駿河時青 2015-09-26 10:30:44 |
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ん…おぉ。別にそんな慌てなくてもいいって。…それ、良いな。可愛いよ。
(腕時計と相手がやって来るであろう方角を交互に見遣っていると、不意にポケットに入れていた携帯が震え出し。こんな時間から何事だと思いながら表示を見ると、一通のメールが受信されていて。差出人の名前は黒江。その内容を見て彼らしいと苦笑しつつも自分の恋路を応援してくれている心意気が感じられ内心感謝して。そんなことをしていると遠くから相手が駆け寄って来るのが見え、思わず小さく手を振って迎え。それと相手の服装を示しつつ、まだ照れ臭いのかぶっきらぼうに言い)
(/本トピックの返信になります。改めてよろしくお願いします)
あまり時青さんを待たせたくなかったですから。ふふ、ありがとうございます。
(相手の元へ駆け寄りジャージ姿の相手も新鮮味があってまた己の知らない相手が知れたと思いながら己の格好を褒められて若干照れくさそうに微笑みながらお礼を述べて。正直言ってあの時から信じられない。まさか己の恋がこんな簡単にあっさりと実るなんて相手の姿をぼんやりとみながら思っていて)
(/お早い対応&トピ建てに感謝します。こちらこそ今後とも高宮沙織をお願いします。)
別にちょっと待つくらいいいって。…あー。そろそろ行くぞ。
(待たせたくないなんて一言が今は何よりも嬉しくて、思わず綻んだ口元を隠すように手で覆い。相手のはにかんだような微笑みを見れば慣れないキザを気取るのも良いな、なんて思って。しかし相手の視線に耐え切れなくなったのか、がしがしと頭を掻きつつ相手がやって来た方向とは反対の道を指差し、本来の目的であるジョギングを始めようと促して)
…!は、はい。行きましょうか。
(口元を覆う仕草をする相手をきょとんと不思議そうな表情を浮かべて、そして相手に声をかけられてはっと気づいたような表情を一瞬浮かべるもののすぐにいつものように繕いつつ相手が指し示した方向へと体ごと向けると本来の目的であるジョギングのことを思い出して浮かれた気持ちを切り替えるように小さく深呼吸すると仕事のときのように真面目さを伺わせる表情へと変化して)
よし。まずはコースだが、ここをゴールにして途中公園をぐるっと一周して戻って来る感じだ。まぁ、走るスピードはちょっと速い競歩くらいでいいだろ。…じゃ、行くぞ。
(相手の顔付きが変わったことに頷きでもって返すと、軽く手振りも交えてコースの説明を行い。公園と言ってもその面積は広く、ジョギングコースには十分だろうとの判断で。若い相手について行けるのか、今更ながら不安になって来るがそんな弱音は胸内に深く仕舞い込み。コースの説明を終えると相手の方を向き直り、相手の首肯を待って走り出すことにして)
わかりました、じゃあ行きましょうか。
(軽く手振りを交えてコースを説明してくれる相手に理解したといわんばかりに小さく頷いて見せて、走るなんて通常ならば必要時に使う程度でもともと足は遅いほうなので相手についていけるか不安がよぎるが好きな人に情けない姿を見せたくないという恋人特有のプライドで不安を心の隅へと押しやり相手が走り出したら己も走り出そうと待っていて)
あぁ。きつくなったら我慢しないで言えよ。まぁ、歳を考えると俺の方が先にへばりそうだけどな。…学生の頃は野球やっててさ、死ぬほど走り込みとかやったもんだけど、今はもうダメだな。
(相手の準備も出来たらしいことを察すると軽く走り出して。言葉通りその速度は少し速い競歩程度のもの。足を止めることなく傍らにいる相手に視線を遣りながら相手を気遣うように言い。続く言葉は自嘲するかのように眉を下げて笑って。歳のせいだろうか、在りし日を懐かしむように思い出話を展開させ。このペースで走ればもう間もなく公園が見えて来るはず)
はい、時青さんも無理はしないでくださいね。野球部だったんですか、私はいたって普通の帰宅部でした。
