逆転した花街

一花さん

おい、入るぞ。
(身なりを整えた後すぐに部屋に向かい、相手の有無を言わさず入れば相手に近付き突然キスをしようとして

ちょ、ちょ、え、何いきなりですか…！？
(突然キスしようとする相手に思考が追い付かず口だけでそう言って)

一花さん

タダで花魁と一夜を過ごすなんて都合が良すぎねぇか？キスでおめぇが見たことのねぇ大金を払わずに済むんだ、安いと思わねえか？
(動揺している相手にキスはせず顎をくいっと上げニヤリと笑いながら聞き

そう言われると確かに…、うん
(この状況だがあまり取り乱さずにうんうんと頷いて)

一花さん

ならキスしていいよな？
(頷く相手に顔をずずっと近付けて聞き

…あの、普通逆なのではないでしょうか
(口を塞がれる前に聞けることは聞いておこうと思い)

一花さん

……逆か。面白い、ならおめぇが俺にキスしろよ。
(今まで自分からキスをしていたので逆という展開に薄く笑って

…えっ、言っておくけど、私これ初めてなんだよ？
(流石に顔赤らめればそう言って)

一花さん

初めてで花街にきたのかっ！
(相手が初めてということに驚き、「はぁ……おめぇ餓鬼過ぎるだろ。なら初キスは勉強と思え、キスはこうするんだよ。」と軽く唇を合わせるだけのキスをし

悪かっ……
(悪かったね、と言おうとするもそれは叶わずにキスをされればさらに顔赤くして)

一花さん

ご馳走様、あぁまだまだキスの勉強は沢山ある。ギブアップは無しだからな。
(顔を真っ赤にする相手を見てニヤリと笑って言い、「そういえばおめぇ名前なんて言うんだ？俺は雅、雅花魁だ」と名前を聞き

…久遠一花
(口に手を当てながらぼそっと呟いて)

一花さん

ほぉ……一花か、よろしくな。
(と手を差し出し握手を求めて

…雅、よろしくね
(安心したように相手の手を握って)

一花さん

あぁ、よろしくなっ
(握った手を此方に引き寄せて抱き締めて

うわっ…！
(嬉しそうでもなくいやそうでもない微妙な表情浮かべて相手を見つめ)

一花さん

可愛くねぇ表情だな。……ン……ちゅ。
(ムスッとした表情になるがニヤリと笑みを浮かべ触れるだけのキスをし最後にリップ音を残し


(/寝落ちすみませんでした

んっ…！
(リップ音を聞けばキスをされて照れているのにもっと顔赤くして目尻下げ)

(/気にしないでください！)

一花さん

りんごみてぇだな……どれだけ真っ赤になるか試してみるか……ンッ
(さらに真っ赤になる相手にペロリと相手の唇を舐めてまたキスをし


(/ありがとうございます！

りんごじゃないし‥‥、んぅ‥…っ
(慣れないことを立て続けにされれば少し息が上がってきてしまい)

(/いえいえっ)