. 2014-12-20 11:06:23 |
通報 |
有明春(ありあけはじめ)
23歳 身長175cm 奥二重の目に低くも高くも無い鼻、口は少し大きめだが唇は薄くすっきりと素っ気無い顔立ち。痛んだ髪にブリーチした結果金髪というより白っぽい色になった厚みのある癖っ毛顎までボブ。ちょっとプリン。左耳軟骨にピアス。食に関心が無さ過ぎてがりがり。喫煙者。ぼんやりしてることも多いが案外快活でよく笑う。オカマの甥。制服は無いので一応それっぽく黒いシャツを着用。大体はピアノの前で客と話しながら煙草吸ってキューバリブレ飲んでる。自分のセクシュアリティーに負い目を感じている割に(からこそ?)誘いは断らないび.っち。奉仕したがりウケ。
ゲイバーでは無いから女性客も少ないが居る。おしゃれとは程遠いバーで、バーテンとは言ってもシェイカーは振れない。軽食を作ったりはする。頼めばオカマが軽食以外も何でも作る。
ロールテスト:
ただいまあ。雨降ってきた(開店直前。買出しから帰り、裏口なんて無い狭い店の扉を開ければカウンターの向こうには化粧を直すオカマ。ごつごつした指で器用に目の周りに装飾を施しながらご苦労様と返すオカマに、素顔は格好良いのにともう何度本人に言ったか分からない台詞は内心に留め、天気予報雨だった? なんて表面だけ少し濡れた髪の毛を片手でわさわさと水分を払うようにして安い酒瓶の入った袋をカウンターの奥に置いて。壁に掛かったアンティーク風の時計の針がかちりと開店時間を指したのを確認し、習慣となったこの確認作業も客に対して営業時間を明確に記していないこの店では無駄なことで、いつも通りピアノの前を陣取って尻ポケットから拉げたマルボロのソフトケースを取り出し)
参加希望の方はプロフィールとロールテストをお願いします
青柳 朔(アオヤギ ツキタチ) 27y
身長186㎝。学生時代部活に熱を入れ、現在も一般のチームに所属しているため体は引き締まっている。チームメイトからはツキさんとかツキとか呼ばれている。日本人らしい真っ黒な切れ長で幅の狭い二重の瞳にこれといって特徴のない鼻、口はやや小さめで薄くも厚くもない。視力はすこぶる悪いもののコンタクトはつけておらず、たまに眼鏡をかけている。黒にこだわっておりほとんど染めた事がない髪には艶があり比較的綺麗だが、細くて量が少ない故将来を心配している。前髪を横に流し片脇を刈り上げ、襟足が肩に触れる程度の長さ。両耳に五つずつ穴が開いていて、ピアスは気分で軟骨だけに付けてみたり片耳だけに付けてみたり。右手にゴールドの指輪を一つ。いつもワイシャツにネクタイと仕事帰りっぽい服装だが、職業を聞かれても言いたがらない。割と秘密主義者で話してもいい事の線引きをしっかりしている。掴みどころのない性格を演じている節あり。謎多き。煙草も酒も摂取量は平均的。元々バイで愛したいし同じくらい愛されたいリバ。
( とある繁華街にて一人。見上げれば灰色がかった曇天模様の空。それはやがて降るであろう雨を示唆しているようで、思わず気持ちが沈み小さくため息を吐き。ちなみに、いかにも仕事帰りといった服装ではあるものの己が手に持っているのはコンビニのビニール袋一つで、その中に入っているのも年季の入った黒の長財布と煙草だけ。それがデフォルトであり普段はなんら不便していない。しかし雨が降るとなれば話は別だ。だって傘がない。だがさっさと家に帰る気分にもなれず、天気予報で雨になるなんて言ってたか…?なんて心の中でぼやきながら、深く考えもせず大股でのろのろと裏通りへ足を運んでみて。するとその道中、いつもなら見過ごすであろう小さな看板がなぜだか目に留まり。どこか入り辛い雰囲気に足を踏み入れるかどうか悩むものの、ぽつりぽつりと零れ髪や頬を濡らす雨の滴を軽く払うと、これも何かの縁だと意を決し扉に手を掛け。
―――営業時間ですかね?
