幻の学院生 2015-07-31 19:10:44 |
通報 |
あー……そうだな、家にいてもやることがないから結構いろんな場所に遊びに行くぞ?。個人的に身体を動かすことが好きだから、例えばバッティングセンターだのボウリング場だの、冬だったらスキーとかスノボーとか、所謂アウトドアな遊びが多いかもな。最近じゃ秋葉原に足を運ぶことが多いし、基本休日は家にいないな
(多くの人が賑わっているこの状況では、もしかすると相手とはぐれてしまう可能性があるため歩くスピードを相手に合わせて時折隣をちらっと見ては大丈夫かどうか確認しつつ街の中を歩いて。やはり綺麗な金髪に整った顔立ちを持っている相手が街を歩けば、当然そんな相手の方へと視線を送る男性達の姿が視界にちらほらと入り、きっと特にかっこ良くもない自分と比較されて見られているのだろうなと勝手に思いつつ、ふと相手から飛んできた質問に考え込んで。家にいてもすることがなく、基本的に休日や暇な日は友達とどこかに遊びに行っており、今日来ている繁華街だって歩き慣れたもので。「じゃあ、絢瀬は休日なにしてんだ?」スクールアイドルで忙しい相手はやっぱり休日も練習しているだろうし、きっと自分より有意義に時間を使っているのだろうななどと思いつつふと気になったことを尋ねて)
私は、そうね…あまりこっちでの生活が長くないっていうのもあるけれど遊ぶ場所とか全然詳しくなくて練習とかμ'sのメンバーと一緒にいる時以外は家に居にいて勉強をしたり家事をしたりしていることが多いわ
(はぐれないようこちらに速度を合わせて歩いてくれていることがわかればそういった細やかな気遣いの出来る相手に対して好意的な印象を抱き、小さく微笑んでは周りの視線など特に意を介さず相手に少しだけ近寄ってすぐ隣を歩き。話しを聞く限り彼なりに充実した日々を送っており、どうやら自分とは真逆で積極的に外に出て遊ぶタイプであることがわかって、恐らくはそうやって一緒に遊びにいく友達が沢山居るのだろうと考えれば楽しそうだなと素直にそんな感想を抱きながら自身について話し「私の場合はほら…前まではあんな感じだったでしょう?だから友達とかも全然出来なくて…そのせいかしらね、こういう生活に、一人でいることに慣れてしまっている節はあるわ。恥ずかしいことだけれどハンバーガーもこの前皆に連れて行ってもらって初めて食べたぐらい」毎日が充実している様子の相手に比べて今までの自分は何をやっていたのだろうと思えてきてしまい、苦笑混じりに自虐的にそう語り
……別にいいんじゃないのか?休日の楽しみ方なんて人それぞれだしな。俺は俺で、絢瀬は絢瀬だ。一人でいることが悪いなんてことはないだろ。むしろ色々なことが初めての体験で新鮮じゃないか?
(やはり同い年の女子が隣を歩くことに慣れていないため、男友達と歩くときより若干緊張しており話す時も顔を見ることが出来ずにいて。話を聞く限り、自分の生活と相手の生活は結構異なるものが有るが、それでも相手の生活が充実していないなんて思っておらず、自虐気味に語る相手に対して少し間を開けると不器用ながらも自分なりの言葉で思ったことを伝えて。そしてまた少しの間を開けると今度は恥ずかしそうに頬をかきながら「それに……まぁ、なんだ。俺で良かったらいつでも色んな場所に連れてってやるよ。……俺は絢瀬の友達だからな」中学の時、近づき難かったとは言え自分が声をかけていればもしかしたら今のような素の優しい彼女でいられて友達も沢山出来たたかもしれないという責任と、そして何より相手の楽しく笑う表情が見たいため恥ずかしがりながらもしっかり述べて)
ふふ、そこまで言うなら早川くんに期待させてもらっちゃおうかしら
(さっきから此方を直視しようとしない相手の様子に気がついていて、これまでに得た相手の情報からあまり女性と関わることが多くないということがわかっており、こうして異性と共に一緒にいることに緊張してしまっているのだろうかと推測を立てるとなんだか微笑ましく思えてきてしまい、これまでの意固地になって孤独に生きてきた自分の生き方を否定したり馬鹿にすることもなく不器用ながらも前向きに捉えて励ましてくれている、それだけのことで大げさかもしれないが心が救われたような気すらしていて、そんな自分にこれから色々な景色を見せてくれるという相手の言葉に微笑み浮かべ、後ろ手を組んで軽く身を前に屈ませるて斜め前から自分の方を真っ直ぐ見ようとしない相手の顔を覗き込むようにして自らを視界に入り込ませて、クスクス楽しげに笑いながら述べ
期待ってなぁ……。あまり過度な期待はするなよ?女子が好きそうな場所なんて俺にはさっぱりなわけだから
