遠坂凛 2015-09-22 20:53:22 |
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思ったことしか言っていないがね?
あー…当ててやろうか、何かと嫉妬してしまうのだろう?私は別に君の命令一つで君の言う通りに思うがままに出来るだろうに…今の衛宮士郎はどう思っているか知らんがね
では、私も言い返させてもらおうか…君は未来永劫私のマスターだ。これを、理不尽と言うまいな
長くいて気付いた事がある、君は何かと顔を逸らす事が多いな
(適当にあしらわれると何かと嫌らしく、相手らしくも無いところを見せているというのが、強く逸らした顔について気づいたことを相手に語っていきながら怒りはしないと思うが、やはり会話の一つとして取り入れておこうと思い、相手の様子を伺いながら首をかしげ「そうだ、私が英霊…いや、守護者としての根源で私の不器用さが見て取れるという事だ。あと、何故恥ずかしがる?別れ際に君は私に何を言ったか忘れたか?」となぜ恥ずかしそうにするのかは知らないが、相手が別れ際に何時に経っても自分が救われないだのと発言していたので、ジッと相手を見つめながら語るように説明し「君がいう臨機応変というのを聞きたくてね?離してやっても良いが大人しくしてもらいたい」と足まで動かされると仕方なく手を離してやり相手が大人しくなれば、相手の言う臨機応変を聞きたいと告げ)
まぁ良いわ…ホント、頭の回転が早くて羨ましい限りね。
なっ…!?何言ってんのよアンタ!自惚れてんじゃないわよ!!私はただルヴィアが『シェロが2人…何方も素敵ですわ』とか騒ぎそうなのが、ちょっと嫌だっただけなんだから!
えぇ…そんな事言う訳無いじゃない。それじゃあ、契約続行ね!
はぁ!?べ、別にそんな癖無いわよ!アンタの気のせいじゃない?
(予想外の所で図星を突かれギクリと体を強張らせ。確かに自分には幼い頃から恥ずかしい時や混乱した時に対話相手から目線を逸らす癖があった。だが此処で改めて指摘されると何だか彼に弱味を握られた様な気がしてこの上無く居心地の悪さを感じ、結われたばかりの髪を揺らして冷や汗混じりにそれを否定し。「お、覚えてるわよ…でも、その……それはアンタにもう二度と会えないと思ったから」相手の語るそれは、恐らく第5次聖杯戦争時に自分が彼との別れ際に言った言葉について。あの時は無我夢中で告げた事を今になって持ち出されるとは思っていなかったのか、少し俯きベッドのシーツを握り締めては言い難そうに言い訳染みた言葉を零し「フンッ…意味なんて言葉通りよ。物や人によって違った対応策を瞬時に判断して行使する、私の良い所なんだから褒めなさい」落ち着きを取り戻し、足や手を一旦下げれば少々ドヤ顔でそう答え)
ふむ、君は賢いほうだと思うが?
…遠坂凛、一応聞くが私と衛宮士郎のどこが似ている?明らかに違うだろう、圧倒的に
あぁ、契約は続行だ
気のせいか…では、私や君の知り合いに聞いて回ろうか、如何に私の気が確かなのを
(もし自分の言うことが気のせいならば、問題があるなら解決するに限るかと考え暇な時でいいので、衛宮士郎やセイバーに自分の言葉が間違っているのかとうか聞いてやろうじゃないかと、からかうかのように呟いてみてはこれ以上相手をからかえば拗ねてしまうため、これ以上のことはしないようにして「まぁ、君の言葉は正直言えば現在の私を変えてくれる一言だったからね。あの後は自分も含め救える方法を模索した…が、また君に呼び出されてしまった…これはまた何か後悔の無い言葉をもらえるに違いないと考えた…ありがとう」と二度と会えない本来はそうなのかもしれないが訳あってまた相手に呼ばれ、こうして過ごせている今は充分幸せもあり、聖杯戦争が終わって相手と別れたあと相手の言葉を糧に自分を含め救える物を探すことが出来たと、優しく頭を撫でてやりながら感謝の言葉を口にして「褒める…勝負に対してはどんなに汚い手でも臨機応変に対応するって言うのか…まぁ、良い所だと思う」と思い返すと相手の物事で勝負に対して、はどんなに汚い手でもちゃんと対応はしていたので、褒めるところかと思い小さく頷いて)
そうかしら?…もしかして褒めてる?
