《 非募集 》毒花に薫る宵の口

《 非募集 》毒花に薫る宵の口

語り師  2016-01-04 13:42:11 
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絡み付く恋慕。


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  • No.21 by 白川 修斗  2016-01-14 21:42:39 






愛想が悪いなー。もっとこっち来て笑顔で接客してよ(現れたはいいものの表情には怒りのようなものを感じ無愛想極まりない。遠くへ座られるのも気分よく思えなくてトントン、隣に寄れといいたげに手で叩きアピールすればじっと行動を伺って)__カ、オ、リさんは??普段は何を飲んでるの?(手からグラスを離されてしまうとわざと名前を強調して質問し、新しいグラスで何か作ってくれている先輩の耳元にすり寄れば「__もしかしてお酒飲んでるフリしてジュース飲んでるの?せーんぱい」とヒソヒソと脅すように囁いて)





  • No.22 by 白川 修斗  2016-01-14 21:47:18 





ごめんなさい!素敵なトピックだとのぞいてたら間違ってレスしてしまいました。お2人のいい雰囲気をぶち壊してしまいごめんなさい!本当になんといっていいか__スペースをとってしまったことも深くお詫びします


失礼しました!




  • No.23 by チヒロ  2016-01-15 19:23:53 

(/そう言って頂けると、やり甲斐があります。有難う御座います。息子様も可愛くて…!毎回きゅんきゅんしてます。この先、ストーリーを紡ぐのが楽しみです。

では、此方も背後は一旦失礼致します。勝手乍、白川様に御返事させて頂きました。もし、主様より応対されようとしていたのならば申し訳御座いません。無視だけはしたくなかったもので…。御了承下さると幸いに御座います。)


(深い赤に包まれた彼の足元を見下ろせば、素直に己の言う事に従ってくれたのだと、可愛い仔犬を手に入れ支配下に置けた様な錯覚に陥り、小さな笑みが溢れ。沈黙の後、差し伸べていた手は暇を持て余した儘、最終的に彼の手が彷徨い乍選んだのは和服の袖。其れもまた一興。選択肢を与えている様で、彼の道は決められているのだ。全ては己の管理の下。そう思うと彼の遣る事成す事全て、愛おしくて堪らず、強く拘束してしまえば身も心も壊れてしまいそうな彼の事、今はじっくり大事に手懐けようか。裾を握る手、少し震えているのか、微かな振動感じ取ったなら暇していた手で柔く其の手包み込んで体温を伝え合う。何人も。何人も、人を殺めてきたであろう無骨な手、其れとは相反した、憔悴しきった彼の表情に若干の興奮を覚えてしまい。繕う事等日常茶飯事である為、心配はしていないが念には念を入れ、秘めた狂気を気取られてしまう前に瞳を逸らしては、繋ぎ合わせた手を壊物の如く握りつつ部屋の外へ。一歩部屋を出たならば其処はまた別世界。大理石の床上には上質な絨毯、置物や絵画が並べられた廊下、至る所に散りばめられた金箔は正に豪華絢爛という言葉が相応しい。だが、己にとっては住み慣れた邸宅でしか無く、平然と歩みを進める最中、時折彼の足が止まるので傍に寄り添い)
珍しい?


――――

白川様

(/気になさらないで下さいね。物語も始まったばかりですし、雰囲気もこれから更に、創り上げていくつもりです。素敵トピ、と言って頂き閲覧して頂いているのは光栄でありました。主様も同じ気持ちだと思います。貴方様も素敵な、なりきりを楽しんで下さい。)

  • No.24 by 馨  2016-01-15 23:15:47 

(/失礼する前に、一つだけ。
ご対応頂き有り難う御座います。此処は私のトピであると同時に物語を共に作ってくださるチヒロ様のトピでもありますので、どうかお気になさらず。寧ろどうしても対応が遅くなってしまいがちですので、助かりました。私も貴方様と同じ気持ちです。人に素敵だと言って頂けるのは、大変に嬉しい事ですから!
では、今度こそ失礼致しますね)