(クスクスと笑われたことでまた少し恥ずかしさは増したが、相手の楽しそうに笑う笑顔が見れただけでも頑張って普段言い慣れないことを言った甲斐があったと内心で安心して。とはいったものの、これまで生きてきた中で女子と二人でどこか行くなんてことは全然なかったため、どんなところを行けば相手が喜ぶのかさっぱり分からず、とりあえず「じゃあ絢瀬、今まで行ったことない場所ってどんなところがある?一人で行き辛かった場所だったり、名前は聞いたことあるけど行ったことない場所だったり……。そういうところ行ってみようぜ?」自分はいつもこの辺で遊んでいるためほとんどのお店や遊ぶ場所を知っているが、相手はそうではないためとりあえず聞いてみて)
そうね…それなら私はさっき早川くんの言っていたバッティングセンターに行ってみたいわ
(行きたい場所と言われても急ではピンと来るものがなく、どうしたものかなと少し考えるような素振りを見せた後で、それならば自分とは対照的に外で遊ぶことが多いという相手が普段どのような場所で遊んでいるのか、それを知りたいと単純な好奇心から先ほどの会話の中で出てきたバッティングセンターへと興味示し、どのような場所なのか人並み程度の知識はあるものの、実際に自分が行ったことがあるわけではないため敢えてこういった場所に出かけてみるのも意外な発見があったりして楽しいかもしれないと考えていて
お、まさか絢瀬がバッティングセンターに興味を持つとはな。んじゃまずはそこに行くか!人が多いから逸れないように注意しろよ?
(女性でバッティングセンターに来ている人はちょくちょく見かけるのだがまさか相手が興味を持つとは思っていなかったため、意外だななどと思いつつ相手の提案に迷うこと無く頷くと多くの人で賑わう街を再びちゃんと歩き始めて。バッティングセンターにいったら一体どんな反応をするのだろう、運動神経の良い相手のことだからきっとすぐに慣れるだろうななどと目的地に着いた時のことを考えるとなんだか楽しみに思えて来て小さく微笑みを浮かべつつ「そういえば、さっき初めてハンバーガーを食べたとか言ってたけど…やっぱりμ'sのメンバーとは色んな場所で遊んだりするのか?目的に付くまでなにか話題でもないかと思ったところ先程気になることを言っていたためそれに関係することを何気なく尋ねてみて」)
…そうね、放課後の練習終わりなんかは皆に連れられて寄り道をしたりもするわ
(相変わらず人通りが多く、少しでも油断をすればはぐれてしまうのではないかとも思えるような街中を迷ってしまわないように、そばを離れずに此方をしきりに気にしながら歩いてくれている細やかな気遣いに相手の優しさを見いだせば自然と自分の方からも相手の側まで寄っていき『こうすればはぐれないでしょ?』とでも言いたげな様子で相手の手をそっとさりげなく掴んで、目的地まで到着するまでの道中に提供された話題へと手を繋ぐような形になってしまったにも関わらず当人は事も無げにそう言葉を返していて「とは言ってもやっぱりメンバーの皆は女の子でしょう?だから早川くんのような男の子が遊びに行く場所はどんなとこなのか興味があるし、せっかくなら早川くんのこともっと知りたいじゃない?」それに続けて敢えてバッティングセンターを行き先として選んだ理由を普段の自分の交友関係ではまず名前すら挙がらないような場所であるからこそ興味深くもあり、何よりも新しい友人である相手のことを少しでもよく知りたいからだと語り
……うぇ!?コホン、お、おう……そうだな。えっと……うん、特に俺のこと知ったところで何も面白く無いぞ?暇人の生態が分かるくらいだ
(人多いなぁなどと思いつつ相手を気にしながら歩いているとふと自分の手を誰かが掴んでいるような感触が伝わってきて、その手に視線を向けるとどうやら気がつかないうちに相手が掴んでいたようで、女子と手を繋いだのは初めてのことでありしかも相手レベルの美少女ともなると動揺するのは当然であり一瞬どうやって出したか分からないような声が出たが、相手のまったく気にしていない態度を見て自分もすぐに平然を装い、恥ずかしさを抑えて自分も逸れないように相手の手をしっかり掴んで。今の女子は簡単に男子と手を繋ぐのか!などと誤解を招きそうなことを思ったが口には出さずにそのまま歩いていると「メンバーの中に俺みたいに色んな場所に行く奴……例えばそれこそバッティングセンターだったり、所謂アウトドア系な子ってやっぱりいるのか?」自分は相手以外にμ'sに所属する女の子達のことは何一つ知らず、まるで別人かと思えるほど中学時代から変わった相手を見ればきっと良い子達なのだろうなと分かり、だったら一体どんな子達なのだろうと気になり何気なく尋ねてみて)
