瀬良 奏 2014-12-24 14:42:42 |
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( 頬を赤く染める様子にふ、と笑みを零せば可愛いなあ、と内心。保健室のドアノブに手を掛けた所で呼び止められては振り返り不思議そうに表情を浮かべた後、「 そうだけど..? 」と小首を傾げてみせ。相手が隠し持っていたとはいえ、好意には応えるべきだろう。と其処らの常識はあった様。片手をひらりと揺らしてから保健室を出れば女子生徒を探してみようか。 )
……。
(扉が閉まれば保健室に一人取り残されてしまい。相手を追おうかとも思ったが嘘をついた己が今更女子生徒に顔向けなど出来る筈がない。「ほんと、最低。」と自嘲気味に呟いてはベッドにボフンと倒れ目を閉じて)
( クシャクシャの紙を片手に校内を廻れば女子生徒の姿を探して。ふと教室に女子生徒が数人居たのを見れば手紙の本人も居たようで。「 ..ちょっと良い? 」と女子生徒に向けて手招きをすれば廊下に呼び出して。コホン、を咳を鳴らし。先程相手から手紙を貰った事と、自分なんかに好意を寄せてくれて有難う、と他全てを彼女に伝えては女子生徒も頷いてくれて。じゃあ、と片手を揺らせば保健室へ戻り。 )
んー…。
(保険医も戻って来ない静かな保健室内。外から聞こえてくる生徒達の声に耳を傾けていると、気付けばうつらうつらしていたようで。扉の開く音に低く唸り声をあげては寝返りを打ち)
( 保健室の中へ入り眠たげに欠伸を洩らしてはベッドに寝ている相手の元へ近寄り。座り込んで相手の表情をじとーと眺め、何を思ったのか前髪を片手で上げればチュ、と触れるだけのキスを落して。其の侭頭を優しく撫でては柔らかな髪質と寝顔に頬を緩ませ笑みを浮かべ。 )
…奏?
(額に触れた柔らかな感触に寝息を洩らし、徐々に意識が浮上しゆっくり瞼を持ち上げれば相手の顔が視界に入って。あれからどれくらい時間が経ったのだろう、そう頭の片隅で思いながら上体を起こし。「…えーと、…あの子とは会えた?」相手に視線を向けては気まずそうに訊ねて)
...嗚呼 。
( 起きたと思えば気まずそうに向けられる視線に表情を戻せばコクリと頷いて。一息吐いて相手と向かい側のベッドに座り相手に視線を向ければ「 教室に居たから、手紙返してきた。 」とポツリ言えば小さく苦笑を洩らし。_あの紙見て吃驚してたなー。なんて。 )
…そっか。
(同じように苦笑を浮かべるも思いの外ぎこちなくなってしまい。手を組みそこへ視線を落とせばゆっくりと口を開いて。「実はさ、さっきの手紙が最初じゃないんだ。前にもこういうことが何度かあった。俺が全部嘘ついて諦めてもらったけど。」と語っていけば「奏ったらモテすぎ。」と眉尻下げたままからかうように小さく笑い)
え、マジか 。
( 相手の台詞に目見開き驚いては不思議感しか無く首を緩く傾げて。相手と以外余り会話しないのに、何て考えていれば疑問は増える一方で。「 ごめん。つか、柚希も結構噂されてるからな。 」本人こそ分からないだろうけど、" 小柴クン格好良いよね "なんて女子同士の会話をよく聞き入れる己。相手をチラリと見遣れば何だかんだお互い様だなーなんて。 )
え、そうなの?
(相手以外に興味がないためか周りからの好意には疎く、噂されていた事に初耳だと目を丸くして。相手に好意を寄せる者が現れた時己は嫉妬と独占欲丸出しだったが、相手はどんな気持ちだったのだろう。気になり、じっと相手を見詰めては「そういう噂聞いた時、奏も嫉妬してくれた?」と訊ねてみて)
( " 嫉妬してくれた? "なんて訊かれると肩を竦め「 知らん。 」と視線を逸らせば一言。嫉妬するに決まってる、でも其れが云えないのは己の性格上難しいようで恥ずかしいと言うか何というか。それでも突き放す様な言い方だっただろうかと後々考えれば「 少しな..。 」と添えぎゅ、と拳を握り。 )
(相手の性格からして答え難い意地悪な質問だっただろかと言った後で気付くと、素っ気ない返答でも可愛いなと思えてしまうもの。しかし言い直された台詞に一瞬きょとんとしては衝動的にベッドから立ち上がり飛び付く勢いで相手を抱き締めて。「…すげぇ嬉しい。なぁ、嫉妬で狂いそうだった、て言ってみて?」と口許を緩ませながら注文もしてみて)
___?!
( 不意に抱き締められてはパチパチと瞬きをし伝わってくる体温に双眸細めて。然し自分には無茶な質問に「 ..ッ馬鹿、言えるか。 」と一蹴りするも此方も抱き締め返してみようか。狂うどころか、其の場の本人に云いそうだったな。なんて事を思い出しつつ自身に呆れては独占欲かなあ、と内心。 )
俺さ、独占欲相当強いんだよね。奏に好意を持つ危険因子は極力近付けたくないっていうか…。
(案の定の答えに小さく笑いを零せば首筋に鼻を寄せ相手の匂いを吸い込んで。不思議と落ち着く匂いに目を瞑り、肩に顎を乗せては徐に口を開くと語っていき。「できることなら奏を人目のつかない場所に閉じ込めておきたいって思っちまう。…実際にはやらないけどな。」と冗談混じりに述べて)
( 相手の台詞に何だか可愛いと思う自分は変だろうか。フワフワとした相手の髪を撫でつつ「 ..じゃあ柚希が嫌でも柚希の傍に居るから。 」なんて。普段から一緒に居るから余り変わらないけど、と苦笑いを零して。 )
(嬉しい台詞に目を細めると身体を少し離して。「約束だかんな。俺も何があっても奏の傍にいる。絶対に離してなんかやらないから。」真剣な顔で相手の目を見据えながら告げると柔らかく微笑み。チュと軽く触れ合うだけのキスをして)
...離したら赦さねーよ 。
( 微笑んだ相手を見詰めた所で軽いキスを受け、じーと暫く見詰めた後ぎゅううと抱き締めて。_もっとキスしたい、けど保険医戻って来そうだな。と本人なりに考え浅く溜息を吐き。相手の首筋へと匂いを付けるように顔をこすりつければ温かい体温に緩く笑みを。 )
(素っ気ないかと思いきや甘えてくる相手はやはり気紛れな猫のようで。余計愛おしく感じては相手の黒髪に優しく口付けを落とし。「_ねえ、奏は次の休日暇?もしも空いてたらさ、何処か一緒に出掛けようよ。」片手で髪を梳くように撫でつつ提案してみて)
( くあーと欠伸を洩らして目細めては相手の台詞にんー、と小さく唸りをあげて。「 何処かって、どこ? 」呟くような声で相手に訊ね。元々外出は好まない性質で家でゆっくりするのが休日の過ごし方。でも相手となら外に出るのも悪くないかな、と思ったり。 )
テーマパークはどうかな。怖いお化け屋敷ができたんだって。結構人気みたいだしさ。一緒に行こ?
(相手となら何処へ行っても楽しいだろうが、少し前にクラスメイトが話していたテーマパークの事を思い出せばにこやかに案を出してみて)
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