ふりーたー 2015-08-25 14:27:28 |
通報 |
募集は大学生。フリーターと同い年で。
置きレス式。こっちは1週間空くとかざらだけど飽きないでくれると有難い。
ロル150字〜。
参加希望者はプロフとロルテ(場面はお任せ)の提出を。背後会話は敬語とか馴れ合いとかうざいんでキャラ口調で。
別れ話をどっちが切り出すか決めてからの展開は細かい言動までは指定しないで自由にやって、最終的に仲直りできればいいかなと。
こっちのプロフは以下。
名前 : 日野士朗 (ひのしろう)
年齢 : 21歳
職業 : コンビニバイト
容姿 : 愛想の無い重い二重まぶたに割としっかり通った鼻筋。瞳の色は日に透かすと僅かに焦げ茶に見える程度の深い黒。さりげなく整えられた眉はきりりとしている訳では無く弧を描いている。唇は薄くもなく。唇のそばにほくろがひとつ。燻んだグレーに近い色にまで染め上げて傷んだ髪はぞんざいにうなじや耳を覆う長さで、ツイストの名残りでまとまらない。前髪も長め。たてがみのごとく。左右の耳たぶに空いたピアスホールは塞ぎ気味。身長は178cmで、余分な肉はついていないものの別段細いこともない。おしゃれに疎い訳では無いがルーズなティーシャツ、トレーナーや緩いジーンズにスタジャンが多め。ハイカットスニーカーを愛用。
性格 : 飄々と我が道を行くタイプ。無闇に愛想を振りまいたり他人の顔色を窺うことをしない分、無愛想で素っ気なく思われる事が多い。近しい人間には好き嫌いが多く我儘に見える事も有るよう。秘密主義という程では無いが自分の事を話すのが嫌い。嘘を吐くのが上手い。ダウナー系で面倒臭い事が嫌い。決めた事はきちんと有言実行したい潔癖でもある。好きな人と両思いでも、合わない部分があったり面倒臭い事があると付き合わなくても良いと思ってしまう。
備考 : 昔からの爪を噛む癖の所為で深爪。最近は治まりつつあるらしい。喫煙者。ラッキー愛飲。こんな髪色でも雇ってくれるコンビニは派手な店員が多いことで有名。北海道の方言がちょいちょい出る。特技(?)は麻雀。
>3 匿名さん
自分の理想を押し付けても楽しくなさそうだし、希望は特に無いと言っておく。萎え要素だけ伝えておくと、おれと似てるところがあっても良いけどあんまし同じ系統なのはヤだ。あと受け攻め意識しないで喰い合いから、受け受けしいのとかショタっぽい雰囲気の奴も合わねーな。厨二病ときゃんきゃん煩い奴も御免。
上に書いたようなキャラを作るって人も少なそうだし。自由にやってくれたほうが嬉しいよ。
名前 : 朝比奈 廉 ( あさひな れん )
年齢 : 21歳
職業 : 大学生
容姿 : はっきりとした大きな二重瞼の目。色素の薄い瞳。整える程度の形の良い太めの眉。パーツは悪くないものの特に目立つ訳でもない至って普通の顔立ち。髪は暗めの茶髪ショート。前髪は目に掛からない程度の長さで、毛先はワックスで遊ばせているが癖っ毛で朝の支度には時間が掛かる。身体に穴を開けるのが怖いとピアスの穴は開けていない。身長180cmで食べても太らない体質ゆえ痩せ型。服装はシャツやTシャツ、タイトなパンツ等シンプルでキレイ目な格好を好み、至って今ドキの大学生。スニーカーを集めるのが好きで玄関には自身の靴が詰め込まれている。
性格 : 温和で人当たりの良い好青年。面倒見がよくオカン気質。流されやすく、八方美人な面もあるが気疲れする事もしばしば。しかし本人はこれが一番生きやすい生き方だと思っている。心を開いている相手にはお節介を焼いたり怒ったり我が儘を言ったりと素の自分を見せる。意外と頑固な面もあり、こうと決めたら押し通す。恋愛面では嫌われるのを恐れ自分の思いや我が儘を口に出す事は少ない。その反面、独占欲が強く嫉妬深いが相手に伝える事なく一人で抱え込みストレスを抱える。