(軽く走り出した相手と同じようにこちらも走り出し、言葉通り競歩よりも少し速い程度の速度なのでこのペースなら多少体に鞭をうてば走りきれるだろうと無理はないようにと言ってくれる相手の手前本音を胸の内へとしまいこみ、相手を気遣う発言をしながら相手の過去話に乗っかるように帰宅部だったと正直に己の学生時代を打ち明けて)
俺自身は別に野球なんかこれっぽっちも興味なかったけどな。まぁ、時代なのかもな。あー、塾とか行ってたのか?最近はそういう子の方が多いんだろ?…お、やっぱ定番コースだけあってちらほら走ってる奴がいるな。
(自分を気遣う一言に笑みでもって返し。そんな意識はなかったがアピールのように聞こえただろうかと不安になり苦笑交じりに間違ってもバリバリの野球少年ではなかったと否定して。帰宅部だったという相手の言葉に放課後も塾で忙しいとテレビのインタビューを受ける学生の言葉を思い出し。何度となく相手の横顔を盗み見て疲労の色がないか確認するも、そこはやはり若者だけあって疲れた様子もなく。そうしている間にいよいよメインコースの公園へと足を踏み入れ。そこには既に自分らと同じようなジョギング勢と犬を連れて歩いている人がちらほら居り)
私は別に入りたい部活がなかっただけなんです。いえ、塾に行かずに家の手伝いをしていました。…あ、可愛い。
(バリバリの野球少年ではなくても彼の年代なら野球が流行っていたんだろうと会話のほんの些細なやりとりでも時代が違うと思い知らされる、だが恋愛に年齢は関係ないと誰かが言っていた様に己が相手の傍に居ても不自然じゃないように努力をしようと思い直して、塾の話題が出ればふるふると首を横に振って否定をし、そんなこんなで公園へと足を踏み入れるとちらほらジョギングをしている人や犬をつれている人たちが居て、犬を見て動物好きなのか思わず可愛いと愛らしい表情で言ってしまい)
家の手伝いだって立派なもんだ。親御さんはすごく助かってたと思うぞ。…ん、犬か。お前さん、犬が好きなのか?
(親に反抗ばかりしていて手伝いなんていい歳になるまでやっていなかった自分の少年時代を思い起こせば、相手の行動は感心すべきことで。謙遜する相手に少しでも自信を持って欲しくて言ったものだが、独身の自分が言っても説得力に欠けるだろうかと内心苦笑し。脈絡ない呟きに相手の方を見遣れば、その視線の先にはリードに繋がれた犬がいて。けれど自分は犬を愛でる相手の笑顔に暫し釘付けになってしまい。思わずキザなことを言ってしまいそうになるのを抑え、別の質問を問いかけ)
そう言ってくださると嬉しいです。犬だけじゃなくて動物全般好きなんです、何か飼いたいですけれどうちのアパートはペット禁止で…。
(帰宅部だった己にとってほかにやることは家の手伝いしかなかっただけなのだが立派なことだと褒められて少し照れくさそうなような表情を浮かべていうものの己の視線は散歩している犬に集中しており相手の問いに犬を見たまま動物全般好きだと答えつつペットを飼いたいという述べて)
まぁ、俺も実家で猫飼ってたから動物は好きだぞ。…今度さ、この辺りに猫カフェが出来るらしいんだが…一緒に行かないか?久し振りに猫と戯れたいんだが、男一人じゃそういう店は入りにくくてな。
(動物を好きだと語る相手の意識は犬に向いているようで。そんなところがまた微笑ましく、相手に気付かれないように声を殺して笑い。相手のこんな愛らしい笑顔がもっと見られるなら。そう思った瞬間には猫カフェの話題を振っていて。だが女性を誘うことはこの歳になっても不慣れで続く言葉は歯切れ悪く)
猫も可愛いですよね。猫カフェ、ですか?時青さんが良いのなら一緒に行きましょう。
(小学生のころに肺炎を患い、そのせいか一時的犬アレルギーになったものの今は病気は改善しアレルギーもすっかりなくなったため動物には特に抵抗感がまったくなく好きだと公言できるため猫カフェという相手の言葉に犬から意識は相手のほうに戻り、嬉しそうに笑みを浮かべながらこくこくと何度もうなづいて見せて)
いいに決まってるだろ。一緒に行きたいから誘ったんだからさ。…あー。この辺で丁度半分って感じだな。お前さん、疲れてないか?
