Master 2015-11-29 19:30:42 |
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あー…まぁそれはそれで良いよ。面白そうだし。(顎に軽く曲げた指を当てながら翌日のその現場を思わず想像し。何とも言えず微苦笑を浮かべながら相手の背中へと手を回し、相手へと視線向けて「俺、面白いこと好きだから」と悪戯っぽい口調で)
へぇ、気が合うじゃねぇか。同じクラスになれるといいな。ゆーたんと一緒だと楽しそうだ。(自分も相手同様面白いことが好きであり共通点の発見に嬉しげに目許を和らげ。そう経たない内に部屋に到着すると肩から手を退け、扉を開けて相手と共に中へ入り)
俺も同じこと思ってた。そのときはヨロシク。(相手が手を退けるのと同時にして自分も回していた腕の力を抜いて離し。部屋へ入ると同時にほとんどと言っていいほど片付けの済んでいない荷物が視界に入り、思わず悩ましげに息を吐きながら額に手を当て)
オカズ探してもいいんだったら手伝うけど。どうする?(荷物の量がそれほど多くなかった為に夕飯を食べる前の短時間で既に整理は終わらせていて。相手の肩を軽く叩きながら冗談混じりに言えばベッドに放っていた鞄の中から苺の飴玉を取り出し、一つを口内へ放りもう一つは相手の方へ「やるよ」と投げやり)
残念ながらバレたらヤバそうなのは持ってきてないんだよね俺。…お、サンキュ。(放られた飴を両手で上手く受け取り、片手に持つと感謝を示すようにその手を僅かに上げてみせ。早速包み紙を開いて口の中へと放り込みながら「そういや前のルームメイトんとこ行かなくていいの?」と鞄の中から荷物を出しながら問い掛け)
あー…そろそろ行ってくるわ。(口内で飴を転がしながら時間を確認すべく時計を見上げて。約束の時間までまだ少し早いが早い分には問題ないだろうと鞄の中から小型のビンを取り出し、相手が此方を見ていないことを然り気無く確認しながらポケットに突っ込めば扉へ向かい。「片付け手伝えなくて悪ィな。先に風呂行っててくれて構わねぇから。」と相手に告げると部屋から出て行って)
ん、オッケー。いってらー。(部屋を出ていく相手へと軽く手を上げ、特に気にする素振りもなく送り出し。そのまま扉が閉まる音を耳にしながら面倒だとぼやきながらも手早く鞄の中の荷物の整理を始め)
……、(扉を閉めるなり元ルームメイトに電話をかけるが繋がらず、いつも直ぐ電話に出る彼が約束の時間が迫っているにも関わらず二三度かけ直しても出ないことに違和感を覚え訝しげに眉を寄せるとスマホをポケットに突っ込み、事前に知らされた部屋へ急ぎ足で向かって行って)
…よし、終わり。(それから数分後には大方荷物の整頓を終え、軽く手を合わせながら一人達成感による笑みと共に立ち上がり。軽く伸びをしながら自然と込み上げてくる欠伸をだらしなく実行し、着替えを片手に風呂へと向かい)
――…っ、信じられねぇ、横取りとか冗談にも程があんだろうが…クソッ!(目的の部屋に辿り着き数十分も経たずに足音荒く部屋から出てきた姿は苛立ちと怒りから冷静さを失っているようで。到着した部屋にはルームメイトの姿はまだ無く、電気も点けず真っ暗なままベッドに仰向けに寝転がり怒りを収めようと一つ深呼吸すれば腕で目許を覆って「…あのクソ野郎。また計画立てねぇといけねぇじゃねぇか」と悪態混じりに独り言ち)
__うわっ!?あ…びっくりした。(ちょうど人の少ない時間帯だったこともあり、満足感から軽い足取りで寮室へと戻り。すっかり暗くなっていた部屋の電気を付けると既に戻っていたらしい相手の姿が視界に入り驚きの声を上げるも、眠いのだろうと再び電気を消すと起こさぬよう配慮しながら二段目のベッドへ続く階段を上り)
(腕で光を完全に遮断したまま浅い眠りついてしまえば相手が戻って来たことに気付かず小さな寝息を立てていて。しかし階段を上る際の軋む音が静かな部屋に大きく響けば反射的に目許を覆っていた手を伸ばし相手の足を鷲掴んで)
わっ…ごめん。起こした?(思わぬ出来事に目を見開き、一瞬少しだけ身体のバランスを崩し掛け。しかしベッド柵を掴んでいたこともあってすぐに持ち直すと足を掴まれた姿勢のまま、「もう帰って来てると思わなくてさ、煩くしてごめん」ともう一度申し訳無さそうに謝罪し)
…いや、煩くねぇから。いきなり悪ィ。(相手の声が耳に届き漸く完全に目覚め状況を理解すれば掴んでいた足を離し、気怠げに上体を起こして目覚め独特の掠れ気味の声で謝罪し。風呂に入っていないことを思い出せばベッドから下り何も言わずに扉へ向かって)
それは別に構わないけど…何かあった?(別段眠いというわけでもなく、自由になった足で下まで下りると部屋の電気をつけ。そのまま何をするでもなく壁に寄りかかり、ボーッとした様子で相手の後ろ姿へと問いかけてみて)
……飯を横取りされた。その所為で次の飯にありつけるのがいつになるか分からねぇ。(部屋の明かりが突如として灯り一瞬目が眩みながらも相手の問い掛けにドアノブに触れようとしていた手を止め一旦下ろし、暫しの沈黙の後にゆっくりと口を開いて)
…飯?(相手の発言の意味を掴むことができず、曖昧な笑みで僅かに首を横に傾け。しかしすぐに何かの比喩と判断すると寄り掛かっていた壁から体を離し、「ないときは俺の分けるしそんな気にすんなって」と元気づけるようにと背後から相手の肩に手を置き)
…最初っから特定の相手を作りゃ悩まずにすむのかもな。(自らに語りかけるように小さな声で呟けば肩に置かれた手を掴み同時に身体を半回転させ相手と対面し、もう片方の手を腰に回しぎゅっと此方へ引き寄せ「その言葉、信じていいのか?」と相手の瞳を見詰めながらどこか真剣な面持ちで問い掛け)
…?うん。だからそんな思い詰めるなって。(想像していた以上の表情を浮かべる相手に驚いて僅かに眉を上げ。しかしすぐに安心させるよう微笑を浮かべながら肯定を示すようゆっくりと一度瞬きして見詰め返し)
…ゆーたんは優しいな。そういうとこ好きだぜ。(此方を見詰める瞳に警戒の色が一切見えなければ相手の善意を蔑ろにしようとしている自分自身に罪悪感が僅かながらに湧き、しかし他に良い案が浮かばなければ相手の耳許に唇を寄せ囁きそのまま首筋に顔を埋め肌に柔く口付け)
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