匿名さん 2015-08-15 11:36:46 |
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え…あ、…うん。だい、じょうぶ。
(何かと目を引く存在である相手にぶつかった自分に手を差し伸べるものはなく、遠巻きに見ている生徒たちからは哀れみの眼差しが向けられているだろうことは薄々理解でき。自力で立ち上がろうとしたところで差し出された大きな手と素直な謝罪の言葉に、思わずぽかんとした間抜けな表情を晒して。しかしはっと我に返ると恐る恐るその手をとって立ち上がり。)ごめんね、前見てなくて。…ありがとう。(腰のあたりについた砂埃を手で払い申し訳なさそうに眉を下げて弱く笑んでは、自分にも非はあるため詫びて。)
いや……(謝罪をする姿に緩く頭を振ると否定をして見せたが、周りが自分たちに視線を向けていることに気づくと離した手をポケットに突っ込んで素っ気ない素振りを見せて)ったく、危ねぇよ。歩くときは前見て歩きやがれ。
佐久間:吉野!スミマセン(教室を出るとクラスメイトであり友人でもある人物が学校一の不良に絡まれている姿を見て、訳が分からないものの慌てて名前を呼ぶと不良に頭を下げてから相手の手を引いてその場から離れようとし)
(勝手にサブキャラを出してすみません、吉野くんのクラスメイトで本人は友人だと思ってい男子キャラです)
うん、そうする。…けど、君も道の真ん中でスマホいじるのは危ないから――…
(自分を引っ張り起こした力強く温かい感触が残った手をしげしげと見つめているも、もっともらしい忠告には顔を上げ素直に頷いてまた小さく謝罪も付け足し。言葉をつづけようとしたところで自分の名前を呼ぶクラスメイトの声と、相手から引き離すような力に体勢が崩れそうになるも寸前で踏みとどまり。)
え、っちょ、…佐久間…?
(見た目は厳ついものの噂とは少し違った印象を持ち始めていた相手と、時々授業や他愛もないことを話しているだけのクラスメイトとを驚いたように目を見開きながら交互に見て。慌ててこの場に留まろうとするも手を引く力に抗えず、困ったような表情を浮かべながらも引きずられるようにして駐輪場のほうに連れられていき。)
(サプライズ、嬉しいです。ここからどう話が動くのか楽しみです…!
こちらもまた場を見て、サブキャラなどを投下していきますね。)
(自分に何か物を言いたげだった相手も他のクラスメイトに連行されるように連れて行かれるのを見ては肩を竦めて、再度進路方向に身体を戻すと一気に好奇の目がざっと離れていき、それを気づかぬ振りをしては足先を校舎玄関へと向け)ったく…どいつもこいつも。
佐久間:(駐輪場まで友人を連れてくると後ろを見て、追いかけられていないことが分かれば手を離して僅かに乱れた息を整えるように肩を上下させ)はー、危なかったぁ。気をつけないとダメだよ、あんな不良に目をつけられたらどうするのさ(自分としては友人を救ったつもりでいるのか、少し威張るように胸を張ると顔を覗くように軽く腰を曲げて屈み)
(はい、喜んでもらえてよかったです。まだ、二人で話を続けるのは難しいときもあると思うので、周りも動かしつつ楽しくやれればと思います。宜しくお願いします)
…そう、だね。ありがとう。
(相手の印象は校内の誰もが知っている噂が全てなのだろう、問題児として名高く一目置かれた存在である彼を庇い相手の言葉を否定するつもりもなく、自分を助けようと引き離した厚意を無下にすることもできず、曖昧な笑顔を浮かべて。)
あの人も怒ってないみたいだし、心配することはないよ。
(これ以上相手の親切に甘える気はなく、いち早く帰宅してバイトに向かいたいという意思が強く。僅かに一歩後退し、別れを告げるタイミングを見計らい。)
(そうですね、周りの力をどんどん借りていきましょう!