備考 : 都内の大学に通う大学三年生。将来の夢がある訳ではなく、何となく就職出来ればいいかなと思っている。タバコ、ギャンブルには一切手を付けない。恋人には禁煙を勧めるが効果はない。お酒がとても弱く、たまに飲めば一杯で真っ赤になり泥酔してしまう。恋人にはよく行くコンビニで出会った。
ロルテ : ただいま。
(日付が変わる頃、二人で住む部屋のドアを出来るだけ静かに閉めれば一人呟く様に帰宅を知らせる言葉を落とし。サークルの飲み会ですっかり遅くなってしまったが執拗に酒を飲ませようとする先輩を何とか交わし笑顔と相槌を欠かさず今夜も何事も無く終えられた。疲れた。こんな時は恋人に話を聞いてもらいたい、大変だったなと頭を撫でてもらいたい。そんな事を思えば一人嘲笑し靴を脱ぎ中へと足を進めて。部屋は電気が消えており真っ暗、ベッドへと目を向ければ既に就寝している恋人の姿が目に入り。机の上に鞄を置けば寝ている相手の側へと近付きベッドへ腰掛け相手の寝顔を見つめ。今日は休みだったのか、知らなかった。そんな些細な会話も少なくなる程お互いの距離は開いているようで微かに走る胸の痛みに顔を歪めると小さく溜息を吐きソファーへと身体を沈め目を閉じて。)
なんかすげー好きな雰囲気だったんでプロフ書いてみたがお前の思い浮かべる恋人じゃなかったら遠慮無く切ってほしい。俺はいつも中ロルだから長ロルは初挑戦なんだ。だからやっぱり至らぬ所が見つかるかもしれない。もし相手してくれるんなら、俺頑張るしよろしくして欲しいな。
.
>6
こんな俺得トピ誰も来てくれないかと思ったから嬉しい、是非相手お願い。あ、もしこっちのロルとか合わなかったらそっちから辞退してくれていいから。それからこっちのロルの長さに合わせたりしなくて大丈夫だから心配しないで。あんま短いのは御免だけど。プロフに書ききれなかった設定の後出しとか大歓迎。つい流れ(?)で俺がベッドに寝さして貰ってる方でごめん……。こんな俺だけどどうかよろしく。
あとは別れ話。どっちから話そうか? もし希望とか提案があれば言って。
そいじゃロルテに返すね、
……は、( 未だに、目が覚めて隣に誰もいないことにどきりとする事がある。広くなったベッドなのにいつも端に寄って身体を丸めて、空いた横のスペースにぼんやり目を凝らしているのだ。慣れた方が良いのだろうか。何回目かも分からない嫌な目覚め。明け方の空気。鼻の奥が痛むくらい吸い込んで、一気に吐く。アラームよりも早く起きてしまって、枕元のスマホから充電器のコードを抜いてあと一時間ほどで鳴る予定のアラームを止める。寝室を出るとソファの上で窮屈そうに恋人が蹲っていて、肌蹴た毛布を直してやる。昨晩彼が帰って来てベッドに腰掛けて自分を見ていたのは眠っている振りをしていたから知っているけど、何を考えていたのか、この頃は想像出来ないほどに彼が分からない。朝からのシフトで、家を出るにはまだ随分早いけど寝直す気も家で時間を潰す気も起きなくて。何処か寄り道しよう、そう決めて慎重にベランダへ出る。一度振り返って彼が目を覚ましていないのを確認し、煙草に火をつけて。柵に凭れ、うねりながら登る紫煙が空の色と似ているのをじっと見つめ、肺いっぱいに不健康な煙を深く吸い込み )
有難う。じゃお相手つとめさせて頂くよ。俺お前のロル好きなんだ。勉強になる。此方こそ駄目な所とか遠慮無く指摘してな。じゃよろしく。
別れ話は是非お前からして貰いたい。あと、この同棲している部屋は元はどちらかが住んでいた部屋に一方が転がり込んできたという設定だろうか。それとも二人で借りに行ったのか。それ次第で話の進め方変わるかな、って思って。まあ俺はどちらでも構わないし、何かお前の考える展開があれば教えてほしい。
