Music S.T.A.R.T!！【ひぼ】

うっ…そういう風に調子乗っちゃうからにこちゃんみたいに先輩っぽく見られなかったりするのよ…
（やってしまったと言わんばかりに憎たらしく思える笑顔に対して、そういうところはにこと似ていて先輩っぽく見られなかったりするんだと本音まで喋ってしまったことにも恥ずかしく思い）

うっ…なるほど(鋭く指摘を受ければ確かに相手の言うとおりかもしれないなと感じて相手から軽く視線外していて

全く…誰が歳上なんだか…わからないわよ
（視線をそらしたとわかれば飴と鞭と言う言葉もあるし鞭を与えなくてはと顔を近づけて、年齢さが感じられないようなと思いつつ軽く視線をそらして）

うぅ…面目ない…って、今は穂乃果が先輩だよ！(知らないうちに立場が逆転しかけていることに気がついて慌てて話しの方向を修正しようとし

そりゃあ…年齢的にも雰囲気的にも先輩だけど
（雰囲気はどうかと思うが先輩と言えば先輩なので言わなくてもいいが、先程の笑顔に少し意地悪をしたかったようで即答するように返答して）

その割には真姫ちゃんからの穂乃果の扱いが酷い…(先輩として認める旨の発言をしながらもなんだか扱いがぞんざいなようなと感じ、先輩らしさを感じさせない自分の振る舞いが悪く自業自得なのだがムスッとした表情浮かべ

…じゃあ…穂乃果先輩、何をしたら機嫌は直る？
（拗ねられてしまっては相手の機嫌をとるのにも大体は面倒な為に、相手の頭を撫でてやりながらさり気なく先輩と呼んでみて）

うーん…別に何もいらないよー。こういうところでわがまま言って他の人を困らせないところなんて先輩っぽいよねっ(少し考えてから思いついたようにパッと笑顔を浮かべて言ってのけ

まぁ、確かにそうね…先輩っぽいというか大人って気がしていいかもしれないわね
（言われてみればと言わんばかりに頷き、我が儘を言って困らせないというのは大人って気もして良いかも知れないと薄く笑みを浮かべ）

これでも真姫ちゃんより一つお姉さんだもん、当然だよ(大人っぽいという相手からの評価を甘んじて受ければすっかりその気になって｢じゃあ、行こっか｣と上機嫌で歩き出し

まぁ…一つ上のお姉ちゃんだけど
（お姉さんと言う言葉には深く考えてしまい自分には姉もいなければ妹もいないので、少し憧れてたようで小さく頷いて相手についていき｢お姉ちゃん…ね｣と小さく呟くと相手をじっと見つめ）

真姫ちゃん！なに考えてるの？(何やら独り言を呟きつつ自分より少しだけ遅れて歩く相手を振り返っては駆け寄り、小首傾げて質問をなげかけ

ゔぇえ！なんでもないわよ…ただ、お姉ちゃんって考えてたのよ…私一人っ子だし
（不意に駆け寄られると驚いてしまい二歩下がってしまうも、下に妹のいる相手なら話してもいいかなと姉がいないから羨ましいなんて言わず、姉について考えてるとだけ話）

なるほどねぇ～、それで真姫ちゃんはお姉さんが羨ましいんだね(口では羨ましいとは言わないものの、目に見えてわかりやすい態度を見ればニヤリと意地の悪い笑顔浮かべて問いかけるまでもなく断言し

う、羨ましくなんか…言うんじゃなかったわ…
（言う相手を間違えたと言わんばかりに恥ずかしそうに頬を染めると、どうせ姉になるなら絵里とか意外性のあるにことかに言えばよかったかもと内心後悔して）

照れなくてもいいよー。それじゃあ穂乃果が真姫ちゃんのお姉さんになってあげよっか？(いくら自分が鈍くても相手が嘘をついているかどうかはハッキリわかり、相手を肘でツンツンつつきながら面白がって言ってのけ

て、照れてなんか…別に穂乃果がお姉ちゃんとか悪いわけでは…ないけど
（完全に部が悪くなって肘で突かれるたびに赤くしたりイラつきを覚えるも、相手が姉になったらなんて想像しちゃったのか袖を掴んで小さく視線をそらして）

よしっ、それじゃあ…真姫ちゃん、お姉さんが沢山可愛がってあげるからねー(自分が姉であることに対してまんざらでもなさそうな反応を見せた相手を笑顔で振り返っては袖を掴む手をこちらから握ってやり

…っ！可愛がるって…
（握られた手を見ると言葉と共にだからか驚きのあまりに頬を染めてしまい、相手に可愛がられるなんて嫌なわけではないけど、なんとも言えないようなそんな気がしていて恥ずかしくなったのか俯いて）

あっ、赤くなった。えへへ、真姫ちゃんってば期待しちゃってるのかな？可愛いねぇ、このこのー(赤面していつものような悪態をつく余裕すらない様子の相手にすっかりいい気になって次は頬をツンツンし始めて