( 扉の向こうは、一言でいうならば「雑多」。客もまだ入っていないようで、初めて訪れた己はどこか落ち着かず。…そういえばこの店今やってんのか?でも開いてたし…なんて考えると、ひとまず後ろ手で扉を閉め、カウンターの向こうにいる人影に声を掛け。 )
(/落ち着いた雰囲気の設定にひかれました、参加希望です。ご指摘等ありましたらなんなりとおっしゃってください。ご検討よろしくお願いいたします!)
(/こんな自己満足・俺得のトピを気に入ってくださり感謝です。魅力的なキャラクターとロール…! こちらのほうが拙くて楽しんで頂けるか些か不安ではありますが、ゆるりと付き合って頂ければと思います。よろしくお願いします。)
……。(咥えた煙草に火を点けたところで不意に開いた入り口の狭い扉、いつもより早い来客に自分もカウンターの中で化粧を終えたオカマも反射的に扉の方に顔を向ける。姿を現したのは背の高い見覚えの無い男で、こちらに気付いているのかいないのか、どちらにせよ客とも店の者ともつかない外見なのは自覚しているから仕方が無い、控えめにオカマに声を掛ける彼に横から咄嗟に気の利いた言葉なんて出る筈も無く黙って斜め上に煙を吐き出し。派手な笑顔でいらっしゃいだの何だのと言って彼に椅子を勧めるオカマを眺めつつ、オカマの方が背が低い、なんてどうでもいいことを思う。煙草を右手に、存在を強調するようにカウンターに入りオカマの横に並び、彼の問いには答えていないオカマに代わって、「そこの戸、鍵開いてる時はやってるから」と無表情と些か素っ気の無い口調になってしまったが一言そう言って、また一口ニコチンを肺いっぱいに吸い込み)
(/こちらこそ自分好みのトピに会えて感激です!セイチャットに来たのは数か月ぶりなので結構ブランクがあり、見苦しいロールを晒してしまうかもしれませんが…。いえ、主様こそ個性のある素敵なキャラ作りをなさっているではありませんか!ロールも当方、簡潔に伝えたい事だけを書くように心がけてはいるのですが、どうしても長々しくなってしまいがちなので、簡潔にかつその場の描写が思い浮かぶようなロールを回せる主様がうらやましいです…!ぜひとも勉強させていただきます。…と、本体からも長々しくすみません。こちらこそ、ごゆるりと仲良くしていただけると嬉しいです。よろしくお願いいたしますね)
ああ、どーも。
( …オカマだったのか、近くに来るまで気づかなかった。男らしいラインに無骨な手、本当は結構男前だろうに…なんて、化粧品が塗りたくられた顔と向き合いそんなことを考え。そんな彼―いや、彼女と言ったほうがいいのだろうか?、に椅子を勧められれば素直に腰を下ろし、一言礼を述べるとビニール袋をどさりとカウンターに置き鼻孔を掠める煙草の匂いにつられ自分も煙草を―――。ふと、己の方へと伸びてきた重い灰色の煙。目線を向けたその先には、派手な髪色で細身の、どこか儚げな雰囲気を纏った青年がいて。煙草の匂いと煙の出どころは彼だったのか、気づかなかったな。なんてぼんやり考えれば、素っ気なく告げられた台詞に対し気にした様子も見せず、「へえ、そういう感じなんですか。なんかそんな雰囲気するわ」なんて、距離感が近いんだか遠いんだか敬語とタメ口混じりの口調で初めて入った店に対して抱いた感想を述べ。そしてビニール袋から煙草の箱を取り出せば、湿気にやややられてしまった感はあるがとりあえず一本抜き、財布のポケットにねじ込んであるライターを取り出して。一応気を使って二人の店員がいない方へ体を向け煙草の先に火をつけると、肺いっぱいに煙を吸い込んでは吐き出す単調な作業を一度行って。そしてまたカウンターの方へと向き直ると、何呑もうかな、なんてぼんやりと考えながら煙草を咥え。 )
