一和臣 2015-04-20 23:41:15 |
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俺から行動に出ようかってこと(手首掴む相手の行動をどうするのかと不思議に思いながら、先程此方から抱き着いたように、何かしらしようかと意見を述べ)
…ああ。人に何かを教えるのは好きなんだ。(向いてる、その一言に研修としてや、塾の講師等をしていた時の生き生きとしていた自分を思い出せば顔を上げ、ぐびっと口にして。上機嫌な相手の姿に微笑を浮かべつつ『あまり飲みすぎないようにな』と相手の意図していること等は考えておらずまるで先生かのように注意をし)
それも楽しそー。…だからそこらへんは、あんたにお任せ。好きにやっちゃって。
(相手の提案は此方が強要するようなものではなく、普段通りの軽い調子で丸投げしてしまう。再度口を開くと手首を甘噛みして。)
ふうん。…すごいなあ。人に教えんのって、難しいでしょ。
(目を細めながら二、三度相槌を打つように小さく頷き。自分の職は少し特殊だがコツや技術を説明するには語彙力不足であった過去の出来事をふと思い出し感心したように。手持無沙汰なのか中身が零れない程度に缶を揺らしながら「はーい、センセ。」なんておどけたように。)
…っ、…なら遠慮なく(先程の行動の続きなのか、手首を甘噛みされれば痛いわけではないも不意だった為かビクつき。そんな反応見せてしまった自分が恥ずかしく、仕返しだと言わんばかりにもう片方の手で相手の手首掴めば唇近づけ軽く口付けした後、相手にされたように噛みつき)
んー、…俺は好きだけどな(言いたいことはいっぱいあるも、それを喋れば長くなってしまうだろうと少し悩む素振りを見せれば二文字にまとめ。学生のような態度の相手に懐かしい思い抱いてか、ふいにわしゃわしゃと髪を撫で)
ン、…かわいー。
(驚きか動揺か、どちらにせよ小さな反応を見せる相手に思わず笑みが漏れ。動作を真似るよう自身の手首に歯を立てる相手に高揚を抑えきれないと言わんばかりに口端を上げ、手首から指先へと唇這わせていけば人差し指を口内に含み。)
好き、ねえ。…あんたみたいなのが先生だったらよかったなー。
(首を傾げるとぼやくように間延びした声で呟いて。問題児だったこともあり学生時代、教師にはとんと良い思い出がなく思わず溜息をついてしまいそうになり。が、その直前に不意に髪を掻き乱してくる相手の大きな掌に驚き一度大きく瞬きをして。「どーしたの。」尋ねながらも嬉しくない筈がない、だらしなく頬を緩めながら空いた手を相手の頬に伸ばし指先で触れてみて)
どっちが……っ、くすぐったい(可愛いと言われたその言葉に納得いかないと、嫌そうに眉間にシワを寄せ。それでも舌の這うその感覚は嫌いじゃないのか、むしろ色気のある行動にドキマギ胸を打ち)
君みたいな生徒がいて、懐かしいなって思っただけだよ(望むような相手の言葉に、此方もそんな先生になりたかったと今もう諦めている夢を口にすることは無くても想いはあり。アルコールのおかけか、何なのか、するりと頬を撫でる相手の指を心地よく感じつつ、その手を取れば上から見降ろし、いつかの学生と相手を自分の中で重ねているらしく、見つめ)
どっち、って…俺のことかわいーって思うの?
