちくり。先程までの嫁がどうたらなどどうでも良くなるほどの愛情注がれてることがわかれば、「…本気出されたら俺が染めるんじゃなくて俺が染められそう。」なんて聞こえるか聞こえないかの声量でぼそり、 )
虎ぁ?お前がー?随分と泣き虫な虎になりそ……。( そりゃねーわ、と言わんばかりの声で聞き返せば擽りによって笑い始めた相手にときゅん。話すのも途中で止まればスイッチ入った様子で無言になり、先程までの擽り方とは打って変わって本格的な擽りへと変わって。 )
……とりあえず、アイス溶けるから、…早く食べよ。( ちらり、顔は俯いたままながも横目で恐らく大量に入っているアイスに目配せすればぼそり。つか、えぇ。なんでコイツ2人分なのにこんな買ってきてんの、やっぱ馬鹿だわ。眉間に皺寄せつつ心の中でツッコめば相手のせっかくの気遣いをまるで潰していって )
……は、ぇ!?な、な、何す…!( 王子様か!コイツは王子様か!!相手の腕の中にいるため表情はきちんと見られないものの自身の手に触り覚えのある柔らかな感触くればかぁあ、とさらに顔を赤くして。しかし余りにも優しく扱われてしまえば少し物足りなくなったのか「…っ、そこだけ?」なんてぽそり、潤んだ瞳向けて。 )
なんだ今頃気づいたのか、俺の壮大な愛に。――…おそ松を想う気持ちは誰にも負けないぜ?( 生半可な想いじゃない相手が思う以上の愛が存在する、最初こそ嫁は相手がなるべきと主張したが形式はどうでもいい、常識という窮屈な枠に収まるつもりだってない「……結局のところ…俺は兄貴と居られるのなら、どっちがどっちだとか正直どうでもいい。おそ松と共に生きられる未来なら、なんでも受け入れられるさ」と至って真面目に )
…お、俺は泣き虫じゃない!クールでイカした俺なら最高のタイガーに……、あはっ、はははは…っ!や…、やめ…っ、おそ…、まつ、ふは…っ、苦し…、ひ…っ、……やだぁ…っ!( 否定的な意見にやってもないうちから分からないだろう反論するが突然始まった本格的な擽り行為。最初こそ笑いながらも適当に流そうとしたが余りに長く続けば徐々に呼吸は荒く息苦しさから顔は真っ赤に染まって目尻に薄く涙が滲んで )
あ、ああ…そうだな。どれがいいか分からないから適当に買ってきてしまったが…好きなのを選んでくれ……余った分はマイブラザーたちにやるとしよう( これだけあれば幾つか相手好みもあるだろう、大量に購入してしまったが可愛いブラザーたちへの差し入れにもなる、それも見越して無駄にはならないよなと考えながら袋を広げて相手に差し出し )
――…お望みのままに、マイプリンセス。…さて、おそ松はどこに欲しいんだ?( こちらの行為にリアクションが返ってくれば実に嬉しげな表情。どうやら手のキスだけでは物足りないらしい声色から感じることが出来れば直ぐさま唇へと口付けたい衝動に駆られつつ敢えて焦らすように再び手に優しいキスをひとつ、挑発的に問い掛けて )
……っ、…へーへー、イタいイタい。( 嘘一つない相手の真面目な姿にどきりと胸が高鳴って。瞳ぐらつかせ段々と顔に熱が溜まっていくのが分かればとてもじゃないが相手を見ていられずパッと離れて顔を逸らしポケットに手を入れ )
……やべ、( 紅潮した頬、潤んだ瞳、声、吐息。思わず自身も呼吸荒くなりムラッとくれば段々と一部に熱がたまっていくと共に違和感を感じて。この体勢はまずい、とギリギリ我に返れば突然相手をドンッと突き落とし。 )
……ん、わかった。…ありが…。( なるほど、そういうことか。大量のアイスを買ってきた理由を知れば再度コイツ馬鹿だなぁ、と思わず少し和んでしまって。いやそうじゃない、今は此処からアイスを貰った後にどう逃げのびるか。広げた袋に手を伸ばしてとりあえず1つアイスを貰おうとすれば、同時にパサッという音と共に先程まで読んでいた四男のコレクション床に落として )
