主 2015-08-30 22:06:01 |
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…裁縫セット?
(何かいけない選択でもしただろうか、溜息を吐く相手の反応に若干の不安を感じながら箱が開かれるのを待ち。開かれた箱を覗き込むと、これまた自分にとっては縁のない家庭用道具で、見るからにそれだろうと感じながらも拍子抜けした声で問い)
なんでこんなところに?(不思議そうに古い裁縫箱を眺めているものの、開けたり持ち上げてみることはせず。なにやら気まずげにちらりと相手の反応を伺い見る
と、りあえず。仕舞っておくか。(布の入った箱ごと引き寄せて蓋を閉めようとして
ちなみにそっちには何が入ってたの?
(見る限りごく普通の裁縫道具であり、中身に関しては関心を示さず、興味は小さな箱へと移っておりそれを指差しながら尋ね)
ん?こっちはー(どちらにすると聞いたものの、本人も中身を知らないらしく。大きさからしても大したものは入っていないだろうと推測しつつぱかりと箱を開けてみて
…なんだ、薬か。(どうやら薬箱だったらしく、大小様々に包装もカラフルな薬が詰められている。しかし当然ながら使用期限は切れているようで、使えるものはなさそうに見える。
うーん…何で日常で使いそうなものがこんなところにしまわれてるんだろう?
(裁縫箱、薬箱と一見何の変哲もないように感じるが、それらが何故こんな場所にあるのか素朴な疑問を抱き)
もっともな疑問だな。(こくりと頷いて箱を元に戻すと、ほとんど何もしていないにもかかわらず休憩とばかりにその辺に座り込ん(?)で。ひょいと相手を見上げる。
なぁ、もしも、自分のどうしてもやりたいことがあったらお前はどうする?(突然、少し首を傾げながら、相手の疑問にも箱の中身にも全く関係の無い話をはじめる
…?やりたいことがあったら、やれば良いじゃん。
(相手の質問の意図するところが全く掴めず、しかし自分にとっては考えるまでもなく答えのすぐに出るような問いに少し困惑気味に返答し)
なら更に質問。どうしてもやりたいことをした結果、自分の存在すら危うくなるとしたら?それでもやるのか?(あっさりと答えてみせる相手をあくまで真剣な眼差しで捉えながら、質問を重ねて
それってどういう意味?さっきから瑠衣ちゃん何言ってるの?
(簡単だった質問はある一つの条件が増えただけでより難解なものとなり、たまらず質問に答えるでもなく早々にその意図を探ろうとし)
聞いてみたくなっただけだ、ちょっと意地の悪い質問だったな。(両手をひらりと上げてからかったことを詫びるかのように笑って。ふわりと浮き上がると、次の箱を開けるべく別の箱タワーへと移っていき
時々俺の理解に及ばないことを言うよなぁ、これだから文学少女ってのは…。
(結局お茶を濁される形で終わってしまい、肩を竦めてぶつくさ言いながらついていき)
さーてさて、次は何が出るかなっと。(ガタガタと不安定に揺れる箱たちを器用に操りながら、中身のありそうなダンボールや木箱をより分けていく
…?なんか通っ…うわぁぁ!?(突然、屋敷中に響き渡るほどの悲鳴を上げると唯一ここにいる人間の後ろに隠れて
うわぁぁっ!何!?
(静寂から一変して館内に突然の叫び声が響き渡れば、自分もつられて叫び声を上げながら反射的に防御の姿勢をとり)
ね…ねずみが…(さっきまで漁っていた箱タワーの方を恐る恐るといった様子で指さしながら、相変わらず人の後ろに隠れており。
あいつら齧るから嫌なんだよ…(ふるりと無い体を震わせて、恐怖と嫌悪の入り交じった表情で向こう側をひたすらに凝視している。
ネズミ…?なんだ、お化けでも出たのかと思ったじゃないか。
(相手の恐怖の対象を知り安堵と呆れの入り混じった溜息を吐き)
しかし瑠衣ちゃん、「きゃーっ!」とかじゃなくて「うわーっ!」て叫ぶんだね、何というか…。
(先程の勇ましい叫び声を思い出せば何やら物言いたげな瞳で相手を見るも、皆までは言わず)
…お化けがお化け怖がってどうするんだよ(取り付くような姿勢になっていた背後からようやく出てきてもそりと呟く。
逆に私がキャーキャー言ってたら気持ち悪いだろ。(物言いたげな様子を察知するも、じとりとした視線で見上げるだけで
気持ち悪いなんてことは無いけど…。
(確かに少しギャップを感じるかもしれないがそれはそれで良いかもしれないなどと思案しつつ)
でも齧るったってどこぞのロボットみたいに物理的に齧られるわけじゃないから別に良いんじゃないの?
(アニメか漫画のネズミが嫌いなキャラクターを引き合いに出しながら)
え?齧られるだろ、手とか足とか。(逆に訝しげな顔で至極当然のように言ってのけて、手や足をひょこひょこ動かしてみせる
って…そんな訳ないな。(はたと動きを止めると、さっきとまるで真逆の事を言って首を振る。それからそっと箱タワーの方へ浮いていき、ねずみがいないかどうかを確かめている
ふむ…。あ、瑠衣ちゃん足元にねずみが!
(恐る恐るといった相手の様子を見ていると良からぬことを企んで。自分も箱の方を見に行く振りをして相手に近付くと、突然少し大袈裟に声を上げながら相手の足元を指差して)
っいやあぁぁぁぁ!!!(相手の言葉が耳に届くやいなや、足元を確認する事もせずに、ねずみを耳から殺すような悲鳴を上げて逃げ去っていく。あまりに慌てたからか、紙切れを一枚落としてゆき
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