、主 2015-10-11 21:35:22 |
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>守沢さん
?嫌いなものは?……あ、ちょっと待って。
(無論全てを理解することはできなくても相手が懸命に様々なものに打ち込んでいることは十分伝わり、時折相槌を打ちながら話を聞くと言葉を詰まらせた相手を不思議そうに見上げて。ちょうどそのタイミングで自室に着けば、襖を引いて中へと入り引き出しから絆創膏を取って、「っていうか、守沢さんにも嫌いなものとかあるんだね。…これでよし、っと」と話を続けながらその手をとって先程負わせてしまった傷口に貼り。)
>加州
う、うぅむ…。本当はヒーローがあんな物に屈するなど…ましてや、好き嫌いなどあってはいけないことなんだろうが…
(続いて部屋に入り相手からの手当を大人しく受けている間、前記のような事をポツリと呟きつつ肩落とし。手当も終わり、己の指に貼られた絆創膏を眺めては「おぉっ、わざわざ悪いな。ありがとう、加州!」と、ゆるりと頬を緩ませ)
>守沢さん
そんなに嫌いなの。食べ物か何か?
(何事にも臆せず挑戦する相手がそこまで嫌うものとは一体何なのだろうかと、少し驚いた調子で尋ねて。屑入れにゴミを捨てた後、「はーい。じゃ、とりあえず案内しがてら守沢さんの寝泊りする部屋を探しに行こっか」と返事をして再び廊下へと出て。こんなにも長い時間特定の誰かと共にいるのは久しぶりで、隠しきれなかった嬉しさが声に滲み。)
>加州
…。ナスがっ…
(言うことに少し躊躇った後大袈裟に悔しがりつつ、俯きがちに前記の様に途中まで述べ。相手の嬉しげな声を聞けば、先程の苦手なものの話など忘れてしまったかのようにパッと顔を上げ「俺の部屋?…そうか、お前とは別の部屋なのだな」と、どうやら同じだと思っていたのか少し残念そうに述べては相手の後に続き)
>守沢さん
そっか、覚えとくね。
(相手の苦手な物が予想に反して可愛らしい物だったことに加え心底悔しそうなその様子に笑いそうになりながらも、相手の面子を立てるために我慢して神妙な面持ちで応じ。思いもよらない一言に慌てた様子で「え…だってほら、守沢さんは俺の主なんだから」と暗に'同室では申し訳ない'という旨を伝えようとして。)
>加州
主だから…遠慮しているのか?。はっはっは!それなら全く遠慮する必要は無いぞ!
(同室なのは、むしろ嬉しいことという考えのため慌てる様子を不思議そうに見つめた後、へらりと笑みを浮かべればそんな事も笑い飛ばしてしまい。突然真剣な表情になれば「はっ!だが俺は寝相が悪いからな…そうなると、やはり別室の方が…」と、口元を押さえ考え込み)
>守沢さん
俺寝相とか気にしないから!だから主と一緒がいい。
(遠慮する必要がないと分かれば相手の気が変わらぬうちに、と若干食い気味に即答して。一日の中でも特に心細くなりがちな夜までも一緒にいられるなどとは夢にも思わず、千載一遇のチャンスを逃すまいと「何かあった時も傍にいればすぐに対応できるし…ね、いいでしょ」と必死に口実を作って懇願し)
>加州
…!おうっ、もちろんだ!。お前も一緒がいいと思ってくれていたのだなぁ…嬉しいぞ!
(断るどころか、勢いよく頼み込んでくるものだからキョトンと驚きの表情を浮かべ。驚きが収まれば次は嬉しさが込み上げ、こぼれるような笑顔を向けては何の前触れもなく相手をギュッと抱き寄せ。そのまま「では…俺の“部屋探し”は抜きにした、屋敷の案内を頼めるか?」と述べ、やっと最後に相手を離し)
>守沢さん
……わ、ちょっと、いきなりはびっくりするじゃん。
(陽の光に似て眩しくも温かい笑顔に一瞬見とれたその隙に、不意打ちのように抱き寄せられれば控えめに抗議の声を上げて。今までにないほど自分の心臓の音がうるさく感じられ、体のどこかが悪いのだろうかという不安からわずかに強ばった表情で「…あ、うん。じゃあよく使う所からね」と返して歩き出して。)
>加州
はっはっは!すまんな!…どうも俺は、思ったことが直ぐ言葉や行動に出てしまうらしい。さっきも何故だか、妙に嬉しくなってしまってな
(先程の事を、いつものあっけらかんとした様子で笑い。歩き出した相手に慌ててついて行くと、頬を掻きながら苦笑こぼし。そのまま歩いている最中、相手の どこかぎこちない表情がどうしても気になってしまい「…加州、どうかしたか?」と、緩く首を傾げ)
>守沢さん
んー…人の体に慣れないだけ。
(相手が嬉しいと笑えば胸の辺りが温かくなり、触れられれば心臓が早鐘を打つという感覚が不思議ではあるものの、手入れしてもらったのだから問題はないのだろう、と判断すれば苦笑混じりに答え。途中通りかかった離れへと続く渡り廊下を指差すと、気を紛らすように「あ、こっちがお風呂ね」と説明して。)
>加州
…。風呂か!広そうだな、入るのが楽しみだ
(普段通りに見える相手だが、やはり心配になってしまい説明されている数秒の間もジッと相手を見つめ。一呼吸置き、相手の示した先へ顔を向け己の腰に手を当てながら楽しげに前記を述べ。次へ向かおうと向きを戻せば「…加州!くれぐれも無理はするんじゃないぞ?」と念を押すように、どうしても言いたかった事を最後に一言だけ告げ)
>守沢さん
……風呂はさすがに一人で入るよね?
