募集中! 2015-09-04 01:56:01 |
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…………
(着にくかったが、いきなり着やすくなったのに気がつけばチラッと相手の方を見て自分から目線をそらして少し俯いている相手が目に入れば、手を止めてしばらく相手を見つめて。「碧…なんで顔そらしてるの?もしかして…興奮した?」とニヤニヤした顔で相手に尋ねれば、前がはだけた状態で相手の視線の先に回り込んで
なっ!?
や、ちょっ、んなわけ……
(いきなり目の前に、前がはだけたままの相手の姿が現れては、相手の服から手を離し顔を凄い勢いで背ければ、そのまま距離を取るようにどんどん後退りしていき本棚に背が当たればその振動で上から本が数冊落ちてきて)
ぅわ!?……いっつ……
何してんの…?碧?
(顔を勢いよく背けた相手を見れば、やぱり興奮したのかと思い、ニヤニヤしながら後ずさっていく相手を追い詰めていくように相手についていき。「碧!?…いつつ」上から本が落ちてきたのを見れば、急いで相手に近づき、かばおうとするがいくつか防げず、相手にあててしまい
な……!?
(本が落ちてこなくなり目を開ければ目の前には自分に覆い被さるようにして本棚に手をついている相手の姿が。驚いた表情で相手の顔を見つめるも、ハッと我に帰れば、守る立場の自分が護衛対象者に身を呈して守られてしまったと気付けば相手の手首を掴んで)
おい、なにやってんだよ怪我人が。悪化でもしたらどうする!
新たに怪我人が出なくてよかったじゃん…?
(怒っている表情でこちらを見ている相手を見れば、何をそんなに怒っているのか分からず、相手に怪我がないことを見れば首をかしげながら言い。「それに、俺にも怪我はないんだし…」自分は大丈夫であることを言えば何怒ってるんだという顔で相手を見て
あのなぁ、俺が重傷を負うことがあっても、お前が擦り傷ひとつ作ることは許されないんだよ。
(思わず声を荒げてしまったことを悪く思いながらも、自分が言っている事を全く理解していないような様子の相手に、ふんぞり返って守られている今までの護衛対象者を少しは見習って欲しいと溜め息を吐けば、相手に言い聞かすように、ボディーガードの研修時から耳にタコができるほど聞いている大原則を伝えた後)
頼むから、これ以上心配させないでくれよ。
嫌だ
(心配させないでくれと言う相手の言葉を聞けば、相手を少し睨んだ顔で嫌だと即答し、相手に掴まれていた手を振り払えば立ち上がって相手から離れ。「だから、嫌いなんだ」と小さな声でボソッと言えば自分で寝間着のボタンを止め、ベッドに入れば布団を頭から被り
え……、柳?
(「嫌だ」と睨まれてしまえば、予想だにしない反応に固まってしまい、そのまま離れていく相手を呆然と眺めるも、小さく呟かれた「嫌い」という言葉をしっかりと聞き取れば、胸にチクッと引っ掛かりを感じながらも、布団に潜る相手の横にしゃがめば、何かそんなに怒らせるようなことを言ってしまったかと不安になりながら名前を読んでみて)
…………
(自分のすぐ近くから声がしたのに気がつけば、相手はしゃがんでいるのだろうと思い、布団を被ったまま腕を伸ばして相手の顔の目の前で止めると、相手の額にデコピンをして。「碧のバカ」と一言言えば腕を引っ込めて再び亀のようにじっと潜り続け
いてっ、……?
(腕が伸びてきて、「なんだろう?」何て思っていれば、額に受けた痛みに「ああ、デコピンか。懐かしいな」なんて悠長な事を考えながらも、なぜ相手が拗ねてしまったのかわからない様子で。暫く横にいるも、全く出てくる気配のない相手に、諦めたように立ち上がり声をかけ、部屋を後にしようと歩みを進め)
おやすみ、柳
…………
(相手の言葉に返答もせず、相手が部屋から出ていく音を聞けばチラッと布団から顔だして周りを見て居ないことを確認して。「はぁ………」かるく溜め息を付けば体を横に向けてそのまま目をつぶり、眠りはじめて。「ふぁ………」次の日、いつもより2時間早く起きれば、物音を立てないように歩き、部屋を出れば周りを確認して相手が居ないことを確認して
はい、はい、……すみません。
もちろんです。
(相手の部屋から自室に戻った途端、ポケットの携帯が震え、着信は上司からで。急いで出れば、柳の父親から聞いたのかはたまた他の情報網からなのか、クライアントの会社に乗り込み警備員を大勢伸して回った上にクライアントに直談判するという諸行に注意を受ければ、最後に「いつもそつなくこなすお前らしくない」などと言われてしまい、「そりゃ、こんなに感情移入した対象者は初めてだからな」と言えるわけもなくただ苦笑し。最後に「とにかく次はないぞ。傷ひとつつけるな」と厳しく言われれば、しっかと返答し。疲れたのかその日はぐっすりと眠りにつき、相手が2時間も早くに起きていることに気が付かず)
……………
(朝食もとらず、学校の制服に着替えれば外へと飛び出て。真っ直ぐ学校に行くわけもなく、街中を一人でぶらぶら歩きだして。「俺の自由にさせてくれないし、どこ行くのにもついてくるし、あげくには心配させないでくれ…って…俺は縛られることが嫌いだってのに…」と一人でぶつぶつ文句を言いながら街中を歩いていると見慣れた顔の人を見つけ。その人が真っ直ぐ此方に歩いきて、顔がはっきりと見えるところまで来ると、それはクラスメイトの櫻井さんで。「櫻井さん…久しぶり。元気だった…?」と何時もと変わらない口調で声をかけて
櫻井
……、元気だけど、アンタ馬鹿?
