ヴォルフ 2015-07-16 11:57:12 |
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うわ。楽しみ。前だと一段と迫力があるね。
(何も知らないままボートに乗り込めば、前列は臨場感が違うと瞳の奥を輝かせて。水着の件には気づかぬままボートはゆっくりと滑り出し)
そうだろそうだろ…
(相手の発言にうんうんと頷くも心の中はハラハラしていて。そしてボートが動き出して相手が声を上げだしたところで素早く相手の水着を直す)
…ふぅー…えっ!?
(しかし、今回乗ったボートは先程乗ったボートとはコースが違うかったらしく、急降下する場所があって。そこでガクリとなれば態勢を崩して思いっきり相手の胸を掴んでしまい←)
(彼の返事に心がこもってないことを感じ不思議に思ったが、勢いに乗り出したウォータースライダーに夢中の為それ以上は掘り下げず、水着を直してくれたことも気づかないでいて)
…………、え。
(急降下したと同時に胸に違和感を覚えれば視線を落として。しっかりと掴まれた場面を目にすると、思考が停止しそのまま楽しむ余地もなく、出口へと辿り着き。彼の方へと振り向きもしなければ、声も掛けない。そんな状態が暫く続き)
………
(暫く思考停止状態が続き…そして我に返れば相手から離れて)
ごごごごごめん!悪気があったわけじゃなくてあのそのえーっと!
(両手を合わせて思いっきり相手に頭を下げれば全力で謝る。気持ちよかったけどそれとこれとは話が別
、自分が良くても目の前の相手はよくないだろう。とにかく悪いことをしたと思い申し訳ない気持ちで一杯になって)
別に…謝らなくていいし。
(時を置いて謝罪し出す彼の方へとようやっと振り返れば、ポツポツと言葉を紡いで。激怒しようと思ったのに、其の感情とは別の何かが湧き上がってきてしまったのか、頬をほんのりと赤く染めて俯き黙りこくり)
よ、よかったぁ…
(ウォータースライダーで機嫌が良かったからかなと思いながらホッとして)
それじゃあ気を取り直してっ!次はあそこに…
(またにぃっと笑って笑顔を作れば相手と一緒に色々なところを巡り始める。まだまだ遊び盛りの子供故かいくら遊んでも遊び足りないと言った風で元気に色々なところを回っていって)
…へぇ、今夜に水着美少女コンテストだってさ
(そして時刻は17:00を回り、空も赤く染まってきて。流石に少し疲れたのかベンチに座って休憩していると張り紙が目に入る。どうやら今夜ここでコンテストがあるらしい)
今日は平日だけど、明日は休みだし結構参加者多いかもな…優勝の景品は豪華客船の旅だってさ。まぁ俺達には縁のない話だけど
(今更旅かぁ、と数ヶ月前までは相手と一緒に旅をしていたことを思い出しながら告げる。ルナと一緒に船旅…楽しそうではあるが多分相手はこういうのに出たがらないだろうと思い、ははと笑いながら張り紙から離れて)
(/ここでターニング?ポイント的なのを置いてみました。どんな風に進めましょうか?)
(熱のこもった頬を隠すように彼の後を追い、あちらこちらへと遊び回って。どのくらい時が経っただろう。楽しい時間はすぐに、過ぎていく。途中腰掛けたベンチで彼の見る張り紙へと自身も目を向けて)
………、出る。ボクこれに出たい。
(豪華客船の旅はそれは魅力的ではあるが。こういった人から注目を浴びるのは、人見知りからすれば苦手な行事であり。すっと諦めて視線を外そうとしたその時、入り込んで来たのは『準優勝商品は高級キッチン用品セット』という文字。それを手に入れたなら彼へ美味しい料理でも作ってあげられるだろうか、と短絡的な考えで出場参加の意思を伝え)
(/イベント展開有り難うございます。楽しそうですねー!準優勝目当てで参加したら優勝しちゃう、とかどうでしょうか?きっとルナはヴォルフの為に頑張ってくれると思います。にやにや/←)
ルナ?出たいってこれに…そっか、ならエントリーしないとな
(相手の真意がどうであれ、人前に積極的に出るというのは景品云々の前に目の前の彼女が成長したという証だろう。その成長を感じれれば妙に誇らしい気持ちになり笑みを浮かべて)
まぁルナは「自称」するだけあって顔は可愛いもんな
(そしてエントリーを終えればまだ開始までに少しの時間があったので今度はプールではなく水着のまま入る温泉に入って。そして一緒に温泉を楽しめば褒めているような、ちょっと意地悪でもあるようなことを言って)
(/良いですね!若干がっかりするルナとそれに気付かず喜ぶヴォルフ、すれ違ってるわけじゃないんですけど微妙に噛み合わない二人が微笑ましいです(にやにや←)
