さすらいの旅人さん 2015-01-26 01:58:34 |
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・・・ほんと、そういうところ最低。
(相手に言われたことは図星で、俊哉を嫌いになることなど自分には不可能で、それを分かっていて受け止めてくれない態度にやきもきし、何とかこっちを見てもらいたいと無理やり形態を取り上げて)
はい 。図星 。分かり易 、フハッ
( 嘲笑うかの様にアカハを馬鹿にして、「 あっ。」と携帯をすんなり取り上げられ不意に見えた相手の表情から察し何かを思い付いたのか口角を上げ乍微かに微笑み )
ち、違うってばっ!
(むきになって否定することで、返って肯定してしまうことには考えが及ばず。見透かされた恥ずかしさから相手が何か企むことにも気がつかず、微笑む表情にイラっとしてもうどうとでもなれと開き直っていい加減に「何?」と話しかけ)
あっそ 、
違うなら俺の事嫌いに成れんだな?
( 冷静な表情でアカハを見下ろし、顎のラインを人差し指ですっとなぞれば一瞬何処か寂しそうな顔をして、「 俺にそういう態度取るんだ 」と反省の色も出さずに述べ )
・・・・・・なれる訳ないでしょ。
("俊哉が悪いのに"と心の底で思うも口には出せず、不満はそのまましまって。一瞬見えた寂しげな表情に驚き目を見開くが、すぐに目を反らし頬を赤く染めてぼそりと呟いて)
つまり其れはどういう事?
( 態とらしく答えを求め、何故か不満そうな表情をしている相手に気が付きそっと頭を撫でて、顔を紅く染めているアカハを見ると無言で頬に口付けを一つし )
なんでそういう事するかなっ!
(相手の唇が振れたところに手を当てて、更に赤面する顔を隠そうとして。どういう事かと問われれば「分かってるくせに」と小声で抗議し、上目遣いに見つめて)
はいはい。隠そうとしたって無駄だぞ。
( 可愛いと内心想い声にも表情にも出さずにして相手に顔を近付け、上目遣いで見詰められた事にドキッとして両手でアカハの目を隠し乍「 全然分かんねえ 」と述べ )
わ、ちょっと何?
(目隠しをされ驚き相手の両手を掴み外そうとして、"分からない"と言い続ける相手を前に観念したが、素直に気持ちを述べるのは羞恥心が邪魔をして「・・・寂しいから、嫌わないであげる」と誤魔化して)
別に
( そう呟くと目を塞いでいる手を離しキッチンへ行き水を飲み込んで気持ちを落ち着かせ、素直に言わない相手にモヤモヤが積もり「 ちゃんと言わねえと褒美やんねえ 」とキッチンの方から聴こえる様に言い )
えっと・・・
(なかなか素直になれないが、席を立ってしまう動作に焦りを感じキッチンから戻ってくるタイミングを見計らって、目線は下げたままで「・・・僕、俊哉のこと好きだから」と消え入りそうな声で述べ)
・・・何か作ろうか?
(小声で言ったのも悪いかもしれないが、"せっかく言ったのに"と少し腹を立てて。同時に言ってしまった恥ずかしさからその場を離れたい気持ちが生じ、キッチンへ向かおうと席を立って)
・・・寝ちゃうの?
(ソファーに座る相手に、立ち上がって後ろから抱き付いて。「ねぇ、ちゃんと素直に言うから。起きてよ」と腕を首に回して駄々をこねて)
はぁ…っせえな 、起きてるよ
( アカハの寂しそうな声が耳に響き溜息を零すが眠そうな表情とは別にいつも通りの表情に成り、「 素直に言わなかったらもう口聞かねえ 」と駄々を捏ねる行動も何故か愛しく感じて )
う・・・・・・それは、いや。
(相手の発言を真に受けこの先何を言っても返答してもらえないことを想像し、捨て犬のように眉毛を下げ今にも泣きそうになって)
は?泣いてなんかないし!
(口では強がってみるものの、このタイミングで優しくされると思っていなかったため、不覚にも薄らと涙が浮かんでしまい)
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