バッティングセンター…はどうかわからないけど、外で身体を動かしたりするのが好きな子はいるわね
(人混みにはぐれてしまわないためという本来の目的とは別に、不意に手を握ってみたら一体どんな反応を示すのだろう、そんな胸の内に芽生えた悪戯心にも似た単純な好奇心から相手と手を繋いでみたのだが、その成果が十二分にあがったということは素っ頓狂な声をあげた彼の様子からわかり、本人はといえば咳払いをして表向きはあくまでも冷静な風を装って何事もなかったかのように流そうとしているつもりなのだろうが、あんな風に素のリアクションを見せられた後ではそれも焼け石に水であり、むしろ己の目にはその涙ぐましい努力が微笑ましく映り、自然な動作で口元へそっと手を持っていって小さくクスッと一つ笑い、自分にとって仲間の一人であり、いつも明るく元気に駆け回る一年の小柄な少女の姿を頭に思い浮かべながら相手からの質問に答えて
ほーう、そんな子がいるのか。アウトドアな女子か……その子とは仲良くなれそうだな。
(人混みを避けるように歩いているため先程まで気になっていた繋いでいる手は今ではもう気にならなくなっており、調子もいつも通りに戻っていて。自分が思うμ'sのメンバーでアウトドアなイメージが浮かぶ子はいたが、まさか本当にいるとは思っておらず自分には関係のないことなのに何故だか嬉しく感じて。相手ももちろん、きっと一人一人個性がある良いグループであり色々困難なことがあっても充実している日常を送っていることは大体想像出来て、言葉には出さないがそれがどこか羨ましく感じて一瞬小さく儚い笑みを浮かべて。そしてすぐに切り替えると気が付けば目的地のバッティングセンターが目前に迫っていて「お、着いたぞ。あそこが俺がよく行くバッティングセンターだ。暇な時、ストレス解消のため、そんなとき大体俺はいるからな」そこまで大きな規模ではないがそこそこ立派な建物で子供から大人まで幅広い年齢層が足を運ぶバッティングセンターを指差しながら述べて)
ふぅ~ん…まあ、趣味が合った方が一緒にいて楽しいわよね
(己の所属するμ'sのメンバーについて個人的な興味を示して掘り下げる相手に不思議とこれまでに感じたことのないような苛立ちを覚え、相手の方へと無意識に瞳を細めて睨むような表情を向けてしまい、冷たくあからさまに不機嫌な感情を孕んだ声色で、それでいてどこか投げ槍で無関心を貫き通しているかのような、そんな調子で言い放っては敢えて相手の方を見ないように視線を指で指し示されたバッティングセンターの方へと向けて「…ストレス解消…ふふふ、腕が鳴るわね」そのバッティングセンターについての説明を聞きながら自身の中に芽生えたなんとも形容し難いような鬱憤を晴らすためには丁度いいじゃないかと、不敵な笑い浮かべながら目をギラつかせ
あ、絢瀬……?ま、まぁよく分からないけどストレスが溜まってるなら丁度いい。ここで晴らしていこうぜ!
(自分は特に深い意味で言ったわけではないのだが、それに対して返ってきた相手の返事の声音は気のせいかどこか冷たく、言ってしまえば不機嫌な感情を孕んだ声音で自分がなにかをしたという覚えはないためどうすればいいか分からずに。するとバッティングセンターを見た途端の相手の様子に失礼ながらゾクっとしてしまいとりあえず見なかったことにして相手を連れて中へと入っていき。今日はガラガラというわけではないがいつもよりかは人は少なく十分に空いていると言えるもので「そうだな……やっぱり最初は球速が遅いやつがいいよな。んじゃあ―」いくら運動神経の良い相手だとはいえ最初から急速が速いものは無理だろうと思いこのバッティングセンターで一番急速が遅いボックスへと向かって行き)
そうね、ここで全部吐き出してしまうことにするわ
(自分でも何故こんなにも苛立ってしまっているのか自覚が全くなく、せっかく楽しもうとこうして一緒に遊びに来たのだから自分がこんな調子ではいけないなと、不機嫌な様子をこれ以上は表に出さないように、この胸の内のモヤモヤも軽くかっ飛ばして晴らしてしまおうと素直に頷いて見せては、こういった場所は初めてのため、相手の案内に従って後をついていき。連れてこられたボックスのそのすぐ横のボックスで自分がこれから挑戦するものと同じ球速の球を快音響かせ打っている自分たちと同じ年ぐらいの男性の姿を観察していて「手加減なんてしなくてもいいのよね?」それだけで既に何かが掴めたと言わんばかりに妙に自信たっぷりな様子で余裕の笑みを浮かべて言ってのけ、貸し出されたバットを軽く素振りしながらボックスへと入っていこうとして
おう、もちろん。盛大にかっ飛ばしてやれ!