っ…。
(立ち上がり歩み始めんとした刹那、袖を掴んだはずの手が不慣れな温もりに包まれるのを感じ。相手の掌が自らの手をふわりと握り、陶器のように滑らかな肌が赤黒い血に塗れて見える己の醜い肌と重なって、果ては相手の手を腐蝕していくように黒く塗れていく幻覚すら見えてしまう。音も無く息を飲み咄嗟にその手を引こうとするが、それを実行に移すよりも早く相手が歩き出すと、着いていかなければと意識はそちらへ押し流され。しかしやはり気になって仕方が無く、極力その手を握ってしまわぬよう注意を払いながら進んだ扉の先。依頼の延長で侵入したどの邸宅よりも豪奢で華美な内装は宛ら博物館であり、目が回りそうな程忙しなく視線を行き交わせていた最中、無意識に足を止めてしまったのだろうか。気付けば直ぐ隣に居た相手から声を掛けられるも何と答えれば良いのか分からず、やっと絞り出したのはなんとも情けなく噛み合わない返答であり)
…迷う。広すぎて。
(相手の顔をまともに直視する事すら叶わずぽつりと呟きを落とした時、ふと視界に入ったのは片隅で花瓶に飾られた紅い薔薇。血のように毒々しく、美しさを執拗なまでに誇示してくるそれに誘われるように歩み寄り。指先で無遠慮に触れるとはらりと散る一枚の花弁、それにも構わず更に下方へと指を運ぶとやがて鋭い痛みを感じ。棘が刺さってしまったらしく、指先にできる小さな血溜まりを見詰め)


>白川様

(/思わぬお褒めのお言葉を頂き、嬉しい限りです。有り難う御座います。チヒロ様も仰ってくださいましたが、雰囲気を壊すだなんてとんでもない。まだまだ始まったばかりのトピですから、どうかお気になさらないでくださいませ。
貴方様にも、素敵な時間が訪れるよう願っております)

  • No.25 by チヒロ  2016-01-16 20:12:43 

(確か、珍しいか?と己は問い掛けた筈。ややすれ違う回答に疑問符浮かべるものの、其れ程大きな問題にならなかったらしく、芽生えた違和感は直ぐに消え。何処と無く不安の色浮かぶ瞳に気づいては、繋がれた掌にほんの少しの握力を加え)
迷ったら俺を呼べばいい。
(安堵したならば彼も再び歩き出すだろうと、思い遣りのに見せ掛けた、だが、中身は何の感情すら込められていない言葉迄用意したと云うのに。安直な考えだっただろうか。美しく、艶やかに飾られた薔薇に瞳奪われてしまった彼は、浴室に向かうどころか、無邪気な子供の様に心の赴く儘近づき、其れに触れ。浅はかな一連の行動を己が黙って見詰めていた故の、事故。引き止めれば良かった。そう思った時には既に遅く。傷ついた彼の指先から滴る僅かな血さえ、餓えた吸血鬼にとっては他とは比べ物にならぬ程の甘美な誘いとなり、容赦無く嗅覚を突く。先の優しい其れとは打って変わって、彼の手首を荒々しく掴み己側へ引き寄せれば、紅垂れる指ごと含んでしまうべく口を開け)

  • No.26 by 馨  2016-01-16 21:38:58 

っ、ち、ひろ…っ!
(自らの血液すら濁って見える。そんなはずは無いのだと分かっているからこそ瞳まで暗い色に犯されてしまったのかと目元に落胆を滲ませて。そんな最中ふと背後に何者かの気配を強く感じ、振り返る間も無く強く掴まれた手首に怯え等は追い付かない。ただ目を瞠り首を後ろへ捻って相手の姿を確認する事が精一杯で、息が詰まるような恐怖の後状況を完全に理解してしまう前に震え上擦った声が反射的に相手の名を吐き出させており。開かれた口元に覗く鋭い犬歯が昨夜の朧気な記憶を強引に引き摺り出し、相手の声が“血”を紡ぐ。畏怖以上の物が全身を貫いて情けなく震え、それでもやはり抵抗はできずにただ相手を見詰めていて。こんなにも生存本能は警鐘を鳴らしているのに、相反して体は全く動かない。否、逃げる事を自らが拒絶している。彼が望むなら。そんな理解のし様も無いいっそ恐ろしくなる程の感情が、今にも逃げんとする体を拘束し呼吸すらも忘れさせ)

