匿名さん 2015-12-09 00:13:03 |
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三蔵:…前の男の助けを借りてるようじゃ、俺もまだまだだな…
(治癒を受けて充分回復すれば、葵のことを手で制し、見えないがそこにいることが分かっている竜胆に向かって。「…其方の力を借りるのは、これっきりだ。次は、俺だけで葵を守る」恐らく、葵の歌に誘われてやってきた竜胆、彼を安心させる…というよりは、自分のプライド、そして葵のために、そう誓って)
??:はは、そうしてくれると俺も安心して見守るんだが。もしも、葵を泣かしたら葵をあの世へ掻っ攫うぞ?
(姿が相手に見えないことを承知の上で声だけ聞こえるようにしてから冗談とも本気ともとれる声色で三蔵の言葉に返事を返すとすぅっとどこへともなく消えて)
葵:ちょ、竜胆、何言って?!
(治癒を施し、三蔵に止められれば治癒をやめて竜胆と三蔵の掛け合いを聞いていたが竜胆の言葉に反論しようとするが時すでに遅し竜胆の姿は跡形もなく消えており「…え、えっと…。」竜胆の言葉が言葉だったので何を言っていいか戸惑ったような様子でいて)
三蔵:…渡すつもりはない。
(戸惑う葵をそっと抱きしめる、どんなことがあろうとも手放さない、奪わせないという気持ちを込めてそう呟く。「葵、戸惑う必要はない。ただ、俺に付いてきてくれるだけで良い」相手を離し、頬にキスをしてそう言うと、くるっと振り返り先ほど自爆した妖怪が居たところへ近づき「…やはり無事か…しかし、まさかあんな眉唾な話を信じて襲ってくる輩が居るとはな」落ちている有天経文を拾い上げ、懐に仕舞って)
…う、うん。
(二人の男に愛されている、その事実は覆しようもないため戸惑いながらも抱きしめてキスをされればうなづいて見せつつも罪悪感で胸が痛みいつまでも過去にすがっていてはだめだと思い直すように「…三蔵。せめて最後まで歌を歌ってもいい…?」とあんなことがあっても歌が途中だということが気がかりなのか経文を懐にしまう相手に静かに問いかけて)
…いや、最初から歌ってくれ…全部、聞きたい。
(相手に顔を見せることはなく、懐からタバコを取り出し咥えて。そして聞きたい、相手の歌を、そう思い最初から歌うよう頼む。きっと、色々な想いが葵の中を駆け巡っているのだろう、そんな今、葵を自分が受け止めないでどうする。「…聞かせてくれ、俺に」振り返り、いつもより少しだけ、優しい顔で葵を見つめて)
へ。それは別にかまわないけれど…。
(最初から聞きたいという相手の言葉に続きから歌うつもりだったため少し意外そうな表情をうかべるもののいつもより少しだけ優しい顔の相手に拒否するつもりはなく、歌に集中するように静かに目を伏せ深呼吸をすると「目を閉じて 見たくないものなど見なくていいから 言い聞かせて心を削ぎ落とした 目を閉じて 鋭くなる躰で両脚で この手に馴染む武器を集めた しあわせという名のパズルの絵柄は あなたの型を失って崩れ落ちた~♪」先ほどと同じような綺麗で透き通った歌声で最初から歌い始めて)
………
(無言のまま相手の歌を聴く。綺麗な歌声だなと感じながらその歌詞の意味を考えていて。深くは分からないが、竜胆を想う歌だということははっきりと分かる…面白くない、素直にそう感じるが、顔や口には出さないで、ジッとその歌を聴いていて)
忘れてしまえと 忘れてしまえと 幾つ想いを馳せても 散りゆく流星を貫いて願い果たせぬ 海底に沈む真珠になれずに 浮き上がるこの想いは 躓く足下を漂って きらきらひかる 日は昇る 幾千の涙を痛みを知らずに わたしは灰の海を泳いだ 宿命は静かにふわりと近づき あなたはひとり燃え尽きて 天(そら)に消えた~♪