(なんとも相手らしい余裕な笑みに大きく頷き、こちらもニヤッとした笑いと共に親指を突き立てて返事を返して。そして相手が意気揚々とボックスへと入ったのを見届けるととりあえず一旦その場を離れて、相手のためになにか飲み物を買ってこようとして自動販売機まで向かうとそこには今ではもうすっかり仲良くなった店員さんが外の掃除をしており、こちらに気がつくと『今日一緒に来ていたのは彼女かな?』などとニヤニヤしながら聞かれ「違いますよ。ただの友達です」と、この勘違いは相手にとっても失礼であるためちゃんと否定しておくと自動販売機でスポーツドリンクを購入し、再び店内へと戻っていき)
…!
(ボックスへと入り、早速バットを構えてピッチングマシンと対峙し、少ししてそこから繰り出された初心者向けらしく決して球速が速いとは言えないような白球に先程の観察で身体に覚え込ませたリズム通り絶妙なタイミングで己の中のモヤモヤを吐き出してそれをぶつけるかのように思い切りバットを振り抜けば、なんとも小気味良い快音を響かせてボールはぐんぐんと飛距離を伸ばしてあっさりとスタンドへと吸い込まれていき、初球からのホームランですっかりご満悦といった様子でその後も快打を量産していき、気がつけばチラホラと周りにギャラリーが集まりだしていて
……なんだあれ、なんで絢瀬のところだけあんなに人集まってるんだ?
(スポーツドリンク片手に店内に戻って行くと、相手が入っているボックスに人だかりが出来ており疑問を抱きつつ戻るとギャラリーのせいで近くに行くことができないため、間から覗きこむようにして見てみると清々しい快音と共にボールを打つ相手の姿があり、確かに相手の運動神経ならばすぐに慣れると思っていたがまさかここまでとは思っておらず「さすが絢瀬……。あいつなんでも出来るのな」堂々とバッティングをする相手の姿はむしろ出来無いものを探すことのほうが難しいのではないかと思うほどで、小さく微笑みながらポツリと呟いて)
ふぅ…あ、早川くん、見ててくれたかしら?バッティングセンターって楽しいわね
(最後の一球までも手心を加えることなく恙無くスタンドまで運び、小さく深呼吸をしてから何故か自分の入っているボックスの周りに集まっている人たちを一体こんなところで何をしているのか少し不思議そうに見ながらも外に出て、人混みの向こう側に相手の姿を見つけるとそちらへと軽く手を振り呼びかけながら歩み寄り、見るからにご機嫌な様子の笑顔を浮かべ初めてのバッティングセンターというものを心底満喫していたようで
お、分かってくれたか!楽しいだろ?……ってことで、お疲れさん
(ボックスから出てきた相手の表情を見てちゃんと満喫出来たことがちゃんと伝わってきて、相手をここに連れてきて良かったと思いながら返事を返しつつ先程買ってきたスポーツドリンクを相手に渡して。自分が初めてバッティングセンターに来た時より相手は遥かに上手であり、更には整った容姿のおかげもあるからこそ周りの人達も相手にちょくちょく視線を送っており。このままここで時間を潰しても良いのだが自分的には相手を色々な場所へと連れて行ってあげたいため「んで、これからどうする?もちろんここにいても良いし、違う場所に行くのも良いし……。なにか希望はあるか?」と携帯電話を取り出し現在を時間を見ながら尋ねて)
ん、ありがとう…早川くんはやらなくてもいいの?私に遠慮してるのなら気にしなくてもいいのよ
(差し出されたスポーツドリンクの入ったペットボトルをキチンとお礼を言ってから受け取り、キャップを開けてよく冷えたスポーツドリンクを喉へと流し込めば程よく動いて汗と共に水分が失われ、乾ききった身体へとじんわりと染み込んでいき、火照った身体をいい感じにクールダウンしてくれているようで、一気に三分の一程に飲み干してからホッと一息ついて。それから今後の予定についての相談を受ければここへやってきたのは自分のリクエストではあったが、ここへ来てから相手はまだ何もしていないということを指摘してみては、もしも此方を待たせないようにとか気を遣っているのだとしたらそんな必要はないと話し、相手の気持ちをあくまでも確認をするように述べ
トピック検索 |