(パチリと目を開ければ辺りは既に明るくなっており朝だと感じて。綺麗に掛かった毛布を見れば恋人が直してくれたのだと理解し僅かにホッとしたような感情が湧き上がり。ゆっくりと身体を起こせば豪快な欠伸を一つ。やはりソファーで寝ると身体が痛むと大きく伸びをして風呂へと立ち。_暫くして濡れたままの髪をタオルで拭きながらリビングへと戻ると窓の外、ベランダから立ち昇る煙が目に入ってきて。寝室へと目線を向け抜け殻になったベッドを見ればぼんやりとした頭でもベランダにいるのは彼だと理解し。幾らか気まずさもあるのだがこのままじゃいけないと決心したようにベランダの扉を開け己も外へ出て。「おはよ。やっぱ朝は冷える様になってきたな。」まだ日中は暑さが残るとはいえこの時間は肌寒さを感じる。風呂上りの自分には特に寒さを感じた様で濡れた髪を拭いていたタオルを肩へと掛け腕を摩り、作った様な明るさで声をかければ、「寒くねーの?」何時からいたのであろう相手に顔を向けて。)
了解。俺からね。
あー、全然考えてなかった。俺がひとりで住むならワンルーム借りるだろうから俺の部屋じゃないな。付き合って、互いの部屋を行き来するようになってでも駅(大学)に近いとかそんな理由できみの部屋に居ることが多くなって、俺の荷物とかも増えた頃に俺が自分ちの更新しなかった、って、じゃあここに居れば、みたいな、どう? で、付き合い始めて2年半〜3年、同棲し始めて1年くらい、かな。家賃は勿論折半。
( 気がつくと指先の煙草からは幾らも吸わずにただただ灰が伸びていて、手を持ち上げると音も立てずに白と黒が混じった粉のようにほろりと落ちる。傍らに置いてある欠けた陶器の灰皿に無駄にした煙草を押し付け、二本目に火をつけて吐き出す。路地を不貞腐れた顔の猫が歩いているのを見つめる。遠くの自動車の音やこれから様々なガスに汚染されていく予感の空気、朝は好きだ。安っぽい幸せを肺に溜めて、上を向くと忘れていた背後の気配が急に戻ってくる。 )
……寒いなら出て来なきゃいいべや、
( 引き戸の開く音、シャンプーの匂い、恋人の声。突然現実に引き戻されたようで、少し驚く。起きたのも風呂を使ったのも、気がつかなかった。今更気を遣っているのか、彼の態度に嫌気がさして、まだほんの少し未練の残る煙草を灰皿に捨てて部屋へ戻る。「俺もう行くから」それだけ言い残して。と言っても未だスウェットに寝起きのままの顔。真っ直ぐ入った洗面所で素早く顔を洗って髪を整え、寝室に戻れば洋服を選ぶのは簡単。ポケットに必要最低限のもの、煙草スマホ財布キーケース、を詰めて、玄関でヘルメットを引っ掛ける。お気に入りのスニーカーに足を入れれば恋人が居るのを無視するみたいにきちんと玄関の鍵を掛けて。 )
分かった。また質問あったら聞くから、追加の展開や設定あったら教えてほしい。
…悪い。
(肌に感じる気温よりも冷たく感じる相手の言葉に咄嗟に引き攣った笑顔を作り、吸いかけの煙草を捨て部屋へと戻っていく背中に謝罪の言葉を投げかけて。相手から出る言葉に小さく返事をすればソファへと腰を落とし出掛ける支度をする音をぼんやりと聞いていて。今日は朝から仕事なのだろうか、それともただ出て行ってしまうだけなのだろうか、悪い方向に考えてしまう思考にこめかみを押さえて。玄関で音がすればハッと顔を上げ急いで相手の元に向かうも無情にも玄関の扉は音を立てて閉められ鍵を掛ける音がして。「いってらっしゃい。」相手の耳には届かない見送りの言葉を零せば額に手を当て大きく溜息を吐く。正直、息が詰まる。いつからこんな風になってしまったのだろう。もう元には戻れないのだろうか。気を張っていた力が抜け脱力感に襲われて。今日は大学をサボってしまおうか、しかしこの部屋に一人で居るのも辛い。重い身体に鞭を打ちのろのろと支度を始めて。このままの状態を続けるのは精神的に参ってしまう、今日は真っ直ぐ帰って相手ときちんと話をしよう。そう決心すれば支度を済ませ玄関へ向かい先程締められた鍵を開けて扉を開き再び鍵を掛け大学へと向かって)