(/こちらもなりチャ自体がかなり久しぶりでドギマギしております……。自分なんかから勉強だなんて畏れ多いです! 其方様の細々とした丁寧な描写が個人的にすごく好みで、これから続く遣り取りに今から歓喜しております。展開についてやその他、何か御座いましたらお声掛けください。それではPLはこれでドロンいたします。)
ここ看板…は一応あるけど。何の店ってかそもそも店なのかわかんないでしょ(紫煙を人のいない方向へ吐き出せば、明らかに初めてだと判る目の前の口調の定まらない客への興味で普段からやる気のない開き方の両目を少し細めてにやりと口許を緩め。店の名前なのか外国風に番地が書かれているのか、何ともつかないナンセンスでシンプルな看板を思うとその単語の後に少し間が空くのは仕方がない。オカマより先に会話を繋げると、やたらとヒラヒラした洋服に身を包み営業スマイルを浮かべる隣の長身は、任せたと言わんばかりにスツールに腰を下ろし古い文庫本を開く。こういう店なのだ。「何飲みます? お客さんは……誰かから聞いて来ました?」横目でオカマをちらりと一瞥し、普通ならあり得ない光景なのだろうが此処ではこれが当たり前になっている以上、初めての客の前でもそこのフォローには気が回らず、こんなでも店内は見ればバーだと判るだろうと注文を訊きついで興味からの質問。実際、常連客のツレでない新客は珍しい。少し離れたところから引き寄せて、薄汚れた硝子の灰皿を彼のそばに置き、自分もカウンターの中で煙草の灰を軽い動作で落とし)
(/うわあああ、お上手な方からそういっていただけると本当に嬉しいです…!こちらこそ、これからの絡みがとっても楽しみです!精進いたします! はい、お気遣いありがとうございます。それでは此方もPLはドロンいたしますね。ドロンパッ。)
この店の前たまに通るんだけど、いつもは見落としてた看板が今日は何故だか目に入ったってわけですよ。まー隠れた名店みたいなね?知る人ぞ知る喫茶店かなんかかなと思ってたってのは内緒の話だよ
( そう言われてみればそうだ。――何が面白いのかニヤリと口角をあげた彼の台詞を聞くと、そう一人心の中で納得して、咥えた煙草を口から離すと深く煙を吐き出し。どこか素っ気なく、とても饒舌そうには見えない青年が会話の種を持ちかけてきたことに内心やや驚くも、無下にする理由はあるまい。話し相手になってもらおうかと会話をする態勢を取り、目を伏せ軽く笑みを湛えながら上記を述べ。そのまま端に置いてあった灰皿に遠慮なく灰を落とすと、接客する気がないのか本を手に持ちそれきり腰を下ろしてしまった人物を目で追い。こっちは話す気なしか、結構興味あったんだけど。なんて考えながらまた煙草を口元へと運ぶと、今度は此方へ移動しながら二つ目の問いを投げかけてきた青年へと視線を向けて。 )
んー…呑みたい気分だったわけでもないんだけど、そういうわけにもいかないからお任せで。あとさっき言った通り人から聞いたとかじゃないですよ、偶然ってやつ
( すとんと隣に腰を下ろした青年。近くで見ると余計薄っぺらいなあ…なんて思い目を細めるも、それを口に出すことはせず、相も変わらず定まらない口調と抑揚のない声色で上記の台詞を述べ。―――お任せを選んだ故何が出てくるだろうかという淡い好奇心と、久しぶりの新しい出会いに弾む感情を抑えつけようと、また一つ煙を吐き出しながら。 )