(竜胆を失ったとき、どんな手段を使っても生き返らせようと願っていた反面苦しいのならばいっそんこそ忘れてしまえば苦しみから解放されるのではないかと思っていたところもあるためそんな複雑な心境にぴったりなこの歌をよく一人で歌っていたためそのときの心境を思い出しながら歌っているのか綺麗だが複雑な気持ちが感じ取れるような歌声で歌っていて)
…良い歌だ、必ず届くだろう。
(ふぅとタバコの煙を吐き出し、相手を見つめていた視線を外す。竜胆を想う気持ちが、失った痛さが伝わってくる、そんな歌だ。見届けるのも悪くはないが、竜胆と葵の間に自分は入っていけない、今は一人にさせるべき、か…スクッと立ち上がり、そう言い残しその場を去ろうとする。今は、立ち入るべきときでは無いのだと思って)
噛み砕きなさい 呑み込みなさいと 何度口を塞いでも 唇 灼(や)け爛れて通(とおら)ず 戻し続けた 雷を落とし雨雲を裂いて あなたの元へ運んで 躓く現実を彷徨って 足掻いてた 龍よ 舞い戻り 大地へ誘(いざな)い 罅割れたわたしを元に戻せ 龍よ 古の泉へ誘い 枯れたわたしの瞼を戻して 龍よ 舞い戻り 大地へ誘い 罅割れたわたしを元に戻せ 龍よ 古の泉へ誘い 枯れたわたしの瞼を戻して 目を醒ませ わたしの獣~♪
(三蔵の言葉が耳に届くものの返事を返す余裕はなく、立ち去ろうとする相手をとめはせずただただ竜胆を想ってせめて少しでもあの世で静かに暮らせるようにと願いをこめて歌い終わりぼんやりと再び竜胆が霊体状態で現れそっと葵のことを包み込むように抱きしめるような形をとり)
悟空:…あ、お帰り三蔵…三蔵?
(尿意を催し、トイレを済ませて出てくると同時に三蔵が帰ってきて。その三蔵の表情を見ると何処か浮かないような顔に見えて)
三蔵:…ああ…気にするな、少し眠気が酷いだけだ…
(それだけ言うと、上着を脱いで壁に掛けて、もぞもぞとベッドの中に潜り込んで寝始めて)
悟空:それだけじゃない気が、するんだけど…
(葵と何かあったのかな、と思うがそれ以上口にはせず。おやすみ、と返して自分もベッドの中に潜り込むことにして)
葵:…竜胆は、生き返りたいなんて思った事は、ある?
(たとえ霊体でも抱きしめられているということはわかり竜胆に胸に収まったまま静かに問いかけて)
竜胆:ない、といえば嘘になる。お前が苦しい時、傍に居ると約束したのに一番大切なときに俺は傍に居てやれなかった。
(葵を抱きしめながら正直に思ったことを素直に口にするが「だが、それはもう俺の役目ではない。あいつの役目だ。」そっと名残惜しそうに葵から離れると竜胆の花を模した制御装置にそっと口付けて)
葵:…貴方ならそういうと思っていたわ、少しでも貴方と話せて良かった。
(制御装置に口付けられて竜胆に触れようとするが霊体ということをわかっているため触れずに、にこりと写真に写っていた表情で竜胆に笑いかけて)
竜胆:これだけは忘れないで居てほしい。俺はいつでもお前を見守っている、だからあいつと幸せになれ。
(己に笑いかける葵の思いを受け止めるように言葉を静かに聴いた後、一歩葵から離れるようにあとづさると「愛している、葵。」と愛おしい者をみるような表情で愛の言葉を紡ぐとふっと跡形もなく消え去り)
葵:…私も、愛しているわ。
(純粋な愛情にぽたりと自然と嬉し涙が頬をつたい、ごしごしと心配をかけぬように涙を拭ってから宿の部屋へと戻り、寝静まった室内で起こさぬように静かに別途へと潜り込むと眠りについて)
三蔵:……ん……
(朝、いつもの低血圧で頭を押さえながら起きあがると、違うベッドに寝ている葵を見て戻ってきていたことにホッとして。「……愛してる、葵…」そっと眠っている葵の頬にキスをすれば、また頭を押さえながら部屋から出て行って)
葵:…ん…?