(勢いで出場すると言ってしまったが、今更自分にできるだろうか…等と不安が付き纏い、早速出場停止したい気分になったりして(笑)そんな気分を湯船につかりながら払底しようと試みて居れば、彼からの皮肉めいた発言にそちらへと向き直り)
何言ってるの。顔だけじゃなく性格も可愛いじゃない。
(否定はおろか、性格まで付け加え、当の本人は何の恥ずかしげもなく真顔のまま言い切って)
(/微妙なすれ違いの歯痒さが、もう……堪らない!/←/この先の二人の関係が楽しみ過ぎてニヤニヤが止まりまs/ぁ)
はいはい…それだけ自信があれば優勝も夢じゃないかもな
(相手の発言を聞けば自信満々のように聞こえてきて、少し嬉しく思いながら上記を述べる。本当は不安で一杯な相手に気付かず呑気な顔で居て)
…あ、そろそろ時間だな
(その後暫く温泉でゆっくりしているといつの間にか18:30くらいを時計が指していて。コンテストの時間はもうすぐでありざばぁっと湯船から上がればはぐれないようにと相手の手を握って会場まで向かい)
(/とりあえず優勝して豪華客船の旅に…そこでまた事件に巻き込まれて新しい旅に出るとか色々考えが膨らみます!あ、それと進めていく過程で新しくキャラを作ったりするのはどうでしょうか?もしそういうのが嫌でしたら構いませんので!)
ぶぁーか。鈍感…。
(呑気に笑う彼を見ると、不安を抱えていることに気づいてほしいような、そうでないような複雑な気持ちになって、拗ねたように呟き)
う、…わ。人多くなってる。
(会場まで辿り着けば先程よりも多くなっている人数に、不安はより膨らみ、繋がれていた手をきゅっと握って)
(/この先の展開も面白そうですね!キャラ登場させるの良いですね。寧ろ此方からもお願いしたいくらい、そういうの好きです!話も膨らみますしっ/キラキラ)
…それじゃあ行くか
(きゅっと此方の手を強く握ってきた相手を見て、ようやく不安で一杯なのだと言うことに気付く。此方からもぎゅっと手を握り返して)
…もし無理になったらステージから降りて俺の方に走ってこい。俺、一番前の真ん中で見てるから
(そして出場者は控え室に行かなければならず、手を離す前に少しだけ顔を赤くして上記を述べて)
(/どういうキャラを登場させるのかも悩みますからね…同じ盗賊仲間か、それとも探偵とか敵になりそうな人かとか…オラ、ワクワクすっz←)
(握り返してくれた手からパワーをもらったような気がする。安心したように一度深く息を吐き出せば、彼の優しい言葉に「うん」と一つ頷いて控室へと向かい)
頑張らなくちゃ。フライパンとか、包丁欲しいし…!
(控室にはたくさんの女の子が居て、また少し恐怖感が見え隠れするも、さっきの彼の手の温もりを思い出して。目指すは準優勝。スタッフからステージへと呼び出されれば一斉に女の子たちは移動。それに続くようにして自らも歩き出す)
(/ヴォルフの師匠の盗賊とか出てきたら楽しそうですね!敵だったらルナの能力狙ってる人とか…。 オラ!?ま、まさか貴方様は○空様ですか!!?笑)
…全員可愛いなぁ
(コンテストが始まり奥の扉から参加者が続々と現れてくる。その参加者は皆可愛い顔をしていて尚且つスタイルが良く──中には幼いような女の子も居てそれはそれで微笑ましくあり──強敵揃いのコンテストであった)
でも俺の一番はやっぱり…
(そんな中でも自分にとって一番なのはルナであり。恥ずかしそうに奥にいるルナを見つければわーわーという歓声の中、頑張れとルナを見ながら声を上げる。恐らく聞こえはしないだろう、けれどはっきりとした口の動きは彼女に伝わったかもしれない)
(/それも良いですね!敵だったらもしくはヴォルフを狙う探偵とか…夢が広がっていきますね(笑) ちょっとかめはめ波とかだせないっすね←)
(コンテストの内容は簡単なもので。自己紹介と意気込みを語るだけのもの。それでも、人前に立つのがやっとな自分にとっては大きな課題である。いよいよ自分の番が回ってくれば、震える足をなんとか動かし中央のマイクの前に立つ)
……えっと……、
(スポットライトが眩しく、人の多さに緊張感はマックス。思わず尻込み思想になった時、彼の姿を奇跡的に捉えれば何か話してくれている様子。内容こそわからなかったものの、応援してくれていることはひしひしと伝わってきて。すっと緊張感が引いていくのを感じれば、意を決したように大きく息を吸って)
17番、ルナですっ!狙うはキッチン用品!宜しくお願いしまーーーす!