あは、オカマちゃんが経営する本格喫茶。面白いけど(相手の台詞は実によく聞くこの店の印象。笑みをきゅ、と深め、冗談めかして言っては、彼の動く視線を自然に追い。その先の、人工的に長くカールされた睫毛の影を頬に落として怪談小説に没頭するオカマをちらり見遣れば「あの人には無理かな」と肩を竦め。カウンターの前に並ぶ椅子はオカマの趣味と惰性で全て形が違う。自分よりも随分健康的で厚みのある長身を前にすればその人物がどんな体勢だろうと威圧感を感じるのは自分の問題だがそれも含め、そう、一言で言うなら好みの、雰囲気のある笑みを浮かべる彼の隣、木製のスツールにスマートに納まり。まだ火を消すには長い煙草を灰皿に押し付け、お任せという言葉に、あー、という声と共に遠慮無く苦笑を洩らして。お任せ。苦手だ。ぎこちなく立ち上がり中途半端に折れたシャツの袖を捲り直し、もさりと頬に掛かる髪の毛を左耳に掛けながらカウンターの中に回れば、とりあえずスタンダードなものをと目についたドライジンのボトルを手にしたはいいがグラスに氷を入れたところで普通は有り得ないのだろうがトニックウォーターが切れているのに気付き、さっきの買出しは何だったんだと呆れつつ。すっきりめの方が似合う、という独断と偏見から、ジンジャエールと一瞬迷ったが炭酸水を、気分では無いという言葉を受けて少し多めに、ライムは搾らずにただ添えるだけにして出来上がった軽めのジン・リッキーもどきをす、と彼の前に穏やかな所作で置き、「こんな感じで」と目線を合わせるのは何処か気恥ずかしくはにかんで視線を落とし)
ですね、興味あるわ
( 冗談めかした事を述べ笑みを零す彼。そんな様子を横目で見れば、確かに面白そうだなんて考えながらこちらも小さく笑い返事をし。次に彼の視線の先にいる人物を再度見ると、あまりじろじろ見過ぎるのも読書の邪魔か、なんて思い目を伏せ。そしてまだまだ押し潰すには早い煙草を吸っては吐き出す作業を繰り返していると、あー、なんて声を漏らし立ち上がった彼を横に感じるも、目線を上げることなく「お任せとかそういうの、苦手そう」なんて穏やかな口調で言ってみて。ちなみにこれは完全に、覇気のない彼の雰囲気から感じたただの偏見である。当たっていればやっぱりそう、外れていればへえそうなんだ。ただそれだけの単純な会話のキャッチボール。まあそう見えたのならなぜお任せを頼んだのかという話になるのだろうが、呑む気分ではないと断言した己に対し何が出てくるのだろうという好奇心には勝てまい。そう一人で結論付けては、細い腕で作業をする彼の手元を目で追って。 )
うん、どーも
( やがて己の前へと差し出されたソレと共に彼の素っ気ない言葉を聞けば、人の良い笑みを浮かべ短く礼を述べ。―――案外積極的に話しかけてくるなと思った矢先、目を合わせてくれなくなったことに多少違和感。未だ重いグレーが立ち上る煙草を灰皿に置くと、彼の心境が見透かせないものかと、だがそれを悟られぬようなんでもない顔をして軽く覗きこんでみて。 )