  • No.27 by チヒロ  2016-01-17 20:09:46 

……ああ。ごめん。
(口許に運んだ指先に舌を這わせ、流れる血を舐め取る。まだまだ足りない。この儘牙で指を傷つけてしまおうか。そんな考えは心の片隅に、常に、如何なる時だって己と共に在って。只、其れを表に出した途端恐れをなして誰もが怯え逃げてしまう事も、長い人生の中で経験済みであり、重々心得ている。去る者を追う性分じゃない。吸って欲しいと、縋り懇願する程までに屈服させてからの方が、極上を味わえる気がして。貪りたい衝動を押し殺せば、未だ紅の滲む指先を口腔から放り出し。名前を読んだきり身体を強張らせ固まってしまった彼に追討ちかけるかの様に冷たく見下ろしては、微塵も思ってもいない謝罪を伝え、そして、身を引こう。子供が玩具に飽きてしまった時の様に、瞬時に、酷く呆気なく。踵を返して背を向けたならば、押し黙った儘彼と距離置く様にしてゆっくりと離れて行き。地下から拾ったばかりの彼が一体どんな反応を見せてくれるのか、愉し気に)

  • No.28 by 馨  2016-01-17 23:37:18 

──っちひろ、ちひろ…!
(指先に鋭い犬歯が突き立てられる事は無く、触れたのは柔らかく官能的に濡れる感触で。舌先が指を這って濁った赤色を掬う、その視覚と触覚に訴え掛ける仕草があまりにも淫靡で、恐怖はいつしか熱情にも似た感情に形を変えて自らを昂らせる。他人の血を舐めとるなんて異常な行為が相手に行われる事で色を帯び、肉欲的な興奮を微かながらも確かに呼び起こして恐怖を湛えた瞳には同時に恍惚が滲み。だがそれも束の間の戯れであったかのように、やっと己を映した相手の瞳には先のような暖かみは欠片も無く。何処までも冷徹な目は無邪気な残酷さを持つ幼子の様、関心を無くされてしまったのだと、捨てられてしまうのだという焦燥が知らず全身を震わせ。自分でも意識をしない内に先程にも増して情けなく震えた声で相手の名を呼ぶと、弾かれたようにその背を追い掛け必死の思いで両手を背中へ伸ばし指先に触れた着物を掴み。本能が、相手に捨てられる事を死よりも恐れている。見掛けに反して広い背に額を押し付けると、訳も分からないまま溢れる懺悔と懇願を押し止める事ができず。あんなにも触れる事を拒み、衣服の片端さえ己で汚してはならないと強く自らを戒めていた物は呆気なく崩れ去り、今や顔の横に置いた両手で力の限りに良質な布地を握り締めていて)
離れ、な…ッ、やだ、やだ…!ごめ、なさ…っ、ち、ひろ…

