* Kiss Me ! * 非募

....お前、そういうの慣れてねえだろ？そんなに恥ずかしがってちゃ何も出来ないぜ？...愛してる相手の頬をつんつんしながら口にそっと口付けし、)...いいから黙ってろ、着くまでの楽しみにしとけ(少し早足になり着いたのは雑貨屋で、)

だって相手は大好きな宗介なんだから、照れるに決まってるじゃん馬鹿。....俺も愛してるよ宗介(相手からの言葉に頬染めるもチュッと軽く口付け返し)
...？宗介って結構可愛いお店が好きなの？(雑貨屋に着くと普段の相手からは想像も出来ないためますます不思議に思い)

...馬鹿は余計だ。照れるお前も好きだから俺は良いが...これからのことを考えると慣れておいた方が良い...愛してるじゃ足りねえな(相手の口付けに頬を赤く染めては、)...好きではねえけどな....(雑貨屋に入ると仲良く腕を組んでるカップルをじっと見詰めて、)

ほんと、愛してるじゃ足りないね。宗介も何だかんだすぐ照れるくせに。(赤くなった相手の頬優しく撫でてやり)
ふーん...俺もこういう所はあんまり来ないなあ。(辺りキョロキョロ見回しながらカップルを見ている相手眺めて)

愛してるの上って何がある？.....お前よりは照れてねえ。あと、そんなに見るな。調子が狂う(相手の頬にも手を伸ばしては優しく撫でて、)お前なら弟と一緒に来るかと思った。こういうところは女が多い。あと、カップル...(近くにあったペアストラップに手を伸ばし、)

もっと俺のせいで調子狂っちゃえばいいのにな。(クスクス笑いながら相手ジッと見つめ)
え、ひょっとしてこれ...俺とお揃いでってこと？(相手が持っているストラップを見れば目をキラキラ輝かせ)

...お前、そんな性格だったか？俺と付き合ってから性格変わってねえか？(じっと相手を見詰めては頭にハテナマーク浮かべて、)...ああ。けど、俺達がこれつけてたら変に思われるだろ...(先程のカップルがペアストラップを買っているのを見て躊躇してしまい、)

そうかな？宗介が好き過ぎてこうなっちゃったんだよきっと。(自分でもよく分からず首傾げて)
んー...でも俺達は学校も違うし、そんな周りにも気付かれなさそうだよね。俺は欲しいな、お揃い。(すっかり買う気満々でどれにしようか既に選んでいて)

....人を好きになるとそこまでかわっちまうのか...。今までのお前は....いや、やっぱなんでもねえ(いいかけては片手をあげて、)確かに気付かれねえかもしれねえ。けど、俺達には共通の知り合いがいる。...お前買う気満々だな。俺も欲しい(自分もストラップを見て選ぶも中々決められず、)

ん、なに。今までの俺は何？(相手の言った言葉が気になるのか近寄り問い詰め)
大丈夫、その時は上手く誤魔化すし。まあ俺はバレても全然いいんだけどね？あ、これとかどう？(喋りながらクロスのストラップに手を伸ばし相手に尋ね)

...だから何でもねえって。俺が知ってるお前じゃねえような気がしただけだ。良い意味でな(詰め寄る相手を掌で制して、)
どうやって誤魔化す？...凛にならバレてもいい。クロス？お前、こういうの好きなのか(意外だという顔をしてはこくんと頷き、)

いい意味なら別にいいんだけどさあ。(仕方ないとでもいうように肩竦め微笑み)
凛になら？じゃあ凛に堂々と打ち明けちゃう？んー...まあ特に好きって訳じゃないけど、宗介はあんまり可愛いものとか付けなさそうだから、無難かなって。(ストラップを二つ手に取り満足そうに口元緩めて)

ああ、良い意味だ。....お前は元々積極的だがもっと積極的になっただろ？(猫を撫でるように頭を撫でて、)...凛に聞かれたら答える。それまでは俺らの口からは何も言わねえ。確かにお前のいう通りだ。だが、お前とならつけてもいいと思った(ストラップの一つを掴めば嬉しそうな顔をして、)

んーまあそうかもね。宗介にはもっと正直な俺を見て欲しいからさ。(撫でられると嬉しそうに目細め)
まあ凛は俺とあんまり会う機会無いし当分聞かれないかもね。...ってか、やっぱりそういうとこ可愛いって。(相手の表情見れば安心したように微笑みレジに向かい)

俺は見てる。どんなお前で俺の気持ちは変わらねえ。.....積極的になったお前をもっと好きになった(やっぱ猫だと思いながらじっと見つめ、)
俺は学校で会っちまう。俺とお前が一緒に居るところを見ねえ限り聞かれることねえ。さっきから可愛くねえって...(はあとため息ついては相手の後ろを着いていき、)

宗介も言うことは結構積極的だよね。 俺もそんな宗介が好きだけど(首傾げながらじっと相手見つめ甘えるように擦り寄って)
出たら別に悪い事してる訳じゃないしね？俺はバレてもいいよ。はい、こっち宗介の分ね。(ヘラヘラしながら言えば会計を済ませ片方を相手に渡し)

普段はあんまり言わねえ。好きな奴に対してはこう...いっちまうみてえだ。お前、甘え上手だろ？(相手の仕草にきゅんとなり頬を染めて、)俺も、バレても良いとは思ってる。ただ追求されんのは...な。ああ、...どこにもつけるとこがねえ(ストラップを受け取るもどこにつけようか悩んでいて、)

ん？まあ、甘えるのは結構得意なのかも。あんまり意識した事は無いけど(不思議そうに首傾げ頬染める相手見て)
カバンとかに付けたら？俺もそうするし。(相手のカバン指差し自分もカバンに早速付けようとして)

やっぱりか...甘えてくれた方が俺もやりやすい。これからも甘えてこい(ぐっと相手を引き寄せて、)お前が鞄につけるなら俺もそうする。.....貴澄、お前ともっと一緒にいてえって思った。.....好きだ(鞄につけてはそっと囁いて、)

言われなくてもそのつもりだよ。だから突き放したりしないでね？(引き寄せられるままに相手に凭れ掛かり)
え...なに宗介いきなり。照れるんだけど....(相手の言葉を聞いて照れ臭そうに頬かき)