❀ 2015-12-16 17:54:27 |
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あ……ねぇ、あれって神社?
(道を歩いていると脇にそれる形で石階段がありその先には苔がついている鳥居があってその方向を見ながら相手に問いかけて)
ん?…そうだな、俺達と同じようなものを感じる。神社だな
(そう問われると三日月を宿すその瞳じっと神社に向けてしばらくすると僅かながらこの神社の主の気配を感じたのか頷き)
同じもの…?へぇ、付喪神って、自分たちと同じ気配を感じることできるんだぁ!
(すごい、というような表情で言えば階段を少し駆け足で登って「私も近くに行けば何か感じるかな」と独り言のように言いながら階段をかけ登り)
はは、これでも神だからな。仲間の匂いがするようなものだ。主も付喪神を顕現させる程の力はある、僅かながらでも感じるだろうな
(この神社から感じるのは穏やかなものでこちらに害はないのを確認するとあとをついていき)
うん、確かに。力みたいなものを感じる。
(階段を登りきれば力を感じて上記を言っては、何かを感じて周りを見渡して「ぁ、ほらみて!あそこにも古くてボロボロになってるけど鳥居があるよ!」と視線の先には森の奥にあるそこだけ暗くなっているところに確かにボロボロになった鳥居があって「あそこも同じかな」と言うが早いか駆け出して鳥居の近くまでくれば鳥居を境界線に一瞬空気を淀んでは鳥居の先に指を伸ばそうとして)
主よ、無闇に触るものではない。神によっては人にその神域を侵されるのを嫌う神もいるからな
(一瞬だが空気が淀んだ気がすると主が手を伸ばそうとすると自身の手を前に差し出しこれ以上進まないようにとそう言い空いた左手で鯉口を切り)
……ぇっ……っ!
(相手の言葉に一瞬我に変えるが急に激しい頭痛のような全身を鋭い痛みが襲って頭を抑えて苦しそうな悲鳴を上げながらその場に蹲るように崩れ落ちて)
っ…ぁ、たまがっ……われるっ……!
(目を見開いて涙を流しながら苦しいのか声が途切れ途切れになって「ゃ、めてっ……」と何かに怯えているような声で言えば歯をグッと食いしばって)
やめっ、て……もぅ、見せないでっ……思い、だしたくっ……なぃっ……
(脳裏に残像のように膨大に流れ込んできたのは過去に、自分が犯した過ちで刀剣のみんなを失った時の映像でやがて涙が血の涙に変わり相手の服をギュッとつかみ)
…(主が今何を見て苦しんでいるかは分からずに何も出来ずにこうして逃げることしか出来ないことからの焦りからなのかぎゅっと下唇を噛み締め)
……っ、だ、めっ……やめてっ…
(苦しいのか胸元をグッと押さえつけながら呻き声をあげては相手にしがみつくように抱き着いて「……逃げ、てっ……ワタシ、からっ……に、げっ……!!」最後の言葉が言い終える前に目を見開いては相手の首を両手で掴んでその場に倒して)
っ……に、げてっ……私から、はやっ…く!!
(自分の意思とは関係なく体が動いてしまい力を集中させて意識を保とうとするがすぐにのまれてしまいそうになって相手に自分から離れるよう言えば手を一瞬離して自分で噛み付いて「……ぃ、まのうちに……はやくっ…!」と伝えて)
…いいや、離れぬ。主を守る事こそが俺の義務でもある(ゆっくりと立ち上がれば離れる主へと歩み寄って行き危険を顧みずにそのまま落ち着かせようと抱きしめ)
っ……は、なれっ……て…!!
(自分の体がまた動き出して相手の腕に捕まればグッと爪をたてて「やめ、てっ……これ、以上、傷つけ、ないっ……でっ!!」と苦痛に涙を流して)
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