アーサー・カークランド 2015-12-12 18:49:40 |
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ぅわぁあっ。……本当だ、飛んでる(突然響いた轟くような音に小心の最前線たるヘタレは大きく肩揺らし情けない声あげ。反射的に隠れられる人を探すも轟音の原因しか居なかったため、近くのテーブルに身を潜めつつ煙が消えてきた頃を見計らいひょこっとくるんと頭覗かせ。見えた先には相手とその周りをくるくる回る羽を生やしたバンビーナ、不信でしかなかった心の持ち主は驚きを隠せずほぼ無意識的に上記後半呟いて)
……綺麗(若草のいろ。卑屈な自分が己のそれとの差を嘆くことを忘れるくらいに、綺麗で。そこには他の感覚、思考でさえ機能する余裕が存在せず、労りの声も優しい手も此方には届かなくて。嗚呼美しいと、ゆるり、不意に右腕が上がってその白い頬に手のひら重ねてはその双眸に顔近付け。そこでやっと初めて、自分と違う温度に視覚以外のそれらが取り戻され、はっと我に返ったように両目開いて。どうしてこんな体勢になっていたのだっけと一度何処かへ手放してしまった記憶の糸を手繰り寄せながらええと、と前置いて、大丈夫かと相手の言葉を意図せず繰り返し)
(/明けましておめでとうございます。今年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。御相手様の今後の益々の発展と、願わくば、来年もこうして互いの未来を望み合えることを祈って。)
な、見えただろ?ってなんだよ、お前。ガキみたいに目キラキラしてるぞ?(驚きの余り隠れていたのにも関わらず、魔法が無事発動したのか視界に見えているだろう妖精になんとも言えない感嘆の声上げる相手が可笑しいのかクスリ喉奥震わせ笑い。軽く指を鳴らすとそれを合図に妖精達が相手の周りを浮遊し嬉しそうにはしゃぎながら、見える?見える?と問いかけているのを微笑ましげに眺めて)
…あ?き、綺麗ってお前…お前の方が綺麗だろ。宝石みたいだ。(不意打ちに紡がれた言葉に一瞬目を丸くするも、相手の視線が己の瞳に集中しているの気づき顔一気に熱帯び頰赤くしながら、自身とは違う程よく焼けた頰に手を伸ばし光の角度で琥珀から碧に変わる不思議な瞳の色見つめ。遠い昔に七つの海を渡りその時に何処かで見たような美しい宝石の様な瞳見惚れるように顔近付けて)
おう見えたぞ!すげーな!……う、ううう五月蝿えぞこのやろう!!(先程がガキみたいな目、ならば今度は表情全て少年のように輝かせて相手に笑い掛け、後にそれを指摘されればぶわっと顔赤く染めて手の甲で口元隠していつものスラングぶつけ。妖精達が寄ってきたのに気付けば一つ咳払いしラテンらしく姿勢身形軽く整えては、声までは届かないらしく彼らの問いには答えないまま、口説きに掛かる姿は最早別人のようになっていて)
え、あ、な、……!!?!?(意識しない内に言葉を発してしまっていたこと、鼻先が触れてしまいそうな程近くに人が在ること、何より自分の目を宝石のようだと形容されたことに発火しそうな程紅くなって動揺し。その時変に力が抜けてしまったようで相手に伸ばされた手もすり抜けて地面に勢い良く後頭部打ち付け、いてぇと涙目になりながら小声で呻き)
はは、全然怖くねーな。どうだ?可愛いだろ…って聞いちゃいねーか。(こちらの指摘にバツが悪かったのか顔隠しながら悪態吐く様子は普段なら腹立たしい筈だが何故か愛らしく見え、嘗て太陽の沈まない国と称された奴が彼を大切にしている気持ちも何となく分かるなと微かに笑み零し。己の奇跡の技で見えるようにした妖精達に最早癖のように口説き文句すらすら紡ぎ出す様は流石伊達男とあって様になってはいるが、対象が対象だけあってその不恰好さに苦笑し)
バーカ、何やってんだよ。
(何故かバランス崩し地面に頭打ち付ける相手に、今回は自分のせいではなかった為、軽く鼻で笑うも吐き出した声色は優しいもので。相手の上から退いた後立ち上がると紳士的に手を差し伸べ倒れこんだままのかれ引き起こそうとして)どうぞ、ミスター?