それではまた、どろんしておきます。)
佐久間:それならいいんだけどさ…なんかあったら、言いいなよ?(友人の感謝の言葉に満足げに絵美を浮かべたが、やはり気になる部分はあるらしく、少し心配げな声をかけたが時計を気にすると慌てた様子で片手を上げ、その場を後にし)あ、部活の時間だ。じゃ、気をつけて帰れよー。
(下駄箱で靴を履き替えると昇降口を出て、ふと駐輪場の方で先程の二人がやりとりしているのを横目に見つけてしまい、なんとなくバツが悪いのを感じては視線を合わせないように再度スマホを操作して、校門へと歩き出して)
(了解です。)
ああ。ありがとう。
(自分が言えた口ではないが相手も相変わらずの世話焼きのようで、困ったような笑みを浮かべながらも素直に受け止めて。慌ただしく立ち去っていく背中に小さく手を振りながら)またね。部活、頑張って。
(クラスメイトを見送ると目を伏せて静かに息を吐き。何気なく鞄を見てみると妹からもらった可愛らしいクマのキャラクターのストラップがなくなっており、その衝撃に思わず硬直すると気分が急降下していき。教室から出るときには確かにあった物で、クラスメイトに此処に連れてこられる途中に落としたのだろうと少し腰を屈めながら元いた場所まで戻るべく歩いていると、前を通り過ぎようとする相手を思わず呼び止めて)…っ、あの、さっきはすみません。…ストラップみたいなの、落ちてませんでしたか?(おずおずといった具合で困ったように視線を泳がせると、縋るような思いで。)
ストラップ?…しらねぇけど(そのまま校門を出ようとしていたところで、横から声を掛けられると視線を向け、相手の話を聞くと困っているのだとその様子からも窺い知ることが出来、短めに返答をしつつあまり関わりを持たないようにと思っていたものの困っている人間を放っておける性格でも無い為、スマホをポケットにしまうと校舎の方へと足先を戻して)もしかしたらぶつかった時に落ちたのかもしれねぇな、どんなストラップなんだ?
(相手の言葉を聞くと思わず落胆の溜息が漏れてしまうが、校門とは反対方向に向く相手の問いかけは予想外のもので、驚いたように数回瞬きをして。話せば話すほどに噂とはかけ離れていくように思いながらも、今はストラップを探すことが先決。)あー…えっと、クマのやつ…なんだけど。…小学生の妹がつくったやつだから、形はいびつなんだけどね。大きさはこれくらい。(親指と人差し指で5センチほどの幅を作りながら、男子高校生が付けるものにしては不似合な代物であるため少々気恥ずかしそうに頬を掻いて。)…けど、手間を掛けさせるわけにもいかないから、自分で探すよ。ありがとう。(相手の厚意には感謝の意を伝えながらも、一応はそれを遠慮しておき軽く頭を下げて。)
(相手からストラップの特徴を聞くと頭の中で思い浮かべ、妹が作ったのだと聞けば自然と表情を穏やかなものにさせれば相手の遠慮も聞く耳を持たず、自分が先に校舎へと向かって歩き出して)そんな大事なもんなら無くなったら困るだろ、一人より二人だ。手伝ってやるよ。
(周りを牽制するような鋭い眼力はなくなり不意に表情を和らげる相手に、驚きのあまり目を見開いて一瞬固まり。人を寄せ付けないような雰囲気は一瞬にして消え去り、自分を含めて校内の生徒たちが彼を誤解していることを認識し。少し強引だが優しい気遣いはありがたいもので、妹からの贈物が誰にも踏まれず無事な姿で手元に戻ってくる事を願いながらも慌ててその大きな背中を追いかけて。)ち、ちょっと…!(相手とぶつかった場所付近まで戻ってくると、その周囲を忙しなく歩き回りあちこちを見回して。)
(相手とぶつかった場所まで戻れば既に人気は少なくなっていて、探すのには好都合だと思えば廊下の辺りをまんべなく見回していたが、どこにもそれらしき物は見当たらず、歩いた道を辿るように戻っていくと廊下のゴミ箱の中や周りもしっかりと確認をして)…見つからねぇな…。
っ…どうしよう。
(ゴミ箱に捨てられている事など考えたくもないが、教室から駐輪場まで自分が歩んだ道を虱潰しに探したにも関わらず見つからない大切なものに、少しずつ不安はつのり俯きがちにか細い声で弱音を漏らして。貰ったのは随分前のことだが、妹から手渡された時の光景は昨日の事のように思い出される。溜息を吐くと顔を上げて、まるで自分の事のように熱心に手伝ってくれている彼のほうに近寄り)多分、誰かが拾ってくれてるんだよ。…だから、大丈夫。探してくれてありがとう。(これ以上相手に借りを作るような真似も出来ず、困ったように眉を下げながらも笑みをうかべ。)