……すいません(洒落たカクテルは置いていないにしても簡単で素っ気無さ過ぎるだろうか、お任せの楽しみはこれでは味わえないだろう、好みだけでも訊いて置けばよかったと即興に弱い自分、反省しながら、苦手そうに見えてるなら期待なんてしてるなよ、と相手が酒に詳しい種類の人間で無いことを内心で祈りつつ、先に台詞に続くのか続かないのか、半ば無意識に出るフェードアウト気味の言葉。視界の端で揺らめく煙と彼の身じろぎに少し睫毛を上げると思いがけなく此方を窺う上目遣いの深い色の目と目が合って。何故かじわじわと笑い皺を深めてしまい、「あー……なに?」と一歩下がって耳に掛けていた髪に無造作に指を入れ輪郭を覆う様にし、居た堪れない心持ちで助けを求めるべくズボンの後ろポケットを探るが目当てのくしゃくしゃになった赤と白のソフトパックは空で。さっき早めに消してしまった一本が勿体無いと思うけれど流石に咥え煙草でカクテルを作る事はしないので仕方ない。何事も無かったかのように役目を終えたそれを再びポケットに捩じ込み、気を取り直してちらりと彼の方に視線を遣ると、半笑いになっていた表情をきゅっと引き締まった笑顔に作り直し向けてやり。次いでうろ、と視線を彷徨わせればカウンターの端に放置されたアメリカを代表する銘柄の煙草、おそらく名前とパッケージで選んでいるのであろうライトスモーカーのオカマの物だが、その特徴的な小さな箱から一本を取り出し、煙草一本に救われる単純な生き物だ、咥えて火を点け、先刻一瞬腰掛けたスツールに戻り)
(/蛇足かもしれませんがオカマちゃんの存在が後で面倒臭くなる気がする(!)ので少し情報を。名前はメイコといいます。実家が米屋の米子さんです。歳の離れた姉の息子が春にあたります。春はオカマちゃんと呼んでいますが誰がそう呼んでも怒ることの無い寛容なオカマです。彼(彼女)は優秀な都合の良いモブなので、放置していても接客をしたり何だりしているでしょうが、今までのロール内情報と上記以外の設定は適当なので、もし機会があれば好きに動かしてくださって結構です。その際に新情報を加えてくださるのも大歓迎です。但し決して無理して絡まなくて大丈夫ですので!)
謝ってもらう事なんてないですよ
( ぼそりと謝罪の言葉を零した彼を見ると、わざとらしく瞬きを一つしては何が面白いのかカラカラと笑い冗談っぽく上記の台詞を述べ。次いでひんやりとしたグラスの表面に触れ持ち上げると、口元まで運びゆっくりと傾けて。小さく喉を鳴らしそれを一口流し込めば、グラスをカタンとカウンターに置き揺れる液体を眺めながら「こういう爽やかなの、美味しいよね」何て一言。酒に詳しいわけでもない自分が言えるのはこれくらいだが、後味の良さが気に入りもう一度口をつけて。美味しいよね、なんて言葉に逃げて好きなものすらろくに「好き」と言えない自分の不甲斐なさにむず痒くもなるけど、それはまた別の話。 )
ほっそいなあ、アンタ
( どこかぎこちなく「なに?」なんて言ってきた相手を見やれば、内心で「いや、その動揺が何だよ」なんて思うも口にする事は無く黙って首を傾げ。そして覗き込むようにもたげていた体を、やはりなんでもないよう元に戻せばまたグラスに口をつけ、横目で勢いの萎んだ煙草の煙をちらりと見やり。すると何やら動き出した青年に意識が向き、やたら煙草吸いたがるなあ、若いのに…いや、だからこそか?なんてぼんやりと考えては、彼が再度また隣に腰を下ろしたことに、初めて会った猫かなんかが自分に懐いた時の感情と似た何かを覚え。――するとふと、自分でも無意識に上記の言葉が口をついて零れ落ち。あ、と思った時にはすでに遅し。一字一句、確実に彼の耳に届くであろう音量で最後まで言葉を言いきった己は、何故かどこか気まずそうな顔をして首の後ろを搔きながら、「あー…」なんて無意味な音を垂れ流して。 )
(/おお、わざわざご丁寧にありがとうございます…!いえいえ蛇足だなんてそんな事、結構気になっていたのでありがたいです。オカマちゃんの設定等、把握いたしました!)