(暫くそれらしい言葉続けるも返ってくる反応は表情の変化くらいで、最終的に言葉詰まりになって。気を悪くしてはいないようだが、かといってナンパが成功したとはお世辞にも言えないので、仕方なさげに息吐いては一歩引いて観察に勤しむ相手に向き直り)ま、無理があるよなー。喜んでくれてるみたいだから良いけど。
……うっせぇ。
(打った部分を擦りながら上体起こしてはぶすっと上記吐き出し。伸ばされた白い右手に面食らったようにぱちぱちと瞬きしては何を思ったかふは、と笑い漏らしてから笑みの隠せない声色で、口調まで真似てみたりして)こういうのはぜひ淑女たるレディにどうぞ、ミスター。貴国には沢山いらっしゃるとお見受け致しましたが?
まー、ナンパしたところで此奴らここから動けねーしな。(言葉が互いに通じず意思疎通が敵わないのは見ていて何処かもどかしく自身の魔法もまだまだだな、と少し反省し。 其れでもこうして妖精達が喜んでいる姿見れば胸撫で下ろしながら指先に彼等乗せて)
おいおい、可愛くねーな。それで英国紳士のつもりかよ。(此方を真似たような口調の相手に瞳ぱちくり瞬かせた後、ふっと小馬鹿にしたように笑い。折角差し出した手も意味がないとわかれば素直に引っ込めて)そうだな。お前に差し出した所で手持ち無沙汰だし、後でレディーに差し出すとするよ。
……そうなのか。(だとしたらとても窮屈な環境ではないか、外にはもっと綺麗なものが沢山あるのに。二つの橄欖に陰入れば一人が目の前過り、追って頭をあげると陽を受けたローズガーデンで楽しげにくるくる舞う彼女らが見えて、あの子たちがそれで満足しているなら良いか、と近くの彼女にはにかんで)
えー、似てねぇ?(肩を上下させて喉くつりと鳴らし、ぴょんと飛び上がるように立ち上がっては服についた土埃を払い。背中の見えない部分についてねぇかなとぼやきながら)そうしてくれ。ああ、でも紳士の皮剥いでベッラを怖がらせないように気を付けろよ?
妖精ってのは縄張りが決まってんだ。他の所には他の妖精がいるんだぜ?(此方の言葉に反応して哀しげな声出す相手に一言加えるようにフォロー入り。その様子に気付いたらしい彼女達が目の前の相手に大丈夫?何処か痛い?とわたわた慌て出す様に苦笑零しながら、大丈夫だから落ち着け、と羽根を軽く摘んで)似てねーな。気品さが足りねーし、第一紳士の皮ってなんだよ。俺は紳士そのものだろ。(相手の背についた土埃手で払いのけながら、自信満々に上記言い返し。汚れが落ちたのを見届ければ再び自分の席に腰掛け手を備え付けの布巾で拭いて)
……でもそれじゃ、こいつらは海の匂いも森の音も知れないまんまじゃねーか(不満そうにどかっと椅子に座り直しては目の前の紅茶呷り。何やら忙しなく動きだした隣人と苦笑気味な自称紳士の言動から自分が心配されているらしいことを察せば大丈夫、と柔く笑いかけて)
酒飲んだら即効で消え失せる気品なんてあってないようなもんだろ。……イギリスじゃ会議室で堂々とエ〇本読む奴のことを紳士って言うのか、勉強になった(何も言わずに背中を叩いてくれる相手に小さくお礼を言い。自信ありげな物言いに返したのは今しがた思い付いた皮肉で、言い終えれば得意気にふふんと笑い。相手は誰だと思っているのだろう)
世の中には知らない方が良い事だって沢山あるんだ。それに此奴らの世界らこの薔薇園だけなんだぜ?此奴らからしたら此処が全てで、離れたら生きられないのに。それを可哀想だというのか?そんなのエゴだろ。(すっかり冷め切った紅茶で喉を潤し、卓上の上で指を組み其処に顎預けながら何時に無く真剣な表情で目の前の相手見つめ。ひょっとしたら此奴らに合わせたのは間違いだったかもしれないと今更ながら後悔し始め)
なっ…あ、あれはだな。酒は仕方ねーだろ!それに雑誌だって、あんなのちょっと露出度が多いだけでそんなに過激じゃねぇし。あんなので騒ぐなよな。(最初こそ予期せぬ反論にぐっと押し黙るも、此処で昔の様に激しく言い返せばヘタレな相手の事だから泣き出したり終いには友達を辞めると言いだしかねないと思い、へらり笑いながら自身の中では優しめのトーンで言い返して)
