ほのキチ 2015-07-07 23:09:50 |
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だ、だって…渉君なら…子供っぽいって言いそうだし
(クッションに顔を埋めながらもいつもの相手なら言ってもおかしくないような部屋なので言われない方が、むしろ恥ずかしくていつの間にか相手がからかわないといつもの自分に戻れるような気もしなくて、頬を膨らませながらクッション越しから相手を見つめると頬を染めきり)
あー…まあ、そうかもな。でもさ、そういう子供っぽいとこも含めて穂乃果の魅力だしな
(確かに今までの自分を振り返ればそういったことを言ってしまったかもしれないなと納得して頷きつつ、敢えてそれを言わないのはつまりそんな部分も含めて自分は相手のことが好きなんだろうと確信を抱き上記述べ、ベッドに座る彼女の隣に自分も腰掛けて頭をポンポンと子供扱いするように撫でてやり
え…うん、ありがとう…渉君
(最終的には子供っぽいと言われてなんとなく安心してしまい、頭を撫でるその手はもう自分しか撫でてくれないような気もしてならず、幸せそうに目を細めながら相手の手のひらに擦り寄りつつ相手に思わず、お礼を言ってしまうと様子を伺うように首をかしげ)
はは、なんだそれ。別にお礼言うようなことじゃないだろ
(からかわないでと怒られるどころかむしろ子供っぽいと言われたことでお礼を言う相手に驚くのと同時に思わず笑いがこみ上げ、相手を撫でていた手で不意に彼女の頭を己の肩辺りに抱き寄せて、髪を手でよけて額にそっと口づけをして「っと、饅頭食べるな?」思い出したように先ほど貰った饅頭の封をきって己の口元へと運び
だって…からかってくるのが当たり前だって思ってたから
(抱き寄せられる温もりに目を細めながら頬が染まると額への口付けが落ちて、相手に甘えるように擦り寄っていると、饅頭を食べるということで頷きながら相手の背中に腕を回しつつ、相手を見げれば小さく笑みを浮かべ)
いくら俺だって空気ぐらい読むさ。…今はそういう時じゃないってわかるしな
(確かに今までにもかなり相手をからかったり意地悪もしてきたが、恋人同士の甘い時間を大切にしたいという気持ちも偽りのない気持ちとしてあって、そんな時まで雰囲気を壊すようなことはするわけがないと優しい口調で述べて「…穂乃果も食べるか?」饅頭を一口かじってからそれを己に寄り添う彼女へと差し出しては間接キスとなることなどお構いなしといった様子で問いかけて
ふぇ…そ、それって…間接キスにならない?
(空気を読むと言っても少しは落ち着かせる言葉も欲しかった自分には納得はしつつ、相手には甘えてばっかりだと考えていて、不意に相手が一口食べた後の饅頭を食べるかという問いかけをしてきたので、前にもこういう事があったのに忘れたのかなと思いつつ、頬を染めながら確認を取るように問いかけてみて)
あー、言われてみればそうか。でもさ、問題なくないか?俺たちはもう恋人同士なんだし本物のキスだってもう済ませてるんだからさ
(言われてから確かにこれが間接キスであることに気がついたのだが、今となってはこの程度のことで取り乱す必要自体ないのではないかと妙に冷静になって相手へと話しをして「それとも本物のキス、するか?」恥ずかしそうに取り乱している彼女が可愛くて仕方ないようで少し意地悪をするようにそう問いかけては悪戯な笑みを浮かべ
え、えっと、その…恋人でも少し恥ずかしいというか…本物のキスがしたいというか…
(本調子を取り戻したかと思えば意地悪すぎる相手の問いには、確かにキスはしたいしだからといって間接キスをするのもと迷うように頬を染めていくと、相手の元へ寄ると何時もなら笑顔で答えられたが今は完全な乙女になり、相手の好きなようにして欲しいのか恥ずかしげに相手を見上げ)
そうか、ならこうすれば…