(不機嫌さを眉間に醸すのにも構わず、驚きの発言が相手の口から漏れると一度目を瞠り問うて。拒絶を見せないのをいいことに弱く吸い付き甘く犬歯をたて。)
なあにそれー。
(相手の発言や懐かしむような表情から夢を捨てたといっても未練を残していることは何となく理解しており。だが此方を見つめる相手は自分を通して別の誰かを見ているようで。見上げたまま口元を歪ませ「全然面白くないんだけど。」頬から取り去られた手で相手のそれを掴み。)
…そういうことにしとくよ…ッ、(素直に肯定するのは気恥ずかしいらしく、言葉を濁しつつ。舌の這う感覚に反応を見せるも相手の好きにさせようと。)
あぁ、すまない…思い出話はつまらなかったか。(先程とは一転。少なくとも好意を持たれている相手が不機嫌になるのを見れば、確実とは言えないも何処となく原因を察し。気まずい空気を感じながらも「別の話でもしようか」と無難な提案すれば相手の手から逃げるように立ち上がり、缶を捨てようと足を進め)
わー…、すげえ嬉し。
(強引に好意をぶつけ、好き放題していることを多少は自覚していたのかどちらかというと好意的な印象持たれていることに表情綻ばせ。伏し目がちに甘噛みを幾度か繰り返しつつ、ちらりと瞼起こし愉しげに相手の反応見遣り。)
そいつがあんたのナニだろうとどーでもいいけど、今此処に居んのは俺だよ。
(此方を気遣って話題を変えようとしているにもかかわらず、それを良しとせず吐き出される言葉はまだ不機嫌なもので。口端から少し零れていくビールにも構わず缶に残ったものをすべて流し込むと、「だからさあ、やめて。俺そいつじゃないし。」と何処かへ歩き出す相手を引き止めるように手を掴み。)
それで、…いつまで俺の指を食べてるつもりなんだ?(可愛いと言ったものの、己の指を咥えているその姿は女性にも負けず劣らず妖艶で。完全な相手ペースに引っ張られ、尚且つ心臓のドギマギ感を抑えつつ行為を止めさせようと控え目ながらも声を掛けて)
ああ、分かっているよ…すまん(いつも笑顔でへらへらと適当な事を述べている相手しか見てこなく、こんなにも怒りを露わにさせる姿は初めて見るのか、どうしたらいいのか分からず、掴まれた手でさえ払う事出来ずに立ち尽くし。ただ、真っ直ぐ見つめられている視線が耐えられないのか、不意に視線逸らして)
ん、他んとこも食べていーの?
(指先を軽く吸いつくのを最後に口を離すと唾液に濡れたそれを自身の服の袖で拭い。拒絶する様子がないからこそ自分なりに遠慮していたらしく、許可を求めるように期待をこめた視線を送り。)
ほーんと、…罪な男だねえ。
(普段の飄々とした態度は陰を潜めており、そんな相手に半ば皮肉なぼやきを一つ。しかし素直に謝罪されて許さぬわけにもいかないのが惚れた弱みというものだろう。気まずそうに視線を外す相手を興味津々に数秒間ほど見つめた後、足を止めた彼の手に呑み終えて空の缶を握らせ「はい、ついでに俺のもおねがーい。」なんて茶目っ気たっぷりに笑み。)
んーん。お預けだ。(咥えられた指がやっと解放され、これで変な気を起こさないで済むと一安心。尋ねられたことに首を横に振ってみせると簡単に咥えられない様にとあくまでも自然体に腕を組み)
あ、あぁ…(相手の言動から、自らの失態を今は許してくれないだろうと思っていたも、視線逸らした次の瞬間にはまたいつも通り剽軽な姿で、戸惑いながらもコクリと頷き)
はーい、…なんて言うわけないでしょ。
(腕を組んだことにより手を噛むこと以前に触れることすら困難に。やんわりとした拒絶に対し一度は聞き分けよく返事をするも、そんな気は更々なく両腕を伸ばし相手の首に絡ませるように抱き着いてはそのまま身体の重心を傾け。)
和臣さん、次もビール?
(普段と違い、戸惑いを見せる相手は新鮮で玩具を見つけた子供のように愉しげに眼を細め。テーブルの上に置かれた缶を三つほど積み上げながら、相手がキッチンから帰ってくるのを待ち。)
うお、っ…(素直に返事をしたのも束の間、突然首に回された腕に加え体重が乗り、腕を組んでいた為かバランス取りづらく体がよろけ。咄嗟に伸ばした腕は相手の腰を支えるような形になり)
…いや、俺はもういいよ。ウーロン茶でも貰おうかな(飲み足りない気がするものの、これ以上飲んでまた口でも滑らせたら大変なことになると一人考え。結局首を横に振り、キッチンから戻ってくれば相手が遊んでいる中のものを一つ指指して)
つっかまえたー。
(体勢を崩すことを見越していたのか、動揺する相手にも御構いなし。相手の頬に己のそれをぴたりと押し当てながらご機嫌に。)
あれ、もーいいの?