そ、れは、そうだけど、……可哀想だなんて思うわけないだろ。どのみち俺のエゴなことには変わんねえけど、俺はただナポリの海とかプッリャのオリーブの森をベッラに見てもらえないのが残念なだけだ、勘違いすんなよちくしょーめ。(真っ直ぐに此方を見据える二つは妙に温度を窺い難く、またそれは最近になって向けられることが増えてきた視線、主にジャガイモ野郎や本田の__そう、知識欲を孕んだものに何となく似ているような気がして、相手にそのつもりが毛頭ないとしても試されているような感覚が拭えず。正しい答えはおろか黙り込んでしまったって構わないただの会話であるのに、どうしてか相手が望む意見は、正解はと沈む思考から紡いだ言葉(思考の果てに行き着いたのが結局己の本音であったことは隅に置いておいて、)とそれに返されるだろう相手の反応に一抹の不安を抱いている自分に気づいた末、それに言い訳を重ねることで忙しく、相手の小さな後悔を見付けることは叶わず)
何が仕方ないんだか。……ここは雑誌の内容じゃなくて、お前の紳士さを擁護するとこだぞ、このやろー(相手の気遣いが功を為したか怖がる素振りはなく、寧ろ会話を楽しむような声音で。否、初めこそそうであったのだが、後半の言葉聞くにつれて何とも言い難い、渋い表情へと顔歪んで、微妙に的を外している相手に訂正を挟む心地で言葉口にし。話題に出したのは自分なのだけれど、あまり聞きたくはなかったと話を振ったことを若干後悔、というのも、女性に声をかけるのが好きと自他共に認める彼であるが、存外純粋な面を併せ持っているなんて知れたら笑われてしまうだろうか)
(/>50達成にテンションが上がって文を書き散らしてしまいました……これからもよろしくお願いしますっ)
ははっ。お前、此奴らに国境越えさせるつもりだったのかよ。(紡がれたのは自国ではなく、此処よりはるかに東南の暖かな異国の地で予想の範囲外だったのか思わず噴き出してしまい。取り繕うこともせずに腹抱えて一頻り笑うと、笑い過ぎて目尻に溜まった涙指先で拭いなが既に紅茶が無くなったポットやカップをトレーに重ね始め)風が出てきたな。冷えるから中入ろうぜ?(そろそろ相手にかけた魔法の効果も切れる頃だろう。彼女達が見えなくなる前に離してやるのが優しさだな、と自身の中で結論付ければ妖精達にも早く戻れよと命令をし相手の茶器も回収すれば何事もなかったかの様に立ち上がり屋敷に向かい歩き始め。先程まで話していた紳士か否かという問いかけに対しきちんと返答出来ないまま歩き出した事で話から逃げたと思われたかもしれないな、と自虐的に笑いながらも決して振り返る事はせず薔薇のアーチ潜り抜け見えてきた重々しい扉に手をかけて)
(/50達成ですね!嬉しい限りです。次は100目指しましょう。此方こそこれからもよろしくお願いします)
ちぎっ、な、何だよ悪いかこのやろー!!(噴き出した相手にじわじわと顔に熱集まり、隠すようすを全く見せず大笑いしてくれるその声にそんなに笑わなくったって良いだろとぶつぶつ。お前ん家よりも俺ん家の方が綺麗だとか、本当に思ったんだから仕方ないだろとか、文句はぽんぽん出てくるがどれも笑い声に拍車をかけるだけになりそうだとぶすり膨れて。茶器の片付けを一つも手伝わないのはその腹いせであったり)
え、もうそんな時間……でもないか。イギリスって冷えるの早いんだな(てっきり自国と同じ感覚で談笑に興じていたが周囲に混じる僅かな冷たさにふるっと緩く身震わせ。相手の声一つで自分達の住み処に帰って行く彼女らにこっそり手を振りつつ立ち上がりいつの間にか先を行く背中を追いかけ、立派なアーチにお前すげーとこ住んでんだな、と今更ながらに声かけて。典型的な英国の庭園なのだろうが初めて見るもの、加えてとても美しいものと言うものは少なからず興味を引き付ける力があるためかあちこち視線をやっていたので、彼の自嘲には気付けずに)
はは、悪い悪い。しかしイタリアねー。(未だに笑い治らないのか悪びれた様に謝るもののその実声笑いで震わせていて。相手の国には相手の国特有の妖精や魔物がいるのだから、其奴等を彼に見せたらどんな反応を示してくれるのかふと気になって目を細め)
あんまりジロジロみんなよ。恥ずかしいだろ?