(まるで何かを求めるようにしてこちらへと顔を向けてくる彼女を見て何やら思いついた様子でニヤリと悪戯な笑みを浮かべ、ほむまんをかじり口へと含んではそのまま彼女の唇に己の唇を重ね、舌を使って唇の隙間をこじ開けるようにして口移しで与え、相手を逃がさないよう両頬に手を添えていて
んむっ…っ
(キスを受けたと思えば強引に口を開けられまさきの口移しが始まり驚きながらも頬を染めきり、相手の方の裾を握りながら何をしたらいいのか分からなくなり、動揺を隠しきれない様子で相手のされるがままになりつつ、一体どういうつもりか気になってしまい)
んっ…、どうだ?穂乃果
(口移しを始めてしばらくして彼女から顔を離し、一つ大きく息を吐いては恐らくはまだ状況が飲み込めずに混乱してしまっているであろう彼女へとこの行為の感想を求めるべく問いかけてはフッと小さく口元緩めて笑い、頬に手を触れてそのまま耳辺りに触れるよう滑らせて
え、えっと…その…えっと…
(耳まで滑る相手のしなやかなで男らしい指触りに思わず肩を震わせてしまうも、相手からの行動には何を言ったらいいものかわかるわけもなく頬を染めながら動揺しているのか、相手にどう説明するかもこんがらがって来てしまい相手の顔もまともに見れず俯いていて)
はは、穂乃果にはまだ刺激が強すぎたか?
(どうやら返す言葉もないぐらい動揺をしてしまっているようで、そんな彼女の様子が微笑ましく思えて意地の悪い笑みを浮かべて頭の上でポンポンと手を弾ませては遠回しにそんなことで動揺するなんてやっぱりまだまだウブで子供だななんて言っていて
うっ…ほ、穂乃果は大丈夫だもん…大丈夫だもん
(相手に撫でられて大体は言いたいこともわかってきて、相手の言葉を耳にすると相手を見上げながら漫画では軽く触れるのがキスと見ていたものだから、こんなに深いものなのだということなど知るわけもなく元気の良さが取り柄だったはずが、もうそんな面影などなくなっていて)
はいはい、無理すんなって。でも、恋人同士のキスにはこういうのもあるんだってことちゃんと覚えとこうな
(本当ならもう少し意地悪をしようかと思ったが、あまり激しく責め立てて彼女にトラウマを植え付けたり傷つけるようなことになってしまうのはマズいと考えてはこれぐらいにしておこうと身を引いて再び彼女を抱き寄せてただただ肩を寄せ合った体勢のままで恋人同士の甘い時間を過ごし
うん…覚えておくね?漫画だけだとこんな感じじゃなかったから
(相手の肩に引き寄せられるとやはり暖かく短い間にも落ち着いてきてしまい、相手の温もりは優しく何処か包み込んでくれるような感覚に笑みを浮かべながらも、恋人同士のキスはこんなにも激しいのがあるという事を学習すると告げては、相手の肩に顔を埋め)
まあ、穂乃果の持っているような漫画じゃあこんなキスはしないよな
(漫画でのキスはこんな感じではなかったなんて聞いているだけで微笑ましく思える相手の言葉に、彼女の持っているような少女漫画にはこんな過激なシーンはないだろうなと納得しつつ「穂乃果はあったかいな…」腕の中の彼女のぬくもりに幸せそうな表情浮かべてそう小さく呟いては相手の頭に頬をくっつけて
うん…少し激しいというか…慣れないかも
(頭の上には饅頭のような相手の頬が当たり幸せそうに笑みを浮かべながら相手の肩に顔をこすりつけていくと、相手の暖かさや相手の匂いこれはこの部屋の中ではなく、自分だけについて欲しいと内心おかしい感情になったことに気付くと、頬を染め始めながら相手のつぶやきには小さく頷いて)
慣れないか…こういうのは嫌か?
(慣れないという彼女の言葉を聞いて、もしかして相手に無理をさせてしまっているのだろうかと不安を少なからず感じて、労るように背中を撫でてやりながら気遣うようにしてそう問いかけてやり
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