(相手が楽しげなのは喜ばしい限りだが、ふと相手の性格を思い出すと沈黙ののちに恐る恐る確認して。先ほどの違和感が嘘のように無くなれば、特別深刻に悩む必要もないだろうと相手の心配をよそに軽い調子で「了解了解」と返事をして、次に案内しようと思っていた厨や広間の方向へと歩き出し)
>加州
む?…一緒に入らないのか?!
(とりあえず大丈夫そうな様子にホッと安堵の表情を浮かべては、己も再び歩き出し。一緒に入るものだとばかり考えていたのか、その確認にキョトンとしては途端に驚きで目を見開き。「同じ風呂に入り共に汗を流すっ…砕けた会話もできて、信頼関係を築くのにはもってこいじゃないか!」なんて、やたら熱く語りつつググッと拳に力を込め)
>守沢さん
主ほんとに羞恥心無いね!?俺さすがにさっき会ったばっかの人と風呂入るのは抵抗あるんだけど。
(人一倍見た目に気を遣っていることもあり、余程親しい刀剣にしか入浴中は見られたくないという気持ちが強く。いくら男同士で気安いとはいえ嫌われたくないからこそより一層その気持ちが強まり、相手のあっけらかんとした態度に驚きつつも腰に手を当て眉を寄せて「一緒にお風呂は諦めて」と譲らず。)
>加州
うぐっ…!。うぅむ…しかたない、とりあえずは諦めるとしよう。風呂だけが全てではないからな!
(一緒に入りたいが無理強いなどはしたくない。また、薄らと相手との壁を感じるがその意見はもっともであり、モヤモヤとした思いが渦巻き身を乗り出すもグッと言葉を飲み込み。そんな葛藤の末しぶしぶ折れては、腕を組み大きく頷き。パッと笑顔を見せれば「まぁ、いつか気が向いたら入ろうな!」と、軽く笑いながら述べ)
>守沢さん
誤解しないでよ、気が向かないっていうより風呂入ってるところを見られたくないんだってば。
(本心を隠そうとする余り言い方が冷たくなってしまい、あらぬ誤解を招いてしまったかもしれないと相手の表情を見て気がつき。手遅れになる前に素直に訂正しようと咄嗟に声を上げると、「…主の前ではちゃんといつでも可愛くしておきたいの」と本当ならば言う予定のなかった心の内を少々気恥ずかしげに明かして。)
>加州
可愛く…。はっはっは!そうか!
(己が思っていたこととは少し違い、思わずキョトンとしては相手の言葉を復唱し。決して壁があるわけではないのだと途端に嬉しくなっては、力が抜けたようにふわりと頬が緩み。相手が恥ずかしげな様子なのにも関わらず、目を伏せ数回頷くと「俺のためにっ…ありがとうな!」と、大袈裟に感動してみせ)
>守沢さん
…べつに俺が勝手にやってることだから。
(先程の言葉が相手に大切に扱われたいという自分本位な動機ゆえのものであったため、相手からの純粋な感謝の言葉に罪の意識が芽生え顔を見ずに付け足して。厨に着くと相手を振り返り、いつになく張り切った様子で「ここが炊事場なんだけど…今晩は何が食べたい?」と相手に意見を求めて。)
>加州
―。っと、食べたいものか…。そうだな、これといった料理は思いつかないが…肉を食べたい気分だ!
(声をかけようと口を開きかけたが、その時ちょうど相手が振り返り。その問を優先させ、口元に手を当て何が良いかと俯きがちに考えこみ。その後すぐに考えついたようで顔を上げ人差し指を立てつつ前記のように希望を伝えるも、ハッと何かに気づいたようで「その、ナスはっ…今日は勘弁して欲しい」と、苦手であるナスの事を気まずそうに述べ)
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