確かに外見的にはアンタと衛宮君は似てないけど…何ていうか、雰囲気が似てると思うのよ。アンタが素直に笑った顔とかそっくりじゃないかしら?
ど、どうして其処までする必要があるのよ!?私が違うって言ってるんだからそれで終わりで良いでしょう!?
(完結するかに思えた問題を自分の周囲の人間に聞いて回ると言う彼の言葉に大きく目を見開き、狼狽した様子で彼の服を縋るように掴んでは此処で話を終えるべきだと訴えかけ。「アーチャー…アンタ、何朝から泣かせる様な事言ってんのよ。」突然頭に感じた温もりと、いつも皮肉ばかりを自分に向ける彼からは想像もつかない優しい言葉に、思わず視界が潤み。しかしこんな早朝から、そして後程出掛ける日に限って泣くわけにもいかず、素早く手で目尻に溜まった涙を拭っては「ありがとうだなんてアンタらしくないじゃない…私の台詞取ってんじゃないわよ!」いつもの勝気で明るい笑顔を見せ「ふふ、もっと褒めても良いんだからね!」余程相手に褒められたのが嬉しかったのか、両腰に手を当て得意気に胸を張り)
褒めたつもりだが…?大体、君の策略のお陰でバーサーカーを少しだがまともに戦えた気もするしな
素直に…な、兄弟でも誤魔化せるんじゃないかとは考えられると思う
ほぅ、君が言うならそう言う事にしておいてやろう…何れ自覚する時がある
(確に聞き回ったら相手の癖が丸分かりっていうこともあり、自分の知り合いと言えば2人位だし以前の記憶等は以前話した通り、あまり覚えていないので思い出すことが出来たなら、早めに記憶を元に戻しておきたいと考えているようで「ふっ、すまないね。私の出してきた話題が悪かったよ、君しか知らない事だからかお礼は言っておきたかった…それだけだ」と相手が素直にお礼を言うとは思えないが自分が話題を作り、そして相手を泣かせたのが大きい為否定はせず、薄く笑みを浮かべながら軽く相手に謝罪して「じゃあ、褒めるとしたら…作戦だったとは言えキャスターを追い詰めるのは素晴らしいと思う…八極拳は大体、肘を主に使うだけあって重い攻撃だからね」と調子に乗り出したところで相手の褒めるべきところは所々あり、印象的だったのはキャスター戦だったらしく、八極拳について語っていき)
ふふ、柄にも無い事言うから判断に困っちゃったわ。
あぁ、確かそうだったわね…どういたしまして!
その場合だとアンタがお兄ちゃんで、衛宮君が弟か…兄弟喧嘩の絶えない兄弟だって思われそうね。
はぁ?自覚ってアンタ……無い事をどうやって自覚しろって言うのよ?
(無い事になっている癖を自覚する時など永久に来ない。そう自分に対して言い聞かせる事も兼ねて、彼の影響からか少し皮肉染みた言葉を言ってみては嘲笑するかのような笑みを浮かべて。「謝るんなら最初から言うんじゃないわよバカ…!__でも、それならコレは私とアンタだけの秘密ね。」後々になって考えれば皮肉が混じっていない物としては珍しいであろう相手の謝罪をそう一蹴して、その頭を軽く叩けば、まるで悪戯を考え付いた子供の様にはにかみ「えぇ、女にしては中々やるでしょう?元代行者の綺礼直伝の物だから威力はあって当然よ」当然と言いつつもどこか自信のある様子でファイティングポーズを取って見せ)
まぁ、遠距離を活かした攻撃に対しても君は把握しているからね
あー、確かにな…勘違いさせた方が君がいう面倒な事にならなそうだが
ない事にしているだけじゃないのか?何にせよ…人に言われる方が良かったか
(相手もいつからか自分のような皮肉を言って来るようになってきたなと思うものの、相手の癖が無かった事にされるというのは自分としては良くないことだと考えてしまい、どうせなら自分が相手の癖を引き出して自分から言ってやればよかったかと呟いてみては小さく溜息をついて「…そうなるな、君だけが知っていることだから二人だけの秘密になるだろう」と子供のような表情を見るなりして、相手しか知らない自分の別れ際は秘密にもなるし誰かに話しても、理解や納得の行く内容でもないから相手がマスターで良かったのかもしれないと、後々考えてしまって「あれで肉体強化の魔術…となれば綺礼以上の威力を引き出すことが出来る…流石遠坂…御三家に入る娘だな」と八極拳は教えてもらったからにしろ、相手は肉体強化の魔術も組み合わせているのだから、威力は綺礼を越していると見たようで)
ふふん、当然よ!私は遠坂の当主だもの!