  • No.29 by チヒロ  2016-01-18 19:53:30 

馨。お前の何が悪かったか言ってみてよ。
(か弱い声で名を呼ばれるだけの行為が、底知れぬ悦びをもたらす。其れはきっと地下で名を馳せていたあの男から発せられるものだからこそ、意味を生むのだろうけど。仔犬の様に駆けて来かと思えば、束の間背に感じる圧、着物は強く握られた故の皺を刻み。あれ程の男が、こんなにも無様で滑稽な姿を晒している状況下。実に愉快で、滅茶苦茶に罵り乍愛でて遣りたい。もっと堕ちる彼を目当てにたっぷり間を置いてから振り返ったならば、鬱陶しそうに垂れてしまっていた横髪を耳に掛けて遣り。其の耳許にすかさず唇寄せては囁く様にして問い掛ける。何の非も無い彼に答えは導き出せるだろうか。否、答えは何だって良い。只、彼の反応が堪らなく楽しみで、更に虐めたくなったのか、焦る要因にしか成り得ない言葉で追い討ちを)
…答えられないのなら地下に戻ってもらうしかないかな。

  • No.30 by 馨  2016-01-18 23:11:51 

俺、は…。
(今更許しを乞うたところで遅いかもしれない。このまま捨てられてしまうのだろうか。良くない憶測ばかりが脳裏を錯綜して掻き乱し、それらの払拭を試みるかのように一心に相手の背の常人よりも冷たい体温を感じ取ろうとしていて。相手が判断を下すまでの時間が、一分一秒が異常なまでに間延びして感じてしまう。不安に耐えきれず一層強く着物を握り締めた時、漸く相手の影が揺らぎ此方を振り返って。離れた手は行き場を失いだらりと体の横に垂らし上げられない視線を足元へ逃がしていれば、ふと耳の辺りを冷たい指先に撫でられ。触れられた事が己に希望を見出ださせて顔を上げたのが早いか、艶を惜し気もなく晒した相手の唇が耳へ寄せられたのが早いか。そこから直接吹き込まれる毒はどう考えたって地獄に叩き落とす物であるのに、こんな状況でさえ浅ましくも甘い吐息に酔ってしまい。このまま、何だって良い、触れていて欲しいと、腐敗を進める思考は相手の熱を求めて息を飲む。だがそんな事を呑気に願っていられるような至福はそれまで、漸く相手の言葉を理解した途端に絶望に大きく目を見開くと、己の何が悪かったかなんて分からないまま必死に支離滅裂とした言葉を繋ぎ合わせ。自らに何らかの罪を課さなければと思うあまり事実でない事までもを口走り、その罪悪感に押し潰されそうになりながら汚い嘘を並べ立てる自分の声を聞いていられず意味も無いというのに両手で耳を塞ぎ)
ッ、ちひろ、に、手…怖くなった…っ。痛くて、だから、っ拒絶、して、触られ、…のが、嫌だって思っ…、め、なさ、ごめ、なさい…っ

  • No.31 by チヒロ  2016-01-19 19:11:16 

わかってくれれば其れで良い。
(どんな謝罪をしているかなんて、聞き取れる声質でも無く。訳も分からぬ儘懺悔している事だけは十二分に伝わってくる。如何にも彼をのことを哀れむ善良者を装い、心の中ではほくそ笑んでいる非道な己で。容易に手に入る心、操る事が出来る行動、そんな人間を愚かだと思う反面愛しさにも似た感情が心の中、揺らめき。順応である彼に対しては特にそう。庭で大事に大事に、己の思うが儘飼い慣らしたい。そういった身勝手な思いから許しを与えるも、耳を塞ぐ彼に届いているのかは分かり得ない、幾分暖かみ取り戻した笑みで見詰めたならば彼も理解してくれるだろうか。片手を彼の後頭部に滑らせては、後髪のさらりとした毛質を愉しむかの如く指先で弄り乍、身体の緊張が解けるのを待つことにしよう。精神が崩壊しかけているのが窺えるから、丁度良い。窮地を救済してやるのも悪くない、全ては己次第なのだと改めて認識させてくれた彼に、褒美でも呉れてやろうと気紛れな思考巡らせ)