…好きなお酒は?(内心の妙な弱気と緊張が伝わってしまったのかそうでないのか、お任せで作ったシンプルで透明な正確な作り方を踏襲していないため名前は何ともし難いカクテルを傾ける相手の気にしていないような笑いとその後の台詞にほっとしつつ、再度来店があるのかましてや二杯目があるのかどうかはまだ判らないが好みを把握しておこうと控えめに口元で微笑んで、ごく短くそう問いかけてみて)うん、でも健康ですよ(煙草を指先に挟んだ右手の肘をカウンターについて、相手の居ない右側に向かってふー、白く濁った息を吐き出し、何故だか居心地の悪そうな仕草を見せる彼を、何とも無いと不思議そうに少し眉を上げて、尤も眉毛は目を覆いそうに無造作に流された厚い前髪の所為で殆ど見えていない筈なので目蓋が少し上がり目が丸くなって見えただろうか、雰囲気で察するしかない目より上の表情だが、何せよく動く眉毛だ。自身を健康だと称した上で害でしかないものを吸い込んで手軽な幸せだなどと思っているのは如何なものだろう、自分でも気が付いて、目線だけを動かしちりちりと煙を昇らせ続けるその先端をちらと一瞥すれば右手を下ろして身体の影に隠し、エヘェ、と首を傾げて子供じみた変な笑いを洩らし。「お客さんは筋肉、ありそうですね、目とか黒いし」次いでそう感心するように言いながら不躾にならない程度、シャツの上からでも締まっているのだろうと想像できる腕や何かにさりげなく目線を遣って、全く関連性の無い目の色について倒置したのは多分、印象的だったから。)
好みとかよくわかんないんですよねえ。…ああ、ガリガリ君わかる?あれのソーダ味のアイスでカクテル作ってもらたことがあって。ちょうど、今みたいに呑みたい気分でもなかったのにバーに行った時でさ…あれはうまかったよ、本当
( 口元に張り付けたような笑みを浮かべ短く問う彼を見ると、何かを考えるように軽く眉間に皺を刻み、ふいっと視線を逸らすとグラスを手に持ちまた液体が揺れるのを無意味に眺め。そして過去の糸を手繰るように、ぽつりぽつりとだが己にしては随分饒舌に上記を述べると、彼の方へ向き直り「嗚呼、これも美味しいよ?ありがとうございます」なんて言って微笑を湛え。――ちなみに、あれ、これ彼の質問に答えられてないや。なんて冷静になったのは、その数秒後の事。 )
…煙草もお酒も体に悪いよ、ほんと。体力の衰えをダイレクトに感じるっていうか…若い頃は動いたのにとかね
( 代表的な害として知られるソレを手にしながら健康だなんて言い張る彼を見やれば、苦い笑いを顔に浮かべて。かくいう自分はというと喫煙も飲酒も人並みにはするので、強くは言えない為控えめな口調で上記の台詞を述べ。そして無邪気というか、憎めない子供のような笑顔を湛えた彼の顔を見れば、困った笑みを浮かべ、それを誤魔化す様に一気にグラスを煽り。次に彼の口からついて出た言葉を耳にすると、グラスを置き悩んだような素振りを見せ、「筋肉は――、まあ。毎日結構動くからある方なんだろうなあ、脂肪に変わらないといいんですけど。目は…日本にいる限り黒くない方が珍しいだろ」なんて言って首の後ろを軽く搔き、目を伏せながらも小さく微笑んで見せ。 )