(一瞬静まり返った場内、しかしすぐに拍手と共に声援が聞こえてくると、安心したように笑って。その笑顔が更にウケが良かったらしく、最後に一礼済ませれば、大きな声援を浴びながらマイクの前を後にした)
(/うひゃー!楽しそうですね。どれもこれもやりたいですっ。なんだよ偽物かよ。一瞬本物かと喜んだ気持ち返せ返せ!チッ/←)
おーよくやった!けどキッチン用品ってなんだ?
(そして拍手を周りの観客と一緒に送りながら相手の言ったキッチン用品とは何なのかわからず首を傾げて)
…結果発表か
(そして順調にコンテストは進んでいき最後の番号の人が終われば採点が始まって。そしてついに結果発表。まずは10位から4位までの人の名前がスクリーンに表示されて…次に3位、しかしルナの名前では無き。次に2位だが…これもまた、ルナの名前ではなかった。そして最後に1位発表…)
……………!や、ったぁああー!
(わぁあああという歓声と共にバンザイをしながら全身で喜びを表すヴォルフ、1位と表示されたスクリーンにはルナ、という文字がでかでかと表示されていて)
(/とりあえず新キャラの男は此方でやるので女性の場合はお任せしますね!
めっちゃ態度悪っ!?←)
(結果発表を前に今一度出場者全員がステージへと並ぶ。順々に発表される名前にドキドキとしながらその時を待ち。いよいよ、第2位。自分の名前が呼ばれることはなくガックリと肩を落としていたその時、スポットライトを一斉に浴びて)
…え。う、そ………。
(スクリーンに映し出された自分の名前に驚き隠せず、目をぱちくりとさせているだけで。1位だとお目当てのキッチン用品が手に入らないじゃないか、と優勝者には見えぬ程に肩を落として/←)
(/了解しましたー!ではでは、宜しくお願いします。
おっと、ごめんごめん。かめはめ波期待してたからつい……、うふふふ/何)
…アイツもあんなに喜んでる…
(肩を落としているのを見ればきっと嬉し涙を堪えてるんだろうなぁと曲解して笑顔のまま喜んでいて←)
…へっへー、旅行っ旅行っ
(そしてコンテストも終わり、二人で家に帰っていて。しょぼんとしている相手には気付かずに旅行のチケットを掲げて嬉しそうに笑っていて)
一週間後だから早く用意しないとなぁ…あ、この船自室にキッチンもあるんだってさー
(しょぼんとしている相手に近づいてパンフレットに書かれていた船の客室の項目を指させば豪華な部屋に一流のキッチンが置いてあるという何とも凄い部屋で)
(/期待すんな!っていうか達人じゃなくてかめはめ波撃てる奴なんてヤム○ャくらいだわ!←)
はーぁ…。
(二人で帰路をたどる途中も深い溜息ばかりついており。チケットを嬉しそうに眺める彼を見れば、また溜息を落としたりして)
え。え……?キッチン!?それってキッチン用品もあるのかな?
(ぼやっと歩き続けていた所に、キッチンというワード聞こえるなり、大きな食い付きを見せ。僅かな望みに掛けるようにして、彼の持っているパンフレットを自分も身を乗り出して眺め始め)
(/いっそのこと君、ヤム○ャになっいまいなYO!かめはめ波に期待!/←)
んー?色々と試験的に導入されてるっぽいからなぁ…そういうのもあるんじゃないか?
(どうして先程からキッチンキッチンと言っているのだろうかと思い首を傾げる。まさか今の台所に満足していない…料理でも本格的に始めるのだろうかと思って)
新しいキッチンがなんでそんなにほしいんだ?
(ようやくここで疑問に思うことが出来たらしく相手に尋ねて)
(/かませ犬な未来なんてやだわー、ぜってぇやだわー←)
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