念入りな打ち合わせが必要でしょうね。
あ、でもそれなら世間体的には私とアンタが結婚したら衛宮君が私の義弟になって…私と衛宮君が結婚したら、アンタが義兄になるって事よね?
そんな訳無いでしょう。さっきも言った通り、私が無いって言ってるんだから無いの!人が何と言おうと、ぜーったい無いんだから!!
(いくら違うと言っても再三三度話を蒸し返される事に業を煮やし、これが最後だと言わんばかりに声を張り上げてビシッと指を相手に向けて否定し「ふふ…ならこの事は、これからずっと私とアンタだけの秘密よ?約束!」令呪のそれともまた異なる彼との繋がりがあった事を素直に嬉しく思い、ふわりと微笑んで約束をしようと切り出しては、小指を立てた片手を相手に差し出し。「でも…''威力だけ''ならね。総合的なステータスで見たら、綺礼の方が私の何倍も強いと思うわ。癪だけど…あくまでアイツは私の師だから。」遠坂の名を掲げて褒められた事は嬉しかった物の、自分の戦闘能力を冷静に分析しては、それも威力だけに過ぎないと語り「全く…小さい頃から何度組み敷かれた事か。」と今よりもさらに体格差のあった当時を思い出してか、ブルりと身震いをし)
当主か若過ぎるとは思うが…それは仕方ないな
そうはなるが…とにかく衛宮士郎と結婚はどうかと思うがね?私も人のことは言えないが
そういうのは…言い張れば言い張るほど疑われるものだぞ遠坂凛
(これで言わせておけとかそういうのを言えば疑われる心配もなかったはずが、声を貼るまで言われたら疑いたくなくても疑ってしまうだろうと、軽くアトバイスするように話してみては小さく首をかしげ「あぁ、約束しよう…この話は他言しないし…することはないと思うが君との約束だ」と約束でも有り得る小指の立て方に、ふっと笑みを浮かべながら小指を立てて絡めるように繋いでみると、他言ができない約束するにも丁度いいと思い「総合とはいえ…仕組まれた事には変わりはないからね。綺礼がいない以上君が超える番だろう」と綺礼の八極拳は相手の言う通り総合的に見たら上だと思うが、弟子は師を超えるとも言うので活気を付けるならと提案するかのように首をかしげ)
あら何よ、私じゃ不満?ルート分岐後のイギリスでの私の方がアンタは好き?
ん?でも、よくよく考えたらコレって戸籍上は全く同じ事になるのよね…大差有るかしら。って、何~?もしかしてアンタ嫉妬??
だ、か、らッ!違うったらちが……あ、れ…?ちょっ…え、…?
(今度こそコレで本当に最後__!話に決着を付けようと自分にそう言い聞かせ、十数分前同様勢い良くベッドの上に立ち上がろうとするも『朝食を取っていない』『動き易い服を着ていない』『声を張り上げる』の三要素が重なった瞬間瞬く間に貧血が起き、グラりと視界が揺らいだかと思えばそのまま体は床へと傾き。「嘘ついたら承知しないんだからね!本当に針千本飲ますわよ?」絡めていない方の手でビシッと相手を指して念を押せば、小首を傾げておどけてみせて「えぇ、勿論よ。絶対に越えてみせるんだから!」彼の案は自分自身も前々から考えていた野望の1つで、そう宣言しては相手の腹を「えいっ!」と言う威力皆無のパンチを冗談混じりにぽふりとしてみて)
どうかな、どちらも君だから何とも言えない気はするが
嫉妬…?君も人の事が言えないんじゃないか?それとも、嫉妬していた方が良かったか?