  • No.32 by 馨  2016-01-19 23:51:17 

(醜い己の声から極力意識を逸らしながら指先が白くなる程強く耳を両手で覆い、捨てられたくない一心で唇は止めどなく嘘を紡ぎ。そのせいで散々欲した相手からの許しの言葉は意識の内に届く事は無く、漸く言葉を飲み込んだのは相手の指先が髪に絡むのを感じた時で。思わず肩が跳ね全身に緊張が走るが、怯えに抗い恐る恐る耳を塞いでいた手を離し相手の表情を窺い見れば、そこには誰の目をも奪うのであろう美しい笑みが浮かんでおり。それが今、己だけに向けられている。そればかりか誰もが喉から手が出るほど望むに違いない、その細い指が髪に絡んで弄ぶ状況下で、悦楽と畏怖が複雑に混じり合い刹那思考が停止してしまい。感じ入るように目を細めて相手を見詰めると、ただ一言、望んでやまない欲望を口に出してしまい)
…傍に、置いて…。

  • No.33 by チヒロ  2016-01-20 02:47:19 

勿論。
(己の声が届いたのか、又は漂う雰囲気から察してくれたのか、鬱々と呪文の様にひたすら謝罪を述べるのを止め、漸く己に意識を向けてくれた様子。決めかねていた褒美は、奇遇にも彼の口から零れたものが適している様に思えてならず。下手に間を置く事で不安にさせたくも無い。一つ返事で了承すればすかさず、髪を弄っていた手を頬へ移動させ、親指の腹で滑らかな頬骨をなぞり乍、じりじりと顔の距離を詰め。彼の黒い瞳が己に溺れ切っているのを把握の上で鼻先掠める迄に到達すると同時、狂気を仕舞い込み、口許に緩く弧を描かせては汚れの無い人物を演じて。甘さたっぷりの褒美にすべく、糖分しか含まない己の言葉は彼の思考をも蕩けさせる筈。彼が渇望した“傍に置いて”とは異なる意味合いだとは知りつつも、僅かな吐息さえ感じ取れる程の距離感で舌舐めずりをすれば、湿った唇は艶っぽく輝き、否応無しに彼を誘い)
良い子だから、好きなだけ傍に居て良いよ。ほら……もっと、近くに。

  • No.34 by 馨  2016-01-20 08:38:55 

(いっそ呆気ない程に間髪置かない承諾が何より己を安堵させ、いつの間にか強張っていた全身を支える力が抜け落ちそうになってしまい。同時に、麻痺していた正常な思考が少しずつ意識を取り戻す。これ以上相手に醜態を晒す事はできないと自らの体を叱咤して膝を立たせ。次に襲い来るのは虚無感に包まれそうになるまでの呆れと後悔。なんて事を、己などが触れてはならない相手だと分かっていたはずなのに。卑しくもこんな体で相手を求め、汚してしまった。瞳には変わらず相手を映しているにも関わらず、絶望と困惑を目の前に刹那焦点を失って瞳が揺らぎ。だがそれを再び夢の中へ引き戻し、溺れさせようとするのは頬を辿る指先。最早抵抗はできず意思とは関係無しに思考が何処へか消え行き、陶酔しきった瞳が蕩けるように細められる。狭まる距離はどうしようも無く鼓動を速め、頭に血が昇って逆上せたように一層何も考えられなくなってしまい。不意に唇から覗いた艶かしい舌先が相手の唇を濡らす。それさえも全身に回る毒となってゾクッと背筋を戦慄かせ、何かに耐えるように唇を結び。その時、相手の声が紡ぐ甘美な睦言を耳に入れ。“良い子”にしていれば相手の傍に居る許しが手に入るのだ。そんな物を望んではならないと分かっているのに、どれだけ距離が近かろうが満たされない程今は相手を欲してしまっており。誘われるまま顔を寄せる己の行動を脳は嘲り蔑む。まるで自分のものではないようなその声の中に、一つだって自らの行動を許すものは無い。“汚らわしい”“彼を汚すつもりか”“身の程知らず”“浅ましい”“下劣”“淫蕩者”。耳を塞ぎたくなるような罵倒が脳裏を飛び交い呼吸さえ苦しくなり、悩ましげに眉を下げて怯懦を露にするが助けを求められるのは結局目の前の相手しか居ない。全てを忘れさせて欲しい、相手の事しか考えられなくなるくらい、脳裏に響く声などには意識も向けられないくらい、乱して欲しい。一つ叶えられれば膨らむ欲求は口にするにはあまりに汚ならしく、ただ相手の肩に掛けた手は縋るように着物を掴み。視界が閉ざされるのは恐ろしいが相手の表情を直視する事もできず恐る恐る瞼を下ろすと、震える唇を相手のそれへ押し付けて)

