ヌシィイイン 2015-06-07 13:36:34 |
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ん、しつこいぜ、俺は犬猫じゃあねぇ…。そりゃ悪かったな、俺がいるとお前に好意がある奴まで追い払っちまって。(くすぐったいのが耐えられなかったのか照れ隠しにぺちりと小さく払い、意味ありげな呟きをわるい意味に捉えたのか、少し棘のある態度で返し)おう、助かったぜ。じゃあ、行くか(離れた相手に少し寂しく感じるが礼を言って離れれば道に戻ろうと促し)
すまない、くすぐったかったか?そうは言ってないだろ、僕はただ…ああ、いや…女性には優しく接さないと、って言いたかったんだ(反省の様子も無く小さく笑いながら謝り顔を覗き込めば、二人きりの時間を邪魔されたくないという本音を隠し適当に繕って)なら先ずは…そうだな、明るい内に遊園地へ行かないか?(先程のチケットから遊園地の物を見せそちらの方向へ行く道を歩き出し)
…人を珍獣とでも思ってんのかぎゃーぎゃー騒ぎ立てるような奴らに優しくなんて無理だぜ。(相手の本音などつゆ知らず花京院は紳士なんだろうなと純粋に思って)ああ、…遊園地か、しばらく行ってねえな(頷き相手の後を追い隣に並んで歩きだして)
珍獣か…皆さっきの僕みたいに、君を撫でてみたいんじゃあ無いか?(くすりと冗談ぽく笑い)僕も家族で数回行ったきり…友達と行くのは恐らく初めてだ(暫し視線を斜め上に遣り昔の事を思い出しながら苦笑いすると、少し緊張した声色で相手の事を友達と称し)
考えただけで寒気がするぜ、他人にそんなことされそうになったら即逃げるか女じゃねえならオラオラだな(他人にさっきの相手のように触れられるのを想像してしまったのか眉間に皺を寄せ不快そうに言葉をもらし)そうか、俺もダチと行くってなると、はじめてかも知れねぇ(緊張した声音の相手を安心させるためニッと笑いかけると「楽しみだな」と相手の頭をくしゃりと撫で)
た、他人じゃなくて良かった…僕も気を付けないとな、承太郎には…自然と手が伸びてしまうんだ(無傷で済んだ事に安堵すれば先ほど不快感を与えてしまった事を自覚し、申し訳なさそうに呟いて)!…ああ、きっと楽しいさ。承太郎と一緒だから(嬉しげに笑い返し入場ゲートでチケットを渡せば相手に何も言わず早速勝手にショップへ入って行き)
いや、花京院に触られるのは全く嫌じゃなかったから、別に触ってもかまわねぇ(申し訳なさそうにされれば慌てて否定するも言ってて恥ずかしくなり後半は小声になって)おい、花京院っ…たくやれやれ、土産を買うには早すぎねぇか?(勝手にショップに行ってしまった相手を仕方ない奴だなと笑いゆったりと追いかけて)
え、ああ…確かに今さら気を付けようと意識するのも変な話だな、慣れてしまった可能性も大きいだろう(一瞬固まるも否定してくれた相手の優しさを感じ、少し嬉しく思いながらも言い訳のようなフォローを述べて)承太郎!遊園地を回る際は付けるのが常識だと聞いてな、これを買いに行っていたんだ(直ぐにショップから出て相手へ駆け寄れば、そわそわした様子で袋から遊園地のマスコットキャラクターを模したウサ耳カチューシャ取り出し、真面目な顔で相手の頭に装着して)
慣れ…だったのか、なる程。なら問題ないな、いつも通り遠慮なく触ればいいぜ(相手のフォローに納得して、無防備に笑顔を見せて)
そ、そうか、常識なのか、なら付けないとな。…あー、あのよ、花京院。これは俺じゃなく花京院のほうが似合うんじゃあないか?(相手の出した自分に不釣り合いな可愛らしいものにピシリと固まり、しかしころころと変わる相手の表情に楽しませてやりたいという気持ちが勝り、とりあえずその場で自分から外すことはせず、自分の頭で揺れる耳を指差し相手に問いかけ)
…これは礼を言うべきか?触れば良いと言われて触るのも不自然だろ、何と言うか…いけない事をしている気分になってしまう(照れ臭くなり戸惑うも、無防備な笑顔を見れば我慢出来ず手をそろりと伸ばし頬を撫で)
僕に?いや、残念ながら僕はこれを。それは承太郎に付けて欲しくて…想像した通りだ、よく似合っているぞ、承太郎。普段とは違うこういう物を楽しむのも遊園地の醍醐味の一つだろう?(既にショップの中で右腕に付けていたウサギモチーフの風船を指差して見せると、相手に装着されたカチューシャを満足そうに眺めて見惚れるかのごとく目を細め)
いけないこと?くすぐってぇの無理だがお前に撫でられるのは落ち着くんだ、これはいけないことなのか?(頬を撫でてくる手に自分の手を添えて淋しそうな目でじっと見つめ)
チッ…眼科行け、あんま見んじゃねぇ。まあ、そうだな、じゃあ楽しもうじゃあないか(自分だけマシなもんつけやがってとか思うところは色々あるが満足そうな相手に大した文句が言えず遊んで発散させるかとこそばゆい視線から逃れるように乗り物がある場所へと進んでいき)
いけない事じゃあ無いと思いたいが…僕に撫でられる君を見ているとどうも落ち着かないんだ、(相手の視線に胸が苦しくなると頬を優しく撫で続けながら目を逸らし)