おっと、凛…朝食でも取ろう。朝から騒がせたのは申し訳ないからね、今日は一日寝かせたスープを含め謝罪させてもらおう
(思えば相手は朝食を取ってないし、何より朝から耳にくる程に騒いでしまってるので、貧血気味になってしまったのだろう倒れそうになる相手の体を受け止めると、この原因を作ったのは紛れもなく自分だし何か謝罪をしてやりたいので、今日の朝食ではスープを含め豪華にしてしまったからそれで許してくれとお願いし「その針を見ない限りは飲ますことは出来ないと思うが…私は約束は守るほうだから安心したまえ」と約束をするために言うことが定番のある針千本飲ますという発言には、苦笑いしつつ自分は約束を破る真似はしないからと告げれば、小さく首をかしげ「君ならやれるだろう…何せ努力家だろう」と腹に当たる相手の拳にはやる気というか、相手の意思が受け取れるので相手みたいな努力派は超えるのも早いだろうと感じ)
でも色々と成長してるわよ?髪も下ろしてるし…。
わ、私は別にそんな事ないわよ!!
…別にしていようといまいとどっちだって構わないわ。ただ、もししているのなら…その、…それだけ大事に想われてるって事でちょっと…ほんのちょっとだけ嬉しいだけで…。
え、えぇ!そうね…!ちゃ、ちゃんとデザートも有るんでしょうね?
(頭から床に激突するかと思い反射的にギュッと目を瞑るも数秒経っても一向に痛みを感じず、恐る恐る瞳を開けば至近距離に相手の顔。普段戦闘中に抱えられる等近くに居る事は多かった物の、こうした日常生活の中では中々近くに居た事が無かった為、驚愕で目を見開いたかと思えば動揺で顔を真っ赤にしてワナワナと震え。然し彼の心配の声でハッと我に返り慌てて返事をし「確かにそれもそうね…針千本、一体総額幾らになるのかしら…」用意できなければ元も子もないという言葉を真に受ければ、針千本揃えた場合の費用を想像し金穴故に眉間に皺を寄せて「やってみせるわよ。だからアンタが証人としてずっと見てなさいよね!」自分の努力を誰よりも近くで見ていて欲しい__。そんな事を思ってはくしゃりと微笑んで)
あぁ…成長はしてるが怒りやすいのは変わらない気はするが気のせいだろうか
…なるほど、凛…言わせてもらうと私は衛宮士郎よりも君のことを知っているし長く過ごしているからね…嫉妬というのならしているのではないか…っと考えて欲しい
…?デザートなら勿論あるが…、買い出しに行かないと今回のは少し代用してしまったから満足いくかどうかは分からない
(戦闘時や高いところからの移動の際はこの距離感が頻繁と言うよりも、この距離は今の相手のような感じにはなるわけもなく不思議そうに相手を眺めながらも、デザートについては勿論あるけど材料が少なかったからか、相手の満足のいくものが作れているかは分からないと答えれば、小さく首をかしげ「…凛、本気で揃えるつもりなら無料で針千本は出来る人物が此処にいるだろう?」と本気で針千本の金額を考えてしまうとは、どこまで本気にしてるんだと思い溜息をつきながら自分の魔術さえあれば針千本というわけでもないが、投影は出来るだろうと告げては相手の頭に手を置いて「勿論…見ているよ。君のサーヴァントとしてではなく見守る者として」と近くで見届けると言うのは自分は相手が歳をとってしまっても、令呪が亡くならない限りずっと居続けられるので、見守る者として相手の隣にいると告げ)
なっ!?そんなのアンタの気のせいに決まってるじゃないッ!!
それって…自分自身に嫉妬してるって事___?
プッ…ははっ、私達は特殊なケースだから何だか変な気分にはなるけど、やっぱり素直に嬉しい物ね。ありがとう、アーチャー!