  • No.35 by チヒロ  2016-01-20 19:31:09 

(恐れ乍も辿々しく掴まれた着物が、決意のサイン。殆ど無いに等しい僅かな距離を埋め、彼の整った顔がぼやけてきた頃に目蓋を閉じて直ぐ、唇が重なり。小刻みに震える手や覚束無い吐息が、行為に不慣れであることを訴え掛けているかの様。他人の目から見て彼が如何映るのかは別にして、己にとっては純粋で順応な存在。色に例えるなら白に成りきれないグレー。白に成りたいと切望してもそうはさせない。染みを垂らし、汚してやりたくなるのは己の性根が腐り切っているからか。触れ合うだけの生易しいもので終わらせる気は到底無く、押し当てられた儘の唇を器用に舌先で抉じ開けて挿入するなり、生温かな口腔をゆっくりと侵食し始め。最中、犬歯で下唇を掠めてしまえば、其処から滴る微量の血液を味覚が知らせ。最初こそ感じるのは傷口の痛みかもしれないが、直ぐに快感にも似た熱が彼の身体に広がり行くだろう。頬骨から輪郭へと滑らせた手で顔を持ち上げ、角度をつけては、唾液を吸い上げると同時に血も交え、奪う。その度、卑猥な水音と微かな吐息が隙間から零れ)…ん…っ。

  • No.36 by 馨  2016-01-20 21:53:46 

っ…んっ、ぁ…ッ、
(今更口付けを深める事が怖いなんて生娘のような初々しさは無いが、不慣れであるのは確かで。経験が伴わないまま度胸だけが膨らんだ末の情けない話で、故に唇が割り開かれるだけで身体が強張ってしまい。だがそれ以上に、口内を犯されているのは此方であるというのに相手を汚してしまうような錯覚が払拭できず、背徳感と罪悪感に押し潰されてしまいそうで。そんな中で脳裏を埋め尽くす黒い感情を一掃したのは刹那走った痛みであり、突然の事に出所の分からない痛みがビクッと肩を跳ね上げさせ、同時に喉の奥から溜め込んでいた熱を吐き出し。弾みで更に開いた唇の端に隙間が生じ、そこからあられもない声が漏れだすのを止められず。中途半端に現実へ引き戻された意識が相手への思慕に絡め取られるのは一瞬で、余計な考えが吹き飛んでしまった分相手から与えられる物で脳裏を占拠され。熱い舌と、確かに触れている体温と、安堵を誘う相手の香りと、蕩けるような口付けと、重く身体中に広がる愉悦。身体一つに受け止めきれない快感は己の知らない物で、固く閉じた目尻に生理的な涙が浮かぶのすら自らを昂らせる。一心不乱に相手を求めてしまい散々な醜態を晒しながら、最早水音の合間に漏れる呼吸の苦しさと快感に喘ぐ声は気にならなくなっており)
ふ、っぁ、ん…っは…、あ、ぁ…っ

  • No.37 by チヒロ  2016-01-21 19:05:57 

(じゅるじゅる端ない音を立て乍、時には口内を犯す様にねっとりと唇を重ね。何方の物なのか出処知らずの唾液を受け入れる。合間合間、鼓膜を揺らす彼の喘ぎ声に、支配感を覚え舌先は彼の声がよく漏れる所ばかり執拗に責め立て。極僅かな傷からは己を満たす程の血が出る筈も無く、鉄の味が消えると程無くして、柔らかな唇から距離を置く。銀糸にも似た唾液が、名残惜しそうに二人の唇を繋ぎ。彼をうっとりと見詰めれば、今にも溢れそうに目尻で震えている涙に気づき、指先でそっと拭いつつ言葉を連ね)
…っ、ふ。…良い声で鳴くね。

