体育祭のｼﾞﾝｸｽさん _非募_

ちょ、早い..!!
( だんだんと早く歩いていく相手に上記を言えば袖を掴み「神崎悠斗速すぎ｡待って｡」と相手を見つめ言いながら歩いて｡ )


( /悠斗君には瑞希ちゃんより仲がいい女の子が3~4人いるということにしてよろしいですか？？)

( 名前は気にしてないので気にしないでください！！)

支援あげ

は？…これ普通だけど

( 自分から意地悪したもののしれっとした顔で相手を横目で見乍反応してみては再び歩き始め「井上瑞希遅すぎ。」と歩く速度変えず棒読で此方も真似してみたり。)

（／了解です！全然いいですよー！有難う御座います。）

むかつく〜!!
( 相手の反応に目を細めクシャリとした笑顔を見せれば袖を掴んだまま歩いて｡ 相手の反応が意外だったためどこか嬉しそうで｡ 学校に着けば袖から手を離し相手の方へ目線を向け「文化祭の出し物決まったー？」と問いかけ､ローファーから上靴へと履き替え､ 友人に挨拶しながら相手を待ち)

…。決まったんじゃねえの。

( 彼女の笑顔を目にする矢先可愛かったのか口元がニヤけてしまうがマフラーで隠し返事も出来ずに。此方も同様上靴へと履き変えると同時曖昧な答えを出し、其処に居た仲の良い女子に声かけられれば小さな笑顔で挨拶して「今日は遅刻じゃねえのな」何て話しては相手を待たせてしまい。)

__っ｡
( 相手の笑顔は滅多に見れないもので｡仲のいい女の子に笑いかけている相手を見ればマフラーに口元隠し俯き｡ 自身も仲が良い男友達に挨拶されれば片想いしている事も知っている為かチラリと彼らの方へ目線を向けこちらもこちらで仲良さげに話していて)

……。

( 女子に教室まで行こう等誘われたものの内心『井上と行くし』そう思えば無理とハッキリ伝え。仲良さ気に話しているのが少し気に食わなかったのか通りすがりに相手の腕部分の服を「来い」と言ってるかの様にくいっと引っ張りゆっくりと歩いた儘で。人見知りな為輪の仲には入れず。)

__おっと､
( 袖を引っ張られれば男友達に手を振り離れ相手の隣へと歩いていき「あ、そうそう!!あたしね〜､部活動で文化祭劇することになったんだけどね､役柄本当に最悪なの｡」と頭を抱える真似をして｡ 「白雪姫ってゆー劇なんだけど､あたしお姫様〜」とハニカミ｡ 男女のバスケ部で劇をすることになっているということも言って)

…ふっ、似合わねえだろ

( 一瞬だけ頭の中で井上がお姫様の格好をしている想像をすれば『絶対可愛いだろうな』と思い相手の方向いても面と向かって言える訳が無く少し間を空け小馬鹿にする様に鼻で笑い思っていた事と真逆の事言ってしまい。)

似合わない事くらい知ってるし__!
( 相手の言葉と表情に拗ねたような表情を見せれば「王子様役､ 男子バスケ部の人なんだけどさ〜..｡ 劇の練習中本当柄になく緊張するの｡ 」と苦笑いを浮かべ相手の肩に手を乗せため息をつき)

…へぇ、

( 相手役など本当は聞きたくなかったものの口を開けば其の事を聞いてしまって嫉妬をしてしまい興味無さそうに素っ気無い返事を返して。肩に乗せている相手の手を振り払うと同時に振り向いて頑張れと言ってるかの様に相手の髪をくしゃくしゃっ、と乱し。)

__っ｡
( 頭をくしゃくしゃとされれば驚いたように目を見開きすぐに満面の笑みを浮かべれば「頑張るねっ｡」と相手の気持ちを受け取ったかのように言って｡ 時間は進み放課後になれば 劇の練習の為か凝ったデザインのドレスを取っかえ引っ変え着せられ､ そのまま廊下を王子様役の男子と体育館まで歩いていれば片想い中の彼を見つけ )

……ちっ、

( 気持ちが伝わり嬉しかったのか此方も自然と小さく小笑い程度の笑みが溢れ。相手の笑顔をもっと見たかったが時間が過ぎるのは当たり前で、文化祭の準備していた時材料が少なくなり一人になりたかったのか「持って来る」と自ら言い。教室を出てのんびりと廊下を渡ると其処には相手役の男とドレスを身に纏った片想い中の彼女が一緒に歩いていて、『最悪』と思ってしまえば目を逸らし乍舌打ちしてしまい『見なかった事にしよう』何て思い其の儘廊下を歩き始めようとして。)

ふふ､
( 相手の小さな笑顔を見れば目を細め幸せそうに微笑み)


__神崎悠斗!!
( 相手の名前を呼べば王子様役の男子から離れ相手の元へ走っていき「何してるの？」 と会えたことを嬉しいと思いつつ問いかけ｡ )

…別に、

( まさか名を呼ばれるとは思わずびくっ、と軽く肩を揺らすが振り向きもせず外をじと見つめ乍歩いて問い掛けられるのは正直嬉しいが嫉妬心もあり複雑な気持ちで冷淡な言葉を返してしまい。)

別にって..
( 相手の隣を歩けば上記を呟き｡ 相手にチラリと目線を向ければ「神崎悠斗ってさ､ あの子の事…好きなの？」考えていた事を思わず声に出してしまえばハッとした表情をし「な、なーんちゃって..」と苦笑いを浮かべ 俯き｡ 「じゃあ、またね？」なんて言いながら手を振り)

…好きじゃねェよ。

( 相手の暗めな声が聞こえては又冷たくし過ぎたと後悔した時にはもう遅くて。思わぬ問い掛けに目を丸くするもあの子の事は誰か理解出来ず、でも、自分が好きなのは井上だけで思い思いが沢山になれば相手の方振り向き顔を見詰め乍気持ちに気づいて欲しく強めに上記述べ。手を振られ別れを告げられれば慣れてない為ぎこちなく珍しい笑顔で「頑張れよ」と相手に。)

_っ｡じょ、冗談だってば
( ニコッと笑みを浮かべればこちらも相手を見つめ｡ 恥ずかしくなったのか目線を外せば「明後日の文化祭､一緒に回らない..ですか？」と若干頬を赤くし相手に述べ｡ 相手の珍しい笑顔を見れば小さくハニカミ｡)

……冗談か

( 此方が必死に訴えたのだったが尋ねてきた事が冗談だと知って少しお落ち込む様な声で上記述べ。思いもしなかった誘いの方が冗談っぽいがそんなの関係無しに好きな人と回れるなら勿論と思い「ん」と短めの返事で顔逸らし乍。ふと思えば他にも誘われていた女子達がそれよりか彼女方が優先で。)