……そりゃ、っお前、……じゃあ、( そうくるとは思ってなかったのか言い返そうとするも、意地悪な発言が意図的だと気付けば少し間をあけ。なんか腹立つ、と相手の思惑通りに進ませず反抗してやろうなんて考えれば「…ほっぺ。」とぼそり。 )
え…( 自分の言葉はどうしても相手を傷付けてしまうようでイタいの台詞を真に受けてしまうわけだが、それ以上にショックだったのは視線まで逸らされたことである。自分の愛が重すぎただろうかと内心、落ち込み )
ぬあ…っ!?――…に、兄さん?( 強制的に笑わされ続けたことで軽く酸欠状態に陥り苦しんでいたが終わりは急に訪れ、突然突き落とされたことで無情にも身体はゴロンと転がり床に打ち付けてしまうが痛みに悶えながらも自分は何かやらかしたか?とそちらの心配が強く )
( 相手が手を伸ばしアイスを取ろうとした瞬間、パサリ音がした方向に視線を向ける形となれば明らかにその手の類の本、そして明らかに長男以外の趣味である表紙から察するに四男のものだろうか然し問題はどうして今これが相手から出てきたか…である、思わず無言で凝視して )
…仰せのままに( 少し意地悪をし過ぎただろうか内心思うが反省はしていない、いつもは自分が振り回されているのだから偶にくらい自分が可愛らしい兄の反応を楽しみたいと反発からであろうが希望を出された箇所である頬へ口付けを )
……うっわ、何、( 普段なら此処で言い返してくるものの一向に返事返ってこなければちらりと横目で相手見て。スルーしても良かったが見るからに傷ついたと見える表情に「めっちゃ変な顔してる」なんて付け足せば片方手を出しデコピン、 )
……や、ちょっと、…俺用事思い出したわ…。( 若干前のめりになりつつゆっくり立ち上がればそそくさと部屋を移動しようと。なるべく相手を見ないように目を逸らしつつ、顔真っ赤にすれば内心ごめんと謝りつつドアに手をかけて。 )
あっ…あ、あー!これね、これあの、あれ。一松がその、片付け忘れてたみたいでさ!優しいお兄ちゃんが片付けといてやろうと思っ…て…( やばい、と思った時には既に頭の中真っ白で。そろりと相手の方を見れば案の定凝視しており、なんとか誤魔化そうと口を開けば涙の後すらない顔を上げ代わりに冷や汗だらだらと、 )
…ふ、擽った…( 本来望んだ場所ではないものの嬉しそうに目を細めて。ぎゅ、と下にいる相手の服を掴めばちらり、甘えるような視線向けて「…じゃあ次は、お前がしたいところにしてほしいな。…王子様。」と挑発気味に )
いっ…、え、あ…( 落ち込んでいた所にデコピン決まれば痛さで我に返り額を抑えながらも正直に言っていいやら少々困惑。然し隠し事もしたくないと怖ず怖ず「…いや、俺の愛は…その、重いのかもしれないと思ったら、な…」と歯切れ悪く )
……だが、大丈夫か?具合が悪そうに見えるが…俺も付き添うか?( 察しがいい他の兄弟なら感づく所も素直さと鈍感さが相まり気付けない残念さである、用事と言われて疑う事なく信じるが具合が悪そうに見える相手の身を案じ )
――…、…そうか、兄さんは優しいな?( 非常に嘘臭い、というか泣いてた割には涙の後すらないことから確実に嘘だと判断、「嘘をつくな」と喉元まで出掛かるが寸での所で制止、自分には先程相手に酷い事をしてしまった負い目がある、それに折角購入してきたアイスも溶けては勿体無い、やれやれと苦笑いしながらも仕方ないなと自分のアイスを選び置いてから立ち上がり「残りは冷凍庫に入れてくるから、先に食べててくれ」と )
( 擽ったいと言いながらも嬉しげな表情見せる相手に胸がキュンとしてしまい口元を緩め、今度は自分がしたいところにとノリ良く返されてはクスリ笑みを浮かべて「…では、その麗しき唇に口付けることをお許し下さい」と恭しく述べ唇を重ね合わせ )
