響 2015-05-02 21:02:14 |
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そ、それは……もっとだめだ。
(相手の呟きに緩く首を傾げながら「ありがとう」と返し、からかわれると真に受けてしまい、手を離して申し訳なさそうにシュンとして)
…んな落ち込むなって、ちなみに俺は姫なんかじゃあないからてめぇみてえな頑固王子様を嫌ったりはしねえし、てめえのそういうとこもむしろ大好きだぜ。
(しゅんとする相手にからかいすぎたなと思い、わしゃわしゃ頭を撫でて元気付けるようにニッと笑いかけて)
……本当か?…なら良いけど。
(曇らせたままの顔を相手に向け、相手ね笑顔見ればつられるように此方もへらりと笑い。機嫌を直すと同時に腹が鳴り、恥ずかしそうに顔を赤くし「…そろそろ、夕飯作りに取りかかろうか」と先程の腹の音の件を誤魔化すように笑いながら)
おう。…ふっ、そうだなすぐに準備するぜ、出来上がるまで我慢できるか?
(相手の腹の音に笑いをこらえられずクスクスと笑い、子供扱いするようにぽんぽんと頭を撫でて先ほど買った材料を持ってキッチンに入り)
笑うな。…僕も手伝うよ。
(立ち上がるとおかしそうに笑う相手の肩を軽く小突き。仕度の間自分は何もやることがないのは嫌で、相手についていくようにキッチンへ行き)
ふふ、っ…すまない。ん、ありがとう。
(小突かれて謝るもののまだ笑いがおさまってないのか微かに肩を揺らし笑いをこらえながら礼を言って)
ふ、…すまない。なんか可愛くて、な。笑ってないで腹空かせてる可愛い奴にとっとと飯作るぜ。
(笑いをおさえ、睨みつけてくる相手の目尻に口付けを落として再度謝り、相手が出してくれた食材を洗ったりカットしたりと手際よく下準備をはじめ)
普段はあんなに可愛いくせして、不意討ちでこんなことしてくるんだ。…君はズルい奴だな。
(微かに頬を赤らめ、それを隠すように相手から顔を背けながら調理器具等の準備を行い、一通り終わらすと自然と頬の赤みも消えており、下準備をする相手を眺めながら「板についているみたいだね、さすが」と感心したように)
ふ…、なんの事だろうな。……そうか?あ、助かったぜ、ありがとよ。
(微かに赤らんだ頬を一瞬視界にいれれば満足そうに笑み、ズルいと言われればわざとらしく知らんぷりし。相手からのさすがと言葉をうけると嬉しそうにし、準備をしてくれた相手に礼を言いつつも「見られると少しばかり照れるな」と言葉を漏らしながらも淀みなく調理を進めて)
どういたしまして。……ん?見られるのは嫌かい?
(相手の言葉に首を傾げると見つめる動作をやめるが、一通り自分のできることは済んだのでやることがなく、自然と相手の方ばかりを見てしまい結局変わらずジッと見つめて)
別に嫌じゃあねぇが…見ててもつまんねえだろ?
(作業中は口で言うほど気にしてはなかったが、後は煮るだけといった感じで灰汁とりのために手元をたまに見るぐらいと料理に対して集中力が緩み、相手の視線につい意識がいってしまって「あと照れるって言ってるだろ」と小声で呟き照れた表情を隠すために帽子のツバをさげて)
別に。好きな人がいると、ついついその人のことを見てしまうだろう?そういうことだよ。
(つい見てしまう理由を説明しようとするが特に意味はなかったため、片想い等によくあることに例えて説明し。呟かれた言葉をしっかり聞き取ると満足そうに笑みを浮かべ、甘えるように相手にぴったりくっついて)
好きな人……まあ、目では追うな。 …っ!?急にどうしたんだ…危ないぜ?
(ちらりと相手を一度見て、自分も当てはまるところがあったのか納得し、突然くっつかれればピクリと肩を跳ねさせ驚き耳まで赤くして照れるも、帽子で隠れていていまの表情は相手にあまり見えないだろうと思い甘えられた事で声は浮ついているものの平静を装って問いかけながら鍋の火を弱め)
ふふ、ごめんごめん。…いやさ…やっぱり好きだなぁって。
(謝るが依然くっついたままで。照れ臭そうにしたり、平然を装うがバレバレだったり、そんな隙がなさそうに見えて隙だらけな相手が愛しくて仕方なく、幸せそうにニコニコしながら)
また急だな…、…ありがとよ、俺も好きだ。でも今はあんまり嬉しいこと言うんじゃあないぜ、料理に集中できないだろ?
(相手の言葉に照れたまま表情が緩み、「お前に不味いもんは食わせたくねえ」と照れてる自分をわかっているんだろう相手をちらりと緩んだ困り顔で振り返れば相手のニコニコとした幸せそうな笑顔に毒気を抜かれ「くっつくのは別にいいけどよ」と付け足し)
君の作るものならなんでも美味しいよ。…煮物だから結構待つよな?いつ出来上がるかな。
(くっつく許可がおりると、肩に頭を負担にならない程度にもたれさせて、美味しそうにコトコトと音をたてる料理を眺めては再び腹が鳴りそうになるのを我慢しながら小さく呟き)
それでもダメだ。…ああ、もう少し煮込まねえとな、こう時間がかかってしまうものより手軽に肉でも焼けばよかったかな、…すまない退屈か?
(ちゃんとしたものを相手に食べさせたいと意固地になって首を横に振り、距離が近い為か相手の呟きを拾い、もたれてくる相手を感じながらすまなそうに問いかけ)
…頑固なのは昔から変わらないな。いいや、退屈じゃあないが待ち遠しいかな。
(申し訳なさそうな様子に顔を上げると首を振り、何かを思い出したようにあ、と呟くと「お茶とか買ってなかったよね…あるかな」と冷蔵庫の方へ向かい)
そう簡単に変わらねえよ。そうか、…ああ、しまった忘れていたな。…はいってるだろうか?なかったら買い出しにいかねえと…
(安心したように笑むも、自分の部屋であるにもかかわらず冷蔵庫事情を理解しておらず、冷蔵庫へと向かう相手の背中を目で追って考え込みながら呟き)
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