じゃ、じゃあ今日は折角ヴェルデに行くんだからそこで買い足しましょう?代用品も良いけど、いつもみたいに拘って作って貰った方が食べる側としては嬉しいわ。
(外敵から逃げる獣が如く俊敏に相手から離れてもう数十秒は経過した筈なのに、一向に顔の火照りが収まらず、それを悟られまいとパタパタと片手の平で顔を扇ぎ「なるほど!その発想は無かったわ!!」ポンッと手を叩いて相手の考えに目を輝かせれば「Unlimited needle worksね!」此方も良い事を思い付いたと言わんばかりの笑顔で相手の固有結界名を捩って「……!…衛宮君____?」以前の様に前髪が下りた訳でもなければ特別口調が変わった訳でも無いのに、相手の瞳と己の頭の上から感じる温もりは、かつて正義の味方に憧れた少年を思い起こさせ、思わずきょとんとした顔で彼の名前を口走ってしまい。)
いや、それもあるがルヴィアに対しては特にそうだ。天敵を見るかのようなあの態度は衛宮士郎も大変だろう…なにせ目の前で争うかと思えば護身術と来たものだ
…馬鹿にされているのかは知らないが思っても見れば自分自身に嫉妬と言うのはあまりに酷いな
今回ばかりは仕方ないだろう…ヴェルデは品揃えと言っても私が引く程の良さだからね、作る側も拘って選べるから
(もう相手の服の色と見ても熱があるとも言いたいくらいの相手の顔の赤さに、自分は何もしたつもりもなければ相手を受け止めること以外何もしてないと思うので、不思議そうに相手を眺めながらもヴェルデが気に入ってるのか品揃えの豊富さを熱く語るようにして「あー、君の考えは約束を破った私にわざわざ固有結界を発動させて無限にある剣を飲ませようってことだろう…だが、生憎そんなことで固有結界を使うわけにも行かないからね投影だけにしておくよ」と固有結界を使うのは主に戦闘時だけど、サーヴァントによっては自爆行為とも言える宝具だから、約束を破ったから固有結界を使うのは行けない気がして、せめて投影だけにしてくれと告げ「…確に私は衛宮士郎でもあるが今はアーチャーとして呼んで欲しいものだ。真名をいうなんておかしいことを言うものだ」と相手がまさか真名でもあって此処にいる衛宮士郎の名を口にするとは思いもせず、クスリと笑いながら気がどうかしたかと言いたげに)
そ、それはルヴィアが一々私や衛宮君にちょっかい出して来るから仕方無くよ…ふーん、経験者は語るって感じかしら?
ごめんなさい本当に可笑しくって…ッ。でも嫉妬してくれた事に意味があるんだから、あんまり気にしちゃダメよ?これからも沢山嫉妬して頂戴!
…アンタってもう完全に主夫よね。嫁…いや、婿の貰い手が沢山居そうで羨ましいわ。
(やけに能弁にヴェルデの品揃えに付いて語り始めた相手はもう主婦ならぬ主夫その物で、呆れた様な冷めた目で正直な感想を述べるも、言った後から嫁婿云々の失言をした事を後悔し、口元をはたりと押さえ「それもそうね。アンタが嘘吐く度に死んだら、いくら私でも召喚が間に合わないわ」勘弁して欲しいと言わんばかりの彼の表情に、"嘘の度に消失されては確かに此方としても困る"とクスクスと眉を下げ、苦笑混じりに同意し頷き「そ、そうよね!ごめんなさいアーチャー…私どうかしてるわ…。」微笑んでいるとはいえ怪訝そうな様子の相手。『わ、私一体何言ってるの!?絶対過去と未来を割り切れない面倒臭い奴だと思われたわよね…?』と頭の中は混乱し羞恥ではなく本気で動揺した様子で、相手の視線から逃れる為にベッドから降りようとし)
語ると言うよりは目の前で見せられたら恐れ入るというものだ、喧嘩を超えてると思うがね
…何を言ってるかさっぱりだが程々にしておくよ、何が起きるかわからない
ふむ、婿として貰われるというのはどうなのだろう…実際私はサーヴァントだから君が貰いに行く側のはずだが
(自分が婿として貰われるというのは流石にないし、無理であろうとサーヴァントであるからして相手はそのマスター自分はボディーガードとかしか務まっていないのだから、相手が誰かを婿として連れ込まないといけないのではないかと問くけてみて「と言うよりは…君の魔力が尽きそうだ…サーヴァント召喚するにも大変だからね」と例え遠坂の当主でもサーヴァントを召喚するにも、相当な魔力も居るだろうから、相手が先に魔力切れになりそうだと呟いてみると首をかしげ「まぁ、君がどの名で呼ぼうが抵抗はしないし従おう…だが、衛宮士郎を思い出すくらいだ…相当聖杯戦争が凄かったというものだ」と真名を言われても抵抗はないが、今ここにいる衛宮士郎を頭に触れたそれだけで思い出してしまうのだから、相当意識はしてるのだろうと面倒臭いとは考えてないようで)
そう?魔術師の喧嘩なんてあんな物じゃないかしら?