(相手の素直さにつられてどんどん迂闊な言葉が出てしまっているような気がして。だが根っからの不器用さが邪魔して素直になれずぶっきらぼうに首肯して。この運動量は普段ならとっくに息切れを起こしているはずなのに今日は不思議と元気で。公園の外周半分くらいの所で改めて相手を気遣うよう声をかけて)
ふふ、それなら今度一緒に行きましょうね。…私は大丈夫です、時青さんこそ疲れていませんか?
(今までのうじうじと迷っていた己とは打って変わって驚くほど素直に言葉が出る、今までは相手の迷惑ではないか嫌いになるのではないかというどんどんマイナスな方へとしか考えられなったというのになんて己の変化に驚きながらも足が遅く運動もあまりしていないので多少無理をしなければいけないなんて思っていたのに思いのほか体は軽く、平気だといわんばかりの表情で逆に相手を気遣うように問いかけて)
あぁ。また都合が良い日が分かったら連絡してくれ。…そりゃ良かった。俺も今のところ大丈夫だ。お前が居てくれるおかげで、気が紛れてあまり疲れてないな。ちょっと腹は減ってきたけどな。お前さんは飯は食ってきたのか?
(相手と自分を繋ぐものが店しかなかった今までとは違い、連絡先を教え合い恋人となった今ではデートのお誘いもスムーズに行えるまでになり。大丈夫と返答する相手に安堵しつつ、同じ質問を投げかけられれば同じように答えてみせ。その後に付け足した一言はちょっとした茶目っ気。起きてから一時間は経過しているし、朝起きてから珈琲意外腹に入れていないから当然かと腕時計を見遣りつつ、それとなしに相手にも問いかけて)
はい、都合が良い日が分かり次第連絡しますね。ふふ、奇遇ですね。私も時青さんと走っているせいか体が軽いんです。勿論ですよ、朝食は一日の元気のもとですから。
(以前は己と相手をつなぐものは相手の店しかなかったが、今では恋人という関係になり連絡先も交換しているためこういうやりとりはスムーズに済むことにこそばゆさを感じて。己の言葉に茶目っ気を含めて答える相手に緩やかな微笑みを口元に浮かべながら相手と同じ状態であることを伝えながらも相手の問いにしっかりと受け答えするが腹が減ったという相手の言葉に引っ掛かり「…もし良ければ軽めの朝食でも作りましょうか?」と少しでも相手の役に立ちたいという思いから朝食を作ると相手に提案して)
そうか。そりゃ良かった。…え、いいのか?お前さんさえ良ければ頼みたいんだが、どうするんだ?
(相手の返答を聞いて初めて自分がいかに恥ずかしいことを口走ったか痛感してはそれとなく視線を相手から外し。それでも相手に無理したふうもないことに関しては安堵していて。なんて中年男性と一緒にすることこそ相手に失礼だったかと内心苦笑し。続く提案には素で驚愕している様子で目を瞬かせながら問いかけ。その気持ちはとても嬉しいのだが、作るといってもどこで調理しようとしているのだろうと小首を傾げて。何なら自分が言い出したことであるし、店を貸しても良いかと考えていて)
良くなかったらそもそも提案していませんよ。場所はお店の厨房をお借りしても良いですか?
(己の発言が今まで言ったことのない台詞だったのか妙な恥ずかしさがじわじわとこみ上げ相手の顔をみていなれないと相手と同じように視線を少し外し。己の提案したことに素で驚いている相手に積極的過ぎたかもと不安がよぎるが続いての相手の言葉に内心ほっと胸をなでおろすとどこでつくるのか?と問われれば己の家はお店の近所にあるとはいえ、いきなり家に招くなんてことは失礼だろうとゴールに設定している相手の店のことを思い出せば厨房を借りてもいいかと問いかけて)
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