(結局相手の探すマスコットは見つからず、役に立てなかったことを悔やむように眉を寄せているとふと窓の方に目を向けて、相手の言葉を耳にしながらその視界に入ったのは明らかに柄の悪そうなグループが手にクマのマスコットを持ってふざけ合いをしている姿で、その光景を相手に見せてはいけないだろうと考えれば自然と窓を背にする形で相手と向かい合い)いや、気にすんな。…悪ィ、用事が出来たから先行くわ。じゃあな。(言葉短めに告げるとその場を後にして)
あ、うん。じゃあ、またね。
(相手の背後、校舎から離れた場所で思いもよらぬ出来事が起こっていることなど知る由もなく、足早に立ち去っていく相手の背に向けて声を掛けると、肩を落としてまた一つ溜息を吐き。腕時計をちらりと一瞥すると恐らく妹は同年代の友人たちと遊びに行っている時間で、鞄に彼女から貰ったストラップがないことを悟られないように今のうちに家に帰りバイトに急ごうと、重い足を動かし校門のほうに駆けていき。)
(相手と別れ、自らは先程マスコットを見つけた中庭へと歩いて行き、案の定相手の物らしきマスコットを手に馬鹿騒ぎをしている生徒に呆れた溜息を一つ、それを渡すようにと話しかけたところで喧嘩をを売られたと周りがはやし立て、結局は喧嘩をする羽目になってしまい。数分後には、自分以外の人間が地面で転がっている中、手の中にあるマスコットの埃を手で払ってやりながらその場を静かに後にして)…また、面倒なことに首を突っ込んだか。
(自分とは逆方向、つまりは校舎のほうに駆けていく噂好きの生徒たちの騒めきに疑問を抱きながらもそれを追求することはなく、問題児だと思っていた相手が想像よりも優しい人物だったことを除いて今日は踏んだり蹴ったりな半日であり。バイト中に何も起きないことを願いつつ自宅へ帰ると、夜勤に備えて眠っている母親を起こさないように忍び足で私服に着替えて。度の入っていない眼鏡をかけなおしそっと家から出て、バイト先であるコンビニに急ぎ。)おはようございまーす。(今日は同じ時間帯の女子大生に軽く挨拶をしては、着替えるために一度ロッカールームに向かって。)
七瀬:
あ、よっしーおはよー。
(昼食と夕食の合間の丁度客の少ない時間帯、派手なネイルをほどこした爪を眺めているとやってきた相手に人懐っこそうに笑うと手をひらひらと揺らして。)
(こちらもサブキャラを出させていただきました!
バイト先の先輩ということで、BLトピですが女の子でも大丈夫でしょうか…?)
(若干疲れた足取りで自宅へと戻ればカギを使って家の中に入り、誰も居ない静かな空間を慣れた風に靴を脱いで上がると制服の上着を脱いで乱雑にソファに置いて、手にしたマスコットはテーブルの上に乗せ、自分はソファに腰を下ろすとぼんやりとそれを眺め)
(はい、恋心云々とかが無ければ女の子も大歓迎ですよ!ただ、あまりこちらのキャラとは絡みがないのでのんびり動かさせていただくことにしますね)
(女子大生の愚痴、もとい彼氏との惚気を半分受け流しながら相槌を打ちながらそつなく業務をこなし。夕食時の忙しい時間を乗り越え一息ついていると、気付けば上がりの時間で。外はすっかり暗くなっており、着替えを済ませると、家の方向が同じということもあって彼女の強引な言動により肩を並べて歩き、途中で別れるとそのまま真っすぐ自宅に帰り。待ち構えていた弟と妹の頭を撫でて、丁度すれ違いになるように母親が出て行ったことを聞きながらも、気がかりなのはどこかにいったクマのストラップ。母親が作った夕食を食べ、3人で風呂に入ると遅くならないうちに2人を寝かしつけて。自室に戻り、ストラップのない鞄をぼんやりと眺めては、明日は早めに家を出て改めて探そうと決意し。)
(はい、そこは大丈夫です。もし大野君がバイト先にやってきたときにでも、少し絡ませることができたらいいなと思っております!)
(暫しぼんやりとしていたが、その後自分で適当に食事をし、シャワーを浴びてから就寝し、朝になっては眠たげに体を無理矢理起こし、着替えを済ませるとテーブルにあったマスコットを紙袋に入れてから家を後にし)
(それは少し楽しみではありますね、ありがとうございます。ではでは)
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