ぐーる 2015-11-10 01:48:28 |
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うん
(昔、まだ自分があんていくでバイトしていたころに着ていた制服がまだ残っていることに少し驚くも直ぐに嬉しい気持ちが湧き上がり。「お待たせ、トーカちゃん」と制服に着替えてホールに戻ってくると昔のように慣れた手つきでコーヒーを作り始め。すると人間や喰種の客から髪の色のせいで目線を集め
…うん、やっぱりカネキに似合うよ。それ
(昔のヘタレだった頃の相手を思い出しつつ薄く微笑んではコーヒーを作り始める相手に注がれる目線。それに気付いては落ち着かないだろうな、と思いつつも仕事を続け店長に早めに店を締めるように頼まれて。
そうかな…?トーカちゃんも似合ってるよ
(相手の言葉を聞けば自分の制服姿を再び見て。自分ではよくわからないが嬉しかったのか微笑んで。2時間後、何時もより早めに店を閉めると、他のあんていくの皆が集まっている部屋へと行き。「えっと…皆さん、ただいま」と少しぎこちくても頭をさげてそう言って
あっそ…
(恥ずかかったのかフンッとそっぽを向けばスタスタと客の方へ向かい「すいません、もうそろそろ閉店致しますので…」と笑顔の対応をして。ただいまという彼の姿を見ては涙を隠すためか否か興味がないように後ろを向き「おかえりっつってもアタシはまだ認めたわけじゃないから」と言うと部屋から出て自分の家に帰ろうとし
トーカちゃん…うん、僕、頑張るよ
(他の皆からおかえりや祝福される言葉を投げ掛けられるが、相手の言葉に確かにそうだと思えば軽く俯きながら笑い、相手に言って。「あ…えっと…トーカちゃん。こんばん泊めてもらえないかな」昔住んでいたマンションは今は今はもう住めなくなっているだろうと思うと、部屋を出ていこうとする相手に恐る恐る聞いて
はぁっ…!?なんでアタシなんだよ!
(驚いて目を擦り振り返れば「クソニシキとかに泊めて貰えばいいだろ!?」と名前を出した人を指さして。店長になだめられながらも説得されては頭をわしゃっとかいてから「おい、行くぞカネキ」と相手の服を引っ張り家へと足を動かして
わっ!?ト、トーカちゃん!?
(いきなり自分を引っ張っていく相手に驚けば足が追い付かず。足がもつれないようになんとか歩き出して。「ありがとう、トーカちゃん」何だかんだで泊めてくれるんだと思えば相手の後ろ姿を見てお礼を言って、暗い夜空の街中を歩いていき
あの人の頼みが断れないだけだ
(フンッと鼻を鳴らしては夜の街を歩き続けては家につき鍵を開けると「入ったら内鍵閉めて」と言えばソファに座りため息をついて。「服…アヤトのしかないけどいい?」と相手に尋ねて
うん、ありがとう
(相手に続いて中に入れば相手のいう通り内鍵を閉めて。ソファーに座ることなく相手から少し離れたところに立ち。お礼を言えば部屋の中を見渡して。「トーカちゃんの家に来るの久しぶりかな…」と昔来ていたことを懐かしむように言い
あの時はよりこの飯食べてたんだっけ
(と呟いては1人その時のことをおかしく思いくすくす笑うもあの時は相手を彼氏だと勘違いしてたんだということを思い出せば何故だか少し緊張してそわそわしてしまって。「へ、部屋片付けてくるな!ソファ座っといてくれ」とあわてて言えば相手を座らせて急ぎ足で自室へ駆け込み
トーカちゃん一人で大変だったよね
(食べ終わった後に急いでトイレに駆け込んでいた相手の姿を思い出して苦笑いして。「あ、うん…?」いきなりそわそわし始めた相手を見れば不思議に思い、首を少し傾げて返事をすれば部屋に駆け込んでいく相手の後ろ姿を見て
だぁあっ……絶対不審だよなぁあたし
(自分のことに反省しながらもいつの日か帰ってくるだろうと残していた弟の服を取り出しては少し部屋を綺麗にしてから部屋へ戻り「コレ…風呂沸いてるから先に入ってこれば?」と首をかしげて服を渡して
えっ、トーカちゃんが先に入ってきなよ
(自分は泊めてもらっている立場なのに悪いと思えば、服を受けとればありがとうと言い、遠慮するように相手に先に入るように進めて。
わかった、じゃあ…
(遠慮してる相手に何故遠慮する必要があるのだろうかと思うも頷いて風呂場へ向かい。風呂には浸からずシャワーを浴びて、昔のことを思い出していて。「…あんなヘタレだったのに……」と呟けば先程から相手のことばかり気にしている自分に気付いて は頬をペチッと叩いて
………
(相手を風呂に見送ると自分はリビングに戻ってきて。再びリビングの中を見渡すために立ち上がり、部屋の中を歩き出して。一時だけだったが、台所やソファー、トイレなど相手と過ごした空間を懐かしむように見て回って、いつのまにか顔が少し綻んでおり
上がったぞー
(頭からタオルを被り暑いのか服の襟口をパタパタとさせながら出てきて顔をほころばせる相手にたいし「女子の部屋見てニヤニヤすんな。月山じゃあるまいし……」と、遠まわしにあの美食家を変態扱いをして。「2回にあたしの部屋あるから上がったらそこに来て」と言えばそのまま部屋を出ていき自室に行き
あ、ご、ごめんっ
(相手の言葉で相手の方を見れば服の襟口をパタパタさせている相手が目に入り、とっさに謝るとどちらのことで謝っているのか分からない事になり。「あ、うん。分かったよ」部屋を出ていく相手を見送れば着替えを持って風呂場へと行き、数十分後に上がれば着替えて。「トーカちゃん、入るよ…?」首にタオルをかけたまま髪が多少濡れている状態相手に言われた通りノックをすれば部屋に入り
(慌てて謝る相手に何の謝罪だよ、と部屋を出てからクスクス笑い、まだ昔の相手の面影が残っててよかったとあんしんして。数十分後に相手が上がってきては勉強をしていたのでスタンドの光を消して相手の方を見て。「床濡らしてきてたら承知しねぇからな」と目を細めてみては相手の頭を軽く吹いて
だ、大丈夫…だよ
(相手の言葉を聞けばビクッとして濡れてないはずだと思うが、直ぐに後ろを振り返って床が濡れてないか確認して。「………」頭を拭いてくる相手を見ればこちらもお返しという意味で相手の頭を軽く拭き始め
変わってねぇな…そーゆーとこ
(苦笑いを浮かべては自分にビビる相手を見てつい口を緩ませて言ってしまい。こちらも拭かれるとなんとなく親や弟を思い出しなんとも言えない顔をして「…やめろ」と相手の手を振り払い「自分でできるし」といえば再び勉強をしだして
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