(あまり眠れなかったのかいつもより寝起きが悪そうな様子でベットに横たわったままぼーとしているが不意にゆさゆさと先に起きていた沙織が葵を起こすため体を揺さぶりながら「おーはーよーう!」と朝から元気の良い声で葵を起こし「…おはよう…。」とぼんやりとした声色で返事を返し)
沙織:?どうしたの?なんか機嫌悪い?
(幼い頃から一緒に居たため些細な葵の変化に気づいたのか珍しく寝起きで機嫌が悪い葵を心配そうに顔を覗き込み)
葵:…大丈夫。ちょっと夢見が悪かっただけ…。
(心配をかけさせまいとへにゃりと目を細めて笑みをつくろいつつベットから起き上がって身支度を済ませるため二人で部屋に備え付けのシャワー室へと入ってゆき)
(/…二人の関係が崩れた訳ではないけれど、微妙にすれ違ってるのが悲しい感じですね…)
悟空:……三蔵、なんか変な感じだな。
(葵と沙織がシャワーを浴びている間、外で煙草を吸っている三蔵の横で複雑な顔をしながらそう呟いて)
三蔵:…昨日から何だ。俺は何も…
(タバコを捨てて足で火を消しながらその話を打ち切ろうとして)
悟空:何もないわけないじゃん!葵も、三蔵も、何か変だ!っ…わり、大きな声出して…
(自分の中にあるものを吐き出すように言って。いきなり大声を出してしまってハッと気づいて口を塞いで)
三蔵:…お前が気にすることじゃない。ま、気持ちは変わった訳じゃねえよ…俺のな。
(そう言い放つと、すくっと座っていたところから立ち上がり自室へ戻っていって)
(/葵は竜胆のことをまだ愛していますからね。竜胆もそれをわかっているからこそ葵の前に現れた、己のことを忘れてほしいとまではいかないけれどきちんと前を向いて三蔵と向き合ってほしいと願っているってかんじで。あのロルじゃわかりずらいでしょうけれど)
沙織:…ねぇ。三蔵さんのとなにかあった?
(シャワーを浴び終わりお互いに髪を乾かしあいながら二人の感じが昨日と違うことに違和感を覚えたのか問いかけて)
葵:…何かって、別になんでもないわよ。
(昨日のことを思い出し、ちくりとまた胸が痛む。三蔵を愛しているのは事実だが竜胆のことを愛しているのもまた事実で。そんな複雑な心境を覆い隠すようになんでもないと話を終わろうとし)
沙織:私に嘘つかないでよ!二人が幸せじゃないと私…!
(なんでもないという相手に己に隠し事をするようで自分の感情に素直なのか声を荒げるものの「…ごめん。急に大声出して…!」と罰が悪そうに髪を半端に乾かした状態で服に着替えるとばたばたとシャワー室を出て、そのまま自室を飛び出していってしまい)
(/葵自信としては竜胆と三蔵の板挟みみたいな感じですかね…)
三蔵:…ん?
(沙織が部屋を出て行くのを見て何かあったのかと思い、少し急いで部屋の中へ入って)
葵…何かあったか?
(沙織が出て行ったのを見たため、部屋の中に一人だけ居る葵に声をかけて)
(/そんな感じですね。いい加減はっきりとさせないと本当の意味で二人が幸せになれなさそうですし)
葵:…何でも、ないわ。
(己の煮え切らない態度が大事な人たちを傷つけたという事実にこちらも半端に髪を乾かした状態で「…しばらく、一人にさせて…。」と必要以上に相手と会話をしないように部屋を出ようとして)
三蔵:…一人になって、解決するのか?
(昨日、恐らく竜胆とは話したのだろう。ならば次は、自分の番だ。出て行こうとする相手の背に向かってそう声をかける)
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