はは。うん…(静かなトーンで彼の舌に載せられる少し長めのセンテンスを相槌を打ち案外親しみ易い話し方なんだななんて思いながら聞いた後。ありがとうなんて随分優しげな微笑と共に言われてしまえば上手に反応出来なくて、何だか少し笑ってしまい折角の嬉しい言葉を半ば流してしまう感じになってほぼ無意味なごくごく短い肯定の二音を付け加えて。彼が気に入ったという斬新な、おそらくフローズンカクテルの話を受けて「じゃ、甘いの好きですか?」と話を続けるべく尋ねて)長生きする気も無いから、……てかお兄さんまだ若いでしょ、いくつ?(からん、と氷を鳴らす彼の表情は幾分自分が凄く子供っぽいことをしている気分にさせるから、実際まだまだ子供でモラトリアムから抜け出せずにもいるがそれゆえの本心、達観したような穏やかな笑みを浮かべてからりと言ってみせて。後ろから右手を戻してきてはまた一口、肺胞の隅々までニコチンが行き渡るよう深く吸い込んでは動物的な仕草で目を細めては、相手の呼称をお客さんからお兄さんに何気無く改め年齢を訊き出してみて。その動作は癖だろうか、先刻から首の後ろを掻く彼を見て考えつつ。伏せられた彼の両目の奥を、視線が合わないのをいいことに覗くみたいにこっそりそっと見詰め、「俺、褒めてますよ」と自分の支離滅裂な発言へのフォローか弁解か、これまた反応し辛いだろう台詞をぽとりと投下し、ついでに右手の先から灰も指先で揺らして落とし)
あー…どうなんだろう。美味しければ何でも好きです
( 世間話を軽く受け流すような反応を見せた彼。いちいち気に留めていては面倒と思われるだろうしと、己は気にしていない素振りで残り少ないグラスを仰ぎ。すると、重ねて質問をしてきた彼の方は向かずにグラスを見つめると、軽く首を傾げ曖昧に上記の台詞を述べ。―――こんな回答じゃ困るだろうなあ、なんて考える。だけど自分でもしっかりと把握できていないことを他人に説明するなんて不可能だと一人で納得しては、短く切りそろえられた爪を意味もなくいじリはじめ。 )
へえ、適当に過ごしてた昔が勿体無いって思うようになる日、いつか来ると思うけどなあ。…あー、五歳くらい離れてそうだ。おっさんですよおっさん。…ハハ、自分で言ってて切ないなあこれ
( 長生きするつもりはないと、そうはっきり断言した彼。まあ長生き願望がありそうな風にも見えないけれど、どこか達観したような笑みを浮かべる彼を見やればやや目を細め上記を述べ。年齢の話に関しては、自分では自然を装ったつもりで明言を避けて。それが相手にどう取られたかはわからないけど、ただ自分に関してをあまり話さないことに深い理由はない。だけど心の奥底でなぜだか抵抗があって、年齢や出身、誕生日でさえ明かすのには結構なためらいがある。自分でも、話してもいいかなと思うこととそうでないことの線引きがはっきりとわからない。なんでなんだろうなあ、なんてぼんやり考えては、そんな様子を横から見られ続けているなんてつゆ知らず、彼が発したフォローと思える発言に小さく笑って見せ。そして彼の方に目線だけを向ければ、「そうだったんですか、ありがとうございます」なんて律儀かつ丁寧にお礼を述べて。 )
そりゃそうだー。(結局相手の好みの把握は叶わなかったが気にする様子は見せずにあっけらかんと言い放ち、彼の弄ぶ手元を何とも無しに見遣り次いで己の軽く握った左手の指先にも目を遣る。爪を噛む癖を治す為に深爪気味に切っていたのが習慣化しただけの清潔。自分の場合はこうだけれど、男女問わず爪が短いほうが清潔感があって好感が持てる、と思う。)アハ、適当に生きてるように見えます? でも、割と、そう、世界って“そうなる”ように出来てると思ってて……だから長生きするかもしれないですけど。俺と五歳圏内なら青年の枠だし若いですってば(彼自身が経験した事なのだと聞いて取れる口振りに突っ掛かってしまうのはどうにも捻くれた性格の所為、ただ実際気張って生活している訳でも無いのは自分でも受け入れている事実だから特に不快感を煽られることも無く、細めた目できょろりと相手を見て笑うだけ。宿命論者なんて大仰なものではないにしろ、自分の運命はこうなのだから不可抗力だと言いたかったのだが言葉が足らず、ただの中二病と思われただろうか。要領が悪いのも運命だ、と心の内で開き直りつつ、他人事に頓着する性分ではない故、誤魔化されたところでそう気にもならず深く追究する性癖は無いが、彼の主張と逆を強調してみせる。思ったままを言っているので日本人特有の過剰な世辞には聞こえないといいが、と思っていれば笑う彼と油断した視線が合って、「や、別に」と軽く両手をホールドし、顎を引いては上目遣いにからかわれたのかと少し睨む様に彼を見遣って)
