篠宮 千歳 2015-03-26 03:34:37 |
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…牛乳嫌いなのか?もったいない、もっと伸びるかと思ったが…。
(ひんやりとした冷蔵庫内を軽く見回して中身は茶関連のものや麦茶などしか飲み物はなく、牛乳はひとまず無いと分かれば突然掴まれた腕をなんだなんだと思い冷蔵庫をパタンと閉めて後ろへ振り返ると露骨に嫌そうな顔を浮かべている表情に指先でぽりぽりと頬掻いて「わかったよ」と胸元辺りに居る頭に手を乗せてくしゃりと髪を乱すように撫で。)
千歳は僕にもっと大きくなって欲しいの?
(残念そうな相手見上げては不思議そうに問いかけ、今からだと数センチくらいは伸びるだろうが相手に追いつく程は不可能だろうとしみじみ相手の背の高さを感じて。髪を撫でられては、牛乳は無理だがヨーグルトか小魚辺りで密かに頑張ってみようかなんて考えていて。)
さらに大きくなったらどうなるか見てみたいというのもあるな。
(問い掛けに唸りつつ瞼を伏せて頭の中で彼の身長を操作した姿を思い浮かべるもののそれは理想にしかすぎず、やはり現実と理想は違うよなと無言の頷きを。伏せっていた瞼を開ければキッチンには用はないとばかりに広間のソファーへと向かって。)
ふーん。
(聞いておきながら素っ気ない返事をするも、ソファへと向かう相手の後ろをゆっくりと追いながら相手はもっと背の高いのが理想なのだと分かれば、理想に少しでも近付けたら…と牛乳以外の背の伸びる方法をまたパソコンででも検索して探して実践してみようと悶々と考えていて。)
…、何を考えているんだ?
(ソファへたどり着くなり柔らかな弾みに身を任せるように腰をかけてふとついてきているはずの彼の足が遅く歩んでいるのに気づき、何か考えているような思いつめた表情に頭の中ではてなを思い浮かべつつ問いをかければ隣に座るようにと空いている自分の横に手でポンポンと。)
んー?牛乳以外で背が伸びる方法。
(考え込んでいては無意識に俯き加減で歩くスピードが遅くなっていて問いかけられれば相手を探す様にきょろ、と辺りを見渡せば相手はもうソファに座っていて其方に近寄っては促されるまま相手の隣に座り先程の問いかけに答えて。)
そんなに考え込まなくてもいい。お前はお前だ。
(ぽすりと座っている位置がさらに深く沈むと同時に回答を耳にするとなんだそんなことかと頭の中でつぶやくようにしつつ肩の力を抜き、背もたれへ体重のままに背中を預けると自分の長い脚を組めば思案しているような顔へと視線でちらりと向いた後にそのまま顔も相手の方へ向けて、後ろ頭に手を近づけるなりぽんぽんと「気にすることは無い」と励ますような付け足しをし。)
だって、千歳は背が高い方が好みなんじゃないの?
(励まされながらもまだ少し納得していない顔をし先程の相手の発言からそのように受け取ったんだというように上記述べては膝を伸ばして座り足の指先を上下に動かしそれを眺めていて。)
高いほうが好み?更に大きくなったら見てみたいというのは云ったが、見てみたいだけで好みじゃねえ。
(ぶらぶらと揺れる足に合わせてソファも僅かながらにその振動に合わせて揺れているのを感じつつ、誤解を解こうと上記述べた後に撫でている手の動きをやめて自分の元の位置に戻し。それから思案するかのように顔を前を向いて唇を引き結んで頭を"うーん"とばかりに首を傾げ。)
へ?そうなの?なぁ〜んだ、よかったぁ。
(相手の言葉を聞いては自分が誤解していた事を知り動かしていた足を止め相手の方へときょとんてした視線向け、今から背を伸ばすなんてほぼ期待出来ないと思っていたので安心した様に息を吐きながら上記述べては何か思案している様子の相手を不思議そうに見詰めて首を傾げ。)
だから安心しとけ。
(傾げている首を元の位置へ戻し、組んでいる足を解きソファの上に足を乗せてあぐらをかくなり膝部分に肘を乗せて手のひらで顔を支えるように頬杖を。誤解が解けた事で此方の心持ちも安心感が得られ、無駄な思考を巡らせるのはやめにして自由なほうの片手で自分の長い襟足に触れて「そろそろ髪を切ろうかね」なんてことをつぶやき。)
ふふ、うん!
(安心したのと相手の言葉に穏やかに口角上げては上機嫌で頷き、胡座をかく相手に寄り添う様に少し凭れて。相手の呟きが聴こえれば「僕が切ってあげようか?」と断られるのを承知で冗談混じりにクスクス笑いながら相手を見て。)
ああ、是非切っていただきたいね。
(隣から心地の良い重みがかかるのを感じたら此方も重みのかかる方へ体重のままに預け、彼が切るという選択肢は思い浮かばなかったため暫し思考を張り巡らせるもののそれも悪くないと無言の頷きをした後、それを了承して「お前さん好みにしてくれ」と襟足を弄る指先の動きを止めて。)
へ?だ、駄目だよ!絶対変になる!
(きっと辞めろと言われると思っていたのに返されたのは許可の言葉で呆気にとられた顔をしては自分で言い出しておきながら、そもそもやった事もなく他人の髪を切るなんて責任感が半端ない事出来ないと両手を左右に振って。)
…そうか、残念だな。
(目の前で両手を動かし否定する姿に少しばかり気持ちを落としてしまいつつ、「でももしも髪を切ることになったらどんな髪型が理想だろうか」と長めに伸ばしていた襟足を手で掴んで後ろの方に持っていき、相手にとっては首元をスッキリさせた状態で見せて様子を伺い。)
だって、変になったら千歳、嫌でしょ?
(少し元気のなくなった様子に手を下ろし、眉を下げては自分が切っておかしな髪型になってしまっては外出したりしても笑われてしまうだろうと考え告げて。襟足のなくなったスッキリとした首元を見ては「理想って、僕の?」と尋ねて。)
変になっても、俺は気にならないがな。
(人差し指と中指で鋏のような形状にさせて襟足を挟んで切るような仕草も加えつつも彼が施したのならば変だという認識はあまりしないだろうと心の中で思うと其方の問いかけに肯定するかのように頭を縦に動かして頷き。)
…本当に?…なら、僕が特別に切ってあげる。
(相手の言葉に念を押す様に問うも相手がそう言ってくれるのならと嬉しく思えば、途端に得意気になって頑張って相手を喜ばせようと張り切って。頷く相手を見ながらうーんと視線を逸らして考える素振りをしては「特にないかな。…千歳に似合ってたら、それでいい。」と考えた末、思って事を素直に述べて笑顔を見せ。)
そうか、じゃあお願いしようかな。
(襟足を切るようなしぐさをやめにして期待に目を少しばかり明るく輝きを宿しつつ、張り切ってくれているような様子にそれこそ期待が膨らむがどんな髪型にされるのかわからないので期待もほどほどにしようと思い一度深呼吸を試み。考えた結果の回答と笑顔につられて口元に笑みを乗せれば「楽しみだ」と声音も弾み。)
任せて。…何処でやろう?お風呂場?
(お願いする言われては嬉しそうに頷き、早速と思うも此処では髪が散らばったりして掃除も大変だろうと考えては風呂場なら掃除もしやすいのではと思い付き相手に尋ねて。)
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