(興味があるのか視線至る所に彷徨わせられれば、芸術に長けた相手の事だから馬鹿にされかね無いと、卑屈に考えて早く扉開けると相手招き入れる様に言葉で急かし。入って直ぐの応接室に導くと、ちょっとコレ片付けてくる、と抱えた茶器持ち上げながら指し示すとその場後にして)
このやろっ……(言葉の意味を反映していないどう聞いても震えている声に規格外の髪一本くしゃくしゃにしながら悪態つき。どうやら自分の国に思いを馳せて目を細めているらしい様子に気付けば嬉しい反面何となく小っ恥ずかしくてきまりの悪そうに顔背けて)……気になるんなら来いよ、今度。
んだよケチ臭ぇな、減るもんでもないのに(注意受ければぶすっと膨れながら抗議し。しかし相手を待たせてまで鑑賞を行うつもりは流石にないらしく早足で扉潜って先導に従い。断りにおう、と短く返して勝手に近くの腰掛けに陣取ればくくくと猫の如く伸びてみたり)
あ?なんだよ、招待してくれるのか?なら勿論エスコートしてくれるんだよな。(まさか予期せぬ言葉にこうして招待されるなんて自身の思い描く理想の友達に当て嵌り嬉しさのあまり頰赤らめ嬉しそうに口元緩めるも、其処はプライド高来て英国紳士。素直に嬉しいと言う事はせず、イタリア語なんて話せないと皮肉交じりに言葉述べ相手にちゃっかり案内役を命令し)
さて、と。さっきから紅茶しか飲んでねーから腹へってるよな。……よし。(使い古されたキッチンにて食器洗終えれば、再び紅茶用のお湯を沸かしながら、ハイティースタンドの下段に買い置きの有名菓子メーカーのビスケット、中段にサンドイッチ、そして上段に昨夜自分で作ったスコーンを手際よく並べて)
(/遅くなりすみません。)
男相手にエスコートとか嫌だぞちくしょう……、でも、まあ家には呼べねぇし、スリに会われて勝手に俺ん家の印象悪くされるのも嫌だしな。観光くらいならこのロヴィーノ様が付き合ってやらなくもない、感謝しやがれ(相手の口から出てきた一つの単語にげんなりしたように不満漏らし。しかし相手のように自分の家に招く訳にもいかず、かといって来いと言いながら異国人を放ったらかしておける程無責任でも無神経でもなく。仕方ない、なんて上からの物言いで腰に手を当て軽く胸張ってはいるが、なんだかんだで楽しみなようで口元緩ませ)
……なんか、焦げ臭い……?(家主が居ないのをいいことに不躾に部屋中の家具やら装飾やらを観察していたのだが、不意に嗅覚を刺激する異臭、とまで言える程強いそれでもないのだが、意識すると不快感を伴うような臭いを聡く感じ取り。コンロかストーブが発火でもしたか、なんて初めは呑気に考えていたが、茶器を片付けたその後をぼんやり想像してしまえば最後、過ったとんでもなく嫌な予感に顔から血の気が引く心地を覚えて)
(/いえいえ。年明けで忙しい時期でしょうし、無理はなさらないで下さいね)
あ?あー、そういやお前んとこって結構治安悪いらしいな。こんなヘタレのくせにどうしてそうなっちまったんだか。(割と普通にげんなりする相手に女じゃなくて悪かったなと鼻で笑いながらも、スリと言う言葉に観光地として人気の国でありながら治安の悪さに思わずヘタレの代表とも言える相手まじまじ見つめて。これじゃあ相手も国民にさえ怯えてるんじゃないかと苦笑零しながら、俺がそこら辺の奴に負ける訳無ぇだろ、と自信満々に強気な言葉返して)