(予想外な返答に驚いたように数度瞬きをすると、積み上げていた缶の中から要望のものを取り出し相手に差し出して。此方は悩んだ挙句にアルコールの入っていないオレンジジュースを選択しプルタブを引き上げて。)
つっかまえたー。…じゃない(おどけた様に相手のモノマネをしたと思えば呆れたようにため息と共に言葉を吐いて。あからさまな嫌がる発言とは裏腹に、満更でもないのか体は離そうとせず)
ああ、いい。明日も仕事があるからな。(もっともそれらしい理由を述べれば缶を受け取り「ありがとう」と一言。先程の事を思えば距離は空けて座ろうと相手とは少々離れたところに腰を落とし)
いーじゃん、これくらい。サービスして?
(呆れを隠さない相手の言葉からは嫌悪感すら感じられるものの、抵抗なく腕の中に居るままで。それが嬉しいのか口端を上げつつ、首を傾げると目線を合わせ。)
なーるほど。…じゃあ、いっぱい飲むなら休み前だなあ。
(素直に合点、ぼんやり宙を眺めながら間延びした声で独りごちる。しかし先程よりも距離のある位置に座す相手に目聡く気付くと怪訝そうな面持ち、「何でそっち座んの。」なんて少々不貞腐れたように。)
だいぶサービスしてるつもりだけど?(いつも相手に強請られ最終的に折れるのはこっちの方だと自信があるらしく、満更でもないものの悔しいのか支えてる腰をギュッと軽く絞り)
俺は約束はしてない(まるで今後もそういう機会があるような口ぶりに、今日はあくまでもたまたまだとキッパリ言い切ってしまい。そうかと思えば鋭い相手の眼差しに言葉はパッと出て来なく「何となくだ」無難にそう答え)
…そーかも。欲張りになっちゃって、さ。
(一方的に好意をぶつけては軽くあしらわれていた頃と比較すると彼の対応は天地の差。腰に回る腕の感触に嬉々と表情緩めながら、相手の髪を片手で梳き。)
つれないなあ。…いーよ、俺が押しかける。
(素気無く突き返される誘い、不貞腐れたように呟くもいつもの事だと慣れたようで、吹っ切れたように。「…じゃあ、なんとなくでこっち来て。」なんて手招き、先程相手が座っていたソファの位置を軽く叩いて示し。)
なんだ、そういうこと思ったりするんだな。(いつも何かと強引で、ペースも相手に持っていかれることが多い中、反省をするような言葉に驚き、それでも楽しそうにしている相手を見れば微笑ましく肩にうずくまるように額を預け)
警察呼ぶぞ…(違うことを言おうと口を開くものの、また上手い具合に言い返されてしまうのだろうと最終手段に出て。「…何もするなよ」手招きされれば少々頭を悩ますも、缶を片手に相手の隣への腰掛け」
そーなの。惚れた?
(意外とばかりに驚いたような反応を見ると何処か嬉しげに目元を細めると、穏やかな声色ながらもいつも通りに軽い言葉を。肩に押し付けられた額に必然的に距離は縮まり、甘えたような仕草を見ると胸が弱く締め付けられるような心地を抱き、相手の側頭部に頬をくっつけて。)
容赦ねえなあ。…前科持ちかー。
(辛辣な言葉にも動じることなく、軽い笑声を零しては何やら不穏な独り言をぽつり。軽快したような発言に両手を小さく上げてみせ、「俺なーんもしてない。…嘘、怖かった?」小さく肩を竦めると困ったように眉尻を下げつつ地べたに座り込んだまま表情を覗き込んでみて。)
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