…は?…重いって、…今更?( 拍子抜け、と言わんばかりの表情浮かべれば双眸数度瞬かせて。徐々に眉間に皺を寄せていけば大きな溜息一つ。わしゃわしゃと自身の後頭部掻けば「あのな、お前兄ちゃんのことそんな心狭い人間だと思ってんの?」なんてじと、 )
るっせーよ馬鹿!!ほっとけ!!…いいか、絶対ついてくんなよ!?( 前のめりのままくるり振り向けば普段の温和な姿とは全くかけ離れたように必死になって。顔色は赤いものの猫のように威嚇するような瞳を向けて。大声を出しつつドアがらり、 )
…あっ、いや、あの、それほどでも…。…あっ、ハイ、…わかりました…。( アレは気付いたのだろうか、それとも嘘だと察せずに置きに行ったのか。前者ならもちろん焦るし相手も怒るだろう、よって何もいいことはない。然し後者でもイマイチ釈然とせず複雑な心境になり。部屋に残されれば相手の置いていったアイスと自身の手の内にあるアイス交互に見つめ。そうだ、と何か思いつけばごそごそと部屋を漁ってペンをとりだし。相手のアイスの袋に「ごめん、好き。」とだけ雑な字で書けば部屋の隅に移動して相手から距離をとり、 )
……んっ、…ふ、…( 相変わらずイタいなぁ、なんて思いつつ慣れが生じればスルーしつつ、そっと目を閉じ感覚研ぎ澄ませて。時々呼吸漏らしつつゆったりとしたこの瞬間に愛おしさを感じて掴んでいる手にさらに力込めて、 )
だ、だが…愛するマイブラザーたちにまで嫉妬してしまうのは――…いや、兄さんの心が狭いとは思ってない( 相手を好きになってから気付かされる己の独占欲、最愛の兄弟ですら嫉妬の対象になるのだから心が狭いのは寧ろ自分だろうと彼の言葉に頭ふるふる左右に振り )
…あ( どうみてもただ事ではない状態だったし助けになれたらと思ったが無情にも却下された自分の申し出、余りしつこく食い下がっても相手の怒りが増してしまうだけかと素直に聞き入れ代わりに何かあった場合はすぐ対応出来るようにその場に待機して )
( 幾つかのアイスを冷凍庫に入れ終えれば後はマイブラザーたちに報告すれば各々勝手に食べるだろう、自分もアイスを食べるべく戻れば何故か部屋の隅で距離をとる相手を不思議に思いながらふとアイスを取れば自分宛にだろう書かれたメッセージ。思わず口元に笑みが浮上すれば己もまた部屋の隅、相手の隣に腰を下ろしては自分は気にしてませんの意思表示として彼の頭に手を添え「…俺も、好きだ」と )
……ふ、…ン…( 唇を触れ合わせるだけの行為が此処まで胸を満たすのは相手がおそ松だからに他ならない、濡れた彼の呼吸が煽情的で思わずゾクリとすればもっと触れ合いたい衝動ままにキスは続き )
…別に、いいんじゃね?逆に嫉妬されないで放置される方が兄ちゃんどっか行っちゃいそうだけどなー。( じ、と暫し真顔で相手の話に耳を傾ければぼそり、と口を開いて。す、と顔逸らして頬膨らませれば横目でチラリ。「…例えば浮気とか。」なんてありもしないことを口にすれば相手の様子伺い。 )
( アイツが反発するタイプじゃなくてよかった、なんて心から思いつつトイレへと逃げ込めば数十分後に妙にすっきりとした様子で部屋へ戻ってきて。相手を見るなり「…さっきはごめんなー?兄ちゃん色々あってさー、」なんてへらへら、 )
……っ、…そ、…そうかよ。( 隣へ来た相手に一瞬びくり、怒られるかと身構えたがどうやらそんな様子はなく。頭に乗せられた温もりに恐恐と目を開けば同時に耳に相手からの返事が返ってきて。あとから出てくる羞恥と告白にぽぽぽ、と頬染めていけばぷい、と顔逸らして照れを隠すように )
…っん、ふ、……か、らまつ…!( 繰り返して続く長いキスに段々と息が苦しくなれば漏れる吐息も荒くなり。少しずつ身体の力抜けていけば少し離れた隙に無意識のうちに名前呼び、 )
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