お疲れっす、
( 昼過ぎ、シフトを終えて裏に停めた原付に乗る前に表の灰皿のそばで煙草に火をつけ、入れ替わりで出勤してくる店員や同じく上がりの店員と軽い挨拶を交わす。ぱたぱたと数人辞めてしまって、その所為でヘルプで入っている朝からのシフト。いつもの深夜シフトと違い、忙しさに身を委ねていればいつの間にか時間が過ぎていた。早く学校が終わったのか、笑い合いながら自転車を停めて店に入る二人組の女子高校生を横目で見遣り、煙草の火を消す。欠伸をしながら裏手に回り、ヘルメットを被ってバイクに跨りエンジンを掛ける。これからどうしようか。パチンコでもして時間を潰そうか。取り敢えず、と通りへ滑り出し最近流行りの軽の後ろを走りながら思い直す。今日みたいな日はたぶん当たらない。読みさしの小説が数冊あるのを思い出す。左折を、二回。家の方向へ向き直り、十分程走れば家に着く。バイクを停めて猫背で階段を上がり、 部屋の鍵を開けるのに何故か手間取りメットを被ったままの耳元から跳ね出る毛束を弾くように避けて。 )
ごめん、今日は用事があるんだ。
(夕方、最後の講義が終われば食事や遊びの誘いをしてくる友人達に申し訳なさそうな笑みを浮かべ全ての申し出を断って。実際、今日は急いで帰ると朝から決めていた為一日中上の空だった。緊張で胃が気持ち悪い、教室を出た所で顔を歪め小さく溜息を吐き。帰らなきゃ、話し合わなくてはならない。自分で決めた事なのに家へと向かう足取りは重く。少し寄り道しようかな、と街中を歩きながら思う。そんな中ふと目に入ったケーキ屋の前で足を止め、今まで喧嘩した日はここのケーキを買って帰ってたな、なんてそう遠くない過去の思い出に浸り。甘いの嫌いなんだけど、そんな会話も愛おしかった。望みは薄いけど賭けてみるか、軽い気持ちでケーキ屋へ入ればショーケースに並ぶ綺麗なケーキに目移りするも注文する物は既に決まっており。店員さんに小さく御礼を言い苺のショートケーキが入った箱をぶら下げ家迄の道を歩く。今までの喧嘩と今回のが一緒だとは思ってはいない。ただ、何かに縋りたかった。ぼんやりと物思いにふけっていればあっという間に自宅へと着いていて。キリリと痛む胃を気にしつつもゆっくりと鍵穴に鍵を差し込みゆっくりと回し扉を開け、「ただいま」と帰ってきているであろう相手へと帰宅を告げて。)
( ベッド裏に積まれた本や雑誌は殆ど自分の物だ。危ういバランスを保って低くも聳えているそれを倒さないよう一冊ずつ除けて目当ての小説を探す。確か買ってすぐ読み始めたのだが時間が無かったか何かでほんの最初の方だけしか読めずに閉じてそのままになっていたはず。淡々とした文体のハードボイルド風の小説、の姉妹編。比較的短いセンテンスが多く、重い内容とは裏腹にすらすらと読み易く引き込まれてしまう。暫く、コーヒーを淹れようと思っていたのを忘れてベッドを背凭れにして床に座り込んでいた。物語も終盤に差し掛かるところ。かちゃりと鍵の開く音と重たい扉が開かれる音を合図に、固まった腕や首を伸ばす。 )
早いな、
( 自分と違い人望の厚い彼だから今日も帰りが遅いと思っていた。声を張るのは嫌いで、寝室から、かろうじて聞こえるくらいの声量で一言だけ返す。ここまで読み進めてしまった小説を閉じるのは難しく、今度はベッドに寝転がり、先ほど折り目を付けたページからまた読み始めて。 )
うん、ケーキ買ってきたんだ。一緒に食べない?いや、食べよう。士朗。