(早朝、学校に行く前に日課である繁華街の組織の支部に向かっていたところ、後ろから声をかけてきたのは標的である相手。確か自分は敵として認識されていた筈だと相手の危機感の全くない行動に驚けば言葉を続けて)
アンタ、もしかして自殺願望でも?
え、………
(朝起きて身支度を調え、相手が起きる時間よりも一時間も早い筈だが、何だ胸騒ぎが
して相手の部屋を覗いてみればもぬけの殻で。焦りから一瞬固まるも、「襲われたのか、それとも…」と思考を巡らせ、部屋が荒れてないことと昨日の一件から、相手が自主的に逃げ出したのだと分かれば、悔しそうな表情をして屋敷を飛び出し)
くそっ、何で気がつかなかった!!
自殺願望なんてないよ。ただ、櫻井さんを見つけたから
(自殺願望でもあるのかと思われているのか、そんな言葉を聞けばニコニコしながらないと言い。「それに、櫻井さんはクラスメイトだし…?」といまだに敵という認識がないのかいつもの調子で気の抜けたことを言えば再び歩きだして
櫻井
ふーん、まあ好都合だけどね。
(誘拐を命じられている人物が目の前に現れたんだから丁度いいとばかりに相手の手首を掴めばそのまま引っ張って組織の支部まで連れていこうとし)
あー、ダメだよ。今日は学校に行かなきゃ…碧も怒ってるだろうし…
(手首を掴まれればそのままどこかに歩き出した相手を見て。自分のボディーガードである碧を置いてきており、チラッと時計を見れば今頃自分が部屋にいないことはバレてるだろうと思えば、碧の怒った顔が頭に浮かび。「櫻井さんも行こう」と言えば、逆にこちらが手首を掴み、相手とは逆の方向に歩きだして
櫻井
は?え、ちょ……
(誘拐されかかっている相手の口から「学校へ行こう」という言葉が聞こえれば、一瞬ポカンとしてしまうも、引っ張られる手首に驚きながら、今回の任務の前に相手の事を調べあげた資料を見たがその内容とはかけ離れた発言や行動のため、聞かずにはいられず)
……ボディーガードが怒ってるとか、学校に行かなきゃとか、アンタって縛られるのが嫌いで他人と群れずに一人で行動するのを好むタイプじゃなかったの?
あー…まぁ…ね。でも、やっぱり碧が心配するしさ…俺のことを思って心配してるんだろうし…
(あんまり心配するのもどうなのだろうと思いながら相手に聞かれたことを少し迷いながらではあるが、そう答えて。手首を離すことなく学校に向かって歩いているとふと立ち止まり、振り返り。「あ、でも、学校に行くのは、学校に碧が一番最初に探しに来ると思うからだよ。発信器とか全部置いてきたし…。それに、群れるの今でも嫌いだよ。」と群れるのは嫌いだの部分は自信満々な顔で言って。「碧は怒ると怖いんだ…」と学校に向かう理由をボソッとつけたし
櫻井
なんか……、仲いいんだな、アンタら。
(相手の口から色々と言葉は飛び出てくるも、その端々からボディーガードとの絆のようなものを感じればそう言って、今回は諦めたのか手を引かれるまま相手と共に学校へと向かえば、丁度登校時間の為クラスメイトもちらほらと姿が見える校門に差し掛かればクラスメイトの女子生徒に見つかり、まるで手を繋いで登校してるかの様子の自分たちに対し、何やら友人間でコソコソ話をしており)
……やっと見つけた。
(相手の予想通り学校の敷地内を探して回り、昇降口にたどり着いた時点でクラスメイトに話し掛けられ、「今日は菊池くんと別々に来たんだねー、珍しい。菊池くんが付き合い始めたの知ってたの?」などと聞けば嫌な予感がして校門へ走りだし、上記を呟くも、隣の人物が目に入れば、相手の手首を掴んで二人を引き剥がし自分が間に入って櫻井と対峙し、櫻井を睨み付け)
……暫く大人しいと思ったら。一体コイツに何を吹き込んだわけ?
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