運命の王子様(仮) 2015-10-16 16:37:11 |
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…そうしてくれると助かるかも、( 慣れない環境に最悪の状況。その所為か相手の特異性には気が付いていないらしく、救世主が現れたと目を僅かに輝かせながら再び相手を見て。然し後ろめたさも有るらしく「でもさ、迷惑じゃない?」と訊いて )
迷惑なわけないよ…!!寧ろ大歓迎!
(ブンブン顔を横に振り、迷惑じゃないアピールを存分にやり遂げれば興奮し喜々とした面持ちで、チャイム鳴るや否や机を一方的に相手のものへとひっつき合わせ。「担当の先生来ないね。…このまま来なくてもいいけど」と長い前髪の隙間から王子様をガン見)
そ、そっか。君みたいな人が隣で助かった、ありがとね。( 相手の勢いに少々困惑するも悪い人ではないだろうと礼を述べて。とは言え相手の熱い視線が気にならない筈はなく、「先生来なかったらラッキーだよな…って、俺、顔なんか付いてる?」と己の頬をぺたり、触りながら小さく首を傾げて )
此方こそ隣に来てくれてご馳走さ…、あ。間違えた。有難うね…!!
(美貌を拝むあまり、お門違いの返しをしてしまい不自然な訂正をした後、顔触りだす純真行動見てはきゅん、胸踊り始め。「あー、うん。埃ついてるよ?」しれっ、と真顔で嘘を吐き頬に触れるべく手を伸ばしてゆき)
ご馳走様…? ってえっ、埃!? ( 相手の言葉の意図が分からず考えを巡らせているうちに相手の手が伸びてきており。其れに気付くと過度な緊張を感じ、焦り気味に腕で顔を拭って。異変を察されたく無い為、「あ、そうだ、まだ名前聞いてなかった!、」と話題を変え )
触れなかったああああ!!え、あ…名前?谷島ひな。宜しくね。
(顔に指先さえ届かなかったショックから、机に伏せて額擦りつけ。話題転換されたこと奇妙に感じながらも取り敢えず名乗ると、愛想のある笑みだが、野暮ったい眼鏡と前髪で台無しになってしまう悲惨な結果に)
え!?、…っと、谷島さんか。改めて宜しく、( 相手の突然の挙動に目を丸くするが、この数分間の言動からきっと普段からこういう人なのだと認識をし、別段突っ込みはせず。一転して愛らしい笑みを浮かべる相手に安心した様に此方も微笑んで )
その笑顔反則!!…あ、先生きた。折角いいムードだったのに。
(邪気ない微笑みを見ては、今日何度目かになる恋の落雷がハートに直撃。うっ、と言葉詰まらせていると、遅れた教師が教室に入って来て、彼とのおしゃべりタイムは中断。授業が始まってしまえば、ノートに“君のことずぅううっと待ってたよ”とストーカーちっくな書き込みして見せ)
………、( 授業が始れば初っ端から怒号は浴びたくないと口を噤み真っ新なノートを開いて。相手の書き込みもチラリ、控え目に視線をやり頭上に疑問符を浮かべるも、深くは考えずきっと何か可笑しな冗談なのだろうと思い、「どういう意味、それ笑」と相手のメッセージの真下に書き込んで )
(気味悪がられるとばかり思っていたのに、反応も薄いし、そればかりかメッセージ返しまでくれて。気前の良さも王子ポイント加点になり、続けてノートにペンを走らせ、“君はひなの王子様なんだもん…!!”やたら大きなハートマーク書き足してはひとりご満悦な様子)
( 流石に相手の二つ目のメッセージには如何に対応すべきか考えが浮かばず、相手に小さく微笑むもその表情には困惑の色を強く滲ませてしまって。そうこうしている間に授業は進んでおり、焦って板書を取っていると授業の終を知らせるチャイムが鳴って )
(すっかり調子に乗ってしまい、困惑されているなど露知らず、メルヘンモード絶好調のまま授業は終わり。その後の授業は勿論昼食まで彼にベッタリで校内生活を送ると、普段ダルいだけの学校が、今となっては運命的恋の世界へと様変わりしていて/蹴り可)
─時間は流れ、放課後
王子様っ、帰ろう…?
(今か今かと待ち構え、終礼のチャイム鳴れば彼に向かって誘いかけ。仲良くなったと勘違い甚だしく繋がれるとばかり思い込んでいる手を差し出して)
いや…、あのさ、俺王子様なんかじゃないし、…それにさ、手は…恋人と繋ぐもんだよ、( 相手の呼び方に羞恥心を感じ、肩を竦め苦笑を漏らして。続いて目の前に伸びる手に意識を運ぶと徐々に脈拍を上げ、手に変な汗を滲ませては、そそくさとリュックを背負い教室を出て )
え。なななんで…!?君は私の王子様でしょ…??
(手は握られずじまいで虚しく宙に浮いたままぽかんと拍子抜けしてしまい、鞄肩に掛けて急ぎ足で廊下に出れば、「だったら恋人になって下さい…!!」と下校する生徒賑わう中、彼の背中に向かって大胆告白)
っちょ、マジで…!?、あの、さ、取り敢えず他んとこで話そう!! ( 転校初日早々、こんなにも大勢の視線を浴びる事になるとは予測もしない事態。取り敢えずこの場から抜け出そうと相手の腕を掴むと上履の侭校門から飛び出し、人気の無い公園へと走り込んで )
わお…!強引な王子様も素敵!!
(腕掴まれるとそこに熱が集中するの感じつつ謎の歓喜の声上げてついて行き、静かな公園ならキスのシチュエーションか?と脳内妄想の果て、瞼閉じアヒル口にまでして待ち構え)
…っ!!、御免、痛くなかった?、( 無意識の内に相手の腕を掴んでいた事に気付くと、一気に顔を紅潮させ、力加減を間違っていなかっただろうかと初歩的な心配をして。その焦りからか相手が目を瞑っている事に迄気が回っておらず )
(いつまで経っても唇に何の感触も無いし、気配すら感じられないと流石に違和感覚え瞼上げれば「痛くはないけど…チューしないの?」と赤い顔にきょとん、視線向けながら)
ちゅ、チューなんかする訳ないでしょ…!!、まだ今日会ったばっかりなんだしさ、…( 相手の発言に更に顔を紅く染め上げて。気を紛らわす為矢継ぎ早に「 取り敢えずもう帰ろう、…谷島さん家どっち?、」 と問いかけ )
手。…、繋いでくれるなら帰ってもいいよ??
(チューも告白の返事も貰えない、このまま何事もなかったように帰るだけなんて。懲りもせず、また手を差し出し首傾げ「繋いでくれないなら帰らないし、また大声で告白しちゃおっかな…!」とこれまでの反応から重度の照れ屋と推測される彼へ、究極の選択を迫り)
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