(寝室から聞こえてくる小さな返事。何と言ったかまでは聞き取れなかったが返してくれただけでも今は嬉しい。リビングへと入り机の上に買ってきたケーキの箱を置き。寝室へと顔を出し最初は疑問系で、しかし断られるのを見越したのか彼にしては強めに強調する様に誘いを。恋人の名前を久しく呼んだ気がする。返事を待つ間、緊張からか嫌な汗が背中を伝って。しかし相手の注意は小説へと向けられている、これは暫く動かないな。と今迄の経験から推測すれば小さく溜息を吐き無意識の内に入っていた肩の力を抜き「お茶、入れとくね。」と言い残せばキッチンへと戻りお湯を沸かそうとやかんを火にかけて。)
無断でずっと返信してなくて申し訳ない、
ちょっと立て込んでて、まだもう少し、余裕がなさそう……。もし待っててくれてるんなら一言くれたら嬉しいな。時間が出来たらちゃんと返すから。ごめんなあ。
正直俺と相性合わなかったのかなって思ってたから返信きて嬉しいよ。俺はちゃんと待ってるから安心して。ゆっくりでいいからさ、無理だけはしないように。
すっかり遅くなっちゃってごめん。またこんなふうに暫く空けたりとかあるかもしれんけど、まったり付き合ってくれな。
……ごめん、ちょい待って。
( 顔を覗かせた彼の方を一瞥するでもなく、視線は活字を追うのを止めない。それでも彼が己の名前を呼んだその空気の振動が、ピリリと痛くて重い気がする。恐らくもう5分やそこらで読み終わってしまう、物語のクライマックス。ケーキだなんて、いつも甘いもので誤魔化したがる彼の。彼なりの気遣いと修復方法だけど、そもそも今って喧嘩してないんじゃない。彼の所為にするにはわがまますぎるけれど、脳みそが余計な思考を始めるから、もうすぐ読み終わって大好きな達成感と解放感と後味を手に入れることが出来るのに、集中できない。中途半端な句点、その先はもう知らない。たっぷり吸い込んだ後のため息と共に本を閉じ、心なし怠い身体を起こしてリビングへと足を進め。 )
俺も遅くなる事あるだろうし、気にしないで。最初に士朗言ってたもんな。ゆっくり、長く付き合えたら嬉しいよ。
早かったな。珈琲と紅茶、どっちがいい。
(静かな気配に目を向ければ意外そうに眉を上げ。沸騰の合図に火を消し慣れた手つきで戸棚の中から珈琲と紅茶のパックを探しつつ相手に問い掛け。久々になる相手との会話、先程から心臓は煩く、しかし平然を装い手際よく先程買ったケーキを皿に移せばリビングのテーブルに二つ置いて。「今日も講義疲れたな。士朗は、バイト朝からって珍しいんじゃない?」先程から気不味い空気に耐えきれなくなったのかキッチンへと戻りながらヘラヘラと得意の笑顔を浮かべ一人口を動かして。何時から沈黙が辛くなったのだろう、一緒に居るだけで心地良かったあの空気はどこに行ったのだろう。そんな事を思えば再び胸が締め付けられ僅かに笑顔を引き攣らせ )
紅茶飲めない。珈琲砂糖無し牛乳たっぷり。
( 紅茶が苦手なの、知らないのか。偏食気味なのは重々自覚してるけど、そろそろ大方覚えてくれているのだと思っていた、ひとりよがり。寝起きみたいな低いトーンで、珈琲は道民さながらのイントネーションで、そう答えながら横切り、ソファに腰を下ろす。暫く彼の寝床になっていた所為で、なんだか生温い彼の匂いがする。目の前に置かれたケーキから漂う甘ったるい匂いと混ざって、鼻腔の奥がくすぐったいような気がして鼻を擦り、台所から話を振ってくる彼を仰ぎ見る。愛想笑いだって、それくらい分かるよ。内心でそう呟いては、「もうちょいしたらシフト戻るけどね」と燻んでいるのに透き通りそうなほど頼りない色味の、捩れて重力に逆らう毛先を押さえつけるように手のひらで撫でながら答えて、ひとつ大きな欠伸。)
トピック検索 |