えー…何よ。…もっと嫉妬しなさいよ。
そ、そんな事分かってるわよ…遠坂の血を私で途絶えさせる訳にはいかないわ。
(魔術師の一族に置いて最も重要な事は後世にその血を残す事であり、自分も何れその為に婿を取らなくてはならない。それは幼い頃から十分理解しているつもりだったが、何故か相手にその事を指摘されると胸がモヤモヤし自然と声が小さくなってしまい「えぇ、それで私まで死んだら元も子もないわ」だから今此処に居る彼をもっと大事にしよう__。そう己の心の中で堅く誓い「壮絶、って言葉でしか言い表せないでしょうね…失った物も大きい。でも私達はあの馬鹿王の手から世界を救ったわ」ベッドから降りてはクローゼットへと歩み寄り、いつもの赤い服を出しつつ、先の聖杯戦争の死闘を思い出しては静かな口調で語り)
それは君だけだと思う、私からしたら恐れ多いよ
嫉妬したとして…君に何が得られるのか…良く分からないな
遠坂というのもそうだが…もう聖杯戦争なんて考えず自分や将来の為にと考えたらどうかね
(別に魔術師の御三家である遠坂を受け継がせる為にというのも必要なことだろうけど、大切なのは自分や将来の為に婿を取るという事を考えてみたらどうだと相手に提案してみると、自分が言えた口ではないと思うが相手の声色では、そうも思えてくるようで「あぁ、私も何度も死ぬわけにも生きないからね…今いられる瞬間を大切にしたい」と相手のおかげで存在できている今、死ぬわけにも生きないからこの瞬間を大切にしたいと、頷きながら呟き「世界を救う…確に…思えば、聖杯は破壊されたのだろうか…もし破壊されてるのなら戦いなんてなくなってるはずだ」と聖杯は確かセイバーの宝具で壊されたかと考えているから、戦う必要性ってあるのだろうかと相手に問いかけると小さく首をかしげ)
あら、英霊のアンタにそう言って貰えるなんて光栄ね。
…得る物が有るって言うよりかは、単純に嬉しいのよ。
そんな事私の一存で決められる事じゃないわ。例え冬木の聖杯戦争が終結したとしても、魔術師としての遠坂の血を途絶えさせて理由にはならないもの。
(血族を重視される魔術師の世界に居る限りは聖杯を降霊させた御三家としての遠坂ではなく、代を重ねた魔術師としての遠坂を守る必要が有る__己の独断で先代達の想いを無碍にする事は出来ないと、自分自身に対しても言い聞かせる様に答え「当たり前よ。先に居なくなったら許さないんだから!座にまでだって文句言いに行ってやるわ」彼が先に逝く様な事があれば、自分は英霊の座まで追いかけて行く何て、己を良く知る人々が聞けば本気と取られかねない冗談を零し「…確かに不自然かもしれないけれど、こればっかりは考えたら負けよ。特に冬木の街に異常は見られないし、深く考えなくても大丈夫じゃないかしら?」内扉に備え付けられた鏡を見て前髪を弄っては、相手の方へ振り返り)
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