−血を吸われたい?−

ふふ、(嬉しそうに撫で受けすれば優しいのは自分にだけ、という言葉を聞き幸せそうに微笑み「照れてるの-?」と相手の顔を見てかわいい-と言い

…っ、照れてない（咄嗟に顔をぷいっと反らせば否定して。「ほら、ｹｰｷ来たぞ」と店員が持ってきたｹｰｷとｺｰﾋｰを目の前に指さして）

わあっ(キラキラと目を輝かせれば「いっただきま-す!!」と手を合わせ一口食べれば「おいしい-！」と幸せそうに微笑み

それは良かった。というかそんなにｹｰｷが好きならバイキングにでも行ったらどうだ?あそこなら好きなだけ食べられるだろ（机に頬杖を付きながらｹｰｷを頬張る相手を見つめ微笑めばバイキングを薦めてみて）

嶺君と一緒なら行きたい(相手を見つめて上記を述べれば

俺、あんま甘いの好きじゃないけど。（見つめられるとふいっとそっぽ向き「でも、まあお前の喜ぶ顔が見れるんなら行ってやってもいいぞ」若干ﾂﾝﾃﾞﾚが入るも本人に自覚はなく、相手へと顔を戻せば微かに微笑んで）

ツンデレ…(クスクス笑えば「ごちそ-さまでした♪」と手を合わせながら言ってお腹いっぱい…と呟き

ﾂﾝﾃﾞﾚ…?お前、ちゃんと目開けてるのか?（眉をぴくっと動かすと相手の目を脇目もふらず相手の目をこれでもかというほど、ぐわっと開かせてみて）

開いてるも-ん(べー、と下を出せば相手見つめて「そろそろ帰る？？」と言って

そうか、それならいいんだよ。ん、そうだな（相手の額にデコピン喰らわせてて。立ち上がると会計を済ませ店から出て宛もなく歩き続け「ここらへんになんかいいスポットでもあればいいんだけどな」と少し悩んで）

なにかあるのかな…？(いいスポットと聞けば自分も考え出し「嶺君、のオススメとか、隠れスポットとかないの？？」と言ってみて

いや、俺も知らないな。…まあ夜だし、今日は帰るか（話に夢中になっていて忘れていたが今は夜で、さすがに相手を遅い時間まで外に居させるわけにもいかないと考え元来た道を引き返そうと歩き出して）

そ-??(しかたないか、と考えればくしゅんっ、とくしゃみをして「夜は、寒いね…」と苦笑いして手をあたためようと息を吹きかけ

早く戻るぞ（くしゃみをした相手に己の上着を肩に掛けてやれば手をさり気なく握り、歩き出して）

あ、嶺君寒いでしょ(慌てて上着を返そうとして手を握られれば幸せそうに微笑み

いい…俺、寒さには慣れてるから。（返されそうになった上着をいらないと突き返し、「お前の手は俺と違ってあったかいんだな」ぎゅっと握れば微かに微笑みながら言って。）

ありがとう(微笑めば相手にお礼を言い「そお？早く帰って寝ないとね」と言い相手の頭を手を当繋いでない方の手で撫でて

…っだから撫でるなって!（不意に撫でられると恥ずかしさからかそっぽ向きつつ上記述べて。「帰ったらちゃんと暖かい格好して寝ろよ、風邪ひかれちゃ血、吸えないから」遠回しに心配なのだと告げて。）

ふふ、はいはい、ありがとう(心配してくれているのに気づけば微笑み「今日は、もお吸わなくて大丈夫なの？？」と心配そうに相手を見つめて

…ああ、大丈夫だ。（本当なら既に喉は渇ききっているのだがもしこの状態で血を吸えば相手に無理をさせてしまうのではと恐れてはお願いすることが出来ず）