仕方ないだろ、承太郎のこんな姿なんて早々に見る事も出来ないんだから。いろんなアトラクションが有るんだな…じゃあ、最初に乗る物は君に決めてもらおうか(隣に並び乗り物の方へ歩きながらも満足げに相手の姿を眺めて頭上で揺れるカチューシャの耳つつき、豊富なアトラクションをピッと指差して)
落ち着かねぇ…か悪い、無理させた…もう撫でなくてもいいぜ。(目を逸らされたのがショックだったのかしゅんと項垂れ、大きなガタイに見合わない捨てられた犬のような目をして)
チッ、……、じゃあアレにするぜ。やっぱ最初はああいうのがセオリーだろ?(舌打ちをしつつも、満足げでご機嫌な相手には可愛げしか感じず、うさ耳のことなど気にならなくなり相手に促されれば少し思案し、一番悲鳴が聞こえるジェットコースターを指差して)
な、…そういう意味じゃあ無い。人に撫でられるのは嫌いだと聞いたから…撫でていると、嬉しいような落ち着かないような気持ちになったんだ(慌てて首を振りながら否定し、目を合わせれば曖昧に述べて)
早速あれに乗るのか?君らしいといえば君らしいな…選んでくれと頼んだのは僕だ、異論は無い(指差された方を向き一瞬表情を引き攣らせるも、相手が乗りたがっているのだからと否定せずにジェットコースターへ向かい)
ん、そうか、なんか困らせちまって悪い。…、さっきから俺らしくねえな、触って欲しいとか言ってたのはもう忘れてくれ。この話はしまいだ、(目を合わせて貰えれば安心したように表情を綻ばせ、誤摩化すように相手の頭をぐちゃっと崩すように撫で回して)
おう、やっぱ絶叫が定番だろ、…?それかあっち行くか?なんかお前に似合いそうな気がするぜ(コースターに向かいながらも引きつらせた表情にきょとんとし、向かってる最中に見えたコースターとは真逆にファンシーなコーヒーカップを指差して)
…忘れたく無い、他の人には見せない面を僕には見せてくれたのだろう?そう言われて忘れられるはず無いさ、…承太郎(撫で回されながらも相手から視線を外さず見つめ続け、名前を呼ぶと腕を引っぱり抱き締めたくなるのを堪え、代わりに相手の後頭部に手を添え自分の胸元へグイッと寄せて)
最初はこれぐらいにしておくのが良いかもしれないな、あれよりも優しそうだ。コースターはこれでウォーミングアップをしてから乗るとしようじゃあ無いか(相手の優しさに口許を緩めコーヒーカップに乗ると、同じカップの向かい側の席を叩いて相手を呼び)
っ…花京院ッ?!お前…そんなセリフよく出るな…誰にでも言ってんのか?スケコマシ…キザ野郎…(突然胸元に寄せられたことにより近くなった距離に、相手の優しい言葉全てにときめきいて赤面し、耳まで赤くしながらちらりと相手を胸元から見上げて照れ隠しに悪態をつき)
ふっ、そんな呼ばなくてもすぐ行くぜ。ただ、ウォーミングアップといったが…俺とお前がこれ回すってこと忘れんなよ?(くすりと笑い、相手が叩いていた席に座れば二人の間にあるテーブルのようなものをコンコンと叩き、下手したらあのコースター以上にきついか、も、と冗談っぽく笑って言い)
そ、そこまで言わなくても良いだろう!スケコマシもキザ野郎も承太郎に言われたのが初めてだ、つまり誰にでも言っている訳じゃあ無いという事だが…そんなにクサイ台詞でも吐いてしまったか?(赤い顔で悪態をつかれても全くダメージにはならず、真面目に返せば相手の様子に思わず頭を撫でてやりながら自分の発言を振り返って)
ああ、その事をすっかり忘れていた。どちらが最後まで残っていられるか、良い勝負になりそうだな(相手の冗談に小さく笑えば闘志の映る瞳で相手と目を合わせ、テーブルのような物を掴み楽しげに前髪をかき上げて)
お…う、なんか、てきとーに言っただけだぜ…。別にクサイこと言ってねえし…その、むしろ嬉しかったから…あー…なんだ、恥ずかしいんだ。わかれ(と、歯切れが悪くなりつつ無茶な事を言いながら、誰にも言ってるわけじゃないと言われまた撫でられたことに嬉しいながらも照れて、拗ねたように唇をとがらし)
ほう、じゃあ先に吹き飛ばされるか根をあげた方が負けだぜ。何か賭けるか?(相手の瞳に感化され、勝負事と聞けば楽しげにノって、ニヤッと高校生らしい少し悪い笑顔を向け)
恥ずかしい?分かれ、と言われても、承太郎が口からちゃんと言ってくれないと俺には伝わらない。どうして恥ずかしいんだ?(相手が照れているのは自分の目にも明らかであり、おそらく理由は自分の所謂キザな台詞の所為だろうと深く考えずに結論付ければ相手の表情に思わず意地悪く微笑み、尖った唇をつつき喉元をくすぐりながら顔を覗き込んで)
但し周りに影響が及ばない範囲で、な。周りに迷惑を掛けても同じく負けの扱いだぞ。やはり折角なら何かを賭けた方が…そうだな、負けた方が勝った方の望みを一つ聞く、というので如何だろう(人差し指を立て忠告すれば、立てた指で悪い笑顔を浮かべている相手の頬をつつきながら提案し)
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