よし、こんなもんか。あー…紅茶よりコーヒーのがあいつは好きなのか?(綺麗に盛り付けられたスタンドに満足したように頷きながら1番上の段で禍々しい存在感主張する黒焦げのスコーンは気にせずにワゴンに乗せ。庭にいた妖精よりも少し大きなピクシーが指差すのはかつて弟だった大国がお土産として無理矢理押し付けた珈琲豆で、あまり減ってないそれ手にすると紅茶3杯目は流石に飽きるか、と相手用に慣れない手つきで挽いた豆にお湯注ぎ入れ。紅茶とはまた違った香り放つブラック珈琲に、やっぱり俺は紅茶の方が合ってるなと自身用のミルクティーと珈琲もワゴンに乗せればそのまま応接室に向かい、扉軽くノックして)おい、待たせたな。
知るかよ俺に訊くなよこっち見んなcavolo!(純粋たる興味からとはいえ自国の汚点を指摘されながら視線寄越されるのはお世辞にも快いものとは言い難く。不満顔で他所を向いてぶすっと膨れ、口をついたそれは比較的柔いものであったのは相手の気を遣ってか。自信ありげに豪語する彼の言葉にはあいつら結構高度だから……と若干疲れたトーンで苦笑いし)
……、おう、(徐々に濃くなる酸を含んだそれは己の予想が的中していることを望んでもいないのに確信させてくれるもので。異様なまでに存在感を放つ悪臭に口元引き攣る感覚、声が上擦っていないことを祈りながらやや掠れた声で返事を返し。死ぬ前にせめて馬鹿弟と世話になった彼奴にくらいは挨拶しておきたかったとか、家出る前にもっとピッツァ食っとけば良かったなどとしょうもないことが脳裏を過ぎり)
(/遅くなって申し訳ありません……!)
お前が知らなきゃ誰が知ってるんだよ。神か?God knowsってことか?(予想外の反応に態とらしく肩落として見せ小馬鹿にしたように皮肉交じりに問いかけてみて。同じ国とはいえ北と南でこれ程までに治安の差がある事に少しだけ興味深そうに目の前の相手と自身の記憶の中の彼の弟とを脳内で比較してみれば一貫してヘタレという事だけは分かり思わず笑い込み上げて)
?何だよ深刻そうな顔して。あ、珈琲淹れてやったぞ。あと腹減っただろ?食えよ。(何処となくいつも以上に険しい表情見せる相手に眉潜め怪訝そうに見つめながらテーブルの上に珈琲、自身の前に相変わらずの紅茶を置き中央に三段からなるスタンド配置すれば満足したのか漸く椅子に腰を掛け。下段にあるそれなりに有名なメーカーのビスケット一口齧れば口に広がる塩気とバターの風味に思わず頰緩め相手お構いなく食べ進めていれば矢張り心ここに在らずな様子の彼に腹減りすぎてどれを選ぶか悩んでるものと勝手に解釈をし、小皿に甲斐甲斐しくもスコーン、サンドイッチ、ビスケットと取り乗せると満面の笑顔で其れを差し出し、ほらよとぶっきらぼうな口調でさらりと死刑宣告をして)
(/こちらこそいつもお待たせしてしまい申し訳ありません。しかもそのうえロルもとっ散らかって…返し辛いですよね。すみません。)
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