  • No.38 by 馨  2016-01-21 22:31:52 

(己の望んだまま、もしくはそれ以上の幸福感と快感にいよいよ膝が立たなくなってしまいそうで、愉悦が込み上げる場所を刺激される度大袈裟な程の快感に全身を支配され刹那脳内が白く染まり。相手の肩を強く掴んだ指先が情けなく震え、処理できない快感で溢れんばかりであった中、離れる唇は一抹の安堵と共に虚無感と名残惜しさを感じさせ。漸く薄く瞼を上げるが物欲しそうに眉を下げて相手を見詰める己の表情にまで配慮は向けられず、その細い指先が目尻に触れる瞬間さえ恍惚と目を伏せており。しかし微睡みの中に居るように浮かされた意識が覚醒するのは直ぐの事で、相手の一言によって晒してしまった醜態を思い出すと絶望と羞恥に弾かれたように顔を伏せ。なんとはしたない声を上げてしまったのか、悔やんでも悔やみきれない。意思とは関係無しに耳元までもが赤く色付いて熱を持ちそんな己にすら嫌気が差すと、口元をぐいっと乱雑に拭いながら数歩後退り訳も分からず否定を口にして)
っ、ち、違…っ。

  • No.39 by チヒロ  2016-01-22 19:01:48 

其れなら…俺の勘違いかも。
(耳迄染め上げた原因くらい早々に予想がつくもので。後退りされてしまった事により距離ができてしまい、大袈裟に眉を下げ寂し気な表情を見せると、否定の意思を汲み取って其れを弾き返すでも無く、吸収するかの様な柔らかな返事を。けれども、未だ耳に残るは吐息と云う単語で片付けるには難しい、淫らな声ばかり。思い返すと、興奮から来る震えが背筋に走り、燃え滾る色を瞳に滲ませる。しかし、次の瞬間にはもう、元通りの顔で、此処に留まる理由も無いと思ったのか当初の目的であった浴室に向かって。豪華故に重々しい脱衣所の扉を開くと其処もまた隅々迄抜かり無く手入れ、そして整理されており。彼用の着替えが何通りか用意されているのを確認後、出て行こうと扉に手を掛け乍彼を見詰め、離れてしまう前に彼からの質問なり何なりの言葉を交わす間を設け)
さぁ、ゆっくり温まって来ると良い。着替えはお前の好きな物を選んで。

  • No.40 by 馨  2016-01-22 23:26:17 

(相手の表情に悲哀が色濃く浮かぶのを見ると突如として罪悪感に襲われ。その上己の返答を否定してくれたなら救われたというのに、ただその言葉を受け入れる様子は一層自らへの嫌悪をはっきりと感じさせる事となり。重苦しく感じてしまう状況下で行き場の無い視線を斜め下へ逃がすが、それとほぼ同時に相手の足が歩みを再開すると三歩程後ろを躊躇いがちに着いていき。通されたバスルームはまるで表社会の中心に聳える一流ホテルのスイートルームを彷彿とさせ、ともすればそれ以上に豪奢で。普段仕事で使用する際は何とも思わないはずが、此処で相手が生活をしているというだけで己が酷く場違いな人間に思えてしまう。落ち着かない様子で視線を忙しなく泳がせていたが、相手から声を掛けられると示された通り何通りかの衣服が用意されているのを横目に確認し。まるで客人が来る事を予期していたような備えと、客人をもてなすにしても度が過ぎる程の丁重さ。違和感を覚えながらもそんな事に気を遣っている余裕も無く、何処か不安げに相手を見遣ると小さく頷き)
…分かった。

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