適当にっていうか…生きる事に執着してなさそうだ。本気になれるものとかなさそうです
( 拙く語る彼の持論。達観した子だなあ、なんて感心する反面そんなの寂しいだろうなんて思う自分もいて、無意識のうちに目を細め哀愁の漂いを感じさせる小難しい顔をして。考えていることを読まれるのは苦手なのだが、自分はどうやら顔に出やすい性分らしい。もっとも、己はその事に気がついてはいないのだが。そうして彼の言葉が途切れた後数秒の間をおいて、ゆっくりと上記の台詞を述べ。出会って間もない彼の全てが分かるはずもなく、きっと恐らく今の彼の姿は一部、片鱗と言った方が正しいかもしれない。だけど、それでもたまらず知ったような口をきいてしまったことに対し、的外れだったら恥ずかしいな、なんて後悔の念がじわじわと押し寄せてきて。 )
そうかなあ、そうだといいけどほんと思うように体動かないんですよ。体力もなくなってきたなあ…と、じわじわ感じ始めてて
( まだ若いと言われれば、はは、と苦笑いを顔に浮かべ腹筋に手を当てながら上記の台詞を述べ。するとそろそろ煙草が恋しくなってきて、手元の残りわずかなグラスの中身を一気に仰げば、ごちそうさまでした、なんて控えめに言って余裕を含んだ顔で微笑み。次いで、素っ気なく短い単語を発しては何故だか此方を上目づかいに見上げる彼。小さく首を傾げ、拗ねた子供みたいだなんて思いながらわざとらしく無言でまっすぐ見つめ返せば、短くなってきた煙草を手に取り口に含んで、大きく吸うと彼の頭上辺りに煙を吐き出して。 )
あー、そんな顔、しないで(憂うような表情の彼の自分に対する印象は強ち間違っていない、と思う。反対に楽しそうと言われる事も多々あるけれど、この短時間でそう限りなく正しく評価されるとは。苦笑を洩らしつつ死相でも出てんのかな、と己の頬を擦るように撫でてみる。自分のことを話すのも知られるのも別に嫌ではないし他人にどう思われようがどうでもいいけど、どうしてこんな話になったんだっけ、喋りすぎかな、楽しい話じゃないよなあ、という懸念が湧いて、敢えて肯定も否定もせずに頬を撫でたついで、若干癖になりつつある仕草だが、左耳の軟骨に嵌った小さな銀色の輪を細い指先で弄りながら)えー、じゃ俺とかは衰えんのもっとはえーのか…(切実に語る彼を見ているとどうやら想像とは違うらしい現実が己にも迫ってきているのだと感じて、しかし自分の体力に大した関心が無くて落ち込むことも出来ずに、否定する返事を期待するのではなく新事実を知った時の感心したトーンで半ば独り言みたいに呟いて。僅かばかり丸みを帯びて小さくなった氷を残したグラスを置いて一杯で酔うタイプに到底見えない彼が案の定余裕のある顔で表情を和らげる。「うん」とだけ頷いて、ホールドしていた両手をぎこちなく下げへの字に尖らせていた唇をンと結び、黙ったままの彼の深い色の両目に真っ直ぐ見詰められると何故だか何となく何かを咎められるような捕らえられたような気分で落ち着かなくて、逸らしそうになる視線を誤魔化すようにゆっくり一度だけ瞬きして。彼との間に薄く広がる煙に自分の煙草の存在を忘れていたことを思い出すが無駄に燻らせたままにして、彼はこの後二杯目を頼むのかそれとも帰るのか、どっちだろうとぼんやり考え)
トピック検索 |